2018年9月10日(月)
バンダイナムコエンターテインメントは、2018年に発売するPS4/PC(Steam)用ダウンロードソフト『11-11(イレブン イレブン) Memories Retold』の最新情報を公開しました。
本作は、油絵テイストの独特なグラフィックが印象的な追体験型アドベンチャーゲーム。国籍の違う2人の主人公の視点から、第一次世界大戦を舞台にした、繊細なストーリーが展開します。終戦記念日“11月11日”をテーマに、戦争の現実や人の“愛”と“絆の力”を描いていたタイトルです。
本記事では、登場キャラクターやゲームシステムを紹介します。
本作は、2国の対立する2人の主人公視点で描かれます。プレイアブルキャラクターである2人の主人公を選択し、交互に物語を進めていきます。
主人公たちの重要な会話や行動でなど、選ぶ選択肢によって、物語が分岐します。ハリーとあこがれの女性との関係や、戦地で行方不明となった息子を捜索するクルトの運命は、プレイヤーの選択肢次第で紡がれることになります。
2度の“大戦”を経た私たちと異なり、当時の人々は戦争の現実も悲惨さも知らされておらず、政府の流す理想と使命だけがすべてでした。本作は、ハリーとクルト2人の主人公を通して、当時の空気感を体験できるシナリオアドベンチャーです。
物語の始まりはハリーが住み込みで働いている写真館。幼なじみのジュリアとともに育ったハリーは、彼女に友だち以上の感情を抱いていますが、彼女はその気持ちに気が付く気配がありません。
そんなある日、大戦で活躍している少佐が店を訪れ、戦場カメラマンを募集していることを伝えます。「女性は軍服を着た男に目がない」という少佐の言葉に、ハリーは連合軍への入隊を決意します。
カナダ出身の26歳のカメラマン。あこがれの女性に認められるため、カメラマンとして戦場にやってきて戦場の現実をカメラに残す。戦地で相棒の鳩と出会う。
クルトは、祖国ドイツのために戦場から離れたツェッペリン工場で技師として働いています。しかし、ある日、ドイツ軍の無線連絡で息子が入隊している部隊が前線で行方不明になったことを知ります。
居てもたってもいられず、クルトは軍隊に技師として入隊し、行方不明の息子を探しに行くことを決意します。
ドイツ出身の35歳の技師。戦場で行方不明の愛する息子を探しに妻と娘を残して、技師として戦場にやってきた。塹壕の中で猫と出会う。
戦地で、カナダ人のハリーは鳩とドイツ人のクルトは猫と出逢い、お互いを信頼しあえる相棒となります。ハリーやクルトを操作時には、相棒を操作できることもあります。なお、動物たちの愛らしいモーションは必見とのこと。
また、国籍も争いもない、自由な動物たちの力をかりるからこそ、切り抜けることができる窮地もあります。
カメラマンのハリーの前にふらりと現れ、そのままハリーに懐いてしまった鳩。ハリーが覚えさせたちょっとした芸で周りの人を楽しませることができます。時には大空を飛んだり、思いがけない荷物を運ぶことも……。
戦地で疲弊したクルトの癒しの存在。猫視点で操作し、敵国兵がひしめく塹壕の中を縫うように掻い潜ります。クルトが脱出する活路を作り出すこともできます。
カメラマンであるハリーは、いつでもカメラで写真を撮ることができます。ミッションとして、依頼者からカメラ撮影を求められた際は、指定のボタンを押してカメラを構えてベストショットをねらいましょう。なお、依頼者の希望に沿った写真を撮ることで物語が進みます。
また、依頼されていなくてもいろいろな写真を撮ることができます。ミッション外で撮った写真によって運命が左右されることもあるかもしれません。
技師であるクルトには、盗聴器を操作したり、機械の修理を行ったりするシーンがあります。各手順を踏まなければストーリーが進まない、謎解きパズルとなっているので、試行錯誤して、挑戦しましょう。
Memories Retold(TM) & (C)2018 BANDAI NAMCO Entertainment Europe.
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