ドイツのケルンで現地時間の8月21～25日に開催されているコンピュータゲームの見本市“gamescom（ゲームズコム） 2018”にて、カプコンから2019年3月8日に発売されるPS4/Xbox One/PC用ソフト『デビル メイ クライ5』をプレイした。

　本作はカプコンが贈るスタイリッシュアクションゲーム『デビル メイ クライ』シリーズの最新作。『デビル メイ クライ 4』から数年後の世界を舞台に、悪魔退治を生業とする青年ネロたちの活躍が描かれる。

　世界中が待ちわびた新作を体験できたので、その様子をお届けする。なお、出展されているゲームズコムバージョンの内容は海外版、及び開発中のため、変更される可能性がある。

　まず感じたのは手触り感。『デビル メイ クライ 4』のネロは悪魔の右腕“デビルブリンガー”に加えて、剣と銃で悪魔たちに立ち向かった。本作でのネロは右腕をなくしている代わりに、義手の“デビルブレイカー”を装備している。

　この義手の基部には金属のワイヤーフックを射出して対象をとらえられる“ワイヤースナッチ”が仕込まれているために、敵を引き寄せたり、近づいたりが可能。『4』同様のネロを楽しめる。

　操作方法についても大きな変更はなく、銃撃、斬撃、ジャンプ、“デビルブレイカー”とロックオンと方向キーの組み合わせで、さまざまなアクションが可能だ。敵を打ち上げて、空中で斬り付けて別の相手を引き寄せて銃撃するといった一連の流れを、過去にできていた人であればスムーズに操作できるかと思われる。

　大剣・レッドクイーンは、ハンドルのような部分を引くことで刃にエネルギーをためることができ、それを利用しての攻撃が可能。

　大口径の銃・ブルーローズは、遠距離の敵を射抜く、コンボとコンボをつなぐ、空中に打ち上げた敵を攻撃するなど、さまざまな使い方ができそうだ。

　それに加えて新たに与えられたのが、デビルブレイカーの特殊な武装。画面右下には、現在装備しているデビルブレイカーが表示されている。Bボタンで、武装に込められた能力を発動させることができた。

　“オーバーチュア”であれば、周囲に電撃を発生させるというもの。電撃は一面に広がるため、わりと使いやすい。

　“ガーベラ”は、その名の通り、花弁をイメージして造られたという。衝撃波を放つことで、大きく移動することができた。また衝撃波を収束させて光線にすると攻撃にも使えるようだ。

　他にも、対象の動きをスローにする“ラグタイム”や噴射装置で加速させた拳で殴る“パンチライン”、敵をつかみ寄せて投げつける豪快な“バスターアーム”などがあるという。

　総じて“デビルブレイカー”は高性能だが耐久性は低いため、敵の攻撃を受けたりすると壊れてしまう。装備しているデビルブレイカーを失うと次のものへと切り替わっていく。使う順番は決まっているが、フィールドで手に入ったり、後述するショップで買えたりするようなので、わりとドンドン使っていっていいように感じた。

　ステージ中には、ときおり公衆電話が存在する。こちらからパートナーのニコに連絡することで、大型のトレーラー“Devil May Cry”DMCモーターホームがステージに現れる。レッドオーブを支払えば、デビルブレイカーの補充やスキル習得が可能なので活用してほしい。

　 “オートアシスト”機能が備わっている。斬撃ボタンを連打することで、適した攻撃を自動で出してくれるため、アクションが苦手な人でも爽快なスタイリッシュアクションを楽しめるようになる。

　オートアシスト機能を使っている状況でも、自由にアクションを出すこともできるため、少しずつできるアクションを増やしていったり、オートアシスト機能がRSでゲームプレイ中にいつでも切り替え可能に進化しているので、難しいシーンだけ頼ったりという使い方もできそうだ。

　もちろん、攻撃を華麗に加えていくことで、画面右側のランクが上がっていく。ランクアップすることで、BGMもより爽快なパートへ変化してゆくのでこちらにも期待してほしい。

　ネロについては、前作でやれたことはそのままに、新たな武装によってできる幅が広がっているという印象を受けた。またオートアシストの進化によって、さまざまな人がスタイリッシュアクションをより楽しめると感じた。

　そのうえで、ハードが変わったことや技術力のアップによって、ビジュアル表現は各段に進化。最新ハードで遊ぶ『デビル メイ クライ』にふさわしいものに仕上がっている。

　また今回、ダンテのプレイアブルキャラが決定。シリーズを通してメインキャラクターだったため、当然といえば当然かもしれないが、ファンの中には一安心と感じる人もいるのでは？

　やや渋さが増したダンテが持っているのは、オートバイのような新たな武器。こちらはファーストトレーラーで彼が乗っていたものだろうか？　こちらの続報にも注目しておこう。

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