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2018年8月10日(金)

【ハード番長】『レボリューション プロ コントローラー2』レビュー。設定で自分好みの調整が可能

文:黒船Mk-II

 周辺機器や電子機器など、さまざまなものを雑多に紹介する“ハード番長”。今回はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から日本国内向けに販売されている、BIGBEN INTERACTIVEが製造するPlayStation(R)4オフィシャルライセンス商品『レボリューション プロ コントローラー2』をレポートしていきます。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 『レボリューション プロ コントローラー2』は、さまざまなジャンルのゲームプレイに適応し、ユーザーのポテンシャルを引き出すのが特徴の周辺機器。プロのeスポーツプレイヤーが開発に参加しています。

 DUALSHOCK(R)4と比べると、やや大きく厚みがあり、第一印象は「ややごっつい」というもの。ただ、決して重すぎないため、握りにくいという印象はありません。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 DUALSHOCK(R)4との違いの1つである、左スティック。スティック上部にすべり止めがあるうえに、親指が自然にかかる場所に配置されています。DUALSHOCK(R)4しか使っていない人は、左右非対称の持ち方に違和感を覚えるかもしれませんが、むしろ慣れてしまえば操作はしやすくなるかと。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 右スティックは上部が丸くふくらんでいます。長さがあるため、微妙な力加減でもしっかり反応し、いつも以上に精密な操作をするのに向いています。商品名通り“プロ”のような思い通りに動かしたい人に向いていそうです。

 さらにスティックの軸に金属製のパーツが使われているため、激しい操作でも問題なく楽しめそう。左右に入力した時の音が「カツッ、カツッ」と小気味いいのが個人的にポイントです。また、後述するカスタマイズに対応しています。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 △〇×□の各種ボタンはやや大きめ。R1、L1は人差し指にかかりやすい位置にあり、押しやすいです。一方でトリガーは固いのか個人的にはやや押しにくいと感じました。このボタンの感覚は好みの部分が大きそうなので、もしさわれる機会があれば試してほしいです。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 細かいところですが、タッチパッドにはPSを象徴する△〇×□がデザインされています。操作性には関係ない部分ですが、ちょっといいですよね。

『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』

 DUALSHOCK(R)4との違いで個人的にポイントだったのは、USB Type-C メッシュケーブル。Micro BのUSB端子は他の機器のものを使うことができて便利なのですが、根本が弱く、充電中に落とすと曲がってしまったり、長く使っているとへたってきたりすることは珍しくありません。USB Type-C メッシュケーブルは強度もあるうえに、根本までしっかり差し込むタイプ。安心して遊べました。データの遅延が短くなるということで、こちらもゲーマーにはうれしい要素です。

『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』
『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』
『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』

 あとは、10g×2個、14g×2個、17g×2個という追加ウェイトが用意されているのも特徴。グリップ部分にウェイトを入れる場所があります。左右均等に重さを増やすことも可能ですが、左だけ重くするということも可能です。最大で62g加えることができるため、デフォルトの状態と比べると持った感じはけっこう異なりました。

 そしてこのコントローラの最大の特徴はカスタマイズ性です。

『レボリューション プロ コントローラー2』

 まず左右のスティックとトリガーの感度調整が可能。スティックを少し傾けても大きく移動できたり、通常より移動しない設定にできたりします。トリガーであれば、少し引いても大きく引いたように設定することも可能。ゲームによって感度を変えたり、さらにいえば同じゲーム内でも武器によって変更するということもでき、FPSやTPSでの操作に適しているといえます。

『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』
『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』

 また、方向パッドを上下左右の4方向に加えて、斜めも含めた8方向の入力に切り替えたり、ボタンの配置を自分好みに設定したりも可能。コントローラのボタンを変えるコンフィグはゲーム内に用意されていることもあります。ただ本作ではPCを使うことで、4つまで同時に設定可能。これは大きなアドバンテージになるかもしれません。

『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』
『レボリューション プロ コントローラー2』 『レボリューション プロ コントローラー2』

 さらに、グリップ部分にはM1、M2、M3、M4というショートカットボタンが搭載されています。例えばよく押すボタンを配置したり、同時押しを設定したりできるのです。個人的には慣れるまで押しにくい、何かの拍子に押してしまいそうという感じがあったのですが、アクションゲームが得意な人、激しい操作をしながらさらにボタンを押したい人には向いていると思われます。

 いろいろな機能があり、使いこなすことでより便利に、より高い精度でのプレイが可能になると思われる『レボリューション プロ コントローラー2』。値段だけを見ると決して安くはないのですが、より幅の広い操作を可能にしてくれるので、興味のある人はチェックしてください。

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データ

▼『レボリューション プロ コントローラー2』
■メーカー:BIGBEN INTERACTIVE / nacon gaming
■発売日:2018年7月26日
■価格:12,000円(税抜)
 
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