2018年10月31日(水)
“オーバーウォッチ ワールドカップ2018”決勝大会をもっと楽しむために!【電撃PS】
2018年5月で発売2周年を迎えた、Blizzard社発のPS4/Xbox One/PC用ソフト『オーバーウォッチ』。世界で4000万人以上のプレイ人口を誇り、世界各国で創設されたプロチームによる“オーバーウォッチリーグ”が大いに盛り上がりを見せています。
日本でもeスポーツ種目として大いに注目を集めている本作ですが、毎年、各国のトッププレイヤーたちが集って競い合う“オーバーウォッチ ワールドカップ”が行われていることはご存知でしょうか?
ワールドカップはまず世界4カ国でグループ予選が開催され、そこで好成績を収めた上位8チームがトーナメント形式で優勝を争う形で進んでいきます。すでに予選は終わり、あとは世界最強を決めるトーナメントを残すのみ。そしてその最終決戦が、11月2日(日本時間では11月3日)からアメリカで開幕となる“BlizzCon 2018”の会場で行われるのです!
▲こちらは昨年のBlizzConの様子。海外のeスポーツ大会は、サッカーの試合と見まがうほどの盛り上がりです。 |
BlizzConとは、『オーバーウォッチ』はもちろん、『ディアブロ』シリーズや『ハースストーン』シリーズといった、名だたる傑作を世に送り出しているBlizzard Entertainmentのファンイベント。その大舞台の一大イベントとして“オーバーウォッチワールドカップ2018(OWWC 2018)”が行われることからも、『オーバーウォッチ』の人気の高さがうかがえます。
さて、最近話題になることも多いeスポーツ。個人的にはスポーツ観戦と同じような感じで観戦・応援して楽しんでいるのですが、「そうは言ってもどこを見たら楽しめるのかわからない」という人もまだまだいるのではないでしょうか。
そこで今回は、eスポーツ観戦初心者に贈る“OWWC 2018”の見どころをお伝えしたいと思います!
『オーバーウォッチ』の試合の見どころって、どんなところ?
まず挙げられるのが、サッカーや野球などのスポーツ観戦と同じように、上手いプレイを目の当たりにした時に味わえるドキドキ感。アルティメットアビリティによるコンボがきれいに決まったときや、1人の選手が単独でスーパープレイを成し遂げたときなどには、大きな歓声があがることも珍しくありません。
トッププレイヤーの試合は、ゲームをやり込んでいる人から見ても「嘘でしょ?」「スゴすぎる……」という感嘆の声が出るシーンが山盛り。そんなスーパープレイを見ながら、実況や会場、動画コメントの盛り上がりにシンクロしていく高揚感がまた気持ちいいんです。
また、彼らは当然ながら全員が無秩序にヒーローを選んで使っているのではなく、ヒーロー同士の相性やチームが得意とする戦術に応じて全体の構成を考えています。
ゲームが始まったら、各チームの構成を見てみましょう。敵陣へ飛び込むアビリティを持つヒーローを多く揃えた“ダイブ構成”、逆に敵の突撃をいなすことを得意とした“アンチダイブ構成”、3タンク3ヒーラーの盤石な“GOATS構成”などなど、セオリーとなるいくつかの構成が存在します。
メタと呼ばれる、現状で強いとされている流行りの構成などもあるため、どういった構成でスタートするのか、ゲーム中にどのタイミングでヒーローを変更していくのか、複数プレイヤーで誰にどう攻撃を集中させるのか、といった点が1つの見どころになります。
難しいと思ったアナタもご心配なく。“OWWC 2018”は予選リーグも決勝トーナメントも日本語の実況&解説が入ります。現在どんなことが行われているのか、どんな意図でそうしたのか、といった部分をわかりやすく説明してくれるので、『オーバーウォッチ』に触れたことのある人であれば意味も伝わりますし、学べることも多いはず! プレイヤーの方は必見です。
ちなみに、個人的にオススメな楽しみ方は、応援したいチームや選手を見つけること。自分と得意ヒーローが同じ選手や、ゲーム中に超絶プレイを決めた選手など、自分が心惹かれた選手に注目してプレイを追ってみると、より楽しく視聴できると思います。ファンとまではいかずとも、各チームのエースプレイヤーなどは試合を大きく動かしたりもしますし、大きな盛り上がりの場を作る存在として、チェックしておくといいかもしれません。
残るは8チーム! 優勝するのはどこの国か予想してみよう
BlizzConで行われるのは、予選を勝ち抜いた8チームによるトーナメント戦。アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、中国、フィンランド、韓国、オーストラリアの選手たちが、“OWWC 2018”優勝の栄光を手にするために激戦を繰り広げます! ちなみに、昨年の優勝国は韓国。eスポーツでは一歩先を行っているイメージが強い韓国ですが、『オーバーウォッチ』でもそれは変わらないようです。果たして、今年は韓国が連覇を成し遂げるのか、それとも彼らを倒すチームが現れるのか、要注目です!
なお、大会の特徴的な点として、コントロール、ハイブリット、アサルト、エスコートの4つの異なるルールで対戦することがあげられます。1試合目はコントロールマップで戦い、このマップでの勝者を決めますが、ここで勝ったからといって、すぐ次の試合に歩を進められるわけではありません。
4つのルールの勝敗でそれぞれ得点が加算され、4ルールが終わった段階で得点が上回っていたチームが最終的な勝者となります(同点の場合はタイブレークとして、コントロールを別マップで再度行い、勝敗を決めます)。
そのため、接戦だと最後の瞬間まで勝敗がわからず、手に汗握る試合を堪能できます。チームごとに得意なルール(マップ)があったり、逆に不得手なルールがあったりするのもおもしろいところですね。
以上を踏まえて、すでにeスポーツ観戦を楽しんでいる人も、まだ見たことがないという人も“OWWC 2018”の決勝トーナメントを観戦してみてはいかがでしょうか? きっと、自分でプレイするのとは一味違った楽しさを味わえると思いますよ!
なお、“OWWC 2018”の各試合のスケジュール情報は下記の通りです
■日本語実況によるライブストリーム
■ワールドカップ決勝トーナメント マッチスケジュール
・11月3日 土曜日
04:15~06:15(日本時間)準々決勝1:アメリカ vs. イギリス
06:15~08:15(日本時間)準々決勝2:フランス vs. カナダ
08:15~10:15(日本時間)準々決勝3:中国 vs. フィンランド
10:15~12:15(日本時間)準々決勝4:韓国 vs. オーストラリア
・11月4日 日曜日(日本時間)
01:30~03:30(日本時間)準決勝1
03:30~05:30(日本時間)準決勝2
05:30~07:30(日本時間)3位決定戦
07:30~09:30(日本時間)最終決勝戦
※試合経過によって時間がずれ込む可能性があります
■マッチ形式
準々決勝戦、準決勝戦、3位決定戦は5回勝負で行われます。最終決勝戦は7回勝負で行われます。
■マッププール
全マップが対象です。各マッチは、事前に決められたコントロールマップ(NEPAL、LIJIANG TOWER、ILIOS、BUSAN)で始まります。第2マップ以降は、前のマップの敗者チームが以下のマップタイプから次に対戦するマップを選択できます。
第2マップ:ハイブリッド
第3マップ:アサルト
第4マップ:エスコート
第5マップ(タイブレーカー):コントロール、第1マップとは異なるマップ
(C)2018 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
データ
- ▼『オーバーウォッチ ゲームオブザイヤー・エディション』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■対応機種:PS4
- ■ジャンル:STG
- ■発売日:2017年10月5日
- ■価格:7,800円+税
- ▼『オーバーウォッチ ゲームオブザイヤー・エディション(ダウンロード版)』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■対応機種:PS4
- ■ジャンル:STG
- ■発売日:2017年5月24日
- ■価格:7,800円+税