2018年10月23日(火)
ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は『マドリカ不動産』をお届けします。
『マドリカ不動産』は、10月11日からNintendo Switchから配信された謎解きパズルゲームです。デジタルとアナログが融合した斬新なゲームシステムになっており、配信前から話題となっていました。
興味はあるけど、まだ購入していない人に向けて特徴を紹介していきます。
舞台は、オバケが住み着いた物件が多く存在しているとある町。主人公は、唯一オバケが出ない物件を貸し出す“マドリカ不動産”の新入社員です。
主人公は勤務初日から不気味な社長の命令で、物件に取り付いたオバケを“魔法”を使って倒すことに! 部屋に散りばめられた謎をすべて解きあかしてオバケを倒し、物件を住めるようにしていくのが目的となっています。
本作を遊ぶには、Switch以外に物件の“間取り図”が必要になります。これは、紙に印刷して使用するのです! 公式サイトの間取り図一覧にてダウンロードして、プレイ前にプリントアウトしておきましょう。
物件内のあちこちには、マドリカ不動産の社長が残したオバケを倒す魔法のヒントが“謎”として配置されています。制限時間内に物件内をくまなく探索して謎を解き、物件に取り憑くオバケを倒しましょう。
間取り図に、物件で見つけたヒントや魔法のコマンドを書き込んで、謎解きに役立てていきます。時には間取り図に載っている写真や図面がヒントになることもあるので、解けない場合は間取り図をしっかりチェックすることも必要です。
「自宅ではプリントできない!」という人は、専用アプリ『Madorica Paper』を活用しましょう。間取り図の確認や赤ペンでメモを取ることができ、iOSとAndroidで配信しています。
ただし、問題の中には間取り図を折り曲げたり、切りはりをする必要があるものもあります。物件ナンバーの右側に“印刷が必要”と記載されているものは印刷した間取りを使いましょう。
物件の解放に欠かせないのが“魔法”です。魔法はLボタンかRボタンを押して主人公の目を閉じ、特定のコマンドを入力すると発動します。
魔法のコマンドは、物件内のヒントに記載されていたり、謎を解いたりすることで見つけることができます。魔法で別の部屋に移動したり、障害物を透視したりできるので、うまく使って物件内の謎を解いていきましょう。
すべての謎を解くと、オバケを倒す攻撃魔法のコマンドが見つかります。攻撃魔法をオバケに当てて倒せば、ステージクリアです。
クリアすると報酬としてコインを入手できます。特定のコインをゲットすると、選べる物件が増えていくため、どんどんコインを入手して物件を解放していきましょう。
本作は、日ごろからパズルや脱出ゲームなどに親しんでいる人には丁度いい難易度だと思いますが、謎解き初心者には難易度が高めだと個人的に感じました。
ですが、初心者に優しいシステムが多数搭載しているので安心してください。
まずは制限時間。実は制限時間が過ぎてしまってもそのままプレイ可能なので、じっくりと謎に向きあえます。ただし、時間切れでクリアした場合は、クリア画面にスタンプが押されず、コインのみ入手という形でのクリア。次回のプレイで時間内クリアを目指しましょう。
行き詰まった時は、間取り図画面からヒントをもらうこともできます。ヒントは何度でも使用できるので、気軽に使いましょう。
「どうしてクリアできない!」という場合は、公式サイトの攻略情報で答えを確認するという“奥の手”もあるので安心してプレイしていいかと。
本作の楽しさは、なんといっても“デジタルとアナログのリンク”にあると思います。アナログな間取り図にゲーム内の謎を書き込んで解いたり、逆に間取り図のヒントやギミックを使ってゲーム内で魔法を使ったりするなど、デジタルとアナログがちょうどいい具合にリンク。プレイにいい味付けを出していてとても楽しいです。
用意されている謎は歯ごたえがあるため、ゲーム内と手元の間取り図を使って謎に挑戦し、見事解き明かしてオバケを倒した時の達成感は格別。
隠しステージもあって1,500円ということでリーズナブルだと思いますが、個人的にはもう少し遊びたいという印象。おもしろいからこその悩みなので、今後ダウンロードコンテンツや続編が出てほしいと期待しています。
間取り図があることで、ソロプレイだけでなく、リアル謎解きゲームのように友だちや家族など多人数で話し合いながらプレイすることも可能です。1人でジックリと、または皆でワイワイと謎解きを楽しんではいかがでしょうか?
(C)2018, GIFT TEN INDUSTRY.K.K
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