2018年12月12日(水)
『レフト アライヴ』活路を見いだすためのマップ情報や主人公の1人・ミハイルにかかわる新キャラに注目
スクウェア・エニックスは、2019年2月28日にPS4版、2019年3月6日にPC版(Steam)を発売予定の『LEFT ALIVE(レフト アライヴ)』の最新情報を公開しました。
本作は三人称視点で展開する“サバイバルアクションゲーム”です。戦場に取り残された3人の主人公たちが圧倒的に不利な状況から生存を目指して戦う『フロントミッション』シリーズの世界観を受け継いでいます。
この記事では、新キャラクターやゲームの基本進行などをお届けします。
ストーリー:戦場で孤立する若きパイロット
▲ミハイル・アレクサンドロヴィチ・シュヴァーロフ――Mikhail Alexandrovich Shuvalov。 |
ノヴォスラヴァ市街で勃発した戦争により、戦場へ駆り出された若きヴァンツァーパイロット・ミハイル。敵の圧倒的戦力を前に多くの仲間は倒れ、気がつけば1人戦場に孤立していました。
生き残った仲間と合流を試みる中、ノヴォスラヴァ市街でフリージャーナリストのパトリックと出会います。
彼から頼みごとをされるミハイル。代わりに脱出経路を教えてくれると言います。信用できるわけではないが、協力して脱出経路を教えてもらう以外、生き残る道はない――。
その1つの依頼が発端となり、新型ヴァンツァー盗難事件をはじめ、この戦争の背景にある深い闇に巻き込まれていきます。
新キャラクター
ミハイルの前に立ちはだかるイヴァンや、ミハイルに取引を持ち掛けるパトリックといった新キャラクターを紹介します。
イヴァン・ニコラエヴィチ・ザイツェフ――Ivan Nikolaevich Zajtsev
ミハイルの前に立ちはだかる、敵軍のヴァンツァーパイロットです。
パイロットスーツの特徴は、北方の強国ザーフトラのそれと類似性がみられることから、ノヴァスラヴァへと侵攻したガルモーニヤ軍に対する、同国からの協力者と推測されます。
ノヴォスラヴァで極秘製造されているというヴァンツァーを捜索する密命を帯びており、それに関与しているブーニンという人物を追っています。
パトリック・ルメール――Patrick Lemaire
E.C.フランス出身のフリージャーナリスト。
戦いのさなかにあるにもかかわらず、ミハイルに取引を持ち掛ける怪しい雰囲気の漂う男。独自の情報源からノヴォスラヴァでの戦争勃発を予期し、取材に訪れていました。
戦争の背景に、新型ヴァンツァーのデータ盗難事件が存在していると睨んでおり、事件の証拠を追っています。
ヴァンツァー ゼニス HW2(Zenith HW2)
ジェイドメタル・ライマン社製のヴァンツァー。
世界標準機を目指して設計されたHWシリーズの2代目となる機体で、従来よりもローラーダッシュの機構が強化されています。
“欠点のないことが欠点”と言われるほど、あらゆる面で安定したパフォーマンスを発揮し、各国の正規軍をはじめ、傭兵などのベテランにも愛好者は多い。
ゲームの基本進行――生き残る手段を選択せよ!――
プレイヤーは物資も乏しく1人きりなのに対し、敵は完全武装した軍隊です。
歩兵はもちろんのこと、ドローンや戦車、ヴァンツァーまでもが辺りを巡回しています。しかし戦場を切り抜けるには幾つも方法があり、敵の状況や自分のプレイスタイルによってさまざまな手段が広がります。
敵に戦いを挑み、倒すことは“手段のひとつ”でしかありません。あるときは身を隠し、またはアイテムを駆使して敵を欺くなど、いくつもの手段を駆使しなければ、生き残ることはできないでしょう。
武器による戦闘
充分な戦力と腕があれば、正面から銃撃戦を挑むことも選択のひとつです。マップ内をくまなく探索すれば、いくばくかの銃弾を確保することができるかもしれません。
金属パイプやシャベルといったものも、この世界では立派な武器になり、うまく近づけば強力な攻撃を行えます。
敵の目から逃れ、戦闘を回避する
常に戦闘を挑むことは無謀で、かつ不可能な選択です。発煙筒や花火といった戦いの役には立たなそうなものでも、うまく使えば敵の誘導に利用できます。
さらにほかのアイテムと組み合わせれば、より有用なアイテムを作り出すことも可能です。
周辺の障害物に身を隠したり、敵の目をそらしたりすることで戦闘を回避するステルスアクションも解法のひとつになります。
ただし、身を隠すことが必ずしも有利であるとは限りません。戦車のような強敵に近距離で見つかってしまえば、即死の可能性すらあるでしょう。
アイテム・ヴァンツァーの使用
■オートタレット
破壊した敵のドローンを利用した自動砲台。付近の敵を自動的に攻撃します。
■電撃ワイヤー
敵が装備する強化外骨格装備にダメージを与え、一定時間行動を麻痺させます。
■ヴァンツァー搭乗
ヴァンツァーに乗った際には白熱したバトルが楽しめます。
すべての敵をかわして進むのは不可能に近く、戦闘が避けられない事態も発生しますが、追い詰められた状況にある主人公たちは、満足に銃弾を手に入れることはできません。
マップ中に点在する素材を利用し、さまざまなアイテムを“クラフト”(※)することで、よりリスクを抑えて敵を撃退する方法を考える必要があるでしょう。
※資源を消費してアイテムを作製すること。
また、運よく敵のヴァンツァーを奪うことができれば、一気に形勢を逆転することもできます。
迂回ルートの発見
目的地に至るルートは、必ずしもひとつだけではありません。敵が多く突破が困難そうな場合、周辺を探索することで他の道が見つかる場合もあります。
▲目的地への最短ルート上には、敵が拠点を構築し始めていました。このまま近づくのは危険すぎるが、何か手立てはあるのでしょうか。 |
▲周辺を探索した結果、配備が手薄な場所を見つけました。目的地からは遠回りになってしまいますが、こっちに向かうべきでしょうか。 |
▲敵のヴァンツァーが配備されています。このルートを進むのは絶望的です。戻るしかないのでしょうか。 |
最短ルートを目指すのか、遠回りでも安全そうな道を探すのかはプレイヤーの自由。ただし、周辺を探索して移動すること自体が敵に発見されるリスクにもつながるのですが……。
エネミー
歩兵やバトルドローン、戦車といったエネミーの情報を紹介します。
歩兵
この時代の歩兵は強化外骨格装備を備えており、生身の人間をはるかに凌駕する耐久力を備えています。
それでも1対1なら倒せる可能性はありますが、周囲の仲間を呼ばれれば、あっという間に絶体絶命の状況に陥るでしょう。
集団に対して無策のまま挑むのは、大きな危険を伴ううえ、たとえ撃退したとしても、相応の物資を失うことになります。
バトルドローン
前方を索敵しながら空中を移動し、周辺を監視する無人兵器。プレイヤーを感知すると地上に降り攻撃します。
兵士よりももろく、単体では比較的脅威になりにくいが、周辺の敵に存在を知らせる能力を持っており、撃ち漏らすと瞬く間に敵に取り囲まれてしまうでしょう。
戦車
戦車は歩兵とともに索敵、または見張りのような役割で洋書に配備されています。プレイヤーにとっては脅威以外の何物でもなく、発見されれば高い確率で死に瀕することもになるでしょう。
基本的に接近を避けるべき相手ですが、倒すことが避けられない場合は何らかの手段を見出さなければいけません。
マップ情報
主人公をサポートするAI“コーシカ”によって、次に行うべき目標や目的地は、臨時マップ上に表示されます。
マップには目的地以外にも、進むべきルートの決定に役立つ多くの情報が表示されています。
目的地までのルートは決して1つではありません。敵の目をうまくかいくぐり最短ルートで向かうのか、比較的安全な迂回ルートを探すのか、探索を繰り返し、少しでも多くの素材を集めて進むのか、すべてプレイヤーの選択次第です。
敵が多数存在するフィールドで、あらゆる情報やさまざまな物を利用して、目的地への活路を開くことが本作の醍醐味です。
【マップ内の情報】
■目的地
コーシカにより示される目的地。基本的にはここを目指して進むことになります。
■エリアの警戒度
敵の戦力に関するおおまかな情報はマップ上に表示される“警戒度”で把握することができます。
警戒度が高い場所には敵兵が多く配置されたり、強力な敵が出現するため、速やかに他の場所に移動したほうが無難でしょう。
また戦闘や爆発などの騒ぎを起こすと、その地点の警戒度が上昇しますが、その周辺のエリアは逆に警戒度が低下します。プレイヤーの立ち回り次第では、安全なルートを自ら作り出すこともできます。
・ALERT
赤い円で表示されたエリア。敵軍が重点的に警戒している場所で、プレイヤーにとっては非常に危険なエリア。
・CAUTION
オレンジの円で表示されたエリア。ALERTほどではないが、やや危険な場所を示します。
・SAFE
青い円で表示されたエリア。敵が少なく、比較的危険が少ない場所を示します。
(C) 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: YOJI SHINKAWA (KOJIMA PRODUCTIONS Co., Ltd.)
データ
- ▼『LEFT ALIVE(レフト アライヴ)』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■対応機種:Steam
- ■ジャンル:アクション
- ■配信日:2019年2月28日
- ■価格:8,300円+税