2019年2月22日(金)
画面越しでも伝わる汗臭さ! 『ケンガンUB』の白熱バトルをCBTで体感
漫画アプリ『マンガワン』およびWEB漫画サイト“裏サンデー”で公開中の格闘漫画『ケンガンアシュラ』初のiOS/Android用ゲームアプリ『ケンガン ULTIMATE BATTLE』。今春の配信開始に先駆け、2019年2月14日から20日にかけて行われた本作のクローズドβテスト(CBT)のレビューをお届けします。
すごろくゲームを楽しみつつ物語を進行
本作の目的は、『ケンガンアシュラ』の世界で乃木グループの一員となり、企業間の代理闘争“拳願仕合”を通じて自分の企業を発展させていくこと。個性豊かな闘技者たちも、原作の作画を務める“だろめおん”先生による描き下ろしイラストで登場します。
メインモードの“ストーリー”はすごろく形式。スタミナを消費してサイコロを振り、お金が増減するマスやアイテムが入手できるマス、バトルが発生するマスなどで構成されたエリア(盤面)を進んでいきます。
スタミナを消費すると経験値を獲得でき(“ストーリー”以外も含む)、これに応じて企業のレベル(プレイヤーレベル)する仕組み。レベルが上がるとスタミナの最大値が上がるほか、すごろくで一定回数移動するごとに得られる“定期収入”が増えます。
▲バトルのマスで勝利すると闘技者が経験値を獲得。サクサク進めたい時や相手のレベルが低く経験値に期待できない時などは、バトルをキャンセルすることもできます。 |
なかには、複数のイベントからランダムで1つが選ばれる“ハプニング発生!”のマスも。大金がもらえたりスタミナが最大まで回復したりするお得なイベントもあれば、一気に所持金が減ってしてしまうことなどもあるギャンブル的なマスで、止まったときのドキドキ感はかなりのものです。
エリアに出現するボスを倒していくことで物語が進み、新たなエリアも解放。EXボスという強力な敵が出現するなど、クリアするだけでは終わらないやり込みも用意されていました。
▲今回確認できたEXボスのレベルはなんと100! 挑んでみたものの、当然ながらボコボコにされました(笑)。ただ、負けた場合もファイトマネーやアイテムが得られるので、出現したらとりあえず挑んでみてもよさそうです。 |
もちろんエリアには一方通行だけでなく、グルグルと回れる構成になっている場所も存在。止まったマスで一喜一憂したり、どのマスに止まるか悩んだりしながら物語を進められるのが、本作の魅力の1つと言えそうです。
闘技者×スキルの編成が生み出す白熱バトル!
“ストーリー”などで発生するバトルは、“ガチャ”で手に入れた闘技者を3人(先鋒、中堅、大将)編成し、相手チームの闘技者をすべて倒したチームが勝利となります。SPD(スピード)によって先行後攻が決まる同時ターン制バトルで、戦略的に先攻後攻を選ぶことも勝敗を決する重要なポイントとなりそうです。
攻撃方法には、毎ターンたまるSPを消費して繰り出すアクティブスキルと、SP消費なしで使える通常攻撃の2種類があります。
注目ポイントは、スキルを自分でカスタマイズできるところ。闘技者には固有スキルに加えて、自由にスキルをセットできる枠が3つ用意されており、“ガチャ”で手に入れたスキルをセットすることで、さまざまな戦い方が可能になります。
セットできるスキルにはアクティブスキル以外に、条件を満たすと自動発動するパッシブスキルも存在。どちらもいろいろな効果が用意されており、どうカスタマイズするべきかを非常に考えさせてくれます。
アクティブスキルを固有スキル1本にしぼり、残りの3枠にはパッシブスキルを入れるか、それともアクティブスキルを1つ加えておくか……などなど。同じスキルを複数入手できない(重複するとスキル強化アイテムに変換される)ところも重要で、「このスキルは強いから3人ともにセットしておこう」みたいな方法は採れないんですよね。
“所持しているスキル”と“闘技者の強み”を生かしたスキル編成に大いに悩み、ハマれること請け合い。おそらく、同じ闘技者でも人によって戦い方が変わってくる予感がします。スキルが増えれば増えるほど、その幅もさらに拡大しそうです。
本作には、他のプレイヤーが編成したデッキと戦う“バトルロイヤル”というモードもあるのですが、闘技者の育成が煮詰まった後のここでの勝敗のカギは、きっとスキル構成になるはず!
▲“バトルロイヤル”は、複数回のラウンドによるシーズン単位での集計。他のプレイヤーのデッキに勝利してポイントをためつつ、ランキングトップを目指しましょう! |
▲育成要素は“闘技者強化”、“スキル強化”、“装備強化”の3種類。“闘技者強化”には“上限解放”も用意されているので、育成を続けることで初期レアリティが低い闘技者でも主力にできます。 |
▲スタミナを消費してバトルを行う“修練所”では、装備品の“筋肉”や上限解放に必要なアイテムが手に入ります。 |
▲“筋肉”を装備すると闘技者のパラメータの底上げが可能。系統によるセット効果もあります。 |
快適なUIやイラスト・アニメの数々にも注目
注目してほしいところはまだまだたくさん。細かいところながら、個人的にはスマホアプリとしてもっとも重要だと思っている手軽さの部分なのですが、本作にはオート機能に加えてスキップ機能も備わっています。
オート機能は自動で攻撃やスキルを繰り出して戦ってくれる機能で、AI設定によって使用するスキルの順番を設定することも可能。スキップ機能はバトルを自動かつ高速で済ませてくれる機能で、数秒程度でサクッと終わらせてくれます(ただし“バトルロイヤル”はスキップ不可)。
時間がない時や片手間で遊びたい時に絶対欲しいと思う機能がきっちりと備わっていて、すごく快適です!
上記の機能を使うのがもったいないと思わせてくれる演出面も、本作の見どころの1つ。バトル中のアニメーションはとにかく滑らかかつ迫力あるものになっていて、画面越しながら仕合の熱気と闘技者たちの汗臭さが伝わってくるような感じがします(笑)。
固有スキルを発動した時に表示される原作風カットインと技のインパクトもすさまじいのひとこと! バリエーション豊かな実況ボイスもぜひ聞いてみてほしいところです。
ちなみにバトル以外にも、マスに止まった時の画面やスキルのイラストなど随所に原作の1コマが用いられています。通信中に表示される秋山楓の入浴イラストも、原作ファンにはうれしいところなんじゃないでしょうか。
自分は『ケンガンアシュラ』を知らずに本作を遊んでみましたが、原作ファンはもちろんのこと、コマンドバトル風のゲームが好きな人も楽しめる気がしました。書かせていただいた通り、自分でカスタマイズしたスキルを使って戦えるのはすごいモチベーションになるし、楽しくもありましたから。
配信が開始されたら、公式サイトの“キャラクター”のなかでは紅一点の呉カルラを手に入れて、育ててみたいと思います!(笑)
※画像は開発中のものです。実際のゲーム画面とは異なる場合があります。
(C)サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん/小学館,CYBIRD
データ
- ▼『ケンガン ULTIMATE BATTLE』
- ■メーカー:サイバード
- ■対応機種:iOS
- ■ジャンル:RPG
- ■配信日:2019年春
- ■価格:基本無料/アイテム課金
- ▼『ケンガン ULTIMATE BATTLE』
- ■メーカー:サイバード
- ■対応機種:Android
- ■ジャンル:RPG
- ■配信日:2019年春
- ■価格:基本無料/アイテム課金