2018年9月20日(木)
JPPVRは、“東京ゲームショウ2018”の初日となる9月20日、鈴木裕氏によるVR完全新作ゲーム『VRSUS(バーサス)(仮)』を発表しました。
▲発表会第1部の登壇者たち。左からVReS.incのセラレン・キャンベルCPO、有野晋哉さん、鈴木裕さん、JPPVRの田畑俊哉専務取締役。 |
『VRSUS(仮)』は、現在ゲームセンターや商業施設への設置に向けて動いているVR筐体『VReS』の対応タイトルです。プラットフォームとなる『VReS』は、ゴーグルを装着した状態でバイクや車、自転車タイプの機器に実際に乗り込んで動かすものや、ゴーグルを装着し、自らの身体を動かす“フリースタイル”と言われるものなどがあり『VRSUS(仮)』は後者――フリースタイルで遊ぶタイトルになるようです。
▲こちらはタイトルロゴ。現在は仮称ですが、“VR”と“VERSUS”をかけたタイトルになっています。 |
鈴木氏は、『VReS』を開発するVReS.incの声掛けで『VRSUS(仮)』を制作することになったようで、「また制作を始めたばかり」とのことでしたが、TGSでは開発途中のバージョンを持ち込み、テストプレイを実施しながら本作のコンセプトを紹介しました。
次に『VRSUS(仮)』がどんなゲームなのかを説明しましょう。非常に簡単に言ってしまうと、“1対1で相手の頭めがけて光の弾をぶつけ合うゲーム”です。プレイヤーは長方形の部屋に向かい合って立ち、光の弾を投げ合います。プレイヤーはただ単に立っているだけではなく、身をひねって回避したり、特定の操作で防御もできるようでした。
また光の弾は壁に当たると反射するので、自分に向かって飛んできていない弾にも注意が必要となります。壁の販社を用いることによって、ただ単に光の弾を投げあうだけではないゲームになっていました。
鈴木氏によると、特殊な攻撃や防御のアイデアはいくつもあるとのこと。ただし特殊なアクションを増やすとプレイのしやすさが犠牲になってしまうので、現状はあまり増やすつもりはないと話していました。映画『マトリックス』などで有名になった“バレットタイム”などを取り入れるアイデアもあるそうです。
その後、『ゲームセンターCX』で知られる“有野課長”ことお笑いコンビ“よゐこ”の有野晋哉さんが登場! 『VRSUS(仮)』の発表会にもかかわらず、鈴木裕氏に大好きな『シェンムー』の話を振ったりしていました。
さらに、鈴木さんと有野さんがバイク型の筐体に乗って戦う『フォトンバイク」で対決! VRゲームで競う楽しさを味わっていました。
▲待機画面のレースクイーンが気になってしまう有野課長。レース以外の部分でもVRの魅力を満喫していました。 |
▲「肌触りがずいぶん固いと思ったらこれは違うんすね」など、ボケを披露する一幕も。 |
▲バイクを操作する鈴木裕さん。障害物に当たるたびに「イテッ!」と声を上げる有野課長とは対照的に、鈴木さんは落ち着いたレース運びで勝利をもぎ取っていました。 |
『フォトンバイク』での対決が終わると、VReS.incのCEOであるセラレン氏から2、019年にVRスポーツ大会をアジアで開催することが発表されました。国籍、年齢、性別、障がいなどを問わずに参加できる大会であり、高額の賞金も出るとのことです。
ここでセラレン氏が有野課長にも大会に参加してほしいとお願いすると、課長は快諾! しかし「使うボタンはAボタンとBボタンの2つだけにしてほしい」と弱気な注文をして、会場を笑わせていました。
■東京ゲームショウ2018 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……9月20日~21日 各日10:00~17:00
一般公開日……9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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