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2018年10月17日(水)

『ガンダムNT』公開目前イベントのレポートが到着。キャスト裏話や制作秘話が披露

文:電撃オンライン

 11月30日より全国90劇場でロードショーの『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の公開目前イベント“機動戦士ガンダムNT 公開目前イベント ~PRELUDE TO NARRATIVE~”のオフィシャルレポートが到着しました。

『機動戦士ガンダムNT』

 本作は『機動戦士ガンダム』から続く世界観“宇宙世紀”に紐づく物語で、大ヒットシリーズ『機動戦士ガンダムUC』の続編が描かれる劇場作品。『機動戦士ガンダムUC』のストーリーを担当した福井晴敏さんが自ら脚本を手がける宇宙世紀サーガ最新作で、サンライズ第1スタジオが制作を担当します。

 イベントには、主人公の“ヨナ・バシュタ”役の榎木淳弥さん、“ミシェル・ルオ”役の村中知さん、“リタ・ベルナル”役の松浦愛弓さんに加え、音楽を担当する澤野弘之さん、脚本を担当する福井晴敏さん、プロデューサーを務める小形尚弘さんらが出演。

 『機動戦士ガンダムNT』の本編冒頭23分が最速上映された他、キャストによるトークセッション、劇中歌の生演奏など、豪華3部構成のスペシャルな催しとなりました。

■“機動戦士ガンダムNT 公開目前イベント ~PRELUDE TO NARRATIVE~”開催概要
【日程】10月16日
【場所】Zepp DiverCity TOKYO
【登壇者(敬称略)】
榎木淳弥
村中知
松浦愛弓
澤野弘之
mpi
Gemie
Tielle
福井晴敏(脚本)
小形尚弘(プロデューサー)

オフィシャルレポート

『機動戦士ガンダムNT』

 主人公を演じた榎木さんは、「僕も冒頭映像を一足先に見させてもらいましたが、本当に完成度が高い。音もすごいクオリティだし、ビームが飛んでくる時の音は、鳥肌が立つくらいかっこよくて、素晴らしいな、と思いました。あとはやっぱりガンダムがせまってくるところは男の子としては、燃えざるを得ないですね! アフレコ時も完成した映像が早く見たい、と楽しみにしていたので、それを観られて満足です。早く続き観たいな、という気持ちです」と、本作の感想を興奮気味に語りました。

『機動戦士ガンダムNT』

 村中さんは、ポスタービジュアルがネットで“ナラティブ組体操”と話題になったことについて触れ、「最初の衝撃がすごくて、(榎木さん・松浦さんは)初めてご一緒する方だったので、「組体操みました?」と話すきっかけにつかいました(笑)。先ほど完成した映像を観させていただいて、個人的に、あるシーンの音楽が鳥肌が立つというか……、いい意味で、身の毛がよだつというか。闘わねば、という命をかけていく想いを感じてぞわざわっとしたので、戦闘力があがっていく感じがすごく感動しました。こうしてがっつりガンダム作品に携わらせていただくのは今回初めてなので、とってもうれしいです」と話しました。

『機動戦士ガンダムNT』

 松浦さんは「映像の、特に戦闘シーンの光がすごくきれいで、3Dをみているんじゃないか、というくらい映像がきれいだったので、20分があっという間だったな、と思いました」と、初々しさいっぱいにコメントしました。

『機動戦士ガンダムNT』

 福井さんは「さっきから皆さんの、「早く続きが観たいです」という言葉が胸に刺さります……。最近は公開日の11月30日の3日くらい前の夢をよく観ます」と、観客・キャストからのいい反応を受けて、喜びを表現しました。

 本作の物語は、2年前に消息不明となっていたRX‐0(アールエックスゼロ)ユニコーンガンダム3号機フェネクスが、地球圏に再びその姿を見せ始めたというところから始まっており、“UC Next 0100 プロジェクト”に紐づく第1弾ということで、プロデューサーである小形さんは、「端的にいうと、ガンダムの空白の部分をどんどん作っていこうというプロジェクトで、これはみなさんに劇場でどれだけ観ていただけるかで、次回作が作れるかが決まるので」とプレッシャーをかけられると、ファンは爆笑。

 「今回はゲームとも連動していて、いろんな展開を用意しているので、劇場だけではなく、皆さんが四六時中ガンダムに浸っていられる、というプロジェクトになっています」とユーモアたっぷりにプロジェクトをわかりやすく解説しました。

 ここで、音楽を担当した澤野さんが登壇し、音楽についてのトークへ。小形さんは「宇宙世紀に澤野さんの音楽がかかせないと思っていて。澤野さんの音楽の力が8割、他が2割くらい」と、澤野さんの作る音楽世界に絶大な信頼を寄せていました。

 今回は『UC』とテイストを変えてほしいというオーダーだったそうで、澤野さんは「これまでは、テーマを持った曲はオーケストラをつかってというのが多かったのですが、今回のメインテーマはEDM重視でつくってほしいというオーダーだったので、他のオケの曲もシンセサイザーの音を使っていたりします」と、音づくりでのポイントを語りました。

 音楽を聴いた感想について榎木さんは、「澤野さんの曲が劇中で流れた瞬間、一気に盛り上がるというか、物語が熱をおびだして……。書かかれる曲が全部名曲なんですよね。『UC』も音だけでも泣けます」と感動しきります。

 福井さんも、「今回物語が、すごくメロドラマな要素があって、いつものようにオーケストラだとしっとりとした感じになってしまうと思ったので、今の楽曲だとすごくちょうどいい塩梅になっていると思います」と、大満足の様子でした。

 そして今回の主題歌『narrative』を澤野さんのボーカルプロジェクトの“nZk”とLiSAさんがコラボすることが解禁。小形さんは「これ以上の組み合わせはないと思っています」と自信をのぞかせました。

 LiSAさんからの動画コメントも到着し、松浦さんも「LiSAさんの歌声かわいかったです!」と瞳をキラキラさせながら、LiSAさんが主題歌を担当する喜びを等身大で語りました。

 最後に村中さんは、「ガンダムは、人間の人生や欲望、夢だったり、生々しさがすごく素敵だなと思っていて、この作品のキャラクターもそれぞれの人生が濃くなっているので、この時代のガンダムの目撃者になっていただければと思います」と作品の魅力をアピール。

 榎木さんは「ナラティブ組体操は一見おもしろい感じに見えますが、実はすごく作品のイメージに沿っているなと思っていて、キャラクターがそれぞれの想いに向かって手を伸ばしていて、見ている方向は違うんですが、そのみんなの想いが絡まり合って1つの物語となっていて、そういった人間ドラマが『NT』では楽しんでいただけたらな、と思います。ぜひ劇場で観てください」と締め、トークパートのイベントは終了。

 その後、澤野さんとmpiさん、Gemieさん、Tielleさんによるライブが披露され、イベントは終了しました。

『機動戦士ガンダムNT』
『機動戦士ガンダムNT』
『機動戦士ガンダムNT』
『機動戦士ガンダムNT』

■『機動戦士ガンダムNT』作品概要
【公開日】11月30日
【キャスト(敬称略)】
ヨナ・バシュタ:榎木淳弥
ミシェル・ルオ:村中知
リタ・ベルナル:松浦愛弓
ゾルタン・アッカネン:梅原裕一郎
ミネバ・ラオ・ザビ:藤村歩
ブリック・テクラート:古川慎
マーサ・ビスト・カーバイン:塩田朋子
モナハン・バハロ:てらそままさき
イアゴ・ハーカナ:中井和哉
アバーエフ:山路和弘
フランソン:星野貴紀
アマージャ:佐藤せつじ
タマン:駒田航
デラオ:荒井勇樹
パベル:島田岳洋
マウリ:玉野井直樹
ヨナ(8歳):中村文徳
ミシェル(8歳):横溝菜帆
【スタッフ(敬称略)】
企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:吉沢俊一
脚本:福井晴敏
メインキャラクター原案:高橋久美子
キャラクターデザイン:金世俊
メカニカルデザイン:カトキハジメ、小松英司
色彩設計:すずきたかこ
CGディレクター:藤江智洋
モニターデザイン:佐山善則
美術監督:丸山由紀子、峯田佳実
特殊効果ディレクター:谷口久美子
撮影監督:脇顯太朗
編集:今井大介
音響監督:木村絵理子
音楽:澤野弘之
アニメーション制作:サンライズ
配給:松竹

(C)創通・サンライズ

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