News

2018年11月12日(月)

『アーマード・コア』20周年記念サウンドトラックの中身を解説。限定モデルの抽選予約は本日まで

文:電撃PlayStation

 『ARMORED CORE(アーマード・コア)』20年の歴史が詰まった、全20枚組の完全受注生産の『ARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANNIVERSARY BOX』が11月1日に発売になりました。

『アーマード・コア』
▲20年の重みを感じる……なんというか、その、立方体です。
『アーマード・コア』
『アーマード・コア』
▲開けてまず目にするのがこの挨拶文。胸に沁みるものがあります。

 この超ド級ボリュームのサウンドトラック、しかしながら予約自体はかなり早い段階で終了していたため、買い逃してしまわれた方も多かったかもしれません。そんな方に向けて、限定モデルは11月12日23時59分まで抽選販売を、通常モデルは11月16日12時から11月22日23時59分まで受注販売を、公式サイトで行います。(限定モデルの抽選に漏れた方が、改めて通常モデルを買うことができるシステム!)

⇒公式サイトはこちら

 私はナニカサレタのか、気がついたら本商品(通常モデル)をカートに入れていたのですが、実際この手に取ってみると改めて「これはとんでもなくいいものだ……!」と思う内容でした。もはや喜びの声はネットに溢れていますが、私も少し補足できればと思います。とりあえず言えるのは、「迷うということは、きっと買ったほうがいいってことじゃない?」ということです!

全447曲。19時間14分。

 言うまでもないことですが、本商品はサウンドトラックです。家庭用ゲーム機シリーズ15作品、携帯電話アプリシリーズ4作品のゲーム内BGMは18枚のディスクにすべて収録。

 残り2枚のディスクは『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』のDLC楽曲や未発表楽曲を収録。もちろんどの曲もゲーム音源より高品質に感じられました。各タイトル、各楽曲に関しては、それぞれの思い出があるはず。そこに“言葉は不要”というものでしょう。全20枚なので1枚あたりの単価もとてもおトクですね。

『アーマード・コア』
▲ちなみに手前の黒いものはビジュアルブックです
『アーマード・コア』
▲今回の盤面は全て新規デザインのピクチャーレーベル。

 さらに公式サイトでは、シークレット・トラックを除いた446曲が視聴できる大盤振る舞い。何曲か聞いていると止まらなくなってきて、本商品が欲しくなってくると思いますよ!

 ちなみに、シークレット・トラックの楽曲は……ビジュアルブックにも曲名は書いておらず、447曲の中にひっそり隠れているので、どこに収録されているのか、本当に最初はわかりませんでした(笑)。

 曲については“懐かしさと新しさがあるよ”としか言えないのですが……曲名が発表される日は来るのでしょうか? できれば正式な曲名を、いつか教えていただけるとありがたいのですが……。

ビジュアルブックはやっぱり“ブック”でした。

 本商品、サウンドトラックのはずなのに、なぜかビジュアルブックまでついています。「サウンドトラックについてくるものは普通ブックレットと呼ぶのでは?」と最初は思ったのですが、全部で240ページもあるのです。やはりこれは“ブック”と呼ぶのが正しいでしょう。

 歌詞やライナーノーツのほか、CGアートワークや設定原画なども掲載され、“別売りで大判サイズのものをぜひ……!”と思うほど、資料的価値も高い内容になっています。

『アーマード・コア』

 個人的にうれしいのは、“FreQuency”のメンバーたちのインタビューが載っていること。最近あまり表舞台で喋られることが少なくなった、FreQuencyのメンバーたちの語りが読めるのは本商品だけ! 『アーマード・コア』新作の話はありませんでしたが、昨年12月に配信された『アーマード・コア20周年記念特番』内にて語られた、新作に対するアツい思いは変わらずにじみ出る内容でした。

『アーマード・コア』

ステッカーは……もったいなくて貼れない!

 このほか、収納ボックスに貼って楽しむ特製ステッカーや、100種類以上もの企業・組織のアイコンがプリントされたステッカーが入っていました。……レアすぎて、あまり使う気持ちになれないのですが(笑)。収納ボックスも紙製ではありますが鉄サビなどの質感を再現するべく特殊加工が施されている、一切の妥協を感じさせないモノづくり。

『アーマード・コア』

 また、限定モデルに同梱されている“CDレコ”は、20枚もあるサウンドトラックを取り込む上で非常に便利……なハズ! 私は手作業でPCに取り込んだときは余裕で1時間以上かかりました。“面倒が嫌いな兄貴”はぜひ抽選販売にチャレンジしてみてください。もちろん使用後は、コレクターズアイテムとして飾るにふさわしいアイテムに仕上がっているようです。

 というわけで、圧巻の出来である20周年記念サントラを振り返ってみました。本商品はやはり高額ではありますが、かつてレイヴンやリンクス、名もなき傭兵として戦場を駆けた方々にとって、“購入という選択は悪い話ではないと思いますが”という感じですね。

 こうなってくるとFreQuencyのライブ開催やライブアレンジ楽曲とかも、CD化を期待してしまいますが……きっと、この20周年記念サウンドトラックを味わいながら“気長に待つ”ことがきっとよいのでしょう。20年の歴史は、そうカンタンに味わい尽くせませんからね(笑)。

 ところで『アーマード・コア』といえば、12月3日に、初代『アーマード・コア』が収録されたPlayStation Classic(プレイステーション クラシック)が発売されますね。こちらも、とてもめでたい!

 そしてそれと同時に、電撃からも本ハードを扱った緊急増刊を発売予定です。『アーマード・コア』はもちろん、各収録タイトルを温かく懐かしむ誌面を鋭意製作中ですので、続報にもご注目ください!

関連サイト