2018年8月29日(水)
キャラアニは、PS4/Nintendo Switch用ソフト『ラングリッサーI&II』の製作発表会を本日8月29日に開催しました。
発表会では、まず本作のゲーム概要が説明されました。『ラングリッサー』シリーズは、1980年、1990年代に高い人気を誇ったゲームブランド・メサイアから発売されたシミュレーションRPG。1991年にメガドライブでシリーズ第1作が発売され、中世や西洋をイメージしたファンタジーの世界観、戦略性の高いゲーム性、うるし原智志さんによるキャラクターデザインなどにより人気を博したタイトルです。
『ラングリッサー』シリーズの1作目と2作目を現代のプラットフォームにリメイクした作品が『ラングリッサーI&II』となります。
続いて、本作での変更点が紹介。1つ目のポイントとして“ビジュアルリファイン”が挙げられました。本作では、キャラクターデザインを現代のイラストにあわせてリファインされており、キャラクターデザインを凪良さんが担当しています。ゲーム内のイラスト、セリフシーン、カットインなどもフルリメイクされています。
2つ目のポイントとして挙げられたのが、“新規キャストによるフルボイス化”。本作では、リメイクにあわせて声優陣もリニューアルされており、レディン役を逢坂良太さん、クリス役を佐倉綾音さん、エルウィン役を酒井広大さん、リアナ役を大西沙織さんが担当します。
メインキャスト以外にもジェシカ役・喜多村英梨さん、ヘイン役・下野紘さん、ナーム役・大坪由佳さん、ルシリス役・早見沙織さん、シェリー役・小澤亜李さんなど豪華声優陣が起用されています。
シナリオのフルボイス化はもちろん、戦闘時やシステムボイスなども追加され、よりストーリーに厚みが生まれているとのことです。
会場には、ゲストとしてエルウィン役を務める酒井さんが登壇しました。エルウィン役に決まった時の感想を聞かれると「多くの方に愛されている作品の主人公を演じさせていただけることに興奮しました。同時に、オリジナル版のファンの方に受け入れてもらえるだろうかという不安やプレッシャーもありました」と胸の内を明かしました。
また、エルウィンは基本的に熱血でさわやかな感じを持っていますが、ルート分岐によってヘタレキャラになったり、ダークヒーロー的存在になったりといろいろな顔を持っているので、楽しく演じられたとコメント。
最後に「『ラングリッサー』シリーズという多くの方に愛される作品にかかわれる、という幸せを感じています。プレイヤーの選択によってストーリーが変わるといった体験ができる作品なので、ぜひ皆さんの思う覇道を進んでください」とファンへのメッセージを送りました。
続いては3つ目の“システム面のリニューアル”ポイントについて紹介されました。本作では、最新のプラットフォームにあわせてUIが一新された他、クラスチェンジシステムのリニューアルやスキルの追加により、『ラングリッサー』の醍醐味である戦略性の幅が広げられています。
スキップ・オート・早送り機能、バックログ、中断セーブなども実装予定で、『ラングリッサー』ファンだけでなく、シミュレーションRPGファンにも触れやすい内容にリメイクされています。
4つ目では、本作より追加された“新規シナリオ&新規ヒロイン”の情報が公開されました。『II』で導入されたルート分岐システムが『I』でも採用されており、プレイヤーの選択肢によって主人公の進む道が大きく変化するとのこと。追加されたルートでは、新規ヒロイン“ベティ”が登場するルートも用意されています。
2人目のゲストとしてベティ役を務める東城日沙子さんが登壇。ベティ役が決まった時は、新しいキャラとの出会いにうれしいと思いつつも、長く愛されてきた作品の追加ヒロインということでプレッシャーを感じたとのことです。ベティを埋もれさせないよう、いかに魅力を表現できるかというところで気合を入れて収録に臨んだと明かしました。
なお、東城さんは『ラングリッサーI&II』のオフィシャル宣伝大使に就任することが決定し、今後『ラングリッサー』のプロモーションイベントや生放送に出演予定となっています。
「宣伝大使として『ラングリッサーI&II』の情報はもちろん、ベティの情報もしっかりとお届けして、作品を盛り上げていきたいと思います」と今後への意気込みを語りステージを後にしました。
最後のポイントとして“ゲーム全体を盛り上げるアレンジBGM”について紹介されました。『ラングリッサー』では岩垂徳行さんによるサウンドも人気の1つとして挙げられます。
本作では、岩垂さん本人によるセルフアレンジ楽曲が多数収録されており、オリジナル版の思い出がよみがえるだけでなく、新しい『ラングリッサー』を感じられる演出となっているようです。
3人目のゲストでは、岩垂さんが登壇しました。会場にはアレンジされたBGMが流れ、岩垂さんによるアレンジのポイントが解説されました。アレンジ版では、原曲をイメージを崩さないようにしつつ、今風に豪華に熱くまとめたとのことです。
本作ではアレンジ楽曲だけでなく、新曲も収録されており、『I』と『II』のイメージに沿ったものにしつつ、今だからこそ作れる岩垂さんの『ラングリッサー』への思いが込められているそうです。
最後に「音楽もパワーアップしているので、ぜひ皆さんにプレイしていただけたらなと思います」とコメントしました。
ゲーム概要の説明の最後には、本作の商品概要とPVが公開され、発売日が2月7日であることが明かされました。価格は限定版が9,800円+税、通常版とダウンロード版が6,800円+税です。
映像が終わると、エクストリーム代表取締役社長CEO・佐藤昌平さんと天津紫龍奇点互動娯楽有限公司CEOの王一さんが登場。中国で配信されているスマホゲーム『ラングリッサー』の話題になり、PVが流れました。
台湾、香港、マカオでは10月に配信されるとのことで「日本での配信については?」と佐藤さんが質問すると「日本は大事なマーケティングなので来年です」と王さんが解答。『ラングリッサー モバイル(仮)』が日本でも2019年に配信されることが決定しました。
ここでサプライズ発表として限定版とDLCの情報が公開。限定版は、うるし原智志さん描き下ろしの特装BOX仕様となり、設定資料集やオリジナルサウンドトラックが収録されます。
また、DLCとして“クラシックモード”が配信されることが決定。ゲーム内イラストやBGMが昔の『ラングリッサー』作品仕様に変更可能になります。配信日などは未定ですが、初回製造分には特典として同梱されるとのことです。
さらに、会場にはシークレットゲストとしてうるし原さんが登壇しました。リメイクされる心境として「癖が強く、選り好みのある絵しか描けない人間なので、よくここまで続いてくれたなという思いが正直なところです。“クラシックモード”という形で入れてもらうというのも恥ずかしいですけど、昔のファンの人たちが楽しんでもらえればうれしいです」とコメント。
発表会の締めとして「本作は、今の時代にあったよりおもしろいものになっていると思うので、楽しみにしてもらえればと思います。よろしくお願いします」とファンへのメッセージを送りました。
(C) extreme (C) Chara-ani Corporation
データ