2018年9月23日(日)
『EDF:IR』スペシャルトークショウレポート。エネミーデザインの裏側が明らかに!【電撃PS】
千葉・幕張メッセで開催された“東京ゲームショウ2018(TGS2018)”のディースリー・パブリッシャーブースで、2019年発売予定のPS4用タイトル『EARTH DEFENSE FORCE:IRON RAIN(以下、EDF:IR)』のスペシャルトークショウが行われた。ここでは、そのの模様をレポートしていく。
本作は、地球を侵略する無数の巨大生物との戦いが楽しめる同社の人気タイトル『地球防衛軍』シリーズの派生作品。シリーズの楽しさはそのままに、まるで洋画のような新たな世界観と設定で戦う、今までのシリーズとは一味違った作品となっている。
ステージには『地球防衛軍』シリーズでもおなじみの、岡島信幸プロデューサーが登壇。さらに、本作の開発を担当している株式会社ユークスから上野尚澄氏と、本作でクリーチャーデザインを手掛けている造型師の大山竜氏が登壇。開発の裏話について語ったり、実機によるプレイなどが行われた。
▲左から岡島氏、大山氏、上野氏。 |
まずは岡島プロデューサーから本作の概要に関する解説が行われた。その後ユークスに開発を依頼したきっかけとして、「『地球防衛軍』シリーズはシンプルなゲーム性と巨大生物対人間の戦いが海外でも人気だが、舞台が日本であるために一般層には届きにくかった。そこで欧米向けの新シリーズを作ろうとしたときに、海外でヒット作を作っているユークスに依頼した」という逸話が語られた。
続いて大山氏がデザインしたシディロスとベイザルの2体のモンスターについて、本人から解説が行われた。
シディロスは“ミサイルのような形で降ってきて変形して、体表が隕石のようなもの。大きくて重そうだけど敏捷性があるデザイン”になっているとのこと。
このデザインが届いたとき上野氏は“かっこいいデザインが上がってきたので、デザインに合わせて仕様がいろいろと変わったけど、それが楽しかった”と語った。
ベイザルは“シディロスはデザインをわかりにくくしてあるので、いかにも怪獣というデザインで、元にした生物が何かをわかりやすくした”とのこと。これに対し上野氏から、元ネタはデボン紀の“ダンクルオステウス”であることが明かされた。
そして岡島プロデューサーから、「デザインが届いた、って言ってますけど、大山氏から届くデザインって実際に造型物が届くんですよ。シディロスはこれぐらいだったかな」と、衝撃の事実が語られた!
次にストーリーについての解説が、上野氏から行われた。
ナンバリングタイトルでは宇宙戦争がメインだったが、本作では“戦場”を描いてるとのこと。そしてブラスト小隊に所属する主人公は、部隊の仲間を守る等身大のヒーローとして登場することが。
そして注目してほしいポイントとして、本作は英語版でもプレイ可能で、いろんな国の人が集まる部隊なので、フランス訛りやアイルランド訛りができる役者さんに収録してもらったというこだわりを挙げた。
ひととおり本作の魅力や裏話を語ったあとは、いよいよ2人による実機プレイ!
まずは大山氏によるキャラクタークリエイトが行われた。豊富なカスタマイズパーツから、胸のサイズが中ぐらいでオレンジ色のショートカットの女性キャラが完成!
挑むのはディースリー・パブリッシャーブースの試遊台でプレイできたものと同じで、ベイザルと戦うミッションが楽しめるというもの。
スタート直後、マップの中央にたたずむベイザルに向かって攻撃開始。序盤はいい感じで戦えたものの、サソリ型のデスストーカーに囲まれてしまい敗北してしまった。
かたき討ちとばかりに交代した上野氏は、スタート直後にさっそうと車に飛び乗りベイザルに急接近。デスストーカーに近づかれても再び車に飛び乗り、囲まれる前に脱出するなどのファインプレイで観客を盛り上げる。
するとEDFのライバル組織、カインドレッド・レベリオンが巨大なアリに乗って乱入! さらにウォーメックも登場してこれからどうなるのか、といったところで時間切れとなった。
ステージの最後に3人からステージでの感想や、本作への熱い思いを語ってくれた。
大山氏:ゲームが下手ですみません。キャラクタークリエイトで、好みがバレちゃいました。
上野氏:多くのファンに愛されている作品なので、シリーズの名に恥じない作品にしようとがんばっているので楽しみにしていてください。
岡島氏:『EDF:IR』、名前だけでも覚えて帰ってください。隠している情報がまだまだたくさんあります。みなさんの期待を裏切らないので、ぜひ楽しみに待っていてください。
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