2018年8月16日(木)

【5分でわかるワイルドアームズ】水樹奈々さんがヒロイン&OPを担当した『WA ザ フィフスヴァンガード』

文:電撃オンライン

 電撃編集部が贈る特別企画の“『WA』シリーズ強化月間”。連載“5分でわかるワイルドアームズ”5回目では、『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』(以下、WA5)の魅力を振り返っていく。

『ワイルドアームズ』シリーズ
▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

 『ワイルドアームズ』(以下、WA)シリーズは、西部劇風の世界観に、“渡り鳥”と呼ばれる冒険者たちの活躍を描き、その個性的キャラクターや手応え抜群のダンジョンギミックなどで一躍人気シリーズとなった、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE/当時SCE)を代表するRPG。フォワードワークスからシリーズ最新作『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の配信が予定されている。

 電撃編集部では各シリーズの名場面人気投票を開催中。“好きなイベントシーン”と“『WA』シリーズへの思いや疑問”を募集しているので、あわせてチェックしてほしい。

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シリーズ10周年を記念した集大成的な作品

『ワイルドアームズ』シリーズ
▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

 シリーズの10周年記念作品として、2006年にPlayStation 2(以下、PS2)で発売された『WA5』。バトルシステムは前作『ワイルドアームズ ザ フォース デトネイター』で採用された“HEX”を進化させたものに。コマンドの“移動”を選んだ後に攻撃が可能になるなど、前作よりも行動の自由度がアップ。また、パーティメンバーが6人に。戦闘に出せるのは3人までだが、戦闘中にメンバーチェンジがいつでも可能で、それぞれ個性を生かした戦いを楽しむことができた。グッズは主人公のディーンがフィールド専用のARMのカードリッジを切り替えて使う方式に変更された。

 本作では、3Dポリゴンでのアウトフィールドが復活。カメラ視点は、キャラクターを背後から見た3人称視点になり、これまで以上に臨場感がアップ。探索の楽しさも増している。もちろん、パズルボックスや隠しボスなど、シリーズ恒例のやり込み要素も満載。10周年記念作にふさわしい、シリーズの集大成と言える内容となっている。

『ワイルドアームズ』シリーズ
▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

 ファンサービスとして、街の住人などにシリーズ作の登場キャラをモチーフにした人々が登場。さらに翌年に発売されたPSP『ワイルドアームズ クロスファイア』とのデータの連動要素も。現在はPS2ゲームアーカイブスにて配信されている。

※PS2ゲームアーカイブス版では、『ワイルドアームズ クロスファイア』とのデータの連動機能はありません。

『WA5』がすぐわかる四コママンガ/作者・こはら深尋

『ワイルドアームズ』シリーズ

空から降ってきた少女との出会いが少年の運命を変える……

 ベルーニ族という宇宙からやってきた種族が、貴族として人間を支配するファルガイア。主人公のディーンは、ある日、ゴーレムの腕とともに空から落ちてきた記憶喪失の少女・アヴリルと出会う。彼女の記憶を取り戻そうと、ディーンはアヴリルと、強引に付いて来たレベッカの3人で、アヴリルが唯一覚えていた言葉“ジョニー・アップルシード”の情報を探す旅に出る。

『ワイルドアームズ』シリーズ
▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

 旅を続けるなかで、ゴーレムクラッシャーのグレッグ、ベルーニ族の教授に育てられたキャロル、新米ゴーレムハンターのチャックを仲間に加える一行。さらに、ベルーニ族の“強硬派”と呼ばれる派閥が、ファルガイアを自分たちが生存するのに適した環境に強制的に変更する“TFシステム”を利用しようとしていることを知る。

『ワイルドアームズ』シリーズ
▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

 “TFシステム”を利用すると、現在ファルガイアに住んでいる人間は絶滅してしまう。ディーンたち一行はそれを阻止すため、ベルーニ族の“穏健派”の協力を得て、計画を遂行する“強硬派”のリーダーであるヴォルスングに立ち向かっていく。

水樹奈々さんの力強い歌声が魅力!

 これまではアニメーションで再現していたオープニングだが、本作ではゲーム中のイベントシーンも盛り込んだフルCG映像に。CG技術の進化で、アニメにも負けないオープニング映像が作れることを証明した。歌を担当したのは、レベッカ役の声優、水樹奈々さん。作曲・編曲を音楽集団・Elements Garden所属の上松範康さんが担当。これまでの“荒野”と“口笛”とは違ったアプローチがされている。

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