2018年9月16日(日)
ゲームの攻略なら電撃PlayStation! そんな電撃PSはゲーム以外の攻略もできるんです!! ということを証明すべく、この記事では、いろいろなものを攻略していく企画“なんでも攻略”の第1弾“フィギュア撮影攻略”をお送りします。
スマートフォンなどでフィギュアやプラモデルの写真を撮ってSNSにアップする人が増えてきた今、ブツを正面から撮るだけではおもしろくない! そんなあなたの気持ちに応えるフィギュア撮影攻略の2回目は、フィギュアのポージングについて解説していきます。
フィギュアを撮影するとき、箱から出したときの直立姿勢、いわゆる“素立ち”で撮影していませんか? だとしたらもったいない。せっかく撮影するのだから、やはりポーズを決めて撮影してみましょう!
ポージングの基本は、“S字”を描くこと。人型のものをかっこよく見せる場合は、体のいたるところに“S”を描くように関節を曲げるのがコツです。
▲S字なし | ▲S字あり |
同じ直立姿勢でも“S字”を使うと、これぐらいの違いがあります。ではどこに違いがあるか、横から比べてみましょう。
▲S字なし | ▲S字あり |
首から背中にかけてのラインが大きく違っているのがわかります。人間の背骨は横から見るとまっすぐではないので、このように頭から首にかけての部分と、背骨を軽く曲げてあげるだけで大きく変わってきます。
続いてのポーズは、正面から見た“S字”です。
これは頭→胴→足の順番に右→左→右の向きにすることで、“S字”を描いています。このとき、つま先を正面に向けるとヒーローっぽさが上がります。
基本的な立ちポーズをマスターしたら、いよいよ次は少し動きをつけたポーズをつけてみたくなりますよね。とはいえ、いきなりポーズを思いつくのは難しいので、最初のうちは気に入ったポーズを真似しましょう。
しかし、いざポージングさせようと思ってもイメージどおりにいかない、なんてことありますよね。そのときはまず、実際に鏡の前に立って自分でポーズをとってみましょう。
このときに、どこの関節がどの方向に曲がっているのかを注意するのがポイントです。例えばまっすぐ立って拳に力を入れると、拳は自然と内側を向きます。
さらに気をつけていたいのが腕の向き。肩から内側に向いてるのか肘から内側に向いているか、それとも手首から曲がっているかを意識しましょう。
そうすると、このようになります。ほかの筋肉にも注目してみると、たぶん自然と胸を張る姿勢になり、合わせて肩が後方にひき気味になるはず。そこを意識すると次のようなポーズになります。
さらに細かいポイントですが、人間の腕は脱力しても肘はまっすぐに伸びず、意識してまっすぐにしないと伸びません。同様に足も自然とハの字に開いたりもするので、全身のすみずみまでどのようになっているかを意識しましょう。
立ちポーズではあまり気にしなくてもいいのですが、ポーズに動きをつけようと思ったら意識したいのが、重心です。例えば少し腰を落としたポーズをつけるときに、膝と太ももの関節を曲げるとします。
どこか違和感を感じませんか? そう、重心が高すぎるのです。このままでは力が入っていないポーズになってしまいます。そこでもう少し重心を落とすために膝に体重をかけて、さらにその体重を逃がすように足を少し広げつつ上半身を前かがみにするとこうなります。
このように、普段は意識しない部分にも注目することで、少しでも“生きた”ポーズをつけられるようにしていきましょう。
ポーズをつけるとき、フィギュアが自分の足でしっかりと立つ“自立”ができるかどうかは気になってしまいますね。
しかし、自立にこだわる必要はなし! 動きをつけたい場合は、フィギュアを固定するスタンドなどを使用しちゃいましょう。アクションフィギュアなどには付属していることも多いですね。
ただ、このスタンドが写ってしまうのが気になってしまう人もいるかと思います。そんなときは、背景の裏側などから固定したり、足先などを固定してスタンドをフレームの外に出すのも方法の1つです。
▲いざとなったら、手で持つのもアリ。手ブレには注意してください。 |
撮影ボックスを用意し、さらにはフィギュアのポーズも決まったところで、次回はいよいよ撮影に移ります!