電撃編集部が贈る特別企画の“『WA』シリーズ強化月間”。今回は、各作品のパーティに参加するメインキャラクターに焦点を当てて、その魅力に迫っていく。

　『ワイルドアームズ』（以下、WA）シリーズは、西部劇風の世界観に、“渡り鳥”と呼ばれる冒険者たちの活躍を描き、その個性的キャラクターや手応え抜群のダンジョンギミックなどで一躍人気シリーズとなった、ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE/当時ソニー・コンピュータエンタテインメント）を代表するRPG。フォワードワークスからシリーズ最新作『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の配信が予定されている。

　『ワイルドアームズ』は、物語を彩る個性的な登場人物たちは魅力の1つ！　各キャラクターを紹介する前に、基礎知識としてシリーズで共通する言葉を掲載するのであわせてチェックしてほしい。

　電撃編集部では各シリーズの名場面人気投票を、9月7日まで開催中。“好きなイベントシーン”と“『WA』シリーズへの思いや疑問”を募集しているので、あわせてチェックしてほしい。

【投票企画に応募】

シリーズを紐解く用語集

●ファルガイア……シリーズで共通する物語の舞台。それぞれで理由が異なるが、砂漠化が進み、荒廃へと向かっている。

●ARM……シリーズに共通して登場する特殊兵器。ARM自体が略称となっており、『ワイルドアームズ』なら“Ancient Relics Machine（古代遺跡より発掘された機械）”、『WA4』なら“Ambient Reorganization Material（環境再組織化機械群体）”など、作品ごとで本来の名称は異なる。多くの場合、使用者と精神感応をしないと使用できない特別な武器となっている。

●渡り鳥……荒野をさすらう冒険家の呼称。馬の世話やモンスターの退治、賞金首を追うなど、雑事から賞金稼ぎまで、さまざまなことを行う何でも屋的な側面もある。

●守護獣（ガーディアン）……世界を支える力を持つ存在。直接姿を表すこともあれば、ミーディアムと呼ばれるアイテムに力を残しているなど、主人公たちにさまざまな形で協力する。なお、反存在となる“災厄獣（ディザスター）”が存在することも。

●ゴーレム……シリーズのほとんどに登場する古代の人型兵器。なかでもアースガルズというゴーレムは、時には味方として、時には敵として主人公たちと深くかかわる。

キャラクターファイル

データ

　記念すべきシリーズ第1作。西部劇テイストの世界観や音楽、オープニングのアニメ、生まれも育ちも違う3人の主人公を中心につづられる重厚な物語などが好評を博した。その物語の中心となるのが、“渡り鳥”と呼ばれる冒険家のロディ、強い力を求めて旅をするトレジャーハンターのザック、そして魔族に立ち向かおうとする憂国の姫セシリアだ。

　生まれも性格もまったく異なる3人は、ひょんな偶然からともに旅をすることになり、やがて深く心を通わせていくことになる。

ロディ・ラグナイト（Rody Roughnight）

「………………………………」

年齢：15歳
身長：158cm
体重：43kg
クラス：ガンウォリアー
武器：ARM
好き：ゼペット（育ての親）
嫌い：人前で目立つこと

　主人公。トラブルの解決で報酬を得ながら、各地を放浪する“渡り鳥”と呼ばれる冒険家。また、横顔にはあどけなさが残っているが、戦士の素質を多いに秘めている。オリジナル能力として遺跡から発掘された機械兵器“アーム”を使うことができる。現在、辺境のサーフ村に滞在中。

▲『ワイルドアームズ』より

　本来は正義感が強く、困っている人は放っておけない性格。しかし、物語のなかでいっさいしゃべることがなく、“はい”“いいえ”の選択のみ。その意思はプレイヤーに委ねられていた。フィールドでは、障害物を壊せる“バクダン”や、宝箱を見つける“トレジャーコール”などのグッズを使える。

▲『ワイルドアームズ』より

　戦闘では古代兵器“アーム”（ARM）を使う。本作では、ロディしか使えない。ミサイルやランチャーなど重火器が多く、各ARMごとに、威力、命中率、弾数を改造することが可能。フォースアビリティの“ロックオン”と組み合わせることで、ボス戦などで大いに役立った。

ザック・ヴァン・ブレイス（Zakk Vam Brace）

「意外に重いだろ…剣の重さは、そいつが背負った宿命の重さだ」

年齢：27歳
身長：177cm
体重：63kg
クラス：ブレードスナッパー
武器：剣
好き：俺様の美学
嫌い：俺様の美学に反するもの

　“絶対たる力”なるものを求めて、ファルガイアの遺跡を発掘してまわるトレジャーハンター。唯一の相棒は、亜精霊であるカゼネズミのハンペン。居合い抜きに似た剣技“早撃ち”をオリジナル能力に持ち、瞬時に敵を切りたおす速攻を得意とする。軽口をたたくその裏には、秘められた過去が……。現在も遺跡を発掘中。

▲『ワイルドアームズ』より

　過去に起きたとある事件で復讐に心を捕らえられていたが、ロディたちとの旅のなかで過去を乗り越え、やがてその眼を未来へと向けるようになる。相棒としてハンペンというカゼネズミを連れており、遠くのアイテムを取ってこさせることもできる。

▲『ワイルドアームズ』より

　ザックの得物は剣で、“早撃ち”と呼ばれる剣技を得意とする。攻撃だけでなく回復技も覚えるので、攻守にわたって活躍できた。また、後のシリーズでおなじみとなる“アクセラレイター”の最初の使い手。

セシリア・レイン・アーデルハイド（Cecilia Raynne Adelheid）

「でも、ファルガイアを守るための想いに偽りはありません」

年齢：17歳
身長：162cm
体重：44kg
クラス：クレストソーサレス
武器：スタッフ
好き：ヤキソバ、木陰での読書、古書の整理、楽しい夕食
嫌い：知らない人たちのなかで1人になること

　亜麻色の髪を持つアーデルハイド公国の姫君。この世界を守護するガーディアンと意志を通わせる能力を持つ。幼い頃からクラン修道院で魔法の修業をつみ、紋章を組合わせることで、さまざまな魔法を使用できる。クラン修道院から故郷へ帰る期日である17歳の誕生日から、物語は始まる。

▲『ワイルドアームズ』より

　世間知らずな面もあるが、その意思の強さは本物。突如巻き込まれたバーソロミュー船長との偽装結婚でも、堂々たる花嫁っぷり（!?）で、その度胸の高さを知らしめた。動物の言葉がわかるグッズ、マジックステッキを持ち、物語のヒントを聞くこともできた。

▲『ワイルドアームズ』より

　魔法を使っての攻撃と回復、補助などを一手に引き受けるセシリア。入手したクレストグラフ（魔法の基盤になるアイテム）ごとに、どの魔法を使えるようになるかを自由に選択できるシステムで、回復重視にするか、攻撃重視にするかはプレイヤー次第。アイテムを強化する“ミスティック”は回復の要として大活躍だった。

データ

　世界観を一新したシリーズ第2作。物語の中心となるのは6人のメインキャラクターと、数多くのサブキャラクターたち。パーティメンバーだけでなく、彼らの任務や人生にかかわってくるサブキャラクターや、敵となるテロ組織オデッサの幹部まで、登場キャラクターが強烈な個性を持っていたことが特徴。一度見たら忘れられない愛すべき敵役トカ＆ゲーなど、とにかく個性的で、シリーズでも屈指のキャラクター人気を誇っていた。

アシュレー・ウィンチェスター（Ashley Winchester）

「この『痛み』も『姿』も、僕が手にした戦うための『力』なんだ」

年齢：19歳
身長：174cm
クラス：ガンウォリアー
武器：銃剣
好きな英雄：レッド全般

　臨海都市タウンメリアの銃士隊に所属する青年。正義感あふれる強固な意志の持ち主で、緊急任務遂行部隊“ARMS（アームズ）”の隊員に抜撰されたことをきっかけに、ファルガイアの危機に立ち向かっていく。繊細そうな外見とは裏腹に、大きな銃剣を自在に使いこなす腕前を持つ。黒騎士・ナイトブレイザーに変身可能。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　温厚でリーダーシップのある好青年。強い正義感を持つが、英雄であろうとすればするほど、想い人であるマリナと心が擦れ違っていくことに悩む。フィールドで使えるグッズは、遠くのスイッチを入れる“スローイングナイフ”など。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　ARMを使用できるが、最大の特徴はその変身能力。FP（フォースポイント）を最大までためることで、ナイトブレイザーへ変身できる。これにより通常より大幅に能力が上がり、オリジナルの技を使えるようになる。

リルカ・エレニアック（Riruka Eleniak）

「へいき、へっちゃらッ！」

年齢：14歳
身長：153cm
クラス：クレストソーサレス
武器：パラソル
好きな食べ物：ヤキソバパン

　駆け出しの魔女っ子。ドジで方向音痴でおっちょこちょいだが、底抜けに明るい前向きな性格で、パーティのムードメーカー的存在。幼い頃から、なにかと優秀だった姉にひそかなコンプレックスを抱いており、姉を超えるクレストソーサレスになるべく、日々奮闘し続けている。アシュレーに淡い恋心を寄せるが……。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　転送に失敗した先でアシュレーと出会う。何気ないシーンだが、彼女の人柄を瞬時に理解できる、心に残るシーンの1つでもあった。フィールドでは、魔法使いらしく、燭台に火をともすファイアロッドや、消すフリーズロッドなどを使用できた。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　前作のセシリアと同様、クレストソーサーが彼女の特殊能力（オリジナル）。前作同様、手に入れたクレストグラフごとにどの魔法を使えるかを自分で設定できた。攻撃から補助まで取り揃っており、とくに長期戦となるボス戦などでは欠かせない戦力となってくれた。

ブラッド・エヴァンス（Brad Evans）

「そうだ…『英雄』は死なないッ！　戦う意思が絶えないかぎりッ!!」

年齢：32歳
身長：199cm
クラス：プリズナー№666
武器：マイトグローブ
好きな昆虫：カブトムシ

　英雄と称えられた、元スレイハイム解放軍の兵士。ある事情で軍から追われる身になり、捕らえられて、特Aランクの囚人ばかりを集めた刑務所に収容されてしまう。火器類に関してはエキスパートで、爆発物の扱いにも長けている。冷静な判断力で物事に立ち向かう、優秀な戦士。首には“ギアス”という高性能爆弾を埋め込まれている。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　冷静沈着で、適切な判断力を持った戦いのプロフェッショナル。黙々と任務をこなす姿からは、一見冷徹そうなイメージも受けるが、じつは仲間思いで熱い一面も持っている。使えるグッズは、障害物を爆破する“ボム”や足で蹴り飛ばす“キック”など、力技的なものが多い。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　右腕にARMを装備。アシュレーのARMと比べると、全体的に攻撃力に優れ、命中率に劣ることが特徴。しかしその火力は絶大で、信頼できるダメージソースとして活躍してくれる。

ティム・ライムレス＆プーカ（Tim Rhymeless＆Pooka）

「死ぬことが怖いんじゃないッ！　納得できないことに生命をかけられないだけだッ!!」

年齢：12歳
身長：150cm
クラス：ゾア・プリースト
武器：スタッフ
好きな女の子のタイプ：向こうから話しかけてくれるコ

　少女のような優し気な風貌を持つ少年。守護獣と交信できる、不思議な能力を持っている。タウンメリアの孤児だが、じつは守護獣と縁の深いバスカーの民である。

プーカ

　自我が希薄であるが、それゆえに別の存在に変化できるという亜精霊。“柱”の導き手として登場するが、やがてティムと強い絆で結ばれて相棒となる。年齢は不明。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　生まれながら“世界のために死ぬ”という使命を背負っていた少年。しかしその理不尽な運命を拒み、アシュレーたちの旅に同行。その旅のなかで、多くの苦難を乗り越えて成長していく。相棒のプーカを使い、離れた宝箱を開けるといったこともできる。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　守護獣の力を借りて魔法を繰り出す“ガーディアンロア”の使い手。攻撃だけでなく回復系の魔法も習得でき、とくにパーティ全体を回復する“ファーストエイド”は、序盤では欠かせない重要魔法だった。

カノン（Kanon）

「戦いの中に　『英雄』はある……戦場こそ、あたしの居場所だッ！」

年齢：不詳
身長：175cm
クラス：バウンティハンター
武器：ショートソード／自分自身
好きな本：武侠小説

　アシュレーを付け狙う女戦士。“渡り鳥”と称される。各地を放浪する、ハンター稼業についている。その体の大部分はシルエット（義体）に換装しており、体内にはさまざまな武器が内蔵されている。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　渡り鳥のなかでも、“凶祓（まがばらい）”と呼ばれる、魔獣退治を専門とする。とある理由で、アシュレーの命を狙っていた。所持するグッズは、高所に登れる“ジャンプシューズ”など、移動系が多かった。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　俊敏で、スピードと手数で戦うアタッカー。彼女のオリジナルは、義体から繰り出す連続技の“シルエットアーム”。フォースアビリティは、すべてそのシルエットアームを強化する効果を持ち、剣の聖女の血筋らしい、攻撃一辺倒のアグレッシブさが特徴。

マリアベル・アーミテイジ（Mariabell Armitage）

「その時まで…　お主と出会うその時までわらわも休むとしよう…」

年齢：不詳
身長：142cm
クラス：ノーブルレッド
武器：アカ＆アオ（精神感応デヴァイス）
好きなハミガキ粉：いちご味

　長寿種族ノーブルレッドの最後の生き残り。ずけずけとものを言う毒舌家だが、根は優しい。時代がかった口調でしゃべるのが特徴。剣の聖女の戦友でもあった。バトルではロストテクノロジーによる奇妙な攻撃を行う。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　さすがに長く生きているだけに、その言葉の裏には説得力がある。使用するグッズは、秘密の店にも行ける“エレキテル”など、特殊なものが多い。なお、彼女のみ、特定のイベントをクリアしないと仲間にならない隠しキャラクター扱いだった。

▲『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より

　彼女のオリジナルである“レッドパワー”は、敵の技を受けることで、その技を覚え、自分で使えるようになるというもの。覚えられる技は決まっているが、その種類は多く、コンプリートするのはかなりのやり込みを必要とした。

データ

　シリーズ初のPlayStation 2（PS2）作品となる第3作。主人公のヴァージニアが女性で、3人の仲間も含めて全員がARMを使って戦うのもシリーズ初の要素だった。また、パーティ全員が“渡り鳥”のガンマンなのも特徴。舞台が海すら砂漠となった荒廃した世界ということもあり、シリーズで最も西部劇テイストが感じられるというファンも多い。

ヴァージニア・マックスウェル（Virginia Maxwell）

「――それでも…わたしは、羽ばたかなきゃいけないんだ…」

年齢：18歳
身長：163cm
体重：49kg（ただし自己申告）
武器：バントライン93R（右手用）、プリックリィピアEz（左手用）
好きな小説のジャンル：ノワールとピカレスク
座右の銘：牛乳はよく噛んで飲む
基本的な生き方：辛い事や後悔を想い出に残さないために

　物語の主人公。理想と信念に燃える少女。豊かな地方の裕福な家庭に育つが、ある事件をきっかけに故郷をあとにし、荒野に生きる冒険者“渡り鳥”になる道を選ぶ。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　“渡り鳥”にあこがれている少女。正義感が強く、たまたま出会った3人とチームを組みリーダーとなる。フィールドでは、グッズ“ティンダークレスト”で燭台に火をつけることが可能。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　二丁拳銃のARMは、攻撃力は低いが弾数が多い。また、非常に素早く、アイテムの効果範囲を拡大できるフォースアビリティ“ミスティック”による、敵グループへの攻撃や味方全体の回復などが得意。

ジェット・エンデューロ（Jet Enduro）

「わかんねぇな…俺には後生大事にかかえていくような想い出なんてモノはないからな」

年齢：不明
身長：166cm
体重：57kg
武器：アガートラームB/V2
好きな桃缶：白桃
座右の銘：シゴトで選ぶな、アガリで選べ
基本的な生き方：満足できる報酬のため

　財宝の入手を目的とする“渡り鳥”、“トレジャーハンター”の少年。他人の詮索や干渉を受け付けない一匹狼だが、ヴァージニアたちと出会い、なりゆきで行動をともにすることになる。目的のためには手段を選ばないというシビア面を持つ。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　一匹狼だったためチームでの行動に慣れていないほか、過去の“想い出”に執着しない。フィールドでは、離れた場所にあるスイッチを入れたりできる“ブーメラン”などを使う。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　攻撃力や弾数のバランスがいいサブマシンガン型のARMで戦う。必ず先制攻撃できる“アクセラレイター”の使い手でもある。攻撃面でも防御面でも魔法が苦手。

クライヴ・ウィンスレット（Clive Winslet）

「仕事で引き受けたものを途中で投げ出すなんてカッコ悪いこと、僕のプライドが許してくれないんですよ」

年齢：30歳
身長：177cm
体重：69kg
ARM：ガングニールHAG35
好きなひとり上手：クロスワード
座右の銘：成功は結果であって、目的ではない
基本的な生き方：夢は叶えるモノとして現実的に実践

　モンスターや犯罪者などの賞金首を倒すことで報酬を得る“渡り鳥”、“バウンティハンター”の男性。冷静かつ現実的な判断力の持ち主で、ヴァージニアたち一行のまとめ役というべき存在である。既婚者で、妻のキャスリンと娘のケイトリンがいる。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　賞金稼ぎだが本職は学者で、普段の言動は理知的。毒舌家の一面も。フィールドでは、壁などを壊せる“セットボム”や、重い物を動かせる“マイトグローブ”が使える。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　ARMは高い攻撃力と命中率を誇るスナイパーライフルで、頭脳派ながらパーティ随一のアタッカー。ただ、弾数は少ない。攻撃が必ず命中する“ロックオンスナイプ”も頼りになる。

ギャロウズ・キャラダイン（Gallows Caradine）

「――くそッ！誰かの敷いたレールに乗ってしか…運命に縛られて生きるしかないのかッ！」

年齢：24歳
身長：192cm
体重：100kg
武器：コヨーテM17F俺式改
好きな金魚：およそ、すくわせる気のないデカイ奴
座右の銘：俺に惚れたら火傷じゃすまないぜ
基本的な生き方：思ったら思い通りに。理由は後からついてくる

　守護獣（ガーディアン）を信奉する民“バスカー”の青年。神官の血筋を引いているが、定められた宿命から逃れるために集落を飛び出して“渡り鳥”の生活に身を

投じる。陽気で楽観的な性格で、美人にはめっぽう弱い。有事の際に自らを犠牲に星を守る“柱”の役目を持つ、シェーンという17歳の弟がいる。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　自由に憧れてバスカーの里を飛び出した、明るく陽気なムードメーカー。フィールドでは、冷気で対象を凍らす・火を消すことができる“フリーザードール”などを使える。

▲『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』より

　見た目は肉体派だが、じつは神官の家系のためか魔法が得意。魔法の効果を拡大できる“エクステンション”による攻撃や回復は非常に頼りになる。なお、ARMは“俺式改”の名のとおり改造されていて、性能が発揮できないため攻撃力や命中率が低い。

データ

　初代『ワイルドアームズ』の改訂版。ストーリーラインは1作目と同じものの、セリフの加筆、新たなパーティメンバーの追加などがされており、もう1つの『ワイルドアームズ』と言ってもいい内容に。バトルにボイスが採用され、キャラクターの個性もより強調された。

ロディ・ラグナイト（Rody Roughnight）（声優：鈴村健一）

「来るならこい！　相手になってやる」

性別：男性
年齢：15歳
身長：158cm
武器：ARM（アルテ レーツエルハフト マシーネ）
好きな球技：玉入れ
嫌いな食べ物：ししとう（予期せぬ辛さに不信感が拭えない）

　人の意志の力で活性化し、強大な力を発揮する銃器“ARM”を祖父から受け継ぐ、優しくて正義感にあふれる少年。しかし、大地の荒廃を招いた古の大戦の侵略者・魔族の力とも伝えられるARMを人は恐れ、その力を振るうロディを嫌う者も多く、流れ者として生活を続けるほかなかった。そんな放浪の途中でザックとセシリアと出会い、行動をともにする。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　オリジナル版では無口なロディだったが、『アルターコード：エフ』では戦闘中にボイス付きでしゃべる！　グッズには“グレネード”という爆弾を投げるグッズを追加。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　ARMを武器に戦うロディは、パーティのダメージソース。攻撃を強化する固有スキルの“ロックオン”と多彩なカートリッジによる技は、ボス戦、ザコ戦問わず役に立つ。

ザック・ヴァン・ブレイス（Zakk Vam Brace）（声優：咲野俊介）

「レッドライン、越えるのはどっちだ！」

性別：男性
年齢：27歳
身長：177cm
武器：ノーザンブレード
好きな笑顔：逆境の中、精一杯の不敵系
嫌いなスポーツ：アマチュアスポーツ全般

　世界のどこかにあるという“絶対たる力”を求めてさすらう、遺跡発掘専門の渡り鳥。片刃の長刀を扱い、居合いによく似た瞬速の抜刀技・早撃ちを得意とする。アーデルハイド公国で発掘された遺跡を探索するため、ロディ、セシリアと行動をともにする。相棒はハンペン。

ハンペン（声優：松野太紀）

性別：オス
年齢：400歳
身長：22cm
好きなことわざ：空を飛ぶものは皆いつか落ちる
嫌いな知識層：日和っている奴

　カゼネズミと呼ばれる亜精霊の動物。古代遺跡に関する豊富な知識を持ち、人語を話す。れっきとしたザックの相棒である。年齢は400歳。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　初代、『アルターコード：エフ』ともに、オープニングを流しっ放しにしておくと、ザックが力を求めるヒントが流れた。グッズにジャンプをする“ジャンパーブーツ”を追加。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　素早い剣戟を得意とするザック。行動順が始めに回ってくることが多く、フォースの“アクセラレイター”によって、戦闘で一番先に動けるのが強み。戦闘だけでなく、回復要員としても役立つ。

セシリア・レイン・アーデルハイド（Cecilia Raynne Adelheid）（声優：小林早苗）

「いつか感じた絆が、私の力なんです」

性別：女
年齢：17歳
身長：162cm
武器：アークセプター
好きな音楽：みんなで楽しい合唱
嫌いなヤキソバ：そんなモノはモチロンない

　先祖代々、世界を支える力である“守護獣”（ガーディアン）と交感できる巫女の力を持つといわれる、アーデルハイド公国の公女。また、略式魔法陣を組み合わせて発動させる、紋章魔法の使い手でもある。秘宝“涙のかけら”を持つことから、やがて大きな戦いに巻き込まれていく。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　頭身が上がり、顔の表情やポーズなどでより感情が伝わるように。グッズにその場で竜巻を起す“スクリュースタッフ”などを追加。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　クレストソーサーにより魔法と、“マテリアル”により守護獣の力を扱える。マテリアル使用時には守護獣が出現するムービーが流れる！

エマ・へットフィールド（Ema Hetfield）（声優：根谷美智子）

「私ってば、現場向きなのかしら？」

性別：女
年齢：39歳（とてもそうは見えないが）
身長：167cm
武器：パンチガン
好きなカクテル：モロトフ・カクテル
嫌いな来訪者：勧誘と集金

　アーデルハイド城下町に住み、古代遺跡“リリティアの棺”の発掘を指揮する美人博士。ARMの改造を行うことができるアームマイスターでもある。“リリティアの棺”では、彼女の質問に拒否し続けると、一緒に探索についてきてくれる。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　PlayStation版より見た目も性格もパワフルに。グッズは持たないが、簡単なロックのかかった扉なら開けることができる。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　戦闘では銃からボクシンググローブが飛び出すパンチガンを使用。オリジナルは“エミュレーター”という敵の技をコピーして、攻撃技として使用できるもの。

ジェーン・マックスウェル（Jane Maxwell）（声優：大谷育江）

「ふふふ、お宝に近づいてる予感」

性別：女
年齢：14歳
身長：155cm
武器：フレーゲルヤーレ　Flegel jaher
好きな新聞：イエローペーパー
嫌いな転入生：自分で自分のあだ名を申告するタイプ

　元・富豪マックスウェル家の娘でありながら、賞金稼ぎに身を投じたお嬢さま。ロディと同じく、ARMを使いこなす。カラミティ・ジェーンの二つ名で知られている。なお、姉には賞金稼ぎのことはナイショ。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　破天荒でありつつ、お嬢様な姿も見せるジェーン。PlayStation版ではイベント扱いだったヴォルカノントラップでの協力作戦も、プレイヤーが動かせるように。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　ロディと同じARM使いだが、攻撃力は低め。フォースアビリティは“ミスティック”といい、アイテムの効果を拡大するもの。また、オリジナルの“カラミティ”では、敵を挑発したり、アイテムを奪えたりと、独自の技も使える。

マクダレン・ハーツ（Magdalen Harts）（声優：佐々木勝彦）

「報いにて応えましょう」

性別：男
年齢：51歳
身長：175cm
武器：無銘（どこにでもあるブロードソード）
好きな甘味：みつまめ
嫌いな年少者：忘八者

　おてんばジェーンに常に付き添う、マックスウェル家の執事。昔は渡り鳥だったが、ある事件をきっかけにマックスウェル家に仕えるようになる。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　常にジェーンを見守るマクダレン。ジェーンがみんなに黙ってロディを呼び出し、胸の内を伝えたときも、影ながら彼女を見守っていた。一部の戦闘ではパーティインするが、ジェーンが本格参戦するときは身を引いてしまう。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　戦闘では、華麗な剣技を使って戦う。オリジナルは“剣戟”という剣技。フォースアビリティの“乾坤一擲”は、剣戟の威力を高めるもの。

マリエル（Mariel）（声優：宍戸留美）

「私は、お役に立てているのでしょうか？」

性別：女
年齢：不詳
身長：152cm
武器：かばん
好きな天気：三月の風と四月の雨
嫌いな自分：為すべきことがわかっても踏み出せない時

　古代大戦時には守護獣や人間とともに、魔族と戦ったとされる亜人種・エルゥの少女。しかし、大戦後エルゥはファルガイアから姿を消したとされる。彼女がファルガイアに残っているのには、なにか深い訳がありそうだが……。一時的に仲間に加わり、“ハーブマジック”を使う。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　同じエルゥの民は異世界に行ったが、ある理由から1人でファルガイアに残っているマリエル。ロディたちと会った後は、ガーデニングで作物系のアイテムを育ててくれる。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　パーティにもゲストで加入。オリジナルは回復系のアイテムを魔法として使える“ハーブマジック”。フォースアビリティはオリジナルの効果を拡大する“エクステンション”。

ゼット（Zet）（声優：子安武人）

「みんなの命、勝手に預かる！」

性別：男
年齢：不詳
身長：175cm
武器：ドゥームブリンガー
好きなライバル：人の話をちゃんと聞いてくれるヒト
嫌いな展開：お涙頂戴

　陽気、能天気、熱血という異色の魔族。組織内では下っ端の員数外（イレギュラー）で、出世を望み、ポイント稼ぎのためにロディたちを倒そうとする。だが、そのたびに撃退される。ある少女との出会いがきっかけで、魔族と決別することに。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　バーソロミュー船長とセシリアの偽装結婚イベントで初登場。仲間になるのは終盤で、ある程度の手順が必要となる。

▲『ワイルドアームズ アルターコード：エフ』より

　ゼットは、攻撃面ではかなり頼れる存在。オリジナルの“重ね撃ち”はマリエルの兄のバシムにギャラを支払うことで覚えるという変わり種。フォースアビリティの“全力全開”は反応が0に成る代わりに、攻撃力が上昇するというもの。

データ

　ナンバリングの4作目として『アルターコード：エフ』の次に満を持して登場した本作。女の子を見たことがない少年・ジュードを主人公に、“ARM”を制御できる異能を持つ少女・ユウリィ、“渡り鳥”の青年・アルノー、美しいものを求めて世界を旅する女剣士・ラクウェルの4人を中心に物語が展開していく。ゲーム中に表示されるキャラクターイラストに、唯一セル絵が採用された。

ジュード・マーヴェリック（Jude Maverick）（声優：白石涼子）

「スピード一番!!　勝負は一瞬！」

性別：男
年齢：13歳
身長：157cm
武器：シェイプシフター
クラス：ガジェッティア
好きなスイーツ：おはぎ

　活発で元気な少年。ふとした出来事をきっかけにして、ARMを起動し、その恐るべき力を発揮することができる因子適合者（ジーンドライバー）であることが発覚する。ユウリィに会うまで、子どもの女性と会ったことがなかった。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　外の世界のことをあまり知らず、純粋でまっすぐなジュード。フィールドやダンジョンでは彼を操り、2段ジャンプやアクセラレイターなどを行える。グッズもジュードのみが使用可能。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　ARMと適合する因子を持つジュードは、戦闘ではARM使いとして活躍。フィースアビリティは“ミスティック”で、アイテム効果の拡大ができる。

ユウリィ・アートレイデ（Yulie Ahtreide）（声優：川澄綾子）

「怖いのは、目をそらすことです」

性別：女
年齢：15歳
身長：158cm
武器：トライサークル
クラス：パラディエンヌ
好きな色：青

　制服を着た人たちによって囚われている少女。明るくにぎやかな性格で戦いを好まず、自分を助けたジュードが戦いに巻き込まれていくさまに心を痛める。かつて養護施設に育ち、そこでARMの調整・制御する能力を得た。特務局ブリューナクに兄のクルースニクがいる。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　大人しく、どこかはかなげな雰囲気が漂うユウリィ。生まれ育った施設では、感情を爆発させるシーンも。個性的なメンバーのなかにあって、普通な感性を持ち合わせた女の子だ。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　回復やサポートを得意とする、いわゆる僧侶系のキャラ。HPが低く、やられやすい。フォースアビリティの“マテリアル”では、守護獣の力を借りた魔法を繰り出すことができる。

アルノー・G・ヴァスケス（Arnaud G Vasquez）（声優：高橋広樹）

「首から上には自身があるのさ」

性別：男
年齢：18歳
身長：174cm
武器：スロウナイフ
クラス：フォーミュラユーザー
好きな定食メニュー：お好み焼きとごはん（主食と主食の組み合わせ）

　“渡り鳥”の青年。口先ばかりが一人前で、打算や損得勘定で行動することも多いが、それは彼の生い立ちに起因する“処世術”と言える。ひょんなことからジュードとともに戦い、以降一緒に旅をしていくにつれ、自分の弱さにも向き合っていく。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　軍の案内役としてジュードの故郷にやって来た青年。序盤はちょっと頼りないところのある気のいい兄ちゃんという感じだが、ある時点からパーティの頼れる兄貴分に！

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　素早さが早く、行動順が回ってきやすいのが特徴。武器での攻撃力は低めだが、攻撃系の魔法で敵の弱点を突けるのが強み。

ラクウェル・アップルゲイト（Raquel Applegate）（声優：生天目仁美）

「かわい気がなくて悪かったな」

性別：女
年齢：19歳
身長：171cm
武器：バスタードソード
クラス：マイトフェンサー
好きな花：マリーゴールド

　剣に長けた“渡り鳥”で、世界各地に残された“美しいもの”を見るため、1人で旅をしていた少女。その経験と、凜とした性格のため、近寄りがたい雰囲気を漂わせている。だが、弱者を守る強さと優しさをも兼ね備えている。病に侵された身で、本当は迫りくる死の恐怖に脅えているが、それを隠そうと虚勢を張っている。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　普段は武人らしい態度をとるラクウェル。ただ、心を許した仲間たちには、自身の弱い姿を見せることも。美しいものを絵に書きためているが、絵心はよくない。

▲『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』より

　行動順は遅いものの、攻撃力高さはピカ一！　その強さは、ほとんどのザコ敵を一撃で倒せるほど。フォースアビリティの“イントルード”では、2回行動が行える。

データ

　シリーズ10周年記念タイトルとして発売されたナンバリングの第5作。田舎の村に住む少年・ディーンが、空から落ちてきたアヴリルとい少女と出会うことから物語が始まる。

　ディーンと彼の幼なじみのレベッカ、アヴリル、グレッグ、キャロル、チャックの6人がパーティメンバー。記憶喪失のアヴリルが唯一記憶していた“ジョニー・アップルシード”を探すうちに、彼らは世界の危機に立ち向かうことになる。

ディーン・スターク（Dean Stark）（声優：下野紘）

「心強い仲間とともに！」

性別：男
年齢：16歳
武器：ツインフェンリル
好き＆得意：ゴーレムのねじ、ナイトバーンのブロマイド、アヴリルからもらったARM
嫌い＆苦手：細かい作業
クラス：リーディングシューター

　カポブロンコの里で暮らす少年。明るく元気で、正義感が強い。古代文明時代に作られた“ゴーレム”にあこがれ、ゴーレムを発掘しながら世界中を旅するゴーレムハンターになることを夢見ている。女の子の涙にめっぽう弱い。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　いわゆる熱血主人公タイプのディーン。女の子の涙に弱く、そのために余計な事件に巻き込まれることも。本作のグッズはカートリッジになっており、ディーンのARMで扱う。炎を飛ばしたり、隠されたものを発見したり、モロい壁を破壊するなど、多種多様なカートリッジが存在する。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　ディーンは近接向けのキャラ。固有スキルでクリティカル時にダメージ量が2倍になるので、貴重なダメージソースともなる。

レベッカ・ストライサンド（Rebecca Streisand）（声優：水樹奈々）

「ディーンはすごい　でも、負けられない！」

性別：女
年齢：16歳
身長：152cm
武器：シークエンスピチカート
好き＆得意：サーカス（特に曲撃ち）、甘いもの
嫌い＆苦手：ヘビのようにクネクネしたもの、お化け
クラス：アクロバットガンナー

　ディーンの幼なじみ。快活で、ちょっと強気な女の子。ある事件がきっかけでカポブロンコの里を出る決心をしたディーンの身を心配し、ともに旅立つ。じつはディーンが好きなのだが、なかなか素直に認められない。サーカスのスターになることを夢見ている。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　ディーンにくっついてくるように旅に出たレベッカ。ディーンが女の子と仲良さそうにするたびにヤキモチを焼くなど、恋する乙女的なシーンも。本作の語り部的な役割も担う。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　攻撃範囲が直線状にあり、遠くの敵も狙える。また、スキルで連続攻撃を行うことも。攻撃力が低いので、術使いタイプにするのもアリ。

アヴリル・ヴァン・フルール（Avril Vent Fleur）（声優：伊藤静）

「昔、おなじようなことがあったような……」

性別：女
年齢：20歳前後？
身長：163cm
武器：アブソリュートゼロ
好き＆得意：宝物を見つけることがマイブーム
嫌い＆苦手：暗いところ
クラス：セレスチャル

　ゴーレムの左腕に抱かれるようにして、空から降ってきた少女。ディーンとレベッカに救出された。自分の名前と、“ジョニー・アップルシード”という言葉以外、すべての記憶を失っている。記憶喪失だが、ときおり洞察力に優れた、深みのある発言をすることも。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　ディーンと初めてあったとき、そのほほに涙が伝う。謎多き存在として、物語を引っ張っていく女性。物語後半では、驚きの事実が判明！

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　その見た目から術使いタイプと思いきや、じつは物理もイケる万能キャラ。とはいえHPが低めなので、前線で戦わせておくとピンチに見舞われる場合も。

グレッグ・ラッセルバーグ（Greg Russellberg）（声優：志村知幸）

「壁をぶち壊す――おもしれえじゃねえか」

性別：男
年齢：34歳
身長：178cm
武器：ブラックシェイプ
好き＆得意：ノーコメント
嫌い＆苦手：馴れ合いの会話
クラス：パセティックリヴェンジャー

　“ゴーレムクラッシャー・グレッグ”の異名を持つ男。発見したゴーレムを片っ端から爆破して破壊するという噂があり、世界中のゴーレムハンターたちから指名手配されている。彼がゴーレムを破壊するのは、じつは家族が片腕にゴーレムを付けた男に復讐するため。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　年若いメンバーが多い中で、唯一、大人なキャラクター。目的のためには手段を択ばない風な態度を取るが、行動や言葉の端々から根は優しい面が見てとれる。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　攻撃力、耐久力の高さが魅力。スキルも、ショット後一定の確率でガードになるという、守りの堅さを感じさせるもの。

キャロル・アンダーソン（Carol Anderson）（声優：谷井あすか）

「お役に立てたでしょうか？」

性別：女
年齢：12歳
身長：135cm
武器：ミラクルアコーディオン
好き＆得意：知識を得ること、機械の操作
嫌い＆苦手：捜しているヒト以外のヒトの存在、道に落ちているバナナの皮
クラス：ティミッドジーニアス

　迷子になった連れを捜しているうちに自分も迷子になったという、ちょっとドジな女の子。しかし年齢のわりには深い知識を持ち合あせているという、謎めいた一面も持つ。捜している人物は、ベルーニ族の教授。彼に拾われて、育てられた。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　何もないところでコケたり、思い込みで不安になって泣き出したりと、見ていて微笑ましいドジっ子キャラ。彼女の科学に関しての知識は、さまざまな面で役立った。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　武器の性能と固有スキルの“任意攻撃”のおかげで、どのHEXにも攻撃できるのが強み。とはいえ、ステータス的には術向き。耐久力の値はパーティ中、最下位。

チャック・プレストン（Chuck Preston）（声優：花輪英司）

「強くなっていくことを実感しているよ！」

性別：男
年齢：19歳
身長：168cm
武器：L23型パイルバンカー
好き＆得意：世界中を飛び回ること、ゴーレムハンターとして任務に責任を持つこと
嫌い＆得意：ヒトと深く付き合うこと
クラス：ゴーレムハンター

　ゴーレムハンター（ただし、まだ見習合い）の青年。キザな二枚目だが、押しに弱く気も弱い。場の空気を読むのが苦手で、“その場の空気を瞬時に凍らせる口撃”という強烈な必殺技の持ち主である。ゴーレムクラッシャーを捕らえるために旅しているところで、自身が泥棒の濡れ衣を着せられて処刑されそうになる。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　宝物庫から村の財宝を盗んだとして、捕まっているところでディーンたちと出会う。気が弱すぎて、好きな女性に告白できずにフラれてしまうほどだったが、アヴリルの言葉で自分の心根を入れ替える。

▲『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』より

　スピードが速く、耐久力にも優れる前衛タイプ。固有スキルは、HPが減るほど攻撃力が上がるというもの。パーティに加わるのが一番最後な点は残念。

データ

　PSPで発売された外伝作で、シリーズで初のシミュレーションRPG。“渡り鳥”の少女・クラリッサを主人公に、エレシウス王国で起こった国家を巻き込む事件を描く。クラリッサをはじめとして、仲間を得ながら冒険が加速していく―！

クラリッサ・アウィル（Klarissa Avir）（声優：咲乃藍里）

「“想い”で道を切り拓くッ！」

性別：女
年齢：17歳
身長：160cm
好きな卵料理：茶碗蒸し、焼きプリン

　亡き母親の形見を奪った悪漢を追いかけ、ファルガイア中を旅している少女。明るく陽気な性格で、嘘が大嫌い。旅の途中、エレシウス王国を訪れ、とある理由から内乱へと巻き込まれてゆく。エレシウス王国のアレクシア王女と瓜二つ。その出目には、ある秘密が……？

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　明るく、感情豊かな女の子だが、物語中ではたびたびフィアースに謝ったり、悩みを打ち明けることも。ただ正義を求めるだけでない、シリーズでは珍しい主人公だった。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　固有のクラスは、遠距離攻撃が可能な“ダンデライオン”。オリジナルには支援タイプのものをそろえる。

フィアース・アウィル（Firs Avir）（声優：津山博）

「道に立ち塞がるのなら…！」

性別：男
年齢：26歳
身長：178cm
好きな昆虫：ギラファノコギリクワガタ

　一撃が非常に強力なポールアームの使い手。ある縁から、クラリッサの身を守るべく、彼女の行くところ常に付き従う。寡黙で不愛想だが、義理堅く一途で、己の信念を果たすことに全力を尽くす。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　クラリッサに家族同然に付き従い、常に彼女のことを思いやる。寡黙で、何を考えているかわからないところがあるが、クラリッサにかける言葉には優しさが感じられる。じつは、その素性には秘密が……？

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　フィアースの固有クラスは、“アックスバトラー”。物理攻撃を主体としたオリジナルを覚えていく。

ラブライナ・ワーズワース（Labryna Wordsworth）（声優：津野しの）

「こう見えて、できる女と評判の私です」

性別：女
年齢：34歳
身長：167cm
好きな金言格言：効果が無ければ代金は全額お返しします！

　元・エレシウス王室付の魔術師。現在テロリストとして指名手配を受けている。博識で鋭い洞察力を持つ女性だが、つかみどころのない言動から、その鋭さとは対極的な印象を周囲に与えがちである。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　チームの頭脳となるラブライナ。言動に浮世離れしたところがあり、実年齢よりも幼く感じられる。ペットのトニーの首輪に自分の名前のタグをつけておくなど、どこかヌケてもいる。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　固有クラスは、魔力系の“レアルストレーガ”。オリジナルは、攻撃から回復、補助まで、幅広い効果を持つものを覚えていく。移動範囲が狭く、行動順も遅いのが難点。

レヴィン・ブレンテン（Revin Brenten）（声優：坂巻亮祐）

「さっそうと、ヒーロー登場ッ！」

性別：男
年齢：15歳
身長：158cm
好きなパンツ：トランクス

　エレシウス貴族の子息で、ラブライナの教え子。魔術の才能には恵まれていないが、めげることなく、長所である俊敏さを生かした独特のバトルスタイルを身に着けている。正義感の強い、ヒーロー志向な性格。アレクシア王女に淡い恋心を抱く。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　熱血ヒーロータイプの少年。テロリストとして指名手配されている師のラブライナを信じ、手を貸してくれる。性格がまっすぐすぎて、融通が利かない面も。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　“マーシャルメイジ”が、レヴィン固有のクラス。物理攻撃、魔力攻撃の両方が使える万能タイプなクラスだ。素早さが高い点もポイント！

ログナー・ブリッツレーブレット（Logner Blitzleibrett）（声優：中田雅之）

「こちらの覚悟は決まっているッ！」

性別：男
年齢：29歳
身長：189cm
好きな甘味：もなか

　傭兵を生業となる青年。頑健な体格で、一見いかついイメージだが、洒落た言動には育ちのよさもうかがわせる。手先が器用で、頭も切れる自信家。余裕のある紳士的な態度を崩すことは滅多にない。辛い過去を持つ。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　見た目や傭兵業という職に就いている人間とは思えないほど、紳士的なログナー。しかし、エレシウス王国に深い恨みを抱いており、王と対峙した際には、その激しい胸の内をのぞかせた。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　固有クラスは、ブーメランを操る“ストームライダー”。HPが高く、壁役として活躍できる。オリジナルでは、能力アップを付与するものを覚えていく。

トニー（Tony）

「…………………」

性別：オス
年齢：成犬
体高：80cm
好きな信条：よく食べて、寝て、そして遊ぶ

　ラブライナの愛犬。主人よりも“しっかり者”な雑種犬であるらしい。首輪のネームタグには、飼い主である“ラブライナ”の名前が書かれている。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　クラリッサとフィアースを除く仲間のなかでは、一番最初に加入する。クラリッサの臭いを嗅ぎ、何かを感じ取ったのか、すぐに懐いた。

▲『ワイルドアームズ クロスファイア』より

　固有クラスは“雑種犬”。オリジナルなど、いっさい覚えることがない。移動範囲が広く、育てれば、それなりに強くなる。

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(C)1996, 1999, 2002, 2003, 2005, 2006, 2007 Sony Interactive Entertainment Inc.

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関連サイト

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