2018年11月20日(火)

『ソウルキャリバーVI』リバーサルエッジ(RE)対策に有効な“RE対応技”を紹介。全REの詳細データも掲載!

文:栗田親方

 バンダイナムコエンターテインメントから好評発売中の武器格闘アクションゲーム『ソウルキャリバーVI(SCVI)』の連載コラム。30年以上の格闘ゲーム歴を持つベテランプレイヤー栗田親方が、本作の攻略情報や日々のプレイ体験などをゆるっとまとめてお伝えしていきます。

※攻略内容は、執筆時点でのゲーム内容をもとに編集部が独自に調べたものです。あらかじめご了承ください。

『ソウルキャリバー6』
▲コツコツやってるランクマは順調にRP15000を突破(ニッコリ)。すっかり愛用しているザサラ子さんも若干イメチェンしてかわいさアップ!(※個人の見解です)

連載第4回:“朝までキャリバー”を繰り返して着実にスキルアップ!

 前回のコラムからやや間が空きましたが、実は「電撃オンラインチャンネル」で“朝までキャリバー配信”ってのを週2回ほどやっていまして、うっかりコラムが後回しになっていたというわけ(体のいい言い訳)。

 しかしこの配信、『ソウルキャリバー6』の発売を記念してゴローさんが私&闇よだれを巻き込んでシレッと始めたんですが、いつの間にか回数を重ねて完全にレギュラー化。今やプロゲーマーを含むさまざまなゲストを迎えるなど、なかなかの盛況っぷりを見せております(ありがたい限り!)。というわけで今回は、今後も続くであろうこの配信についてちょいと紹介させてもらおうかなと。

 ちなみに今は“電撃四天王”というユニット(?)で活動しており、ゲストプレイヤーは“本日の四天王”として四天王に加わる仕組み(四天王の概念をくつがえす大胆な施策)。

 そして配信では、参加希望の視聴者と四天王全員が1回ずつ闘う流れなんですが、思わぬ強豪プレイヤーの参加によって四天王全滅ということも稀によくあるなど難易度ランダム(わりとハード気味)。しかし、この(いろんな意味で)過酷な実戦の積み重ねで、我々の実力が徐々に高まっているのは間違いないでしょう(多分)。

■電撃四天王のオンライン対戦! ゲスト:悶吉

 先週末の11月16日には、ランクマでRP世界一を誇る博多どんたくさんを含む超一流の挑戦者がもりもり出現。ゲストの悶吉さんを含む四天王を恐怖のドン底に落としていきました(宇宙レベルで強かった……)。

 なお、悶吉さんは『バーチャファイター5』の元公式スタープレイヤー(バーチャ勢多めですいませんがw)。ひょうひょうとした立ち回りで屍を築いていく様は味方にすると頼もしい! アイヴィー使いの方はぜひ参考にしてくださいな~(対戦相手にもアイヴィー多めですし!)。

■電撃四天王のオンライン対戦! ゲスト:レン

 11月13日には、なんとプロゲーマーのレンさんがゲスト参戦! “力こそパワー”なナイトメアで豪快なバトルを披露してくれました(マジかっこいい!)。さまざまなゲームでトップクラスの実力を誇るレンさんですが、『キャリバー6』もゴリゴリやり込んでいくっぽいので今後も楽しみですな~。

 なお余談ですが、ソウルチャージ中のメアが蛍光色に輝く大剣をリズミカルに振り回す様子を表したスラング“ヲタ芸”は、“2018キャリバースラング大賞”があったら受賞確定レベルではないかと!w

■電撃四天王のオンライン対戦! ゲスト:ブンブン丸

 イベントの司会や企画もこなすマルチゲーマーかつ『バーチャファイター2』の元鉄人・ブンブン丸さんが参戦した11月8日は、同じ日に行われた“2Bお披露目”配信での告知もあって視聴者も盛りだくさん!

 ちなみにブンブンさんは、自分好みのとあるキャラをクリエイトしての参戦。キャラクリに関するうんちくをいろいろと聞けるほか、筆状の武器(?)を振り回すキュートなソン・ミナの姿を楽しむことができますよ~♪

【参考リンク】『ソウルキャリバーVI』動画まとめ

四天王との組み手に参加してくれる視聴者の皆さんの“パワー”に感謝!

 そして忘れてはならないのが、配信中に対戦相手として駆けつけてくれる視聴者兼プレイヤーの皆様(むしろ最重要コンテンツ)。キャラクタークリエイションを巧みに操る“キャラクリ勢”が、バリエーション豊かな自前の剣士(とてもそう見えないケースもありつつ……)を持ち寄ってくれるんですよね~。

 ぶっちゃけ我々配信側のほうが楽しませてもらっているレベルなんですがw、まだ“朝までキャリバー”を見たことのない方は、ぜひアーカイブで“匠の技”を楽しんでいただきたいと思います。

『ソウルキャリバー6』
▲ファーストインパクトで(腹筋を)殺しにかかっている“キノコ”シリーズなど名作(迷作?)揃い。諸事情により具体的な“作品”の紹介は控えめにしますが、まだ見てない方はぜひチェックを!

 また、キャラクリ勢に混ざってハイレベルな戦闘力を持つ“ガチ勢”が参戦してくるのも面白いところ。徐々に力をつけてきた電撃四天王(※1~2名は日替わり)が、いかに知恵を絞って強豪に立ち向かうかにも注目してみてください!

 ちなみに、便宜上キャラクリ勢とガチ勢を分けて説明しましたが、前者でも普通に強かったり、後者が十分にキャラクリをこなしたりもするので、ぶっちゃけ境目はとてもあいまいです(キャリバー勢の懐の深さよ……)。

『ソウルキャリバー6』
▲11月5日の配信では、先日の“いいすぽ!”でも活躍していたSHKさんが参加してくれました。ザサラメールのトッププレイヤーといえる達人です(私が勝手に師匠と呼んでいるお方)。

 そんなこんなで実戦経験を積みながらも、前回の“クリティカルエッジ”調査に続き、今回は“リバーサルエッジ”の性能についてまとめてみました。次なるステップアップのための知識として、ぜひ参考にしてください!(なお筆者もまだ活かし切れていない模様)

全21キャラクターのリバーサルエッジ詳細データ

 まずは手作業で調べた各種データをご確認ください。発生の早さは4段階に分かれており、基本的には早ければ早いほど優秀です。なぜかというと、発生が早い技ほど「攻撃をさばいても、その後避けられてしまう技(=リバーサルエッジ対応技)」が少なくなるからです。

 そして地味ながら重要なのは、【おすすめ避け方向】で示した“時計”と“反時計”。リバーサルエッジのモーションはキャラによって異なるため、実は“技をさばかれたあとに避けやすい方向”ってのがあるんですよね。今回はザサラメールの技で調べた結果を考慮して、「おそらくこっちの方向が避けやすいであろう」という方向を記載してあります(技によっては逆になったりするので、あくまで参考程度に……)。

※時計=上から見て時計回りの避け方向。1P側なら奥、2P側なら手前。

※反時計=上から見て反時計回りの避け方向。1P側なら手前、2P側なら奥。

 その他のデータはぶっちゃけ気にするほどではありませんが、実はガードしたときの硬化差はキャラによって大きな差があり、確定反撃があるリバーサルエッジも存在しています(システム上、あまりガードする機会はないですが)。

リバーサルエッジのデータまとめ

※キャラの並び順は、筆者がザサラメールを使って調査した際に「避けにくい」と感じた順です(同程度のキャラもいるので、あくまで参考レベルですが)。「備考」欄の評価コメントもさばかれたあとの「避けにくさ」に関するものです。

キャラクター ダメージ 発生 硬化差 【おすすめ避け方向】&備考
ナイトメア 40 44 -16 【反時計】発生が最速なうえ攻撃判定も分厚く、おそらく最強のRE。さらに技レベルが唯一の“強”である(ザサラ的には美味しい)。
ティラ(グルーミー) 35 44 -8 【時計】グルーミー時のみだが、ナイトメアとほぼ同等の強さ。ちなみに技レベルは、ナイトメアとグロー以外はすべて“弱”。
ラファエル 30 44 -8 【反時計】ダメージはやや低いが、ナイトメアとほぼ同等の強さ。
ソフィーティア 30 44 -8 【反時計】攻撃判定が薄めなのか、調べた限りでは発生44グループのなかで最も避けられやすい。
ヴォルド 30 46 -4 【反時計】攻撃判定が強く、発生46グループのなかでは最も避けられにくい部類。また、ガードした側はしゃがみ状態。
ソン・ミナ 35 46 -10 【時計】発生46グループの上位陣。
ゲラルト 35 46 -4 【反時計】発生46グループの上位陣。
御剣 35 46 -4 【反時計】発生46グループの中堅どころ。
キリク 35 46 -4 【反時計】発生46グループの中堅どころ。
セルバンテス 40 46 -8 【反時計】発生46グループの中堅どころ。ダメージ40はナイトメア、アズウェル、アスタロスと並んで最大。
マキシ 35 46 -4 【時計】ここから発生46グループの下位勢。2AをさばいてもREをかわされるという大きな境目。
アイヴィー 35 46 -10 【反時計※】※2Aをさばかれたときは”時計回り”に避ける必要がある(間合いや状況によって避けやすい方向が異なるのかも?)。
タキ 30 46 -4 【反時計】発生46グループの下位勢。ただし時計回りには強いので避け方向が重要。
シャンファ 30 46 -2 【反時計】発生46グループの下位勢。ガードした側はしゃがみ状態。
グロー 35 46 -4 【反時計】発生46グループの下位勢。技レベルが唯一の“中”設定(ザサラでリーサルとれなくて困る)。
タリム 30 48 -12 【反時計】発生48グループではマシなほうだが(多分)、ここからはわりとガバガバな性能。キャンセルがあるので弱め設定?
ティラ(ジョリー) 35 48 ±0 【時計】グルーミーに比べると悲しくなる弱さ。ガード時の硬化差±0が唯一の取り柄?
吉光 30 48 +2 【時計】このあたりまでくると、RE対応技が多すぎて苦しみ。ガード時+2だが、活かす機会はあまりなさそう?
ジークフリート 35 48 +2 【反時計】吉光よりもさらに避けられやすい気配。吉光と同じくガードさせて+2フレーム有利。
ザサラメール 35※ 48 -2 【反時計】※ダメージは15+20。対応されやすさは底辺クラスだが、リーチが長く2ヒット目の判定が残るのは強い(と信じたい)。
アズウェル 40※ 48 ±0 【時計】※ダメージは10+10+20。攻撃判定が薄いためか、発生48グループのおそらく最底辺。かなりガバガバ。
アスタロス 40 50 -12 【反時計】唯一の発生50フレーム。ソウルじゃんけんに勝ったときのリターンは最凶だが、さすがに辛そう……。

※上記フレーム情報は、執筆時点でのゲーム内容をもとに編集部が独自に調べたものです。あらかじめご了承ください。

“リバーサルエッジ対応技”を使って相手のREを無力化しよう

 “リバーサルエッジ対応技”とは、「相手のリバーサルエッジでさばかれても、その後の横移動でリバーサルエッジをかわせる技」のこと。特に公式の表現ではなく、こちらで仮につけた名称となります。

 そしてリバーサルエッジへの対策とは、ズバリ「リバーサルエッジ対応技を見つけて、怪しいところはコレを使っていこう!」ってことなのです。RE対応技が通常の攻撃としても有効であれば、わざわざ様子見をすることなく攻め込めるうえ、REにさばかれても避けちゃえばいいというわけ。キャリバー中級者~上級者にステップアップするためには必須といえるテクニックではないかと!

 例えばザサラメールの技で言うと、AAは“リバーサルエッジ対応技”として優秀な性能を持っています。AAをリバーサルエッジで取られても、その後の横移動で全キャラのREをかわすことができるのです(相手キャラによっては手前か奥のどちらかしか避けられなかったり、横移動ではなくステップでしか避けられない場合あり)。

『ソウルキャリバー6』
▲ナイトメアのREは発生が早いうえに攻撃判定が分厚く、対応できる技が非常に少ない。
『ソウルキャリバー6』
▲ティラはグルーミー状態になるとREが強化され、ナイトメアと同等の発生&攻撃判定となる(強い)。

 さて、ここまで読んだあなたが最も気になっているであろう疑問は、「んで、実際にリバーサルエッジ対応技ってのはどれなのさ?」ってことだと思われますが、正直申しまして「キャラごとに確認してね♪」と言わざるを得ない状態です。

 例としてザサラメールの技を挙げると、前述のAAのほかネイル・オブ・エレシュキガル(6AA)などが全REに対して“リバーサルエッジ対応技”になります。これらの技をリバーサルエッジで取られても、すぐに横移動(一部は要ステップ&方向限定)すれば全キャラのREをかわすことが可能なのです。相手キャラのREの発生が早く判定が強いほど対応の幅が狭くなるので、そのあたりは細かく覚えるしかないですね。下記にサンプル表を掲載しているので、参考までにチェックしてみてもらえればと。

 ほかのキャラについては、さすがに全21キャラの全技を全REに合わせて打ち込んでみるってのは途方もない労力なので(数ヶ月かかりそうw)、そこはカンベンしてくださいってことで!

 ちなみに“RE対応技”を探すときの注意点として、「ガード硬化差が少ない技」だからといってそのままRE対応力が高いわけではなく(高い場合は多いんですが)、どちらかというと「技の全体モーションが短い技」の対応力が高いってこと。各自それっぽい技を見つけて、いろいろ試してみてくださいな~(最後は投げっぱなし)。

『ソウルキャリバー6』
『ソウルキャリバー6』
▲ザサラメールのRE対策でおすすめの技は、ほぼ全キャラのREに対応できるイモータル・ウトナピシュティム(2B+K)。下段→中段で相手の体力を削りつつ、ガードされても不利が少ない(-4フレーム)という優秀な技なんです。
『ソウルキャリバー6』
『ソウルキャリバー6』
▲汎用性ではやや劣りますが、最高のRE対応力を持つのがブレイヴリー・オブ・エンキドゥ(66kB)。ナイトメアのREにとられても、ステップ不要でどちらの方向にでも避けられます!

リバーサルエッジ対応表のサンプル(※ザサラメールの一部の技)

※◎=どちら側にも避け可能 ○=おすすめ避け方向のみ ×=避けられない

※ステップが必要かどうかについては割愛しています

キャラクター AA 2B+K 2A 6BB
ナイトメア × × ×
ティラ(グルーミー) × × ×
ラファエル × × ×
ソフィーティア × ×
ヴォルド × ×
ソン・ミナ × ×
ゲラルト × ×
御剣 × ×
キリク × ×
セルバンテス ×
マキシ ×
アイヴィー
タキ
シャンファ
グロー
タリム
ティラ(ジョリー)
吉光
ジークフリート
ザサラメール
アズウェル
アスタロス

【参考記事】全21キャラのクリティカルエッジの詳細データを掲載。キャラ対策で差をつけろ!

【参考記事】『ソウルキャリバーVI』情報まとめ。キャラ画像やシステム、動画を一挙掲載

データ

▼『SOULCALIBUR VI(ソウルキャリバーVI)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応機種:PC
■ジャンル:対戦格闘
■発売日:2018年10月19日
■希望小売価格:オープン

関連サイト