2018年12月3日(月)
スクウェア・エニックスが2018年12月6日に配信する、PS4用ダウンロードソフト『THE LAST REMNANT Remastered(ラスト レムナント リマスタード)』。本作のプロローグや登場人物、訪れる都市や冒険するフィールドなどをまとめて紹介します。
『ラスト レムナント リマスタード』は、2008年にXbox 360用ソフトとして発売されたRPG『ラスト レムナント』のリマスター版です。オリジナル版(Xbox360)からPC版に移植される際に追加された要素がすべて収録されている他、ゲームエンジン変更によりグラフィックが高画質かつ美麗になっています。
『ラスト レムナント』の舞台となるのは、古代より“レムナント”と呼ばれる謎の物体が存在する世界です。ミトラ、ヤーマ、クシティ、ソバニという4つの種族が、レムナントの恩恵を受けながら暮らしています。
▲この世界では、“レムナント”があるからこそ、そこに人が集まり街ができます。巨大レムナントがある場所に都市ができているのはそのためです。 |
レムナントの持つ巨大な“力”を引き出し、それを利用し生き続けてきた人々。しかし、大きすぎる力は世界の輪を少しずつゆがめてしまい、いつしか世は永き戦乱の時代へと足を踏み入れます。
『ラスト レムナント』の物語が始まるのは、それからおよそ1,000年後。“レムナント”が存在しない果ての島“ユラム島”で暮らすミトラの青年・ラッシュの妹・イリーナが謎の組織にさらわれてしまったことをきっかけに、物語が動き始めます。
主人公のラッシュをはじめとした、物語を彩るキャラクターたちと、4つの種族について紹介します。
18歳のミトラの青年。ユラム島で妹のイリーナと平穏に暮らしていましたが、さらわれた妹を助けるために島を出ます。家族思いで、特にイリーナのことになると周囲に目がいかなくなってしまいます。
ラッシュの妹のミトラの少女で、14歳。一見、どこにでもいそうな普通の少女ですが、彼女の内には秘めたる“力”が眠っているようです。その力が一体どんな意味を持つのかは、彼女自身も知りません。
19歳という若さでアスラム領主となったミトラの青年。アスラムの発展と独立を願い、奮闘する日々を送っています。自身の目的のために、成り行きで知り合ったラッシュに協力します。
精鋭ぞろいのアスラム軍の中でも、さらに卓越した技、武、智、識を備えた、一騎当千の兵(つわもの)たちに与えられる称号です。その実力は、1人で数千の敵を退けるとも言われています。
▲エマ・ハニウェル(声優:田中敦子さん):41歳のミトラの女性。古くからアスラムに仕える家系で、戦いでは常に先陣を切ります。 |
▲トルガル(声優:楠大典さん):200歳のソバニ。ソバニでありながらダヴィッドに仕えている理由は不明です。 |
▲ブロクター(声優:間宮康弘さん):24歳の強面なヤーマ。ダヴィッドとは幼なじみで、国を背負うことになった彼を心配しています。 |
▲パグズ(声優:小形満さん):クシティという種族で55歳。四将軍にとっては精神的支柱となる参謀役です。 |
出身地、本名、年齢、目的、すべてが不明の謎の人物。突如として姿を現し、圧倒的な強さで世界にその名を轟かせています。容赦のない戦いぶりから、いつしか“覇王”と呼ばれるようになりました。
年齢不詳の謎の魔道士。イリーナをさらった組織の1人で、レムナントを利用して何かをたくらんでいます。
34歳のナーガプール領主。古来より続く名門エルマイエン家の出身で、世界平和のための機関“共和会議”の現議長かつ、エリュシオンに本部を置く“アカデミー”の責任者も務めている人物です。
【『ラスト レムナント』の世界で暮らす4つの種族】
●ミトラ
いわゆる“人間”にあたる種族。数が一番多く、さまざまな地域に暮らしています。ラッシュやイリーナの他、ダヴィッド、エマなど主要キャラクターもミトラが一番多いです。
●ヤーマ
魚のような見た目の特徴を持つ種族。巨大な体で見た目通り力が強い種族ですが、中には魔道の道に進んでいる者もいます。
●クシティ
カエルやトカゲのような見た目で、4種族の中では最も小型な種族です。知力が高めで術法を扱うことが多いですが、小さい体ながら武器を手に戦うことも。
●ソバニ
猫のような姿をした長寿な種族で、4本の腕を持っています。太古の時代は他の種族を支配していたらしく、気位が高い者が多いようです。また、人前にはめったに姿を現しません。
『ラスト レムナント』の世界各地に点在する国家を紹介します。規模はさまざまながら、それぞれの地域にレムナントが祀られ、繁栄しています。
ダヴィッドが治める地方都市です。セラパレスの属国ですが、ダヴィッドは独立を願っています。中央広場には、巨大な剣型レムナント“ヴァレリアハート”がそびえています。
アスラム四将軍が率いるアスラム軍は、少数ながら精鋭ぞろいで名を馳せており、その強さは大国の軍にも引けを取らないと言われています。
ですが、軍事国家というわけではなく、古いしきたりを重んじる人々が暮らし、交易品の取引も盛んに行われている穏やかなところです。
アスラムの親都市で、世界の勢力図の一角を占める大国です。上空から見ると、街がまるで1本の巨大な剣の形に見えます。
アスラムによって護られており、この地に直接攻め込んだものは存在しません。居住区には、宝石型レムナントの“アンバーマリーチ”が浮かんでいます。
領主のクーバイン公は、少年でありながら強大な魔力を持ち、聡明で民衆からも慕われているようです。
世界の中心に位置する大都市。長い歴史を持ち、レムナント文化発祥の地とされています。上空には、都市の名の元となった巨大レムナント“エリュシオン”が浮遊しており、その荘厳さに祈りを捧げる人も少なくありません。
レムナント“エリュシオン”は、聖女マリオン・マーシャルが人類で初めて契約したレムナントと言われており、マリオン・マーシャルも信仰の対象として崇められています。また、特定の領主はおらず、代々“共和会議”の議長が任期中に統治することになっています。
エリュシオンの一区画“へンドラー街”は世界有数の商業地区。珍しい商品とともに、希少な情報が集まる場所です。
ウィルフレッド・エルマイエンが治める都市。治水が行き届き、街中に水路が広がっています。中心には巨竜型レムナント“グゥエイン”が鎮座し、街の住人は守り神として崇めています。
“グゥエイン”はナーガプールの住人には安心を、他の都市の住人には恐怖を与え、まさに竜の王の名にふさわしい威厳ある佇まいをしています。なお、ウィルフレッドの居城“竜城”は“グゥエイン”の足元にあり、その形から別名“竜の巣”と呼ばれています。
砂漠にある商業都市です。街を覆い隠すように巨大な昆虫型レムナント“トウテツ”が居座っています。
元々は砂漠のキャラバンがレムナント“トウテツ”と契約したことで発達したキャンプ地だと言われています。トウテツの巨体により日差しが遮られ、足元にはトウテツからあふれ出た水で地下オアシスが広がり、砂漠にありながら経済面での一大勢力を誇るほど成長しました。
シュピラーレバザールは地下オアシスの恵みを得られるように地下に設計されており、希少品の流通を一手に担っています。
湿地帯の先にある森に囲まれた小さな街です。“ブルーエルフ”と呼ばれる水球型のレムナントが街中に浮いており、その美しく神秘的な雰囲気は、他に類を見ない風景を生み出しています。
優れた術士を輩出することでも有名な街で、領主のクシティ、オルビークも学者肌の人物です。
“緑葉騎士団”という騎士団と“森の乙女”という術法団を有しており、騎士は乙女とパートナーとなって、乙女を生涯守り抜く誓いをするという伝統があります。
ラッシュたちは冒険の途中、さまざまな場所を訪れることになります。中には、モンスターたちが巣食うダンジョンも待ち受けます。さらには、なかなか出会うことができないレアモンスターが出現することも……。
遺跡が残る高原や、薄暗い洞窟、廃墟となった城に砂漠や渓谷など、数あるダンジョンの中から一部を紹介します。
レムナント“ラバーソウル”を祀る遺跡が残る高原です。かつてはここに大きな集落があったそうですが、今は遺跡の残骸が点在するだけです。
辺境の街バアルークに至る唯一の道。古き神が自らの下に人を招くため、山を割り作ったと言われています。
炭鉱都市ロイオティアへと抜ける巨大な溶岩洞窟です。危険な場所ですが、地上の険しい山岳地帯を抜けるよりは、はるかに安全な道だそうです。
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