2018年12月8日(土)

『レッド・デッド・オンライン』ベータ版をプレイ-知らない人同士で遊べる“民警団”に注目!【電撃PS】

文:電撃PlayStation

『レッド・デッド・リデンプション2』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 ロックスター・ゲームスより好評発売中のPS4/Xbox One用ソフト『レッド・デッド・リデンプション2』。本作のオンラインモードである『レッド・デッド・オンライン』ベータ版のサービスが11月27日よりスタートしています。

レッド・デッド・オンライン ベータ

 『レッド・デッド・オンライン』は、『レッド・デッド・リデンプション2』を購入した人ならだれでも参加可能。プレイヤーはオリジナルキャラクターを作成して、ストーリーモードと同じオープンワールド環境を放浪しつつ、ほかのプレイヤーと協力や対戦プレイを楽しむことができます。

 すでに多くの方が『レッド・デッド・オンライン(以下、RDO)』をプレイされているかと思いますが、今回は担当ライターがプレイしていて気になった部分を中心に『RDO』のインプレッションをお届けします。

⇒『レッド・デッド・オンライン』の詳細情報が公開。名誉レベルによって一部ミッションの内容が変化

レッド・デッド・オンライン ベータ
▲無実の罪で絞首刑を待つ身だったプレイヤーキャラは、ある人物に助けられて荒野を糧に暮らす放浪者たちの仲間入りをします。
レッド・デッド・オンライン ベータ レッド・デッド・オンライン ベータ

 キャラクター作成画面では、性別はもちろん、顔や体形を細かく設定可能です。設定はパーツを組み合わせていく方式ですが、種類は豊富でかなり自由度の高いキャラクターを作成できます。

“放浪モード”で荒野を気ままに移動しつつ、多彩なアクティビティに挑む

 序盤のチュートリアルを終えると、プレイヤーは“放浪モード”と呼ばれるオープンワールド環境で本格的な『RDO』生活を始めます。基本的なマップはストーリーモードと同様ですが、プレイヤーキャラはダッチ・ギャングと関係ない人物のため、“ブラックウォーター”をはじめとする、マップ西方のエリアへも自由に行き来できます。

レッド・デッド・オンライン ベータ
▲前作をプレイした人には馴染みのある“ブラックウォーター”の町。本作は前日譚にあたるため、前作のエリアはまだ発展する前といった趣があります。

 フィールド上には、ほかのプレイヤーキャラも行動しています。『GTAオンライン』などと同様、ほかのプレイヤーを攻撃することも可能。もちろん見知らぬプレイヤーからいきなり攻撃を受けることもあり、ロックスター・ゲームス作品のオンラインモード特有の緊張感あるプレイが楽しめました。

 ただし、今作は見知らぬプレイヤー同士でも“民警団”を結成してチームを組めるので、ひとりだと不安な人は、入れる“民警団”を探すか、なければ結成するといいでしょう。

 “放浪モード”をプレイ中は、そのエリア内のプレイヤーを1カ所に集めて対戦が楽しめる“放浪モードイベント”や、ギャングの隠れ家を襲撃するといったアクティビティが発生するほか、以下のようなミッションが用意されていました。

“ストーリーミッション”では名誉が問われる

 『RDO』には、本編とは別にストーリーが存在します。プレイヤーキャラは、捕らわれの身から救ってくれたジェシカの依頼を受け、彼女の夫を殺害した犯人を捜すミッションに挑戦していきます。このミッションは、ほかの人と協力プレイが可能。オートマッチングで仲間を探したり、その場で組んでいる“民警団”の仲間と最大4人でミッションに挑戦できます。

 “ストーリーミッション”の特色は、参加者の行動でプレイヤーの名誉のステータスや先の展開が変化するところ。対峙した相手の処遇を参加者間の投票で決めたり、敵のキャンプを襲撃する際に隠密行動を貫くかなど、遊ぶ人しだいでなかなか興味深い展開が楽しめました。

レッド・デッド・オンライン ベータ
▲線路上に並べた泥棒の処遇を決めるところ。ここでは全員一致で彼らを助けましたが、別の人の同じミッションを手伝った際は、自分以外が全員見殺しを選ぶ事態に……。

“見知らぬ人”の依頼は緊張感抜群

 マップ上にはオレンジ色のアイコンで“見知らぬ人”からの依頼を受けるミッションがあちこちに存在し、クリアすると経験値や報酬が得られます。彼らからのミッションは、名誉が上がるものと下がるものの両方があるので、受ける際はマップ画面でアイコンをチェックして概要を確認しておきたいところです。

 こちらのミッションは、途中でほかのプレイヤーが参戦する可能性がある点が特徴です。参戦の可能性は、挑戦しているミッションや周りのプレイヤーの名誉の傾向しだい。最後まで気を抜けない感じがたまらなかったです。

レッド・デッド・オンライン ベータ

“シリーズプレイリスト”で気軽に対戦!

『RDO』には、ほかのプレイヤーとあとくされなく対戦できるモードも用意されています。対戦モードは“シリーズプレイリスト”という形で用意されていて、“放浪モード”中にアイコンのある場所へアクセスするほか、タイトル画面から遊びたいモードを選ぶことで参加できます。

 プレイヤーが選択できるのは最大16人で戦う“戦闘モード”と最大32人対戦の“戦闘モード(大規模)”、最大16人で馬レースを行う“レースシリーズ”の3つ。各モードはランダムで対戦ルールやマップが選ばれます。

 いずれもルールもメジャーなFPSやTPSとはちょっと変わった趣向が凝らされていて、新鮮なプレイ感覚が得られました。ライターのプレイ時間帯的に、英語のボイスチャットが飛びかう感じの対戦でしたが、いわゆる通信のラグでほかのプレイヤーの挙動がおかしかったり、まともに撃ち合えないという状況もなく、かなり快適に遊べたことも付け加えておきます。

レッド・デッド・オンライン ベータ

“民警団”を結成してほかのプレイヤーと協力できる

 プレイヤーが“民警団”を結成して、ほかのプレイヤーと気軽に遊べる点も『RDO』の特徴と言えるでしょう。“民警団”には最大4人の“臨時”と7人までの“常設”の2タイプがあります。

 “臨時の民警団”は、だれでもコストをかけることなく結成でき、フレンドや近くのプレイヤーを招待したり、“公開”状態にでプレイヤーの自由な出入りを行わせることも可能です。“民警団”を組んでいっしょに行動すれば、“放浪モード”でほかのプレイヤーに襲われる危険も少なくなりますし、“ストーリーミッション”や“見知らぬ人”の依頼を協力して遊べます。

“民警団”に参加する

 ほかのプレイヤーが作成した“民警団”に参加する場合は、“放浪モード”中に方向キー左で表示されるメニューから“民警団”を選んで参加したいところを選びます。リストを確認し、プライバシー設定が“公開”になっている“民警団”は自由に出入り可能。プレイ傾向は“名声”の項目でだいたいわかるので、入る前に確認したいところです。

 また、『RDO』タイトル画面から“民警団”を選ぶことで、最初から“民警団”に所属した状態でゲームを始めることもできます。

レッド・デッド・オンライン ベータ

“民警団”を結成する

 リストが表示されている状態で□ボタンを押すと、自分がリーダーとなって“民警団”を結成できます。フレンドだけで遊びたい場合は、プライバシーを“招待のみ”に、自由にプレイヤーから参加者を募る場合は“公開”に設定すればOKです。

 この原稿を書いている時点は、『RDO』ベータ版開始直後ということもあってか、“臨時の民警団”を結成すれば気軽に周りの人が参加してくれるように感じました。“民警団”を結成後は、リーダーの設定した“行き先マーカー”をメンバー全員で共有できるので、メンバーをリーダーが行きたい場所へ導いて、ミッションをいっしょに遊ぶことができます。

ベータ版ながらすでに本格的なゲーム体験が可能!

 サービスが開始されて約1週間を経た『RDO』。まだベータ版とのことですが、すでに遊べるコンテンツは豊富に存在し、時間帯を問わずに数多くのプレイヤーが自分なりのやり方でこの世界を楽しんでいる印象を受けました。遊べるコンテンツは協力から対戦まで幅広く、“民警団”をはじめ見知らぬ人とも触れ合える要素が用意されているので、1人からでもしっかり遊べると思います。

 『レッド。デッド・リデンプション2』のストーリーをクリアしてまだまだこの世界を楽しみたい人、やっぱりほかの人といろいろと遊んでみたい人にぜひおススメの内容です。

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