2019年2月8日(金)
本渡楓、瀬戸ひかり、野村麻衣子に聞く『ガルラジ』の世界。オカジョは5チームで一番まとも?
Webラジオやコミック、スマホアプリなど多方面で展開している『ガールズ ラジオ デイズ(ガルラジ)』のインタビュー企画をお届けします。
『ガルラジ』は、地方で暮らすごく普通の女の子たちが、ラジオ番組を自主運営することになる、そんな彼女たちの日常と番組制作に悪戦苦闘する姿を描いた青春物語です。実在する5つの高速道路のサービスエリアが、彼女たちのスタジオとなり、13人5つのチームが個性豊かに物語を展開していきます。
インタビューでは、チーム岡崎所属の二兎春花を演じる本渡楓さん、萬歳智加を演じる瀬戸ひかりさん、桜泉真維を演じる野村麻衣子さんに、Webラジオを中心とした質問や今年の目標を伺いました。第3話の“春花の発言”からオカジョはどうなる!?
⇒【2月8日19時30分放送】チーム岡崎のWebラジオ番組を視聴する
▲左から野村麻衣子さん(桜泉真維役)、本渡楓さん(二兎春花役)、瀬戸ひかりさん(萬歳智加役)。 |
▲萬歳智加(左)、二兎春花(中央)、桜泉真維(右)。 |
※インタビュー中は敬称略
――これまでにない、キャラクターとしてラジオ番組を収録するという試みについて、どう思いましたか?
本渡楓:最初は「どういうことだろう?」という感じで……。キャラクターとしてセリフを読むということは普通のコンテンツともちろん同じなのですが、そのキャラクターたちがラジオ番組で掛け合うのは、そういうシチュエーションのドラマCDに近いのかなと想像していました。
いざやってみると、ラジオなのでキャラクターたちは素で、特にチーム岡崎は同級生で元々仲がいい子たちなので、素の空気感の中で役を演じつつセリフをいうのが、私としてはすごく難しく、新しいと感じました。
瀬戸ひかり:台本があってそれぞれキャラクターを演じているけど、リアクションだったり、自分で考えてやる部分もあったりするので、アニメやボイスドラマらしさがありました。キャラが実際に喋っている感じというのは他のコンテンツにはないのかなと思います。
――キャラクターを演じてみた感想はいかがでしたか?
本渡楓:二兎春花ちゃんは自分でも演じたいなと思った存在です。オーディションを受けさせていただいた時も、プロフィールの段階で“元気で王道”というのがあって、挑戦したいなと思っていました。
台本を見てみると本当に素直で、でも自分の好きなことになると大声も出しちゃうし、暴走もしてしまう。1人では成り立たないかもしれないけど、2人がいてくれるからこそ、春花の前向きさがラジオに乗っていていいなと思います。
時々智加ちゃんとのやり取りで猿とか犬とかいう掛け合いがあって、「ワン!」って返したり、「ウキキ!」って返したり、そういう瞬発力というかおどけてみせるところは年相応で愛くるしいところだなと思っています。あと、噛んでも一番それっぽいかな(笑)。
瀬戸ひかり:私が演じている智加ちゃんは、わりとクールな感じで、機械が好きだったりギークな部分があったりします。
春花のトークに対しツッコミを入れていくポジションなので、トークとしてはすごく演じやすいですね。春花のボケと智加のツッコミのテンポがよく、そこも楽しいところかなと。
本渡楓:いつも的確に拾って、ちょっと冷たくあしらわれるので(笑)。
野村麻衣子:真維ちゃんは、チームのまとめ役で、台本も書いているしっかり者です。その反面、周りからマジメと思われることに少しコンプレックスを抱いていたり、年相応なのに少し大人っぽく思われてしまうところに不満を感じていたり……。
でも、この2人といるからこそ出る真維ちゃんの素顔がオカジョの放送内ですごくたくさんあって、しっかりしているのだけどちょっとお調子者な面や、ノリがよかったりする面が真維ちゃんのステキなところだと思います。
――収録中に、台本にないことをキャラクターになりきってアドリブで言うこともあるのでしょうか?
本渡楓:リアクションとかはアドリブでやることが多いですね。
野村麻衣子:私は何か噛んでしまったときに、2人がキャラとしてフォローしてくれるんですよ。ドラマCDでは言葉の頭から録り直しになるので、すごく新鮮でした。大事なところは録り直すこともありますが、ほとんどはそのままの流れで録ることが多いです。
瀬戸ひかり:噛んでも、それをそのままみんなに聞いてもらう感じになっていますね。
本渡楓:アドリブの自由度がすごく高いので、演じていくうちに役が自分の中に落としこまれていくような感覚があります。回を重ねるごとに一体化が進んで、さらに表現が豊かになってきています。
――ご自身の演じるキャラクターの魅力をひとつ挙げるとしたら何でしょうか
本渡楓:春花は、自分に嘘がつけないところです。第3回のお便りにエールを送るコーナーで、どう返したらいいかわからない質問が来たのですが、そこで自分には答えられないと吐露していて……。
でも、そこでお世辞とかうわべの言葉ではなく、「一回ちょっと考えさせて」と言えるのが春花のかっこよさだと思います。
これを経て今後どう変わっていくかに注目してほしいです! 素直で純粋なところが仇になることもあるかもしれないですが、春花と智加が上手く包んでくれると信じています。
瀬戸ひかり:智加はクールなところがあって、オカジョの子たちを信頼しているのですが、照れて口に出さないところがかわいいなと思います。
普段の話ぶりから「一番になりたい!」というようなタイプではないものの、言葉の端々から岡女放送部への熱い想いを感じられます。この3人で上を目指していきたい気持ちが見え隠れしてきている段階なので、今後どのように変化していくのかに注目していただきたいです。
野村麻衣子:真維ちゃんは、クラスでいる時と3人でいっしょにいる時とはまったく見せる顔が違うのだろうな、という子です。
クラスでは委員長タイプのしっかり者ですが、仲のいい友だちとは打ち解けてふざけたり楽しんだりしている様子が、私はすごく好きです。
――番組の聞きどころやオススメポイントはどこでしょうか?
瀬戸ひかり:オカジョは……仲良しチームだよね。
本渡楓:うん、本当に“バランスチーム“という表現がピッタリだと思っていて、同級生だからこそ、最初から役割分担がしっかりされているのは聞いていてすごく安心するなと思います。
瀬戸ひかり:他のチームももちろん皆さん仲がいいのですが、やっぱり同級生というところでほっこりすると思います。属性でいえば日常系ですかね?
初めての方は聞きやすいと思います。けっこうクセの強いチームが多いので(笑)。
野村麻衣子:放課後の女の子たちの会話を覗き見ているような感覚というか……安心感がありますよね。
――放送してみて、お互いの演者としての印象はいかがでしょうか?
本渡楓:本編とは別に聞ける“プラス”と“ひみつ”があって、そちらでは本渡楓としてお話をさせてもらっているのですが、個人的にはお二人がそのままだな~、とずっと思っています。まとめ役だったり、いいところに差し込んでくれたり。
瀬戸ひかり:違和感がないですよね。最初の収録の時にいっしょに写真を撮って、連絡先を交換して、ラーメン食べに行くくらい。
本渡楓:仲良し設定なのに初対面同士で始まったので。
――過去の放送で印象に残ったエピソードはありますか?
野村麻衣子:先ほどもお話に出た、第3話で春花がお便りに対して「私はこのお便りにはエールを送れないよ」というシーンが印象的でしたね。
普通のラジオだったら「こういうこともありますよね」と、うまいことまとめようとすると思いますが、自分の気持ちに嘘はつかず、お便りにも誠実に答えようっていう姿勢を見せた春花が本当に素敵だし、パーソナリティだからこそオカジョの空気感が作られているのだと思いました。
本渡楓:私もそこは印象的ですが、そこに至るまでの過程というか、2人が春花に対してもうちょっと身内ネタに対して考えなきゃいけない話を打ち出してくれたところも好きです。
春花にとっては結構ツライというか、台本を見た時に「それ放送のうえでハッキリ言うんだ」とびっくりしましたし、おもしろいとも思いました。実際なら放送中に「これおもしろいと思っているの? やめよう?」なんて言えませんよ。
でも、それを言えるのはお互いに信頼があるからで、もしケンカになったとしても、投げ出したり逃げたりする子じゃないってわかっているから2人ともちゃんと春花に言ってくれるし。
自分の意見だからこそしっかりと真摯に向き合って、ただの趣味ではない、目指して作り上げているものだなと。まだ高校生なのに立派だと感心しました。
瀬戸ひかり:物語としては第3回が転機になっているというか、そんなことを放送で言っちゃってどうするの? という回でしたが、それを言いあえる女子高生ってすごいなって(笑)。
言っても前に進めると思ったから言ったのでしょうし、それを受けて春花がどう進んでいくのかに期待です。
――2019年のご自身の目標があれば教えてください。
本渡楓:『ガルラジ』は全6回と聞いていますが、それを打ち破りたい! せっかくアプリを作って、配信もしていただいて、ファンレターなどでリアルタイムなところがおもしろいと言ってくれる人もいます。
オリジナルで立ち上がったからこそじわじわとした歩みかもしれませんが、おもしろさに気づいてくれた人はたくさんいるので、これからずっと長く続いてほしいです。
それこそ実際のサービスエリアにだって行きたいし、『ガルラジ』というコンテンツをもっと多くの人に知ってもらいたいし、春花たちの成長した姿ももっと演じていきたいと思っています。
瀬戸ひかり:健やかに生きつつ、役者として、人間としてステップアップしていきたいと思います。私も『ガルラジ』で岡崎行きたいし、ニコ生ももう1回やりたいし、みんなでまた集まりたいですね。収録終えたあとだと、またいろいろ違うと思うので。
野村麻衣子:オカジョのセーラー服が着たいです! セーラー服のデザインがすごくかわいくて、私自身セーラー服を着た経験が全然ないので。
瀬戸ひかり:麻衣ちゃんが着るってことは、必然的に私たちも着るんだよ……ね?
本渡楓:それはそうですよ! 1人だけ送り出すわけにはいかないでしょ(笑)。
野村麻衣子:なので、この3人でオカジョのセーラー服が着たいです!
瀬戸ひかり:しかも着る場所も必要だよね。公開収録みたいな。でもセーラー服を着ているチームってここだけだから、ほかのチームにも何か作らなくちゃいけなくなっちゃうかな?(笑)
――最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
本渡楓:今回のインタビューを読んでくださってありがとうございます。
『ガルラジ』に出演する女の子たちは2次元の世界にいますが、メールを送ることができて、それを読んでもらったり、アドバイスをもらえたりするのはすごくおもしろい試みですし、それをもっと広げられたらなと思っています。
ちょうど今は春花にとってツライ時期で、きっと家で悶々と案を練っているころだと思いますので、ぜひ継続的にオカジョ放送部を聞いてほしいです。これからもたくさん皆さんからのメールを読みたいと思っていますので、お寄せください!
瀬戸ひかり:『ガルラジ』は応援してくださる皆さんの声で成り立っているコンテンツだと思います。
皆さんの応援が今後の展開にもつながってくると思うので、もっと意見を寄せていただけると、チーム岡崎もいろいろなところに行けるのではないかと。すでにご視聴いただいている方は、ぜひ周りの方にもオススメしてもらえるとうれしいです!
野村麻衣子:チーム岡崎の魅力は、聴いていて楽しいだけでなく、3人が真摯にメールやラジオに向き合っている様子から「私も頑張ってみようかな」と、元気をもらえるところだと思います。
私たちオカジョだけでなく、個性豊かなチームがたくさんある素敵なラジオなので、できれば全チームを応援してください!
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番組にお便りを送ることで、番組中に読んでもらったり、女の子たちがリアクションをとったりしてくれます。さらに、ラジオ番組とは一味違った少女たちの裏側をのぞけるほか、ここでしか読めないマル秘話も!?
(C)ガルラジ/原案:ミエロ(IIV・ドワンゴ)、原作:多宇部貞人、キャラクターデザイン:Mika Pikazo
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