2018年7月14日（土）

『ファイプロ』で最強の夏男を決める“G1クライマックス”の優勝者を予想

　7月13日、明治記念館にて新日本プロレスが“G1 CLIMAX28”前日記者会見を行った。そのなかで、PC/PS4用『ファイヤープロレスリングワールド（以下、ファイプロW）』を用いた“G1 CLIMAX28”の優勝予想も行われた。

　本作『ファイプロW』は、大人気プロレスゲーム『ファイヤープロレスリング』の最新作。今回、新日本プロレスとのコラボが行われ、シリーズ初の新日本プロレスの選手が実名で登場することも話題となっている。

　第1部の記者会見は、まずハロルド・ジョージ・メイ社長の挨拶からスタート。そこで2019年4月6日にR・O・H合同で、マジソンスクエアガーデンにて“G1スーパーカード”を開催することを宣言した。

　続いて“G1 CLIMAX28”に参加する20名の選手が登場。1人ずつ抱負や意気込みを語っていった。

棚橋弘至選手「ライバルや注目選手を上げる必要はない。ライバルは新日本プロレス、注目選手は棚橋。ちょっくら優勝してきます」

オカダ・カズチカ選手「ワールドカップの次にG1で日本を盛り上げたいと思います」

ケニー・オメガ選手「チャンピオンとして初めて参戦するG1なので、ファンのみんなには目を離さないでもらいたい。1つ1つの試合がベストバウトになるのだから」

内藤哲也選手「我々Los Ingobernables de Japón、そして内藤哲也が過去最高のG1をみなさまにお届けしますよ。楽しみにしていてください」

　第2部では、『ファイプロW』総監督の松本朋幸さんと新日本プロレスの真壁刀義選手の2人が登壇。『ファイプロW』を使った、“G1 CLIMAX28”の優勝者予想を行うことが告げられた。

　1月3日に行われた“大プロレス祭り2018”でもKUSHIDA選手と『ファイプロW』で戦った真壁選手はさっそく「『ファイプロW』やべえな！　できたな！」と喜びを爆発させ、松本さんも「やっと先週マスターアップが終わりました」と、ほっとした表情を浮かべていた。

　続いて『ファイプロW』でお互いにCPUが操作して行われたリーグ戦の結果と、優勝決定戦の動画が公開された。真壁選手は「俺がここにいるっていうことは、誰が優勝したかもう決まったな」と笑顔に。その後発表されたリーグ戦の結果は、以下のとおり。

Aブロック星取表

Aブロック順位

Bブロック星取表

Bブロック順位

　Aブロックは棚橋選手が勝ち残り、Bブロックは内藤選手が勝ち残る結果に。これには真壁選手は「こんな結果になるわけないだろ。棚橋ぶっつぶしてやる」と少し不機嫌な様子だったが、棚橋選手と内藤選手の試合の動画が映し出されるとそのリアルさに驚きの声を上げた。

　棚橋選手が張り手を放つと「この張り手も棚橋そっくりだな。見てて違和感がないな」と驚いたり、内藤が寝転んで手を上げるアピールをすると「あれやられると腹立つんだよなー」とコメントをあげたりして、間近で見ているレスラーならではの感想を述べた。

　試合は32分を過ぎたあたりで棚橋選手のハイフライフロー2連発を出しても決着がつかず。その後40分経過直後に内藤のランニング式のデスティーノを放つも、3カウントを奪えなかった。最終的に44分25秒のロングバトルを内藤が制し、『ファイプロW』が出した“G1 CLIMAX28”の予想は、2年連続内藤選手の優勝という結果になった。

　試合予想の後は、限定版の『新日本プロレス PREMIUM EDITION』に同梱されるグッズの実物が紹介されていった。

　最初に紹介されたタオルは、IWGPヘビー級ベルトのマークをかたどった圧縮パッケージの中に封入されており、パッケージの中から取り出して水につけることでもとの大きさに戻る仕組みになっている。

　タオルに描かれたデザインは、Los Ingobernables de Japónとのコラボ仕様となっていた。引き続き紹介されたTシャツも、Los Ingobernables de Japónとのコラボ仕様に。

　これを見た真壁選手は「俺じゃなくて内藤を呼んだほうがいいだろ」とコメントし、笑いを誘った。

　さらに4種のミニフィギュア（内藤選手、棚橋選手、オカダ選手、ケニー選手）が紹介され「なんで俺のがないんだよ！」と叫んだ真壁選手。松本さんは同梱グッズに関する感想を求めた。

　真壁選手は「このIWGPのベルトのマークをかたどってるやつ。プロレス好きな人はこのままとっておきたくなるよね。でもタオルも使いたいから、2つ買ったほうがいいね。それぐらいこれはいいよ。これレアものだよね。グッズが目当てで買ってもいいし、ゲームがよくできてるから。急がないと手に入らないぞ！」と述べた。

　イベントの最後に松本監督と真壁選手は、発売まで1カ月をきった本作についてコメントした。

松本監督「Stema版の発売から1年ちょっと経って、PS4の発売日を死守できました。リリース後もアップデートを続けていって、より快適な『ファイプロ』を目指していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします」

真壁選手「俺たちがガキのころからやってたものだから、思い出が作られていったんだよね。仲間と遊んでてロックアップしてしゃがんだ瞬間ボタンを押したのに失敗した時の悔しさとか。プロレスファンにはつねにサイドストーリーにプロレスがあるんだよ。その時はチャンピオンはオカダだったな、とか。そういう思い出が『ファイプロ』にもあるんだよ。購入して楽しんだ仲間との思い出とかいろいろ作って、楽しんでもらいたいね」

　続いて行われた質疑応答の模様を掲載していく。

――4選手以外にミニフィギュアを展開する予定はありますか？

松本監督「個人的にはやりたいのですが、検討したいと思います」

――現在ゲームの大会などが盛り上がっていますが、『ファイプロW』の大会を開く予定はありますか？　またその賞品として真壁選手のミニフィギュアを作る予定はありますか？

松本監督「プロレスゲームとしてe-スポーツでどこまでやれるかわかりませんが、『ファイプロ』の大会はやりたいと思っています。新しくベルトを作りたいと思っていまして、優勝した人にはベルトの贈呈と、ひょっとしたら真壁さんのフィギュアがつくかもしれません」

真壁選手「1月3日にKUSHIDAに負けた瞬間、あいつ小躍りしたんだよな。すげえ悔しかったから、修行してぶっつぶしてやりますよ。大会いいね！」

データ

▼『FIRE PRO WRESTLING WORLD』: ■メーカー：スパイク・チュンソフト; ■対応機種：PC; ■ジャンル：ACT; ■配信日：2017年12月19日; ■価格：3,240円（税込）