2018年10月10日(水)
アニメ『からくりサーカス』第1話の場面写真が到着。アルレッキーノ役は福山潤さんが担当
10月11日より放送開始のTVアニメ『からくりサーカス』の最新キービジュアルが公開されました。
本作は、藤田和日郎さん原作による同名の漫画作品をアニメ化したもの。漫画『からくりサーカス』は、『週刊少年サンデー』で1997年~2006年の9年にわたり連載された作品です。
公開されたキービジュアルは、決意に満ちた鳴海の気迫あふれる表情、最奥に佇む最古の4人が印象的なビジュアルとなっています。最新キャッチコピーは“待ち受けるは、世界の“からくり” 立ち向かうは、“しろがね”の意思”となっています。
物語の鍵を握る“最古の四人”(レ・キャトル・ピオネール)
“最古の四人”(レ・キャトル・ピオネール)は、最初期に作られた自動人形のことで、コロンビーヌ、パンタローネ、アルレッキーノ、ドットーレの4人です。真夜中のサーカスの中で幹部に相当する役割を担っています。
アルレッキーノ(声優:福山潤)
パンタローネ(声優:中田譲治)
コロンビーヌ(声優:悠木碧)
ドットーレ(声優:大友龍三郎)
キャストコメント
“最古の四人”を演じるキャスト陣のコメントが公開されています。
アルレッキーノ役・福山潤さんのコメント
――自身が演じるキャラクターへの印象をお聞かせください。
最古の4人という、物語で重要なキャラクターの1人。人間にとっての脅威でありながら、自動人形としてフランシーヌへの忠誠とともに描かれる彼らのドラマには胸をうたれました。
私が演じることになったと聞いて、大変光栄に思うとともに、難しい役どころでもありますので、今から気を引き締めております。
――放送を楽しみにしている皆さまへのメッセージをお聞かせください。
『からくりサーカス』がアニメになると聞いてまずは読者だった私も驚きました。そして、思いもしていなかったキャストとしての参加。原作を読み直して熱い思いをまた作品からいただきました。
アルレッキーノの魅力をお伝えできるよう、精一杯演じさせていただきます。
パンタローネ役・中田譲治さんのコメント
――自身が演じるキャラクターへの印象をお聞かせください。
自動人形として最古の四人と謳われる内の1人。フランシーヌが絶対、とは言え自らの意思も持つ。その上にあの特徴的な風貌ですから強烈なキャラであることに間違いはありません。
なので挑戦し甲斐がありますね。自分なりに説得力のあるキャラにできるよう頑張ります!
――放送を楽しみにしている皆さまへのメッセージをお聞かせください。
なにしろ長大な群像劇。これをアニメ化するのは大変だなぁと思いましたが、PVと藤田さんの情熱を見聞きし、アニメならではの『からくりサーカス』ができると確信しました。どうぞ応援よろしくお願いします!
コロンビーヌ役・悠木碧さんのコメント
――自身が演じるキャラクターへの印象をお聞かせください。
愛情を哲学していくパートを担った子という印象です。後に大きな変化も待ち構えているので、先を見据えて殊更ていねいに構成して演じられたらいいなと思っています。
――放送を楽しみにしている皆さまへのメッセージをお聞かせください。
原作ファンの皆さんにも、アニメから入られる皆さんにも楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います! よろしくお願いします!
ドットーレ役・大友龍三郎さんのコメント
――自身が演じるキャラクターへの印象をお聞かせください。
サーカス・オートマータ・ドットーレ。なぜか花々しいこの中に、怖さと物悲しさを感じます。
多分、かっこつきしいお調子者。ドジって感じですかね。
――放送を楽しみにしている皆さまへのメッセージをお聞かせください。
大友龍三郎でございます。このたび、わたくし大友はオートマータのドッ変態のトーてもレいこくなドットーレを務めさせていただきます。
三間うるわしく、ディレクターに叱咤激励されながら、奮闘努力の次第。どうなりますことやら。皆さまどうぞご高配お願い申し上げます。
第1話のあらすじ&場面写真が到着
第1話“開幕ベル”のあらすじと場面写真が公開されています。
第1幕“開幕ベル”のあらすじ
父親の事故死により莫大な遺産を相続した少年・才賀勝。そんな勝と偶然出会った青年・加藤鳴海は、勝に手を差し伸べることを決意する。
しかし、勝を追ってきたのは高い戦闘能力を持つ人形使いたちであった。鳴海の応戦も虚しく窮地に陥いる2人。
勝が助けを求めて叫び声を上げた時、彼らの前に銀髪の美女・しろがねが姿を現す。
TVアニメ『からくりサーカス』プレミア先行上映会イベントレポート
10月より放送開始のTVアニメ『からくりサーカス』プレミア先行上映イベントが行われました。1話目の上映後MCの鷲崎健さんが登壇し、いかがでしたか? と問いかけると客席からは大きな拍手が巻き起こりました。
続いてメインキャストである才賀勝役・植田千尋さん、加藤鳴海役・小山力也さん、阿紫花英良役・櫻井孝宏さんが登壇、小山さんはバンダナを身にまとい、鳴海を想起させる衣装で登場して場を和ませました。
役に選ばれた時のことについてを聞かれると、2,500人以上の中からオーディションで選ばれたという植田さんは、プレッシャーとともに気合いが入ったといい、その熱意は現場で共演者たちにも伝播するほどであったという。
現場の様子については、植田さんの成長とともに、どんどん空気がよくなっていくと小山さんが語ると、櫻井さんも植田さんが初出演となるアニメの現場の空気に慣れていく順応性の高さについて言及しました。
シークレットゲストとして原作者の藤田和日郎さんが呼び込まれると、登壇するやいなや「見ました!? スゴいでしょ!」と原作者としてアニメ化された嬉しさを大興奮で語りました。今回のアニメにはシリーズ構成としても参加しており、連載9年分の長編を36話で描くにあたって、熱い想いを込めて再構成したという。
絶対にこのシーンは入れたいというものを伝え、製作チームとやりとりをするという形式がとられ、なくなく削った部分もあるという。しかしそれもただのカットではなく、想いを込めた再構成であるので、実際に確認してほしいと語りました。
ここであるキャストからのメッセージが届いているとMCの鷲崎さんが手紙を読み始めました。そのキャストとはしろがね役・林原めぐみさん。現場での様子や、登壇しているキャスト陣へのイメージについて語りました。スタジオには全員が真剣に取り組んでいるからこそ生まれる緊張が漂っているので、その空気ごと作品を味わってほしいとメッセージを締めくくりました。
藤田さんも林原さんは理想のしろがねだと絶賛。一言目の台詞でこれしかないと確信したそうです。続いて追加キャストとして才賀正二役・田中正彦さん、才賀善治役・大塚明夫さん、ルシール・ベルヌイユ役・朴璐美さんが発表されました。
物語を彩る重厚なキャラクターをベテラン声優たちが演じるとあって、発表のたびに会場からは大きな歓声があがりました。藤田さんはまだ実際に声は聞いていないものの、大塚明夫さんの演じる才賀善治は絶対にとんでもない悪者になっていると期待を述べました。
また朴璐美さんの演じるルシールについては、原作でも非常に重要なポジションであることもあって、アニメに再構成する中でかなり難航した部分となったそうです。
さらにスペシャルなムービーとして、主題歌を担当したBUMP OF CHICKENからのメッセージが放映。メンバーは全員藤田さんのファンであり、オファーについては驚くとともにとても嬉しかったと語りました。
最後にタイアップや放送についての情報が発表されると、登壇者がそれぞれ挨拶を行いました。植田さんはカッコいい男になっていく勝を見届けてほしいと告げ、万雷の拍手の中イベントの幕は閉じました。
■TVアニメ『からくりサーカス』作品概要
【放送情報】
TOKYO MX:10月11日より毎週木曜22:30~
BS11:10月11日より毎週木曜24:00~
北海道テレビ:10月15日より毎週月曜25:55~
Amazonプライム・ビデオ:日本・海外独占配信(第1話:日本では10月10日24:00ごろより先行配信)
【スタッフ(敬称略)】
原作:藤田和日郎
監督:西村聡
シリーズ構成:井上敏樹/藤田和日郎
キャラクターデザイン/総作画監督:吉松孝博
メインアニメーター:菅野利之/菅野芳弘/平山貴章
美術監督:清水友幸
色彩設計:堀川佳典
撮影監督:魚山真志
CGIディレクター:高橋将人
編集:神宮司由美
音響監督:三間雅文
音楽:林ゆうき
オープニング・テーマ:BUMP OF CHICKEN『月虹』
アニメーション制作:スタジオヴォルン
製作:ツインエンジン
【キャスト(敬称略)】
才賀勝:植田千尋
加藤鳴海:小山力也
才賀しろがね:林原めぐみ
阿紫花英良:櫻井孝宏
ギイ・クリストフ・レッシュ:佐々木望
タランダ・リーゼロッテ・橘:黒沢ともよ
ヴィルマ・ソーン:井上麻里奈
仲町信夫:江川央生
仲町紀之:岩崎諒太
仲町浩男:石川界人
才賀正二:田中正彦
才賀善治:大塚明夫
ルシール・ベルヌイユ:朴璐美
(C)藤田和日郎・小学館/ツインエンジン