2018年10月26日(金)
ドローのない『アルテイルNEO』では知略がぶつかる熱いカードバトルを楽しめる! 1人用のモードも充実
コアエッジが配信中のiOS/Android用アプリ『アルテイルNEO』をプレイ。そのレポートをお届けします。
本作は自分で作成したデッキを使って対戦するオンラインカードゲームです。カードの射程・速度・移動などを考慮しながらフィールドを利用するバトルや、ドローのない独自のゲーム性が奥深い戦略性を加速させます。
運に頼る機会が少なくなっているため、カードゲームに慣れている人でも十分な刺激を感じられると思います。そんな本作の魅力をたっぷり紹介します。
本作の2大おすすめポイント!
本作は、作成したデッキを使用して対戦相手と戦うオンラインカードゲーム。デッキに組み込んだカードを使い、対戦相手のライフを0にすれば勝利となります。
本作をオススメするうえでもっとも大きな声で言いたいポイントは“カードのドローがない”ということです。デッキに入れたカードをほぼ任意のタイミングで出せるため、一般的なカードゲームよりも戦略的にバトルを展開させられます。
「手札の巡りが悪かったらどうしよう……」といった心配をする必要がなく、思うがままにカードを入れられるという点では、バトルにおいてもデッキ構築においてもカードゲーム初心者にも優しいシステムになっています。
もうひとつのポイントは“R.T.A.SYSTEM”。これは自分のターン、相手のターンといった概念がなく、戦っている両名の行動が同時に行われる本作独特のシステムです。相手が考えている間は待っている……ということがなくなり、かなり快適にプレイできました。
まずは基本のルールをチェック!
本作はドローがなく、任意のカードが出せるのが魅力というのは前述の通り。とはいえ、「よっしゃ、いきなり強いカードを出して圧倒してやろう!」と、いつでも好きなカードを出せるというわけではありません。“ほぼ任意”と書いたのは、カードを場に出すには“SP”を消費する必要があるからです。
SPは、カードを出したり、スキルを使ったりするなど何らかのアクションを起こす際に消費する、エネルギーのようなもの。バトル開始時には5のSPを所持しており、以降毎ターン2ずつ付与されます。また、一部のカードにはSPを付与する効果を持つものもあるようです。この限られたSPをどう管理するかがポイントとなります。
本作のカードには4つの“属性”があります。カードを出すためには、カードと同じ属性の“属性値”を上げることに。属性値は、SPを消費してアップさせます。SPを各属性のエネルギーに変換していると考えると、わかりやすいかもしれません。カードごとに、出すために必要な属性値が決まっています。SPを消費して、出したいカードが要求する属性値を満たしましょう。
さらに、カードを出すためには属性値を満たしたうえで、属性値の数字と同じだけSPを消費します。例えば、カードが要求する属性値が2の場合、属性値を上げるために2、そして出すためにさらに2、合計で4のSPを消費することになります。ただし、一度上げた属性値はターン経過しても引き継がれるので、終盤になるにつれて、属性値を上げる必要はなくなっていきます。すなわち、消費SPの多い強力なカードを出すチャンスというわけです!
▲カードは“リフェス”、“ローティア”、“ゴウエン”、“ファルカウ”の4属性のいずれかに属しています。画像の“双剣の遊撃隊”の所属はリフェスです。 |
▲属性値は、一度上げてしまえばそのバトル中は継続します。 |
バトルは、属性値を上げて出すカードを決める“セットフェーズ”、出すカードを開示する“オープンフェーズ”、バトルを行う“アクションフェーズ”の3段階があります。実際のバトルが行われるアクションフェーズにおいては、カードの“速さ”の順で互いが行動を決めて、戦っていきます。イメージ的にはシミュレーションRPGのバトルに近いかと。
カードは3×3のバトルエリアに配置していくのですが、各ユニットの攻撃には射程があり、射程1のユニットなら目の前の列にいる相手のユニットにしか攻撃できません。射程の短いユニットは前列に、長いユニットは後列にといったような基本的な配置から、敵陣にいるユニットのどれにでも攻撃できるよう長い射程のユニットをひたすら配置するといったように、闇雲にユニットを出すのではなく射程も考えながらユニットを配置していく必要があるのです。
▲移動、攻撃、待機、アクションなど、カードごとに行動を決められます。特殊な行動であるアクションを行う場合もSPが必要です。 |
SPの管理をしながらカードを出し、アクションフェーズで戦っていく。基本的にはこの操作を繰り返し、相手プレイヤーのライフを0にすれば勝利! カードゲームから運の要素をできる限り削った、本格的な戦略バトルが楽しめます。
多くのカードから最善の手を導き勝利をつかめ!
カードゲームと言えば、バトルで戦うためのデッキを考えるのも楽しみのひとつ。本作では25枚のカードを入れたデッキを使用して戦っていきます。前述した通りカードの属性や持っている能力を考慮しながら作っていきましょう。属性値のことを考えると、カードゲーム初心者はひとつの属性で固めた方がよさそうです。システムを理解して本作に慣れてきたら複数の属性を入れていくのがオススメです。
チュートリアル後には、4つの属性ごとに組まれた構築済みデッキからひとつを選べます。プレイしたところ、この構築済みのデッキだけでも十分勝っていけるようになっていると感じました。ドローでカードを引いて手札を増やしながら臨機応変に戦っていく従来のカードゲームと、すべてのカードが手元にある状態で自分の戦略通りに戦っていく本作では考え方が異なります。まずはどのように動けばいいのかを構築済みデッキで学ぶといいでしょう。
▲リフェス(左上)、ローティア(右上)、ゴウエン(左下)、ファルカウ(右下)の構築済みデッキ。それぞれデッキの特徴が書いてあるので、自分のお気に入りを選んでください。 |
カードにはバトルエリアに出して戦ってくれる“ユニット”と、即時効果をもたらす“魔法”の2種類があります。特にユニットは攻撃力や防御力、速さなどのステータスがあり、各カードのステータスを把握しながらデッキに入れていく必要があります。ここでは一部のカードをご紹介していきます。
▲各カードに書かれたレベルの数値が、そのまま属性値とバトルエリアに出すための必要SPになります。 |
25枚のデッキが完成しても、それで終わりではありません。バトルで使用するカード以外にも、本作では“シールド”と呼ばれるカードを5枚まで設定できます。シールドはプレイヤーのライフを増やすカード。1~3まで数値があり、デッキに組み込むことでプレイヤーのライフが増加してやられにくくなります。
ライフが増加するだけではありません。シールドが破壊されると、シールドが持っているスキルが発動し、その効果を受けられるのです。スキルの効果はさまざまで、シールドの元々のライフが少ないほどその恩恵は大きくなる傾向にあるように感じました。ライフを取るか、スキル効果を取るかがデッキ構築では悩ましいところです。
▲シールドに設定されたスキルは、基本的にプレイヤーが有利になる効果が多いです。 |
▲ライフの多いシールドのスキルには、相手プレイヤーが有利になるものも。 |
1人でも遊べる要素が盛りだくさん!
他のプレイヤーとのリアルタイムバトルがメインコンテンツとなっている本作。ですが、チュートリアルよりもさらに一歩進んだテクニックを学べる“プラクティス”や、決められたデッキでNPCを倒していく“ツメテイル”などがあり、1人用のモードも複数用意されています。
その中でも注目したいのは、物語が展開していく“ストーリー”です。舞台となるラヴァーナ大陸で巻き起こる事件を体験しながら、迫り来る敵と戦っていきます。
見所はキャラクターたちが掛け合いをする会話パートです。続きが気になるストーリーはもちろん、キャラクターの立ち絵だけではなく、多くのイラストが使われており、とにかく華やか! アドベンチャーゲームをプレイしているような感覚で楽しめました。
▲ストーリーのバトルでは、登場キャラクターのカードが入ったデッキを使用します。 |
山札からのドローがなかったり、対戦プレイヤーと同タイミングで処理されたりと、これまでのカードゲームにはない独特なシステムが盛り込まれた本作。思い描いていた展開で戦えて、勝利を手にした時の喜びはひとしおです。戦略性のあるゲームを求めている人、これまでとは違ったカードゲームをプレイしたい人はぜひプレイしてください!
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※画像は開発中のもの。
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