News

2018年8月5日(日)

『グノーシア』『PHRASEFIGHT』など、電撃PSオススメのぜんためインディー&VRゾーン注目作!【電撃PS】

文:まさん

 2018年8月4日(土)~5日(日)の2日間にわたって開催中の“全国エンタメまつり(略称:ぜんため)”。JR岐阜駅、名鉄岐阜駅からメイン会場の柳ケ瀬商店街まで、複数のルートを歩きながら楽しむゲームを中心としたお祭りです。

 今年で第2回目となる今回は、SIEや任天堂を筆頭とする多くの企業やインディーゲームクリエイターが参加。最新ゲームの試遊から物販まで、さまざまな催し物が行われ、老若男女問わず大盛況のイベントとなっていました。ここでは、インディー&VRゾーンを中心に、電撃PlayStationのインディー担当ライター・まさんが初日のブースをめぐって気になったタイトルと、会場の様子をお届けします。

第2回 全国エンタメまつり

 アツイゼアツイゼアツクテシヌゼー! というわけで、行ってきましたぜんため。今年は例年にない猛暑とあって、岐阜の最高気温は38度。うなるような暑さでしたが、インディー&VRゾーンは室内(岐阜商工会議所)で開催されており、一般の人が涼むついでにゲームを楽しめる理想的な環境になっていました。

 任天堂ブースなど、一部のインディーゲームは屋外でも展示されていましたが、暑さに負けず大盛況! 小学生から子どもを連れた親まで、さまざまな年齢層が楽しんでいる姿が見られて、本当に地元のお祭りとして溶け込んでいる雰囲気を感じました

 「これは、みなさんにも体験してもらいたい!」ということで、自分の担当分野であるインディーゲームを中心に、数回にわたるレポートで会場の模様をお伝えしていこうと思います。

『グノーシア』

第2回 全国エンタメまつり

 これまで電撃PSや自分の記事でも散々推してきたので、どれだけ推すのかと言われそうですが実際遊んでみるとおもしろいのだから仕方ない。そんなSF人狼系アドベンチャー。開発・企画は『メゾン・ド・魔王』で知られるプチデポット、販売はメビウスです。割とガッツリ遊ばないと楽しさが見えてこないタイプのゲームなのですが、AIで判断する個性的なクルーたちとの騙し合いが最大の魅力。

 これまで展示されてきたバージョンよりも背景やキャラクターのイラストなどが増えており、完成に近づいた印象です。プレイヤーが使うコマンドの効果もわかりやすく見られるようになっており、議論中に雑談をはじめるなど、より自然な議論が楽しめる感じでした。

第2回 全国エンタメまつり
第2回 全国エンタメまつり

 とにかく、早く遊びたい作品の1つなので、がんばってくださいプチデポットさん!

第2回 全国エンタメまつり

『PHRASEFIGHT(フレーズファイト)』

第2回 全国エンタメまつり

 ポップな絵柄が目を引く、音楽格闘ゲームとでも言うべきリズムゲームです。電撃PSのワイルドインディーで(勝手に)自分が推したPCゲームがNintendo Switchで発売決定! 開発は超OK、パブリッシャーは“Play,Doujin!”でおなじみのメディアスケープ。会場では、見た目のポップさもあって女性や小学生がよく遊んでいた印象です。

 ルールは簡単で、リズムに合わせてボタンを押すだけ。リズムに乗って演奏すると相手を攻撃して押し出し、曲が終わるまでに相手側へ押し込んだほうが勝ちとなります。4つのボタンのうち、どれを推してもリズムが合っていればOKという緩さなのがいいですよね。

 音楽も軽快で、Switch版が発売したらヒットしそうなポテンシャルを秘めた良ゲーですよ。と言うか、自分もSwitch版出たら絶対買うぞ!!

第2回 全国エンタメまつり
第2回 全国エンタメまつり

『Potato Flowers In Full Bloom(両手いっぱいに芋の花を)』

第2回 全国エンタメまつり

 『ヒーラーは二度死ぬ』を制作したPon Pon Gamesが待望の新作とともに登場! いや~、長かった。待たされました。前作の『ヒーラーは二度死ぬ』は、小粒ながらリアルタイムでヒーラーとしてどう行動するか考える楽しいゲームでしたが、今回は3Dダンジョン物。

 パーティを組んでダンジョンに潜るオーソドックスなコマンドRPGで、じっくり考えて戦えるゲームになりました。相手の頭に浮かんだ行動予測を見ながら戦略を練るといったPon Pon Gamesらしい考える要素は健在。発売はまだまだ先のようですが、これまた完成が楽しみな作品です。

第2回 全国エンタメまつり
第2回 全国エンタメまつり

『RPGタイム! ~ライトの伝説~』

第2回 全国エンタメまつり

 今年の“BitSummit Volume 6”で突如として発表され、手間がかかり過ぎているグラフィックやコンセプト、見た目のインパクトで会場内の話題をさらっていた“DeskWorks!”のRPG。

 小学生が、友人に遊ばせるために作ったRPGを遊ぶ……というコンセプトを逃げることなく真っ向から描いているすごいゲームです。個人的なビットサミットアワードというくらい注目している作品なのですが、とにかく目を見張るのが、子どもの工作や鉛筆画風のグラフィック。背景やただの絵ではなく、UIだったり、動かせるキャラクターだったりと、こちらのタッチに応じて反応してくれます。

 鉛筆画で作られたRPGなので、敵を消しゴムで消す描写(ちゃんと消しカスも飛び散る!)があったり、とにかく動きが緻密で細かい! 実際に見ると驚くので、ぜひ会場で体験してみてください。

第2回 全国エンタメまつり
第2回 全国エンタメまつり
第2回 全国エンタメまつり

 というわけで、まずは会場に入ったら真っ先に遊んでおきたい4作品を取り上げてみました。まだまだレポートは続くので、引き続き記事をお楽しみに!

関連サイト