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2018年12月22日(土)

『Fate[HF]』×『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』門脇舞以さんオフィシャルレポートが到着

文:てけおん

 劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』と、アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に出演する門脇舞以さんの合同オフィシャルレポートが公開されました。

『Fate/stay night』

 2019年1月12日に公開される劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]II.lost butterfly』と、OVAの制作が決定した『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』。その両作品に出演している門脇舞以さんが、イリヤとの出会いや、ご自身にとってのイリヤ、そして両作品の魅力などについて語ってくれています。

「イリヤは、私を声優として生きさせてくれている大きな存在」

――門脇さんとイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの出会いをお聞かせください。

門脇さん:最初の出会いはアニメ『Fate/stay night』のオーディションでした。その時はセイバー役を受けていて、別役として遠坂凛ちゃんを受けていて。イリヤなどのオーディションを行っていることは知らなくて、たしか第二弾キャスト発表の時に、イリヤ役になったことを知りました(笑)。

 私が声優の仕事を始めてまだ間もない時期に、出会ったキャラクターですので、いまだにイリヤに向かい合うと当時の緊張していたことをすぐに思い出してしまいますね。

――イリヤの印象はいかがでしたか?

門脇さん:強そうな〈マスター〉や〈サーヴァント〉の顔ぶれの中で、かわいくて幼い子だったので、なんだか特別感があって嬉しかったです。

 そのあと原作のゲームを自分なりにプレイしてからアニメの収録に臨んだのですが、『Fate/stay night』は3人のヒロインのルートによって、イリヤと衛宮士郎との関係性やバーサーカーの戦い方も変わっていくこともあって、ゲームの印象をそのままセイバールートだけのアニメにもっていくことは難しそうだと悩んだこともありました。

 ただ、アニメではアフレコ時にはもうイリヤの表情も細かくつけていただいていたので、その表情や雰囲気を信じてついていこうと思ったのを覚えています。

――『Fate』シリーズでは、これまでいろいろなイリヤが描かれてきましたが、その変化はどのように受け止めていましたか?

門脇さん:イリヤのオリジナルエピソードが発表されると、イリヤはこうやって生きてきたんだなとわかることがあって、イリヤの内面に対する感触に変化が生まれることがあるんです。だから今でもイリヤを模索している感じがあります。最新の解釈のイリヤに挑戦しているような気持ちを常に持っていますね。

――『Fate/stay night』3つめのルートである [Heaven's Feel](以下、[HF])のアニメ化については、どんな思いがありましたか?

『Fate/stay night』

門脇さん:3つのルートすべてが映像化されるというのは、前例があまりないと思うんです。[HF]の映像化までたどり着いた、みなさんの『Fate/stay night』に対する熱量の高さに驚きましたし、その中にいられることを幸せに感じました。ただ、第一章が公開されただけなので、私自身がまだ[HF]をとりまく熱量に圧倒されているところがあって、まだもじもじしてしまっています(笑)。

――[HF]のイリヤはどんな一面が描かれていると思いますか。

門脇さん:[HF]は一個人としてのイリヤや士郎の関係性に特にスポットを当てている印象があります。士郎に対しても姉のような雰囲気で接している時があって、新しいイリヤの一面を見るようで、なかなか奥深いです。第二章では間桐臓硯さんとのやり取りもあって、イリヤも魔術師然とした一面を100%にむきだしています。アインツベルン家代々の連綿と受け継がれてきた思いが当然のように彼女には染み付いているので、内からでてくる言葉にも党首としての重みがありました。

――先日公開された本予告ではイリヤの〈サーヴァント〉バーサーカーのアクション面がフィーチャーされていました。ご感想を教えてください。

門脇さん:バーサーカーはもはやイリヤの心と身体の一部といってもいいような存在なので、とても期待させてくれる内容で、バーサーカーの強さが感じられる映像に胸が高鳴りました。でも、きっとそれだけじゃないんだろうなって更に期待しているところもあります(笑)。

――第二章で門脇さんが完成した映像を見ることを楽しみにしているところはどこでしょうか?

門脇さん:第二章でもオリジナルの描写が桜のシーンにあって、そこがどんな映像になるのかすごく楽しみです。

――そして[HF]シリーズよりも早く始まり、5年以上を経て今なお愛されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズ(以下、『プリヤ』)におけるイリヤも気になるところです。

『Fate/stay night』

門脇さん:最初はちっちゃくて無垢でピュアな小学生イリヤのお芝居は、すごく難関だなと感じていたんです。声のトーンも高く高くという指示で、このトーンやテンションを維持したまま、いろいろな変化をつけていくことができるだろうかと不安になった時もあったのですが、いつしか回を重ねるごとにそれが馴染んでいって。今ではすごくやりやすいです。

 でも『Fate/stay night』のイリヤの出番がほとんどない時に、『プリヤ』をどわーっと収録したので、また『Fate/stay night』のイリヤに戻る時は逆に不安になったりもして……(笑)。

――『Fate/stay night』のイリヤと『プリヤ』のイリヤで大事にしようとしている共通のイメージはありますか?

門脇さん:ふたりが同じところは……見た目ぐらいかな(笑)。今でこそ『プリヤ』の劇場版や、ゲーム『Fate/Grand Order』があることで、『Fate』シリーズがひとつの宇宙のようであり、その中に何人ものイリヤの魂が重なるように存在している……というようなことがわかってきているんですが、最初のころは『Fate/stay night』のイリヤと『プリヤ』のイリヤは生き方が全然違うので、同じ姿をしていても、別人のような気持ちで演じていました。ただ、親(衛宮切嗣、アイリスフィール)がいっしょなので、たぐいまれなる才能を受け継いでいるところは同じだと思います。

――『プリヤ』のイリヤを演じていてどんなところが一番楽しいですか。

門脇さん:『プリヤ』はシリアスパートとギャグパートが巧みに切り替わり続ける作品で、そういった切り替えを楽しめるようになってきたころに、いろいろ悩んでいたことが吹っ切れたんです。開き直ったというか(笑)。自分の演技のクセみたいなところを出しちゃっても良いんだなと。そこからは楽しみながらイリヤを演じることができています。

――模索していらしたんですね。

門脇さん:個人的なことですけど、自分自身のしゃべりのクセをキャラクターの芝居に出しすぎると、キャラクターが崩れてしまうのではないかと思っているんですよね。たとえば『Fate/stay night』のイリヤは、シリアスな成分が多めですし、あまり私自身を出してはいけないと思っているんです。

 でも、『プリヤ』のイリヤは私の個性を出し切っても大丈夫というか。もしかしたら、私がひろやま(ひろし)さん(※『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』原作者)の連載を読んでイリヤのお芝居を考えるように、『プリヤ』のスタッフのみなさんも私のお芝居を見つつも、次のイリヤを創り上げる中で私が演じやすいように考えてくださっているのかもしれないなと思います。

――そうやってキャラクターやお芝居を変化させていくことができるのは、『プリヤ』の連載やアニメ化が同時進行で進められている強みかもしれませんね。『プリヤ』はTVシリーズで4期、劇場版を経て、昨年の続編発表そして今日のイベントでOVAも発表されています。

門脇さん:続編やOVAが作られることになって嬉しいです。田中さん(『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』に登場した謎の少女)の存在もますます気になりますし……。ひろやま先生をはじめ、多くの方々がこの作品をふくらませてくださっているので、まだまだこれからが楽しみです。

――門脇さんとイリヤはもう10年以上のお付き合いになります。門脇さんにとってイリヤはどんな存在ですか。

門脇さん:私が声優を生業として生きているうえでとても大切な存在です。『Fate/stay night』におけるイリヤは、どちらかというとメインの役どころではないと思うんですけど、そういった垣根なくフィーチャーされるようになり、『プリヤ』では遂に主人公にしていただけました。『Fate』シリーズの重要なキャラクターのひとりとして掘り下げられて、その魅力がどんどん増し続けていっています。

 本当にスタッフのみなさんやファンのみなさんの絶え間ない愛情がここまで支えてくれたんだと思います。まだまだこれからも[HF]は第二章、第三章とありますし、『プリヤ』の続編、そしてOVAもあります。私自身もこれからのイリヤを楽しみにしています。

■劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel] II.lost butterfly』公開情報
【公開日】2019年1月12日全国ロードショー
【公開館数】全国131館

【スタッフ】(敬称略)
原作:奈須きのこ/TYPE-MOON
キャラクター原案:武内崇
監督:須藤友徳
キャラクターデザイン:須藤友徳・碇谷敦・田畑壽之
脚本:桧山彬(ufotable)
美術監督:衛藤功二
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:松岡美佳
編集:神野学
音楽:梶浦由記
主題歌:Aimer
制作プロデューサー:近藤光
アニメーション制作:ufotable
配給:アニプレックス

【キャスト】(敬称略)
衛宮士郎:杉山紀彰
間桐桜:下屋則子
間桐慎二:神谷浩史
セイバーオルタ:川澄綾子
遠坂凛:植田佳奈
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:門脇舞以
藤村大河:伊藤美紀
言峰綺礼:中田譲治
間桐臓硯:津嘉山正種
ギルガメッシュ:関智一
ライダー:浅川悠
アーチャー:諏訪部順一
真アサシン:稲田徹

(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
(C)2017 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「劇場版プリズマ☆イリヤ」製作委員会

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