2018年8月5日(日)
8月4日(土)~5日(日)の2日間、岐阜県岐阜市の柳ケ瀬商店街を中心に開催された“第2回 全国エンタメまつり(ぜんため)”。前回の記事に引き続き、インディーゲームの注目タイトルを担当ライター・まさんが解説していきます。
というわけで、インディーブースレポートPart2! 今回も、キラリと光るものを感じた作品から、好みのタイトルまで、まさん的注目インディーを語っちゃいますよ!
▲日本酒“獺祭”の工場見学ができた『獺祭VR』のブースも。VRを遊ぶと“獺祭”の試飲もできますが、自分は仕事なので我慢しましたが、“獺祭”飲みたかった……! |
▲自らも西日本豪雨の被害を受けた“獺祭”と『島耕作』がコラボして、8月10日から西日本豪雨被災者復興支援商品“獺祭 島耕作”として販売されるニュースも話題になりました。4合瓶の販売価格1200円(+税)のうち、200円が西日本豪雨で被害を受けた地域への義援金として寄付されるとのことです。 |
鎌倉にあるスタジオ“Cherrymochi”が開発したSteamで発売中のアドベンチャー『TOKYO DARK』が、『TOKYO DARK -Remembrance-』となって、PS4&Nintendo Switchで配信決定!
といっても、もとを知らない人もいると思うので説明しますが、本作は電撃オンラインや各媒体のレビューなどでも高評価だった横スクロールのミステリーアドベンチャーです。
内容は、怪奇事件に遭遇して心を病んだ主人公の女性刑事になって、オクスリをバリバリ飲みながら行方不明の相棒を探すホラー寄りなミステリー。薬をちゃんと飲まなくて発狂するなど、マルチエンディングで途中の展開や結末が変わるのが楽しい作品で、自分もPC版はクリア済みです。
PC版でも十分なボリュームと結末まで描かれた物語があったのですが、今回はシナリオを追加した完全版としての作り直しということで、個人的に楽しみな作品の1つですね。
ちなみに、パブリッシャーのUNTIES(アンティーズ)ブースでは、ほかにも3Dノベルゲーム『マヨナカ・ガラン』や、対戦が盛り上がっていた4人対戦アクション『BATTLLOON - バトルーン』なども出展。いろいろと力の入ったブースになっていました。
カワイイ女の子が好き勝手に大暴れする電気予報さんのベルトスクロールアクション! じつは、個人的に『夢核』という作品で注目していた開発者のブースでもあります。
電撃PSの“ワイルドインディー”コーナー(Vol.666から“DENGEKI INDIE XXX”に改題)では、機種問わず好き勝手にゲームを語るミニ座談会コーナーがあったのですが、そこで軽く取り上げたのが『夢核』。
前作は、カワイイ絵柄でピョンピョンボコボコ気軽に遊べる(やり込もうとするとたいへんだったりもする)ベルトスクロールアクションで、現在開発中の『亜電』もその血を受け継いだ緩い感じの雰囲気がグッド。
空間を壊して攻撃する“とあか”と、空間に何かを生み出して攻撃やシールドにする“こばこ”を切り替えて戦うルールで、本当に開発開始したばかりのバージョンという感じでしたが、見た目も好きなので紹介しました。好きなので。
時間を巻き戻してパズルを解くアイデアが光っていたのが“//Team.MTSY”の『逆向きの夜』。明るくなると力尽きる吸血鬼っぽい女の子をゴールまで導いてあげるのですが、戻した時間を利用する謎解きが楽しい作品でした。
落ちてきたブロックの上に乗ってから時間を戻して高所に移動したり、時間を戻して流れていく雲から雲へ飛び移ったりと、アイデアしだいでいろいろなステージができそうなんですよ。こういうアイデア系好きですよ。
会場で遊んで、おっと思えた枠その2。“Ilili_world”の『RuinsStory』もご紹介しておきましょう。2D横スクロールの探索ゲームと、弾幕シューティングが合わさったような2Dアクションで、見た目からは想像できないほど激しいボス戦がポイント。
ボスの激しい弾幕を“赤い弾に無敵のシールド”と“白い弾に無敵のシールド”を切り替えてしのいだり、遠距離レーザーでシールドを削ってから近距離攻撃でコンボを決めたりと、単純に動かしていて楽しめました。
狭い通路にダッシュ攻撃で飛び込むと、ピューーーンと高速移動できるのも好き。まだまだ開発途中とのことですが、なかなか気になるゲームですよ。
というわけで今回はここまで。次回の記事は、さらにカオス! インディーブースをめぐった雑多なレポートをお届けしていこうと思います。
▲毎年、東方系二次創作ゲームも大きな存在感を放っているのがインディーのイベント。シカクゲームズの『セイブ・ザ・フォックス』は簡単なルールで楽しめるカードゲームなど、東方を知らなくてもゲームとして楽しめるものがたくさんありました。 |