2019年1月10日(木)
バンダイナムコアミューズメントが2019年夏に稼働予定のアーケードゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』。本作のロケテバージョンの体験レポートをお届けします。
本作は、TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを題材としたネットワーク対戦バトルロイヤルゲーム。細部まで再現された杜王町を舞台に、最大20名のプレイヤーとダービーの刺客(CPU)20体が最後の1人になるまで戦います。
時間経過により狭まる生存マップの中で好戦的に動くもよし、隠れながら静かに最後の1人を狙うもよし、さまざまな戦法を取ることができます。
▲プレイ開始時には、自分のスタート地点を選択できます。コインは1つのエリアに2枚までしかおけないため、好きな位置を早く取るのか、他の人がいないエリアを選ぶのか、駆け引きがあります。 |
本作の特徴は、敵や自分の発する音が視覚化されていること。これにより、敵に遭遇して戦闘する確率が上がり、1プレイの中でも満足感を味わえます。
ゲージは赤い体力ゲージと、青いシールドゲージ、白い精神力ゲージがあり、精神力ゲージはスタンド行動を行うことで減っていきます。体力ゲージは、シールドゲージがない状態で攻撃を受けると減っていきます。
マップの建物内には体力やシールドを回復できるアイテムが用意されているので、戦うだけではなく、こまめにマップ内の探索もしていくのも重要になるかと。
▲オレンジ色が敵の発する音、青色が自分の発する音で表示されます。音の方向から相手のいる位置がわかります。 |
それぞれのキャラクターには、敵を倒すと上昇するキャラクターレベルがあります。レベルを一定数まで上げると使用できるスキルもあるため、逃げているだけだと後半で不利になります。他のプレイヤーだけでなく、ダービーの刺客(CPU)を倒してもレベルはあがるため、CPUを見つけたら積極的に倒したいのですが、キャラを動かしているのが、CPUなのかプレイヤーなのかはパッと見ただけではわかりません。CPUだと思って近づいたら返り討ちに……とならないように気を付けましょう。
ゲームモードには、全国対戦に加えて“チュートリアル”や“トレーニング”を収録。ゲームの流れや操作方法の確認はもちろん、CPUを相手にした練習を行えます。
本作の料金形態はPP(プレイポイント)制。ゲーム中1秒ごとに1PPが消費されていきます。全国対戦を選ぶ際には400PPを所持している必要があるのですが、全国対戦中に400PPを消費した後は、消費されなくなります。
クレジットの消費はあるものの、“チュートリアル”や“トレーニング”があるのは、アクションゲーム、バトルロイヤルゲーム初心者にはうれしい機能です。初プレイ時には、2つのモードをこなしてから全国対戦に挑むのがオススメです。
筐体は同社の『鉄拳』シリーズのようなタイプではなく、ハイチェアに座ってプレイするタイプになっていました。前面には充電用のUSB端子とヘッドホン用端子(ロケテスト時は使用不可)を確認できました。
入力形態はコントローラを左右にわけたようなタイプで、左側はスティック+2ボタン、右側はスティック+6ボタンというオーソドックスなものでした。
筐体上部にはプレイヤーの状況を示したパネルがあり、生き残っていると“生存(サヴァイブ)”が、やられてしまうと“再起不能(リタイア)”と光るというユニークなものになっていました。
本作には、第3部~第5部のキャラクターが登場。本作を担当する開発者によると、本記事で紹介するキャラに加えて、キービジュアルに描かれているキャラや人気キャラが今後登場する予定とのことです。
▲DIOや岸辺露伴、ジョルノ・ジョバァーナを操作できるように!? |
キャラには近距離、射撃、攪乱という3タイプが存在し、得意とする戦い方が異なります。キャラごとに攻撃方法やスキルなどが大きく変わるため、好みや得意やスタイルで選びましょう。
以下では、ロケテストで操作可能なキャラクターである空条承太郎、花京院典明、広瀬康一、ブローノ・ブチャラティ、グイード・ミスタのプレイインプレッションをお届けします。
スタンド名 | スタープラチナ |
タイプ | 近距離タイプ |
操作難易度 | 星1 |
近距離タイプの空条承太郎は、スタンド“スタープラチナ”を呼び出してのパンチ攻撃が基本となります。射程距離はやや短いものの、ダメージ量が高く、近距離では無類の強さを誇るキャラクターとなっています。
また、敵の攻撃をブロックできるガードスキルやスタンドを呼び出すのに必要な“精神力”を回復できるスキルを持っているのもポイントです。
レベルを4まで上げると、数秒間だけ時間を止めることができる“スタープラチナ・ザ・ワールド”を使えるように。キャラクターレベルが上がるごとに、止められる時間が長くなり、使い勝手もいい優秀なスキルとなっています。1ゲームで一度しか使用できない点に注意しましょう。
また、発動時の演出中に他の承太郎が“スタープラチナ ザ・ワールド”を使った場合、止まった時間の中でスキルを使ったキャラのみが動けることになるようです。
スタンド名 | ハイエロファントグリーン |
タイプ | 射撃タイプ |
操作難易度 | 星1 |
花京院典明は、スタンド“ハイエロファントグリーン”を呼び出しての射撃を得意とするキャラクターです。スタンドを本体から分離して遠隔操作で行動させることもできます。ただ、この間、本人は動けず周りも見られないため、注意が必要。
また、キャラクターレベルが上がると、半径20メートル以内の敵に連続ダメージを与えるスキル“半径20mエメラルドスプラッシュ”を使用できるようになります。一度しか使用できませんが広範囲を攻撃するため、終盤のマップが小さくなった場面などで有効なスキルとなっています。
遠距離攻撃ができる反面、近距離用の攻撃を持っていないため敵との距離感を考えて動かなければならないという点がポイントです。近距離タイプの敵を発見した時は、無理に近づかず、隙を見つつ遠くから攻撃を仕かけるようにしましょう。
スタンド名 | エコーズ |
タイプ | 攪乱タイプ |
操作難易度 | 星3 |
今回のキャラの中で唯一“攪乱”タイプの康一。“エコー・スタンプ”は、擬音を弾のように投げつけるスキルで、ヒットした場所、敵から一定時間擬音が発生します。音に反応した敵を攻撃したり、相手を動かして逃げたりという、ややトリッキーなキャラだと感じました。
レベルが上がると、“エコーズACT3”が前方にパンチ攻撃を放つ“3 FREEZE”を使えます。この攻撃が当たった敵は、移動速度、射程距離が大幅に低下するため、かなりこちらが有利になります。使用回数に上限があるのですが、レベルが上がると上限が増えるため、1ゲームで何度も使えるのもうれしいところです。
スタンド名 | スティッキィ・フィンガーズ |
タイプ | 近距離タイプ |
操作難易度 | 星2 |
スタンド“スティッキィ・フィンガーズ”を操るブチャラティは、スタンドを呼び出してのパンチ攻撃や精神力回復に加えて、スタンド能力“ジッパー”を使用できるのが魅力的なキャラクターとなっています。
オブジェクトにジッパーを設置することで、壁抜けはもちろん、その中に隠れることもできます。これを使うことで、移動能力の高さや待ち伏せからの攻撃など、近距離タイプながらもトリッキーな動きができます。
キャラクターレベルが上がると地面にジッパーを設置して高速で移動することもできるように。使用回数は決まっているものの、とっさに逃げ出したい時や強襲する時などにも使用できるスキルとなっています。
スタンド名 | セックス・ピストルズ |
タイプ | 射撃タイプ |
操作難易度 | 星3 |
今回の5キャラのなかでもっとも長い射程距離のミスタ。遠距離から一方的に攻撃できるので、距離をとりつつ攻撃することで自分に有利なレンジで戦えます。
スタンド“セックス・ピストルズ”によって、原作でも見られたように、弾丸を操って攻撃することができます。これによって、見えない位置から攻撃したり、離れた場所に音を立てたりということも可能。スタンド能力で弾丸を遠隔操作する“ロデオ・ショット”はかなり強力ですが、発動中はミスタ自身が動けないというデメリットがあります。
レベルがあがると、弾丸を遠隔操作して、ヒットした敵に連続ダメージを与える“ピストルズ・ストライク”を使えるようになります。高い場所や安全な場所を確保して、安全に使うのがオススメです。TPSなどのシューティングゲームが得意な人は、やりがいがあるキャラだと思うのですが、苦手な人は操作に慣れるまでは選ばないほうがいいかもしれません。
今回プレイして感じたのは、バトルを生き抜くためには登場するキャラのスタンド能力や特徴をうまく活用する必要があるということ。それぞれの特徴が、うまくゲームに落とし込まれている点が魅力でさわっていておもしろいところだと感じました。
また、CPUを含めて、他のキャラとの駆け引きもおもしろいところ。戦っているところをさらに狙うのか、あえてアイテムを集めて後で戦うのかなど、プレイヤーによっていろいろな戦術がとれます。
本作に登場する予定なのは、記事で紹介した5キャラに加えて、キービジュアルに描かれたキャラ。しかし、第3部~第5部には他にも数多くのキャラが登場します。今後どのキャラが追加されるのかはもちろん、スタンド能力や特徴がどのようなスキルになってゲーム中に登場するのかも非常に楽しみなポイントです。
『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』のロケテストは、1月11日~14日にタイトーステーション新宿南口ゲームワールド店とnamco梅田店、1月18日~20日にラウンドワンスタジアム千日前店とセガ池袋GiGO、2月1日~3日に名古屋レジャーランドささしま店とnamco博多バスターミナル店で開催されます。
プレイ後のアンケートに答えるとオリジナルクリアファイルが限定で、連動サイトへの登録で稼働後に使える限定称号“ロケテサバイバー”がもらえます。
『ジョジョ』シリーズが好きな人はもちろん、バトルロイヤルゲームに興味のある方はロケテストに参加してみてはいかがでしょうか?
■ロケテスト概要
【1月11日~14日開催店舗】
・タイトーステーション新宿南口ゲームワールド店
住所:東京都新宿区新宿3-35-8
開催時間:10:00~25:00
・namco梅田店
住所:大阪府大阪市北区小松原町3-3 OSビル1~3F
開催時間
1月11日:10:00~25:00
1月12日~14日:9:00~25:00
【1月18日~20日開催店舗】
・ラウンドワンスタジアム千日前店
住所:大阪府大阪市中央区難波1丁目3番1号
開催時間:10:00~24:00
・セガ池袋GiGO
住所:東京都豊島区東池袋1-21-1TECH35ビル B1F~7F
開催時間:10:00~24:00
【2月1日~3日開催店舗】
・名古屋レジャーランドささしま店
住所:名古屋市中村区平池町4丁目60番14号マーケットスクエアささしま1F
開催時間:9:00~23:50
・namco博多バスターミナル店
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナルビル7F
開催時間:9:00~24:00
※情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
※画像はイメージです。
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険DU製作委員会
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
(C)BANDAI NAMCO Amusement Inc.
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