News

2019年2月1日(金)

『Anthem』VIP体験版をプレイ 空を自由に飛んで暴れまわるのが最高に気持ちいい!【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 エレクトロニック・アーツより2月22日発売のPS4/XBOXONE/PC用ソフト『Anthem(アンセム)』。本作は、天地創造の途上で放置された混沌の大地を舞台に、エグゾスーツ“ジャベリン”を着用して探索や戦闘、ミッションに挑戦するアクションRPGです。

 オープンワールドを不特定多数のプレイヤーといっしょにうろうろしたり、フレンドやオートマッチングで組んだ最大4人のチームでミッションに挑戦できることから、“シェアードワールドRPG”とも呼ばれています。

Anthem

 今回は、1月26~28日にプレイできた、本作のVIP体験版のプレイインプレッションをお届けします。

スラスターによる3次元機動がとっても快感!

 『Anthem』の見どころは、なんといってもジャベリンを駆使して空中を自在に飛び回れること。ジャベリンは背部に搭載されたスラスターを使って、スーパーヒーローのように空を飛ぶことができるほか、ホバリングで空中を浮遊しつつ戦うことが可能です。従来のアクションではあまりないタイプなので最初は面食らいますが、操作自体は直感的ですぐにコツをつかめました。3Dアクションゲームの心得がある人なら、たぶん慣れるのは難しくないと思います。

Anthem
▲空中にいるときにL3ボタンで飛行状態、R3ボタンでホバリング状態に移行。同じボタンをもう一度押すと状態が解除されます。

 この飛行しながら有利な位置を取って戦う感じが非常に気持ちいいのが、本作の第1の魅力でしょう。障害物の上から真上にジャンプしてホバリング状態で奇襲をかけたり、飛行状態で相手の頭上を飛び越え、背後に回り込んでからホバリング状態で攻撃したりと、プレイヤーの発想しだいで自在な3次元機動が行えるのもこのゲームならではの特徴です。

銃器に加え、ジャベリン固有の装備を駆使して戦う

 ジャベリンは、ライフルやピストルといった銃器を同時に2種類まで装備、プレイ中に切り替えながら戦えます。また、ジャベリンには“ギア”と呼ばれる固有の装備が存在。“ギア”は、炎や凍結といった属性で攻撃するものがあるほか、ステータス効果を付与することも可能です。銃器が弾薬を必要とするのに対して、“ギア”は使用から一定時間待てば、補給せずに再使用できます。

 これらの装備を使い分ける戦闘は非常に奥が深く、手に入れた銃やギアをどのように組みわせて戦うか考えるのが楽しいです。ギアでステータス効果を付与してから、連携特性のある攻撃を加えると大ダメージが発生する“コンボ”の概念もあり、決まった時の爽快感も抜群です。

Anthem
▲単独で“コンボ”を決めるか、それとも味方と連携して大ダメージをたたき出すかはプレイヤーしだい!

 ゲームを進めてパイロットレベルを上げると、新しいタイプのジャベリンが選択可能になります。本作では、4種類のジャベリンが存在し、使い分けることでより多彩な戦い方が可能です。

 筆者は、VIP体験版の初期ジャベリンである“レンジャー”の次に、属性攻撃が強みの“ストーム”を使っていました。“レンジャー”は、グレネードとアサルトランチャーで他作品のTPSに近い戦い方のできるジャベリンでしたが、“ストーム”はホバリングで長時間の浮遊が可能。さらにその間はシールドが強化されて打たれ強くなるという特性があります。

 ホバリングで空中から戦場を見渡しつつ、氷の矢や電撃、炎の爆発といった属性攻撃で敵をなぎ倒していく“ストーム”は、“レンジャー”とはまた異なるおもむきがあり、非常に楽しめました。

味方と“ゆるやかに”協力するオンライン要素

 『Anthem』のミッションは“遠征”と呼ばれ、最大4人までのチームを組んで出撃します。味方と連携することはミッション達成で重要な要素のひとつですが、いわゆるオンラインRPGにつきものの厳密な役割分担はそれほど必要ないと感じました。難易度や状況にもよりますが、「なるべく近くでお互い行動し、攻撃は集中しよう」くらいでしょうか。自分の持ち味を発揮しつつも、近くの味方を意識して行動する“ゆるやかな共闘”関係が『Anthem』の持ち味と言えます。

Anthem
▲行動不能になった味方を再起動することもできます。

 なお、メリットはほとんどありませんが、オープンワールド環境以外では、1人だけでミッションに挑戦することも可能です。また、レベル差があるプレイヤー同士でチームを組んでも、ミッションの難易度に合わせてレベルの高いプレイヤーの攻撃力が調整されるほか、戦利品は参加者ごとに固有でもらえるとのこと。それほどレベルやジャベリンの強さの差を気にすることなく遊ぶことができるのも、本作の魅力でしょう。

よりよい戦利品を求めるハック&スラッシュ要素

 ジャベリンの武器や装備は、敵からのドロップやミッションの達成報酬といった戦利品からランダムで入手できます。戦利品には、銃器やギア、さらに性能を底上げするMODと非常に多彩で、さらにジャベリン本体の強さを決めるパワーレベルの概念や追加で付与される特殊性能といった要素もあります。

Anthem
▲装備は人類の街“フォート・タルシス”の工房でカスタマイズ。装備の“パワーレベル”の合計でジャベリンの強さが決まります。

 “遠征”から帰還した後、手に入れた戦利品から工房でジャベリンの装備を組み替えていくのはなかなかおもしろく、より良いアイテムを求めてミッションに挑戦していくハック&スラッシュの楽しさがあります。パワーレベルを上げることで、ジャベリンが強くなるのはもちろん、よりレアリティの高い戦利品が入手できるようになるため、さらなるやりがいもでてきます。

 今回レポートしたVIP体験版に続き、2月2日のAM2時(日本時間)からは全プレイヤーを対象とした体験版のプレイが解禁されます。VIP体験版ではゲームが開始できなかったり、いつまで待ってもロード画面が終わらないといった不具合も多かったのですが、これらの現象は2月2日の体験版では解消されるとのこと。アクションゲームとしてはキャラクターの動きがかっこよくて操作には爽快感があり、共闘プレイの楽しさもしっかり味わえる『Anthem』。ぜひこの週末に体験してみてはいかがでしょうか。

注:本ゲームは開発中です。発売までに内容の一部が変更されることがあります。
© 2019 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Anthem, BioWare and the BioWare logo are trademarks of Electronic Arts Inc.

関連サイト