2018年8月14日(火)
電撃編集部が贈る特別企画の“『WA』シリーズ強化月間”。連載“5分でわかるワイルドアームズ”4回目では、『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』(以下、WA4)の魅力を振り返っていく。
▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より |
『ワイルドアームズ』(以下、WA)シリーズは、西部劇風の世界観に、“渡り鳥”と呼ばれる冒険者たちの活躍を描き、その個性的キャラクターや手応え抜群のダンジョンギミックなどで一躍人気シリーズとなった、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE/当時SCE)を代表するRPG。フォワードワークスからシリーズ最新作『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の配信が予定されている。
電撃編集部では各シリーズの名場面人気投票を開催中。“好きなイベントシーン”と“『WA』シリーズへの思いや疑問”を募集しているので、あわせてチェックしてほしい。
シリーズ4作目となる『WA4』は、ストーリー演出をはじめ、フィールド&バトルのシステムを刷新! イベントのカットシーンにボイスが入り、町の住人との会話や、イベントの導入時などには、マンガのコマのようなワクの中に、セル画が描かれたキャラクターが登場するといった、よりコミックやアニメを意識した演出が採用された。
▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より |
戦闘ではHEX(Hyper Evolve X-fire sequence)という、7つの六角形(HEX)がバトルフィールドになり、HEX上にいるキャラクターをチェスの駒のように動かして戦う、タクティクス系のシミュレーションゲームタイプに変更。同じHEXにいる味方同士で合体攻撃が出せるといった要素も導入され、見た目の派手さもありつつ、戦略性に富んだバトルを楽しめる。
▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より |
グッズはフォトスフィアというオブジェから入手し、その周辺のエリアで使うといったように場所限定に。タウンやダンジョンマップはアクティブフィールドとなり、場面場面で上からや横からなど、さまざまにカメラワークが変化した。また、3Dのアウトフィールドがなくなり、ファルガイアマップという地図上から移動先を選ぶ形式を採用している。
世界を二分する大戦により荒廃したファルガイア。その戦争から10年余りたったある日、大人しかいないシエル村に住む唯一の子ども・ジュードは、空を突き破って軍艦が飛来する現場を目撃する。興味を持ったジュードは兵たちの目をかいくぐりながら戦艦に侵入。そこで、捕らわれていた少女・ユウリィに出会う。
▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より |
そのあと、偶然出会った“渡り鳥”のアルノーとともに彼女を助けようとするが、逆に兵に捕まってしまうジュード。彼は、シエル村の大人を従わせるための捕虜にされるが、村でARMに接触したことで暴走。周囲の兵を一網打尽にする。その混乱に乗じて、ジュードはユウリィやアルノーらと脱出ポッドで村から逃げ出す。彼の故郷は、空中に浮かぶシェルターにあったのだ。
▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より |
地上に降りたジュードたちは女剣士のラクウェルと出会い、仲間に迎え入れる。本格的に旅を始めた4人は、ユウリィを狙う謎の組織と対峙することに。そして、その組織がARMを暴走させ、世界を一変する計画を進行していることを知る。計画を阻止すべく、4人は行動を開始する!
本作のOPはこれまでにない感じのアップテンポな曲で、アニメーションもキャラクターの“動”の部分を意識したのかとにかく動きまくる! 従来の“荒野”の渋さから突き抜けた、壮快な気分にさせるオープニングは、新たな『WA』を予感させる仕上がりになっている。
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