2018年9月23日（日）

『チームソニックレーシング』飯塚隆さんと瀬上純さんが楽曲制作時の苦労話を暴露!?【TGS2018】

　千葉・幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2018”で、PS4/Nintendo Switch/PC（Steam）用ソフト『チームソニックレーシング』のトークショー＆ミニライブが行われました。本記事ではその模様をお届けします。

　『チームソニックレーシング』は、『ソニック』シリーズ初のチームレーシングタイトルです。シリーズならではの超ハイスピードなレースを楽しめる他、特徴の異なるキャラクター選択やレーシングカーのカスタマイズなどを行えます。

　3人チームで戦う『チームソニックレーシング』では、レース中に仲間同士でスピードアップしたり、アイテムボックスを送り合ったりして、助け合いながらチーム単位で勝利を目指します。

　本ステージには、『ソニック』シリーズプロデューサーの飯塚隆さんと『ソニックチームレーシング』リードコンポーサーの瀬上純さんが登壇しました。

　トークショーは以前“E3”で発表されたトレーラー映像からスタート。会場からは「かっこいい！」と「かわいい！」という歓声がいくつもあがっていました。

キーワードは“チーム”。楽曲制作の苦労話を瀬上さんが語る

　トークライブでは、“TGS2018”で本作が試遊されていた様子を見た飯塚さんと、本作の楽曲を手掛けている“Crush 40”のギタリスト・瀬上純さんが本作について語ります。

　トレーラーに“Crush 40”の楽曲が使われていることでファンからの反響が大きく、「レーシングゲームは音楽が重要だから楽曲をお願いしたい」とオファーをいただいたと瀬上さん。“ソニック”と“レース”に通じている瀬上さんは「僕以外いないよ？」と快諾したとのこと。なお、オファーをもらったときは瀬上さんより、“Crush 40”のシンガーのジョニーさんの方が喜んでいたそうです。

　開発チームがイギリスにあり、遠距離での連絡となっていることが明かされ、苦労したことについても言及されました。

　曲制作について、楽曲の制作をまかされていた瀬上さんでしたが、「これ好きじゃない」、「ここのメロディは下がってほしくない」など仕事に対する熱い想いを持っている飯塚さんを納得させるため、大変だったとコメントしました。

　それに対して飯塚さんは、「曲単体ではすごくいい曲なんですけど、ゲーム中のコースなどを想定した場合は聞こえ方を工夫したかった」と補足しました。

　曲数はコースの数だけではなく、導入部やファイナルラップ、アルティメットブーストの曲など、かなりのバリエーションが用意されていますが、これについても瀬上さんからコメントが。瀬上さんはアルティメットブーストの曲は1曲だと思いこん制作していたものの、実は「キャラの数だけ用意してほしい」という要望があったこと、「テーマ曲はそのまま使って大丈夫」と言われたので、そのまま使ったところ「もっとテンポを上げてほしい」などの修正が来たことなどが語られました。

　そんな情報交換に苦戦する中、瀬上さんは「本作は“チーム”がキーワードになっているので、曲をお願いする時に「一緒にやろう」という言い方をしました」と、本作のキーワードを意識しながら曲作りをしていたそうです。

　“ウィスプサーキット”は『ソニックカラーズ』の“プラネットウィスプ”というステージがモチーフになっているのですが、そこで使用されているイントロがサビに作り変えているなど、ファンが反応してしまう要素も入っていることもトークでは語られていました。

　楽曲について多くの制作話が語られ、製品版に先駆けて発売されたグッズが紹介されました。

　ステージの最後には、瀬上さんによるミニライブが実施されました。スモークが焚かれ、息をのむ会場。派手に登場した瀬上さんがギターをソロを弾き、2曲目には“ソニック”がステージに登壇し、ソニックと瀬上さんのツーショットでの演奏が行われました。

　『ソニック』シリーズはゲーム性だけでなく、毎回楽曲の評価も非常に高いので、ぜひ注目してみてください。

■東京ゲームショウ2018 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……9月20日～21日各日10：00～17：00
　一般公開日……9月22日～23日各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売1,000円（税込）
※小学生以下は無料

(C)SEGA

データ