2018年12月19日(水)
さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第15回をお届けします。
暑さも落ち着いてすごしやすくなりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 私は花粉にやられて白目をむいております。
はてさて、今回の“ゲー夢中”は据え置きゲームではなく、アプリゲームについて初めて書いていこうと思います! 初めてのアプリゲーム、それはスリル満点の鬼ごっこゲーム!
『Identity V(アイデンティティV)』!
『第五人格』とも呼ばれるこのゲームは、4人のサバイバー VS. 1人のハンターで行われる鬼ごっこゲームです。サバイバー側はハンターに捕まらぬように5つの暗号機を解読し、脱出ゲート(または脱出ハッチ)から3人が逃げられば勝ち。ハンター側は椅子でサバイバー3人を飛ばせば勝ちです。
なお、2人逃げれば引き分けになり、ハンターだと2人脱落させれば引き分けとなります。
サバイバーに限り、暗号機を2つ解読させたうえで味方が自分1人になると、脱出ハッチと呼ばれる出口が開くので、そこからでも脱出可能となります。いくつかある出現場所から1つがランダムで決まるので、見つけ出す必要がありますが、暗号機を解読しながらついでに探しておくと、いざという時に慌てずにすむのでオススメですね。
ここまで話して、わかる方は分かることでしょう。そう、システムは『Dead by Daylight』そのもの! それもそのはずで『Identity V』は『DbD』の開発チームが提携して開発しているゲームだからです! 『Identity V』でこの手のゲームにハマり、今では『DbD』もプレイしています。
私がこのゲームをダウンロードしようと思ったきっかけは、キャラクターのデザインでした。見た目がお人形のようでカワイイ! ハンター陣営も愛嬌があってとてもいい! マップの雰囲気も絵本のようでいいんですよね~。
この手のゲームを遊んだことがなかった私でもすぐ理解できる、ちょうどいい難易度で気づけばどハマりしておりました。やり込めばやり込むほど奥が深いところもハマったポイントです。
▲左がサバイバー一覧で右がハンター一覧。とにかくキャラデザがカワイイ! |
こんなカワイらしいキャラですが、彼らのことを推理していくと結構エグい背景をもっていて、そのギャップもいいんですよね。
例えば復讐者のレオというハンターと庭師のエマは実は親子です。なぜ実の父親が復讐者となったのか、親子ならなぜファミリーネームが違うのか……各キャラを調べていくうちに、他のキャラがいろいろと絡んできて「お前ッ…! なんて奴なんだ!」とゾッとすることも。
彼らの背景を推理していくのが楽しいですね。
無事に推理し終わると、ボロい服を手に入れることができます。この服を着てるプレイヤーがいたら、そのキャラをやり込んでいるということです。
やればやるほど貯まる“手がかり”というパズルのピースで、サバイバーやハンターを交換していけるので、やっていれば自然と全サバイバー&ハンターを手に入れられます。いろいろな衣装があるので目移りしますね。
▲左から空軍、傭兵、心眼のお気に入り衣装。 |
▲左から祭祀、機械技師、調香師のお気に入り衣装です。 |
どのように動けばいいのかは、やっていくうちに理解していきますし、その先もっとうまく立ち回りたいのであれば、実況解説されている人の動画を見て勉強していくのをオススメします。
ひとえに“鬼ごっこ”といえども、暗号機を解読しつつの逃走劇。逃げまわるのが苦手なキャラがいれば、得意なキャラもいる。解読が遅いキャラがいれば、速いキャラもいるわけです。
ハンターと追いかけっこすることを“チェイス”というのですが、このチェイスが得意なキャラがハンターの注意をひきつけて時間を稼ぎ、解読が得意なキャラがその隙に暗号機を解読していくというのが理想。ただ、そこは対人ゲームなので、うまくいくばかりではないのですが(苦笑)。
ハンターはそれぞれ特徴が異なるので、早急にどのハンターが相手なのかを特定して対処するのがサバイバーにとっての開幕のお仕事。芸者は視界に入ったサバイバーの場所に瞬時に近づくことができるのですが、その時に出る音で目視せずともわかります。
▲私のお気に入りハンターは芸者の美智子です! |
道化師のジョーカーは周りに武器であるロケットの部品が散らばっていたり、写真家のジョゼフは写真機があったりと、会わなくてもヒントで判断できるハンターもいます。
後は暗号機を解読する際に、「もしハンターが近づいてきたらどちらに逃げるか」をちゃんと考えながら解読していくことが大事になってきますね。
開幕でハンターと出くわしてしまい、秒で捕まるというプレイをしてしまうこともあると思うのですが、その時は心の中で「味方、ごめん」と謝っておきましょう。
忘れてはいけない、『Identity V』で要となってくるのは、“内在人格”と呼ばれるスキル振りです。
仲間を助けた際にお互いが20秒無敵になるスキルとか、傷ついた仲間がどこにいるか分かるスキルとか、さまざまなものがあるため、キャラによってスキル構成を考えていくことが楽しいです。
チェイスが始まって、相手がどう出るかの読み合いをして、その末に読み勝てた時はアドレナリンがドバァと出てたまらないんですよね! 逆にハンターで全サバイバーを飛ばすことができた時にも、アドレナリンが止まりません。
しかし最後の1人になり、おまけにダウン状態で負けが濃厚だとわかっておとなしくこの身を差し出した時、脱出パッチに連れていって「逃がしてやんよ」というような行動をとってくるハンターがたま~~~~にいます。
こういうことをしてくれるハンターを“優鬼”というのですが、出会った際はラッキーだと思いましょう。世の中にはこういった優しい鬼さんもいるのです(そしてその後そっと友達依頼)。
基本的には4人 VS. 1人のシステムですが、“混沌なる紛争”というサバイバー8人 VS. ハンター2人というモードが存在します。こちらは時間で解放されるモードなのですが、まさにカオスです。暗号機も7つに増え、解読時間も増しています。
8人もサバイバーがいるので「分散していけばなんとかなるだろう」と思われることでしょう。ただハンターが2人いるので、1人のハンターとチェイスしていたらどこからともなくもう1人のハンターが現れて、挟み撃ちで倒されるなんていう事故はよくあります。ピエロのロケットダッシュに轢かれるとかね! 交通事故かと!
そしてこのモードのオリジナルルールは、通常は2回攻撃されるとダウンになるところが、耐えれる攻撃の回数が3回になります。そして椅子に座らされると初回のサバイバーは40秒救助できなくなることも普段とは異なります。
▲棘のようなもので囲まれてしまい、40秒は救出できません。 |
しかし! このモードには私的にちょっとしたロマンがあると感じています。サバイバーは全員、自分のアイテムを持っているのですが、「このアイテムがもう1個持てたらなぁ……」ということは誰しも1回は考えたことがあると思うんですよね。
特に空軍の持つ信号銃とか、欲しいに決まってるんですよね。
それを可能にしてくれているのがこのモードなのです。
なんと電話から好きなアイテムを交換することができます。しかもアイテムも2個持てる!
アイテムは自分の稼いだポイントと交換するのですが、普通に解読していればすぐ貯まります。調香師の香水と空軍の銃の2つ持ち、夢だったんですよね……。
多人数が入り乱れるカオスな鬼ごっこは、絶対に一度は体験してほしいです。あといつも1人でサバイバーを追いかけているハンターに、仲間ができるところもポイントですね。連携をとられて追い詰められていく様子はかなりスリリングです。
ちょっとサバイバー寄りで書いてしまいました。申し訳ないのですが、実は私、あまりハンターでプレイしていないのです……。ちなみにハンターを使う時は、芸者とリッパーばかりです。
ハンターをやっておかないと能力を理解できないので、プレイしておくのは大事です。特に複雑な能力を持っているハンターは、一度自分で使っておかないとチンプンカンプンのままやられてしまうケースもあるので。
最後に、これから始めるという方に簡易アドバイスをお届けします。
・その1:解読中でも周りに気を配る
・その2:ハンターが来た時、どこに逃げるかを考えながら解読する
・その3:チェイス中はできるだけ後ろを確認し、ハンターとの距離を測る
・その4:“強ポジ”と呼ばれる所を覚える
・その5:無理な救助は控える
こんなところでしょうか。私もまだまだなのですが、上記のようなポイントを意識しながらプレイしています。覚えておいても損はないでしょう! きっと! 多分! メイビー!
遊んでいると、プレイしていないのに暗号機の解読音と心臓のドクドクという音が聴こえだすようになるかと(笑)
そして先日から、DMM GAMESでPC版『Identity V』のサービスがスタートしています。PC操作の方がしっくりくるという人はそちらでプレイされてみてはいかがでしょうか。アプリとのデータ連動も可能です。
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