2018年9月22日(土)
『さらばパラノイア学園』は1手のミスが痛い本格志向のディフェンスゲーム。声優さんと一緒に遊べるチャンス【TGS2018】
9月20~23日に千葉・幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2018において、インディーゲームコーナー内にあるエスパーダブース(9-B55)の『さらばパラノイア学園』をプレイしたので、その感想をお届けする。
『さらばパラノイア学園』は、『グラナド・エスパダ』元プロデューサーの中尾圭吾さんが率いるエスパーダの処女作。スマートフォン向けに2019年夏配信予定のタイトルで、TGS2018ではバトルの基本を体験できるプロトタイプが出展されている。
▲難易度は、イージー、ノーマル、ハードの3種から選択可能。 |
バトルはターン制で進行。プレイヤーターンでは敵を攻撃し、エネミーターンでは敵がマス目を進んで、味方の防衛ラインを目指してくる。
いわゆるディフェンスゲームで、敵が防衛ラインに到達すると、味方のキャラクターがダメージを負ってしまう。敵を全滅させれば勝利、味方が全滅すれば敗北だ。
プレイヤー側は3人のキャラクターを使用でき、それぞれ攻撃範囲や攻撃回数、攻撃力といった性能が異なる。
敵は数が多いので、配置や移動力を見て、的確な攻撃方法と順番で対処しないと容易に防衛ラインに到達されてしまう。ゲームをプレイする際、詰め将棋的と説明を受けたが、遊び心地はまさにそんな感じで、1手のミスがけっこう痛い。
2手3手先を読んで移動力のある敵に対処しないと、雪崩を打って敵が侵攻してくる羽目になる。キャラクターの数=攻撃手段の数なので、1人でも倒れればジリ貧になるし、ミスをした時の「しまった!」感は思わず口から言葉が出てしまうほどだ。逆に言うと、本気でしまったと思えるあたりが、おもしろさの種かもしれない。
また、攻撃範囲にけっこうクセがあるのも特徴。“横3マスの敵を攻撃し、なおかつノックバックする”、“任意の6マスをなぞって攻撃する”といった内容であるため、敵の配置に対して、どんな攻撃を当てはめるかという、パズル的な思考になっていく。敵の配置や能力をよく見て打つ手を決める必要があり、ステージごとに頭を使うゲームだろう。
……などと偉そうに書いているものの、きちんと最後まで遊べたのは、横でゲーム内容を教えてくれ、適宜アドバイスもしてくれた声優の石黒千尋さんのおかげである。石黒さんがいなかったら最初のステージから詰んでました、ありがとうございます!
というわけでなんと! エスパーダブースでは、石黒さんをはじめ、本作でキャラクターを演じる畠山豪介さん、上原あかりさん、筒井絵理奈さんら4名のうち1人が、ブースに待機してゲームの案内役を務めてくれている。スケジュールについては、公式Twitterをチェックしよう。
ゲームの試遊後は直筆サイン入りのシールをもらえるので、TGS2018に足を運んだ際にはエスパーダブースにも立ち寄ってみてはいかがだろうか。試遊台は2台なので、声優さんと一緒に遊べるかは運次第になるかもしれないが、貴重な体験をできるチャンスだ。
▲こちらは筆者がもらった直筆サイン入りシール。シールの絵柄は、各声優さんの担当キャラクターになる。 |
■東京ゲームショウ2018 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……9月20日~21日 各日10:00~17:00
一般公開日……9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
※画面はすべて開発中のものです。
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