2018年11月18日(日)
オンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV(以下、『FFXIV』)』の次なる拡張パッケージ『漆黒の反逆者(ヴィランズ)』が発表されたファンフェスティバル2018 in Las Vegas。今回は、その初日最後の舞台を飾ったピアノコンサートのフォトレポートをお届けいたします!
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■レポーターはこの2人(?)■
▲まぐ:電撃PlayStation&電撃オンライン関連で何かしらいろいろとやっている編集/ライター。メインジョブは戦士。好きなピアノ楽曲は“龍の尾”。 | ▲ナマズオ:ナまナまニュースがあるたびにどこからともなく駆り出される助手の匿名ナマズオ。天晴大鯰音頭がピアノコンサート楽曲にならないことはなんとなく察している。 |
ま:ファンフェス1日目の最後を飾るのはピアノコンサート! 今回は日本からピアニストのKeikoさん(※)が来場し、ファンの前でピアノアレンジの新曲を披露してくれました。
※Keiko氏……日本を代表するピアニストの1人。『FFXIV』では、“From Astral to Umbral”や“Duality”でピアノアレンジを編曲・演奏しているほか、“ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO”や“FINAL FANTASY XIV ORCHESTRA CONCERT 2017 -交響組曲エオルゼア-”でも楽曲を奏で、多くの観客を魅了した。
ナ:そういえば9月にリハーサル取材に行ってたっぺよ!
ま:そうそう。『紅蓮のリベレーター』プレイ時の感慨深い新曲を、大ステージの圧巻の音と素晴らしいアレンジ&演奏で聴けるなんて……。写真撮りながら「ああ耳が幸せ」っていう想いでいっぱいだったよ。
そして今回のコンサートにはサウンドディレクターの祖堅さんやメインテーマのボーカルを務めてきたスーザン・キャロウェイさんも登場し、ともに素晴らしい音と、6000人近いファンの笑顔であふれる濃密な時間を創り上げてくれました。
ナ:さっそく写真とともに振り返っていくっぺな!
ま:ちなみに、今回のファンフェスからはピアノコンサートやTHE PRIMALSのライブが生放送から除外され、来場者だけのプレミアムな体験となっています。
なのでもしかしたら、日本のファンフェス当選者の方にはセットリストを見てネタバレと感じ、いずれ自分が味わう感動が目減りするように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、僕はリハーサル取材に行ったり現地で実際に何度もコンサートを見たりしているから感じるのですが……コンサートで得られる感動や曲によって想起される思い出はプレイヤーのみなさん1人1人で異なる特別なものですし、その、曲を聴いたときの特別な想いは、曲目を前もって知っていたとしても何ら損なわれることのないものだと思います。
うまく言えませんが、それはコンテンツのギミック内容を知っていてもクリアしたときの達成感がちゃんとあるのと同じで、その場で体験している僕らが直接その身で味わう、その瞬間ならではの“体験”だからかな、と。
なので、ぜひ本レポートで北米ファンフェスでのコンサートの様子をともに見、日本ファンフェスでのコンサートに対する期待につなげてほしいと思います。きっと現地では、その期待を大きく上回る感動を味わえると思いますので。
ナ:珍しくまじめにいいこと言ってるので聞いてあげてほしいっぺよ。たぶん今本人は軽く顔を覆いたい気分だと思うっぺな。
ま:……うんそうだね。君のコメントで、いいこと言った感が台無しだね!
■北米ファンフェス ピアノアレンジコンサート演目■
1:紅の夜更け ~クガネ:夜~
2:古傷 ~ギラバニア湖畔地帯:夜~
3:Dragonsong(Vo.スーザン・キャロウェイ)
4:美の謀略 ~蛮神ラクシュミ討滅戦~(Vo.スーザン・キャロウェイ)
5:父の誇り ~ヤンサ:昼~(祖堅さんによるオタマトーン演奏)
6:龍の尾 ~神龍討滅戦~
7:宵の海 ~紅玉海:夜~
8:Revolutions(Vo.スーザン・キャロウェイ)
9:万世の言葉 ~禁書回収 グブラ幻想図書館~(ジャズアレンジ。祖堅氏&Keiko氏による連弾)
▲まずは祖堅さんと、北米コミュニティディレクターのMatt氏が挨拶。 |
▲そしてKeikoさん登場。『紅蓮のリベレーター』の代名詞とも言えるクガネの曲で、見事にオーディエンスを魅了します。 |
▲クガネの曲、そしてギラバニア湖畔地帯の曲が終わり、スーザン・キャロウェイさんが登場。そのままDragonsongへ……。 |
▲次はまさかのラクシュミ討滅戦! スーザン・キャロウェイさんがステージでこれを歌うのは世界初です。 |
▲Rise High~♪のサビに差し掛かったところで……。 |
▲!? なんか出た! |
▲歌声に魅了された祖堅さん&Mattさんが踊りながら登場。このラクシュミ曲=海藻の舞はもはや全世界の光の戦士の共通認識と言っていいかも。 |
▲お次は祖堅さんによるオタマトーン演奏。楽曲は父の誇り ~ヤンサ:昼~。 |
▲あれ。コレなかなか難しいぞ? という雰囲気を出してからおもむろに足元の♪ボードを取り出し……。 |
▲自らがオタマトーンに扮して声で演奏(?)する例の演出。海外初披露。 |
▲お客さん爆笑&大歓声。祖堅さんさすがのエンターテイナーっぷりです。 |
▲お次は打って変わってドラマチックな曲が続きます。まずは龍の尾 ~神龍討滅戦~、そして紅玉海。 |
▲次は『紅蓮のリベレーター』メインテーマのRevolutions |
▲お2人が一度ステージから退き、その後Keikoさんが再登場。 |
▲その後ろから祖堅さんがやってきて……。 |
▲「えーと、一緒に弾かせてもらっていいですか?(英語)」からの……。 |
▲「えー……? NO!!」「ふぇえええ!?」 |
▲「じゃ、帰る……(英語)」「ええー! 待って待って!(英語)」ここまでがワンセット。 |
▲「で、何をやりましょう?(英語)」「えーと僕ヤンサしか弾けないんですけど(英語)」「祖堅さん、それさっきやりましたよね?(英語)」「じゃあ、アレやりましょう。幻想図書館の、ジャズアレンジ!(英語)」 |
▲「さあ、やりますよー(英語)」「ふー……なんか僕ら、先生と生徒みたいっすね(英語)」「え、私が先生ですか?(英語)」 |
▲そして演奏スタート。……この躍動感、伝わりますでしょうか。 |
▲セッション終えてハイタッチ! 本当に楽しそうに演奏している姿が印象的でした。オーディエンスの大歓声たるやもうすさまじいものでしたよ。 |
▲その後は出演者がそろって締めの挨拶。 |
スーザン・キャロウェイ氏:2年ぶりにラスベガスに戻ってくることができて本当にうれしいです。新曲(ラクシュミ討滅戦)のサプライズ、どうでしたか? みなさんにお会いできるのはいつもとても楽しいので、そのために私はすべてをすることができます。今とても幸せな気分です。
(※翻訳機による訳となります。一部訳し切れていない部分は割愛のうえで掲載しています。)
Keiko氏:こうやってラスベガスに来るのは初めてなんですが、まるで会ったことがあるようなみなさんからの声援のおかげで、すごく演奏しやすかったです。
祖堅さんの曲のメロディが本当に美しくて、そして切なくて、私もアレンジをしながら「どんなふうに料理をしようか……」とすごく悩んだんですけれど、曲が持っている美しさを生かしつつ私なりにアレンジをしてみました。また、ここラスベガスに戻って来られる日が来るといいなと思っています!
祖堅正慶氏:ラクシュミのとき、Mattに踊りで負けていた気がしてすごく悔しいです。今日素晴らしい演奏をしてくださったKeikoさん、そして素晴らしい歌声を披露してくださったスーザンさん、ここラスベガスで、みなさんに僕の曲なんかを演奏していただいて、すごく嬉しいなと思いました。
そして、明日はこのクラシックな雰囲気から一転してうるさいロックになるので……もしよかったらみなさんぜひ来てください! そしてスーザンさん、歌手だし、明日1曲歌ってかない?
スーザン・キャロウェイ氏:私もそれについて考えていたわ。みなさんがいいなら、ぜひ!
ま:……大歓声が巻き起こったのは言うまでもないでしょう。というわけでピアノコンサートレポートは以上です!
ナ:明日のTHE PRIMALSライブも楽しみだっぺな!
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