2019年2月15日(金)
PS4/PS Vitaでアトラスより発売された『キャサリン・フルボディ』。
浮気をテーマに大人の恋愛を楽しめる本作ですが、もう1つの大きな魅力は本作独特のアクションパズル。なかでも“バベル”というモードは、本作のアクションパズル部分の魅力にフィーチャーしたもの。前作『キャサリン』から引き続き、プレイヤーに対し文字通り“遥か高くそびえる壁”として立ちふさがる、高難度コンテンツです。しかし、そのぶんやりごたえはバツグン!
いまここに、“頑張れば誰でもバベルをクリアできるはず!”をモットーに、編集部の迷える2人の羊人間がバベルの頂上を目指しているようですが、はてさて……?
▲編集者のような羊人間:8年前にバベルに挑戦し、そして挫折した羊。今回はまだ頑張ってる。 | ▲ライターのような羊人間:『ペルソナ5』でアトラスのゲームに触れた羊。Cキャサリンが好き。 |
ライターのような羊人間(以下羊A):う~ん、う~ん。
編集者のような羊人間(以下羊B):どうしたの、そんなにウンウンうなって。羊だからメェメェ鳴いてたほうがそれっぽくない?
羊A:あ、羊Bさんじゃないですか。いや、じつは『キャサリン・フルボディ』で、バベルのアルターに挑戦しているんですけど、全然クリアできなくて……。トロフィー獲得条件にもなっているし、ジョーカーでクリアすれば、クリア後にデモが見られると聞いたんで、なんとか自力で見たいんですけど。
羊B:なるほど。たしかにバベルは難しいよね。俺もオベリスクまではギリギリクリアしたことはあるけど、単にクリアできるだけ、ってだけで、あまり上手くはないんだよね。
羊A:この際、いくらヘタクソでもクリア済みの羊なら、どんな羊の手でも借りたい気持ちメェ! 羊Bさんたすけて!
羊B:わかった、ちょっと俺なりに攻略する上で意識していることをまとめてみよう。ちなみに、ストーリーで羊たちが教えてくれる技は全部使えるに越したことはないから、基本は難易度ノーマルでゲームをクリアできる腕前はある、って前提で語るよ。もちろん、最速を目指す上級者に向けたテクニックは省いているので、そのへんはよろしくね。
バベルを攻略する上で覚えておきたいこと
1.長く登ることになるので、基本は石を崩さずキレイに登る
2.基本的に“まとめて降ってくる石群”を1つの単位として考える
3.登りたい段数に対し、最低でも同じ数だけ石を引き出す必要がある
4.要所で2マス以上の足場を確保できるように動く
4-a.軽い気持ちで石の並びを崩さない
4-b.足場を崩す場合、なるべく両端または1列まとめて落とせるように考える
5.嫌なパターンが続く場合、ドリンクを飲むか思い切ってリトライする
6.長考したい場合、ポーズとシェア機能を活用するのもアリ
7.ひたすら練習する
1と2についての補足
バベルの基本的な流れは、ある程度まで登る→まとまって石が降ってくる→ある程度まで登る→まとまって石が降ってくる……という流れの繰り返し。また、ランダム性はありますが似たようなパターンが降ってくることも多いです。そのため、最初に降ってきた石群をA、次に降ってきた石群をBとすると、Aの最上段の石を崩さずキレイに登ることは、Bへ対処する際の足場がキレイになることにつながります。この繰り返しによって、安定して長く登ることができるでしょう。
3と4についての補足
キレイに登るために覚えておきたいことが3と4。たとえば5段登りたいのに対し、足場が5マスあれば“スライド”を使えば問題なく登れますが、3マスしかないのであれば殆どの場合、“スライド”は使えません。足場が1マスしかない場合は、基本的に目の前の石を引き出すことしかできないので、どこかのタイミングで“イナズマ”や“ヨサク”などを使い、最低でも2マス以上の足場を作りながら登っていく、といった対応が必要になります。
その際は、なるべく最上段に影響のない石を引き出し、最上段の石の並びがガタガタにならないようにしましょう。最上段の石の並びがガタガタになってしまうと、次の石群を処理する際に余計な手順が増え、その次の石群の並びがさらにガタガタに……と、悪循環に陥りがち。石群の両端なら崩してもその後対処しやすいので、石を崩す際はなるべく両端になるようにするといいです。
また、1~2つの石で支えられて石群が形成されている場合、登る事を考えるよりも石を抜いて段数を減らすことを考えた方がキレイに登ることにつながる場合もあります。“ヨサク”や“押し崩し”のテクニックが非常に役立つので、手なりでできるようになるまで練習しておくとよいです。
5~7についての補足
慣れないうちは苦手なパターンの石群が来ると、最上段の並びが崩れがち。2段分のジャンプができるドリンクは、そんなときに非常に有効。どうしようもなくなってから飲むのではなく、最上段の並びが崩れる前に、早めに飲むようにするとよいでしょう。また、嫌なパターンが続くときはリトライしてしまうほうが、結果的にうまくいくこともありますよ。
とはいえ、自分の苦手なパターンに取り組まなければ、いつまで経っても上達しないのも事実。そんなときはシェア機能を使ってスクリーンショットを撮ったあと、すぐにポーズをかけよう。あとはキャプチャーギャラリーでじっくり考えることができますよ。……えっ、パズルゲームでそれはご法度? いやいや、練習しているときなら多少はね?
また、バベルはチェックポイントなしの長丁場になるため、集中力を可能な限り継続させるのもポイント。石群の組み合わせに慣れ、大体を手なりで登れるようになれば、難しい場面でも集中力を発揮できるようになるはず。最終的には練習あるのみ!
羊A:うーん、なんか文字だけで言われてもよくわかんないって言うか、パッとしないっすメェ~。
羊B:たしかにね。じゃあ俺のクリアしたプレイでも参考にする? あまりうまくないけど。
羊A:ぜひ見せてほしいッス!
※以下、タイムはインゲーム中に表示される時間を目安に記載しています。
スタート~
40段ぐらいまでは足場が崩れない最短ルートを目指してガシガシ登っていきます。ヒビの入った石は、1回乗るだけなら使用しても問題なし。2回乗る場合は崩れることになるので、その影響を考えていきます。
0:45~
微ガバ。不用意にヒビの入った石を崩しています。右側から登ったほうが手数も少なくスマートです。
1:00~
微ガバ。不用意にヒビの入った石を崩しています。“屋根落とし”を使ってタイムロスは軽減できましたが、そもそも、いきなりヒビの入った石に乗るのではなく、その左奥にある石を手前→登る→3段目最奥の石を引く→2段め最奥の石を引く、と進めたほうが、ヒビの入った石が崩れても影響がないのでキレイに進めます。
1:30~
4段×7列の石群まで、完全固定パターンです。4段×7列の石群を登る際に、上を見ておくとタイム短縮に繋がります。
1:55~
左ルートに行ったのはミス。重い石を使っているのでタイムロスにつながっています。この場合は右ルートに進みスライドをつかえばスムーズ。なお余談ですが、重い石は壊れないぶん、ヒビの入った石よりも使いやすいので、時間に余裕があるときやタイムアタックを意識していないときは、どんどん使ったほうがいいです。
2:10~
まず足場がガタガタだったので調整。足場が4マスあると相当安心感があります。重い石がありましたが真ん中に石が2つ並んでいたのでそれを利用することにしました。
2:49~
大ガバポイント。さっさとドリンクを飲んで上に登るべき箇所です。あるいは、右端に注目し、ヒビの入った石を使って登ることもできます。
3:27~
ヒビの入った石は踏んだときに奥から石を持ってくれば、もう崩れることはないので安心感が出ます。
3:31~
大ガバポイントその2。安易にヒビの入った石を使わず、右側最下段の石を2つとも引き出し、上に乗り、左側の無地の石を右に持ってくることでキレイに進めます。
3:47~
適当に崩したせいで難易度が上昇。さらに崩して足場を増やすしか、登る方法がなくなっています。なんとなく右側に足場を積んでいったほうがよいだろうと判断したのが結果的にリカバリーにつながりました。最終的に“ヨサク”にうまくつなげることができました。“ヨサク”は主にメンヒルでよく使うテクニックです。
4:10~
大きなヒビが入った石が登場。1度乗っただけで崩れるので、アンニュイな気持ちになっています。
4:12~
大ガバポイントその3。先に手前の石を引いてしまうことにより、そのあと大変なことに。正解は今いる自分の位置を軸に、最奥の石を手前→右側の石を右→目の前の石を手前、でキレイに登れます。
4:26~
再び“屋根落とし”を使用。ただし上の石群に影響があるため、安定を取るならここでドリンクを飲み、大きなヒビが入った石にぶら下がり、“スパイダー”で移動して無地の石に登る、と進めるべきです。
4:50~
微ガバ。左から2、3番目の石を引き出しても崩れないので、そちらを使ったほうがタイム短縮に繋がります。
5:15~
微ガバ。左端の石を手前・右→真ん中の石を手前→スパイダーで回り込んで登る→真ん中の石を手前、で崩さずに登れます。
5:47~
3段目の左から2、4番目に穴が空いており、ちょっと悩む。動画では途中までピラミッドを使っていますが、最下段の左から3,4番目、2段目の左から2,3番目の石でイナズマを使って登ることもできます。イナズマは使う石と足場の数は少なくて済みますが並べるのが手間なので、タイム的にはどちらもほぼ同じと言った印象。
余談ですが、今回はそれなりに石が詰まっていたパターンが多かったため、比較的登りやすい組み合わせでした。
6:13~
鐘が鳴ってから先の組み合わせは固定パターン。ドリンクが余っていたので飲んで時間短縮を図っています。
羊A:なるほど。こうしてみると、ちょいちょいミスがあってもバベルって挽回できるんですメェ。
羊B:ん。このまま突き詰めていくと6分切りは射程圏内かなぁと思って、今ちょっとずつ頑張ってるよ。
羊A:自分も頑張ってジョーカーでクリアして、自力でデモを見るッスよ!
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