2018年7月8日(日)

『神獄塔 メアリスケルター2』発売直前連載企画・第2回。登場キャラは前作と似て非なる不可思議ぞろい!

文:電撃PlayStation

 コンパイルハート×電撃文庫×電撃PlayStationでお届けする、PS4用ダンジョンRPG『神獄塔 メアリスケルター2』。本作では、主人公・つう&ヒロイン・人魚姫を除くと、前作『神獄塔 メアリスケルター』とほぼ同じキャラクターたちにより、物語が展開していきます。

『神獄塔 メアリスケルター2』

 ですが、本作は単純な続編ではなく、リメイク作品でもありません。前作と同じ時間軸、同じ場所が舞台になっているようでいて、キャラクターの性格や立場など異なる点だらけ!! この記事では、そんな本作に登場するメインキャラクターたちの、前作をふまえた変更点や“おかしさ”にスポットを当て、紹介しようと思います。

『神獄塔 メアリスケルター2』

『神獄塔 メアリスケルター2』発売直前連載企画 バックナンバー

個性派ぞろい! おとぎ話の主役をモチーフにした血式少女たち

つう(CV:阿部里果)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 “黎明”の血式少女として活動する本作の主人公。幼い頃に人魚姫に「王子様になってほしい」と言われて以来、人前では人魚姫の王子様たらんとして毅然とふるまっている。基本的には律儀で義理堅い性格。

 つうは本作の主人公となる血式少女。それと同時に、前作にはいっさい登場していない“新キャラクター”でもあります。本作の物語は前作と同時間・同世界軸を舞台としているため、つうの存在こそが、本作中最大のイレギュラーであるとも言えます。

 どのような物語が描かれるにせよ、つうの存在は大きなカギになることでしょう。

人魚姫(CV:洲崎 綾)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 自分よりも大切な人の幸せを優先する少女。温和な話しかたで周りの人を癒す人柄だが、芯の強い側面も持っており、大胆な行動を取ることもある。自分のために王子様であろうとしてくれるつうに深い愛情を抱く。

 人魚姫は、前作の前日譚“獄中童話前日譚”に登場していたキャラクター。ですが、前作のストーリーでは、この前日譚中に亡くなっています。死んだはずの少女が、なぜ今回は血式少女として活躍しているのか? つうの存在とあわせて、本作の重要なポイントです。

『神獄塔 メアリスケルター2』
▲こちらは、前作“獄中童話前日譚”第7回(電撃PS Vol.618掲載)のワンシーン。幼い人魚姫は赤ずきん(後述)という血式少女に助けられるのですが……!?
ナイトメア・ジャック(CV:酒井広大)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 人魚姫を守るために自らの命を犠牲にした少年。死の間際に謎の弦に取り込まれてナイトメアへと変貌した。知能は幼児レベルだが心優しい性格はそのまま。戦闘では血式少女をサポートする役割を担う。

 ナイトメア・ジャックは、前作の主人公・ジャックが化け物(ナイトメア)になってしまった存在。本作前作を問わず『メアリスケルター』の物語は、捕らわれの身だったジャックが救い出されるところから始まります。前作では窮地になりつつも無事に救い出されるのですが、本作ではこの救出劇の最中に、ジャックはつうと人魚姫をかばってひん死の重傷を負ってしまいます。

『神獄塔 メアリスケルター2』
▲前作の主人公・ジャック

 前作にいなかった少女、死んだはずの少女、そして人ではなくなった少年――。この3人を主体に本作の物語は描かれていきます。そして彼女たちのもとには運命のいたずらか、前作に登場した血式少女たちが集まってくることになります。

ハーメルン(CV:今村彩夏)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 つう達が地下洞窟を彷徨っている時に出会った少女。メルヒェンを倒し続け、従えるほどの力を持っている。初めは“魔王”を自称していたが、憧れの“仲間”を得たことで“勇者”を名乗るようになる。

グレーテル(CV:種﨑敦美)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 兄の“ヘンゼル”と共に独房エリアで暮らしている少女。知的好奇心が旺盛で様々な観点から考察して論理だてることを好む。その反面、人の感情を考慮しないドライで倫理観に欠けたところがある。

ラプンツェル(CV:小澤亜李)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 最年少の血式少女。人魚姫を魚の非常食だと勘違いして噛みついたり、お腹がすくとジェイルを食べたりしようとする野生児。つうと人魚姫達を通じて、従来の素直で人間らしいところも垣間見えるようになる。

かぐや姫(CV:五十嵐裕美)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 雰囲気やしゃべり方はおっとりしているが、前向きでしっかり者の少女。はぐれた血式少女たちを探索中に、狂気に飲まれた状態で発見される。移動するときも戦う時も大きな乗り物“バンブー1号”に乗っている。

親指姫(CV:高橋李依)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 一部の人々が救いを求めて信仰する新興宗教“タイヨウ教団”の副教祖“陽司(ひつか)”を務める3姉妹の長女。元々は“黎明”の血式少女だったが、“ある事件”により、タイヨウ教団へと戻った。周囲の人を信用しない疑心暗鬼な性格。

白雪姫(CV:高野麻里佳)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 “タイヨウ教団”の“陽司”を努める3姉妹の次女。誰にでも優しく柔らかく接する思いやりを持つ。姉の親指姫を尊敬はしているが、周りの人々に容赦のない態度を取る度に思わず姉に反抗してしまい、喧嘩になることが多い。

眠り姫(CV:長久友紀)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 “陽司”を努める3姉妹の末っ子。“陽司”にふさわしい人物になり、姉たちを少しでも助けようとうまく言葉を話せるよう努力しているが、思うようにはいかない様子。仲間を通じて自分らしさについても考えるようになる。

シンデレラ(CV:今井麻美)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 つうたちが幼い頃、“黎明”でともに過ごしていた血式少女。血式少女としての能力が低いことを気にしており、あるとき“黎明”から行方不明になってしまう。同時期に死んだ“タイヨウ教団”の前“陽司”殺害の疑いがかかっている。

赤ずきん(CV:大久保瑠美)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 “黎明”によって初めて発見された血式少女。ほかの血式少女のお姉さん役として、豪快かつ無神経に皆を束ねている。物語の冒頭では、つうや人魚姫と行動をともにしているが、アリスが暴走した際に離れ離れになってしまった。

アリス(CV:上坂すみれ)
『神獄塔 メアリスケルター2』

 ジャックと共に独房エリアで捕まっていた少女。つうたちによって救助され、解放地区へと戻ろうとするが、途中で狂気に飲まれてしまう。ジャックとの絆は、ジャックがナイトメアと化してしまってからも変わらない。

同じようで微妙に異なる!? 状況や性格が変化した血式少女たち

 ここで紹介した前作から続けて登場する血式少女たち。そのうち何人かには前作と比べるとおかしなことがあります。

『神獄塔 メアリスケルター2』

 まず、かぐや姫。彼女は本作では前向きで頑張り屋なのですが、前作では真逆のぐうたら血式少女。なぜぐうたらしていたかには理由があったのですが、それゆえ多少のことでは性格が変わるとは思えません。かぐや姫の身になにがあったのでしょうか?

『神獄塔 メアリスケルター2』

 そして、性格や立場がとくに大きく異なるのが親指姫・白雪姫・眠り姫の3姉妹。彼女たちは前作では“黎明”の血式少女でしたが、本作では“タイヨウ教団”の“陽司”に。さらに長女の親指姫の性格が大きく変化しています。

 前作での親指姫はいわゆる“ツンデレ”。多少キツめの言葉を口にすることはあっても、心の底から人を拒絶するようなことはありませんでした。これは前の“陽司”である千昭という少年が、本作では殺されていることに原因があるようです(本作の前日談“獄中童話幻日譚”参照)。

『神獄塔 メアリスケルター2』

 その殺人の容疑がかかっているのが、本作では行方不明となっているシンデレラ。千昭が殺された現場に“黎明”の制服を着た青い髪の少女がいた、というのが彼女が疑われている根拠のようです。この殺人事件の真相は、おそらくシンデレラと出会うときに明らかになるのでしょう。そしてもう1つ、シンデレラには不可思議な点があります。

 ほかの血式少女たちは、性格や立場こそ違えど前作と同年齢と思われる姿。ですがシンデレラだけはどう見ても、前作の姿よりも幼いのです。

『神獄塔 メアリスケルター2』
▲前作のシンデレラ。本来なら他の血式少女たち同様、これくらいの姿に成長していないとおかしいはず。千昭殺害の容疑とあわせて、この成長が止まっているかのような姿も、重要な謎といえるでしょう。

 詳しく検証すればするほど、謎や疑問が浮かび上がってくる本作。ストーリー自体は前作を遊んでいなくても十分楽しめますが、あらかじめ前作の公式サイトの情報や、『2』の公式サイトで公開中の前日談“獄中童話幻日譚”などをチェックしておくと、より深く本作の世界に入り込めると思います。ぜひチェックしてみてください!!

【3次予約受付中!】『メアリスケルター2』電撃スペシャルパックの特典は超豪華!

 『メアリスケルター2』電撃スペシャルパックの予約を受付中。特典になるのは下記の3点で、電撃屋特典に限定版+予約特典を加えた電撃スペシャルパック(限定版)と、電撃屋特典に予約特典を加えた電撃スペシャルパック(通常版)の2種類をお送りする。

電撃屋特典

電撃スペシャルパック特典

1.特別小冊子 ※限定版に付属する冊子とは異なる内容です。
2.描き下ろしB2タペストリー
3.限定職業DLC(つうと人魚姫の限定職業“濡れバスコープ”)

●限定小冊子
『神獄塔 メアリスケルター2』
▲ナナメダケイ氏渾身の表紙イラスト!
『神獄塔 メアリスケルター2』
『神獄塔 メアリスケルター2』
▲中面では挿絵イラストを最大サイズで掲載しています!
『神獄塔 メアリスケルター2』
▲本特典用書き下ろし小説にも、描き下ろし挿絵イラストが付いています。ここでは、その一部を特別に公開!
●描き下ろしB2タペストリー
『電パイル』
▲ナナメダケイ氏描き下ろしイラストがタペストリーに!
●プロダクトコード特典
『電パイル』
▲つうの限定職業“濡れバスコープ”
『電パイル』
▲人魚姫の限定職業“濡れバスコープ”

限定版特典

 ナナメダケイ氏描き下ろしの特製収納BOXなど、計7点の豪華特典。

限定版特典

1.ナナメダケイ描き下ろし特製収納BOX
2.21曲入り大ボリューム!のサウンドトラック
3.スペシャルブック(設定原画集+乙野四方字特別執筆)
4.魅惑のお風呂ポスター
5.マルチ卓上カレンダー
6.秘蔵データ素材集CD-ROM
7.オリジナルPC&スマホ壁紙

『電パイル』
▲特製収納BOXのナナメダケイ氏描き下ろしイラスト

予約特典

 予約特典は、なんとゲームがまるまる1本! 恋愛アドベンチャー“恋獄塔 めありーすけるたー”が手に入るプロダクトコード付きイラストカードだ。

『電パイル』
▲“恋獄塔 めありーすけるたー”のロゴ

『神獄塔 メアリスケルター2』発売直前連載企画 バックナンバー

データ

関連サイト