2019年1月24日(木)

『ソウルキャリバーⅥ』強キャラランクが混戦模様なVer.1.11アップデート所感。最強キャラは不明!?

文:栗田親方

 バンダイナムコエンターテインメントから好評発売中の武器格闘アクションゲーム『ソウルキャリバーⅥ(SCⅥ)』の連載コラム。30年以上の格闘ゲーム歴を持つベテランプレイヤー栗田親方が、本作の攻略情報や日々のプレイ体験などをゆるっとまとめてお伝えしていきます。

※攻略内容は、執筆時点でのゲーム内容をもとに編集部が独自に調べたものです。あらかじめご了承ください。

『ソウルキャリバー6』
▲ついにRP30000の大台に突入したザサラ子さん(じわりとうれしい)。久々のキャラクリで軽くイメチェンもしました~(ナイスヒップ♪)。
『ソウルキャリバー6』
▲ザサラメールは3A連係(特に3AK)とアビスの強化でホクホクな感じのVer.1.11。強化された技をぶん回すだけでも、とりあえず楽しい♪

連載第7回:Ver.1.11の絶妙なキャラバランスに驚愕!

 1月17日に行われたアップデートでは、かなり大掛かりなバランス調整が行われましたね~。結果は使用キャラ次第で悲喜こもごもだと思われますが、客観的に見ると「強キャラの弱体化&弱キャラの強化」というわりと理想的な内容だったのではないでしょうか?(まだ正確な強さを測れてないとはいえ)

 特に、前回のVer.1.10までは頭一つ抜けて強かったラファエルが、予告されていた通りググッとナーフされ、天上界からついに地上に降り立ったような雰囲気があります。発生10フレームの中段(立ち途中B)に怯える日々はもう来ないのです!

『ソウルキャリバー6』
▲立ち途中BBの弱体化に伴い、立ち途中BKというマイルドな新技が搭載されました。両者を使い分ける必要があるテクニカルキャラという位置づけですかね~。
『ソウルキャリバー6』
▲ラファエルの強さの一端であったリバーサルエッジ(RE)は、アリエールシフトでのキャンセルが不可能になり、以前のような脅威ではなくなりました。

 あとは、前回の時点で足が折れた(移動速度の低下etc.)と言われたアズウェルさんが、ついに腕も折れた(大賢人バスターや6BAの弱体化etc.)とのもっぱらの噂。とはいえ元が強かったので、こちらも一般的な人間クラスの強さに落ち着いた気配があります。

『ソウルキャリバー6』
▲大賢人バスターは先っちょヒットで投げ技に移行しないように変化。ヒット時はアズウェルが2フレーム不利らしく、かなり危険性が緩和されましたね~(相変わらず“見てからガード”はキツいけど……)。
『ソウルキャリバー6』
▲6BA(ジャスト)のダメージは、1発目カウンター時で約60→47まで減少した模様。プレイスタイル次第では、大賢人バスターよりもこっちの方が痛手とも?

【参考ページ】キャラクター技調整Ver.1.11(公式HP)

 そんなこんなで「誰が最強キャラか?」という素朴かつ非常に興味深い疑問については、まだ明確な答えが出ていないんですよね~(マジで全キャラ団子状態のような……)。

 とはいえ大まかな情勢などは気になるところだと思いますので、私が有識者から聞いたり各種SNSで集めたりした情報をもとに(他力気味)、独断と偏見でざっくりまとめた速報をお届けしようかと!

現状の注目キャラクターをピックアップ!

 詳細なキャラランクは後日もうちょっと情報をまとめてお伝えしたいと考えていますが、ひとまず注目のキャラをざっと見ていきましょう!(ほかにもタキとか吉光とか怪しいキャラがいますが、まだ情報収集が追いつかない形w)

■ソン・ミナ(新・砂漠の女王!)

 さまざまな技が使いやすくアップデートされ、ナーフされた上位陣の隙間を縫って最上位キャラの位置まで抜け出た可能性あり。特に中段ガードブレイク技のA+Bの強化が大きく、ガード時「+6→+10」と大幅有利になったため、その後の3Bが「縦斬りなのに横移動で避けられない」という太い2択状況に。天下を取れる位置まで来てるかも!?

『ソウルキャリバー6』
▲ダウン中にCEを当てることでスタン状態を継続できることもあり、前方へのリングアウト能力では最強キャラの筆頭候補!

■御剣(ワンチャン最強キャラ!?)

 本人の戦闘力はVer.1.10比±0という印象だが、周囲の強キャラのナーフによって頭角を現した気配あり。特に注目なのはワンボタン&12フレームで繰り出せるリーチの長いCEで、プレイヤーの知識増加にともなって確定状況もモリモリ増加。恐るべき決定力の高さが再評価され、最強キャラの一角とも言われつつあるとかないとか。

『ソウルキャリバー6』
『ソウルキャリバー6』
▲12フレCEの決定力があまりにも高く、キャラによっては最終ラウンドで2ゲージ持った御剣を倒すのは至難の業とか。

■タリム(ついに風になった?)

 ガードされても確実に有利をとれるようになったCEのほか、さまざまな技がじわりと強化。Ver.1.10の時点でもそこそこ強かった印象だが、今回の上位陣のナーフにより、かなり上位まで食い込んできたのかも?

『ソウルキャリバー6』
▲ガードされても有利&下段技を飛び越えて当たる“ぶっぱCE”はやはり強かった!

■セルバンテス(わりと強いっぽい)

 なんかいろいろ強くなってるっぽいのでピックアップ(フィーリング重視)。ぶっちゃけ私自身は強さの度合いをよくわかってませんが、巷の噂ではかなりヤれるとか?(終始あいまい案件ですいませんがw)

『ソウルキャリバー6』
▲強い船長が帰ってきたのか!?(※写真はイメージです)

■ティラ(レアキャラの逆襲なるか!?)

 強化の“数”はおそらく全キャラNo.1のティラちゃん。当初は「よく見ると細かすぎてそんなに強くなってないかも?」と言われていたが、結果的にかなり勝ちやすくなった気配。ジョリーの技がそこそこ強くなったのと、グルーミーからジョリーに戻りにくくなったのが意外と大きいのかなと。

『ソウルキャリバー6』
▲グルーミー・コーダ状態はもともと強かったので(というか最強キャラ?)、維持しやすくなったのはでかい!

■アスタロス(大幅強化は間違いなし)

 ぶっちゃけ前Ver.では最弱キャラ候補だっただけに、強化の“幅”では全キャラ随一。投げ技にブレイク属性というアスタロス専用システムまで搭載し、今までの逆襲を果たすとき!……のはずなんですが、「まだまだパワー不足」という有識者の意見もあったり。アスタロス使いのやり込みでどこまで伸びるか見ものですね!(丸投げ)

『ソウルキャリバー6』
▲ブレイク投げの実装はかなり魅力的! 実戦値はまだ不明ですが、ワクワク感は高いですね~(結局ロマンキャラの可能性もありつつ)。

■ゲラルト(ウィッチャーの底力!)

 一時は鳴りを潜めていたウィッチャーが強くなって帰ってきました! 中段横斬りの3Aをガードされても確定反撃を受けなくなるなど、さまざまな基本技が使いやすく強化されております。これらの技で中間距離を制圧しつつ、相手が攻め込んだときに必殺のイャーデンが炸裂すれば完全にゲラルトペース。

『ソウルキャリバー6』
▲22Bの強化でガードブレイクを狙いやすくなったのも強みとか。イャーデンのプレッシャーを盾にぐいぐい攻め込むゲラルトはかなり怖い存在。

■ザサラメール(時は来た!?)

 現状はあまりにも混戦すぎてどのあたりの位置にいるのか不明ですが、前述のとおり3AKやアビス(CE)の強化でかなり戦闘力が高まったのは間違いなし。リングアウト回りのナーフ案件が多いなか、後方への強烈なリングアウト能力は健在なので、ステージ次第では最強クラスのポテンシャルを秘めております(多分)。

『ソウルキャリバー6』
▲飛び道具を除くほとんどの攻撃に対し、「インパクト成功=攻撃確定」になったアビスの安定感が素晴らしい!(心の底から!)

■シャンファ(旧・砂漠の女王は死なず)

 リングアウト能力低下&シャハク(しゃがみ3B)のコンボダメージ低下により、かなりマイルド調整された印象のシャンファ。一時は最強キャラ争いから完全に脱落したと見られていたが、新たなリングアウトコンボの発見などもあり、まだまだ可能性を残している模様です。

『ソウルキャリバー6』
▲シャハクコンボのダメージは下がったものの、技自体は変わらず強いのでまだまだいける?

■2B(出力低下気味)

 コンボの火力&リングアウト性能が下がってわりと大人しくなった2Bさん。Ver.1.10で登場したときはプレイヤーの対策不足もあって猛威を奮ったが、今はある程度の対策ができていれば十分に対抗できる印象です。全キャラ団子状態のなか、どこまで上位に食い込めるか注目したいですね(ぶっちゃけ中の下ぐらい?)。

『ソウルキャリバー6』
▲空中制御中A+Bを使ったコンボが想定外だったため、この技を使っていた各種コンボが火力ダウン(前が減りすぎただけという気はするw)。

■ジークフリート(わりと苦い状態)

 ラファエルに次ぐナーフを受けた感もあるジークさん。キャラランクの落ちっぷりもラファエルクラスと思われますが、もともとのポテンシャルは高いので、無難に真ん中あたりに着地するような気も?(憶測の域)

『ソウルキャリバー6』
▲ベースAでダウンしなくなるなど、特に初心者が対応に困る“ループ性の高い連係”が狙いにくくなった。

※2Bおよびティラは有料DLCキャラクターです。

次回は第6回コラムで募集したアンケートの回答など

 唐突な予告ですが、次回は先日いただいたご意見・ご要望に対して答える回の予定です。回答の中には私&“電撃四天王”への暖かい応援メッセージなどもあり、感動のあまりむせび泣きながら(やや誇張あり)すべて拝見させていただきました。

 ご意見の一部は「朝までキャリバー6」ですでに紹介&反映したりもしていますが、引き続き当コラムや電撃オンラインでの『ソウルキャリバー6』活動全般の参考にさせていただきます!

 最後に、いつでも追加のご意見・ご要望を送れるよう、特に期限のないアンケート回答フォームも用意しておきますので、必要に応じてご利用ください。

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【参考記事】初のバランス調整によるキャラランクの変動をチェック

【参考記事】リバーサルエッジ(RE)対策に有効な“RE対応技”を紹介

【参考記事】全21キャラのクリティカルエッジの詳細データを掲載

データ

▼『SOULCALIBUR VI(ソウルキャリバーVI)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応機種:PC
■ジャンル:対戦格闘
■発売日:2018年10月19日
■希望小売価格:オープン

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