2019年2月20日(水)
コロプラが配信中の、iOS/Android用アプリ『アリス・ギア・アイギス(通称:アリスギア)』。2019年1月22日にサービス開始から1周年を迎えその勢い冷めやらぬ中、バトル中の撮影が可能になるカメラモードと、アクセサリー仕様変更の実装、2月20日からは衝撃の新イベント“あんなのクイズでぴょん!ぴょん!”が実施されます。
『アリスギア』は、数多くのプラットフォームでゲーム開発を手がける老舗ゲーム開発会社であるピラミッドが開発・運営を行う3Dアクションシューティングゲームです。キャラクター監修・デザインに島田フミカネさん、さらにキャラクターデザインにメカニックデザイナーの海老川兼武さんや柳瀬敬之さんらが参加しています。
今回のアップデートも『アリスギア』らしい、ユーザーの要望を汲みつつ、予想のさらに上を狙ったものとなっています。本記事では、新コンテンツ紹介に加え、プロデューサー/開発ディレクターの柏木准一さん、運営ディレクターの加賀純さんへの、新コンテンツについてのインタビューをお届けします。
さらに、新たにスカウトに登場する“<アナザー>「バージニア【MOBIUS】」”(アナザージニー)の設定画を公開! これまでのキャラクターにはない、フィニッシュに初の射撃攻撃を搭載したキャラクターとなっています。
実験的機能の1つとして、バトル中のカメラモードが追加されました。バトル中の一時停止画面からカメラアイコンを押すと、その瞬間のすべてのキャラクターとオブジェクト、エフェクトの動きが停止。そのまま、カメラの角度や距離を調節しながら、気に入ったポイントでスクリーンショットを撮影できます。
▲今までは撮影が難しかった正面からの撮影も簡単に行えます! |
本機能を使うには、オプション画面の“実験的機能”から該当の項目を有効化する必要があります。普通にプレイしていても解放されない機能なのでご注意ください。
▲ホームからメニューを選択し、オプション画面へ。オプション画面の下のほうに、“実験的機能”という項目があります。 |
▲“実験的機能”のところをタップすると上記のような注意文が表示されます。あくまで実験的機能であるということを確認して、“はい”を押してください。 |
▲“はい”を押すと“実験的機能”の項目が開きます。今回のカメラモードを使うには、一番下の“バトル一時停止中のカメラモードを有効化”をONにしてください。 |
▲すると、バトル中に一時停止した際に、左上にカメラアイコンが表示されます。ここを押せばカメラモードに移行します。 |
これまでもバトルをしながらスクリーンショットの撮影は可能でしたが、カメラも決まったアングルになってしまい、なかなかいいシーンを狙って撮るのは難しいものでした。
カメラモードなら、よさそうと思った場面で一時停止して、自分の好きなアングルで簡単にカッコいい写真がとれるようになります。
▲エフェクトも活かして自慢のアクトレスのカッコいいシーンをスクリーンショットに収めましょう! |
カメラモードはソロプレイ限定の機能となっており、SPスキル発動時は一時停止ができず、カメラモードでの撮影不可なのでご注意ください。でも、後半のインタビューではSPスキルを写真に収める裏技も明らかに……!?
2月20日から始まった新イベント“あんなのクイズでぴょん!ぴょん!”は、任務の代わりにランダムに出題されるクイズをクリアしていくイベントです。
▲ちなみにタイトルコールは昔のクイズ番組風。サウンドチーム「ZUNTATA」の皆さんによる渾身の「ぴょんぴょん」は必聴(?)です。 |
アクトレスたちが3人ごとのチームに分かれて、ハワイシャードを目指しクイズに挑戦していくストーリーが展開します。イベント報酬として、シタラ(兼志谷シタラ)とジニー(バージニア・G)のバニー衣装が手に入ります。
▲待ち望んでいた人が多いであろうシタラとジニーの待望のバニー衣装! クイズに挑戦してぜひ手に入れてください! |
クイズは1ステージにつき複数問出題され、間違えてしまうとライフが減少。ライフが残っているうちに、既定の問題数が出題されればクリア。ライフがゼロになってしまうと任務失敗となり、最初からやり直しになってしまいます。
クイズのジャンルは全部で6つ。理系、文系、芸術、スポーツ、エンタメ、雑学に加え、ノンジャンルも用意されています。
▲クイズは問題作成会社に提供を受けたガチな内容です。なんと5,000問以上実装されているとか。 |
イベント開始から一定期間ごとに、新たなストーリーが解放されていきます。全体としては、普段のイベントよりもボリューミーなものになっており、開催期間も長めに設定されるとのことです。
▲クイズの合間にはいつもの特別任務も用意されています。シューティングもクイズも楽しんじゃいましょう! |
これまではキャラクターに最大2つまでしか付けられなかったアクセサリーが、アップデートで大幅に仕様が変更されました。
アクセサリーに装備コスト制を導入し、「コスト内に収まる」、「1つの部位に1つまで」、の条件を満たせば、同時に複数のアクセサリーを付けられるようになります。
▲頭装備に眼鏡にイヤリングに指輪……と、たくさん装備できるようになったアクセサリーで、よりアクトレスの個性を引き出しましょう。 |
各アクセサリーのアイコン左上に記載されているのがコスト。編成コストは全キャラ統一で12コストまでとなっており、それに収まるようにアクセサリーをチョイスして装備できます。
なお、アクセサリーの装着箇所も細かく分類されるようになり、例えば頭装備も前頭部と後頭部で分かれるようになるので、アントラとバニーティアラを同時に着ける、なんてことも可能になっています。
ジニーの愛称で親しまれる、バージニア・Gのアナザーキャラクター“<アナザー>「バージニア【MOBIUS】」”が登場! 射撃を中心に戦う遠距離攻撃が得意なキャラクターになっています。装着系のSPスキルを持ち、フィニッシュに初の射撃攻撃を搭載しています。
▲“<アナザー>「バージニア【MOBIUS】」”のバストアップイラストです。 |
▲スーツの前面は胸元の開いたセクシーなスタイル。背後には、髪に隠れ気味ですがウサギの顔と“BUNNY”のロゴがデザインされています。 |
▲アナザージニーは初の高火力射撃がフィニッシュ。アナザージニーのためにUIが改良されており、SP発動後にFINISHボタンを押すと発動できます。 |
▲海老川兼武さんによるアナザージニーの設定画がこちら。細かいパーツのデザインまでしっかりと設定されています。 |
『アリスギア』プロデューサー/開発ディレクターの柏木准一さん、運営ディレクターの加賀純さんに、今回のアップデートに関するインタビューを実施。実装に至った経緯や、バトル中の撮影のコツなどを教えていただきました。
――このバトル中のカメラモードが実装に至ったまでの経緯をお聞きかせください。
柏木准一さん(以下、柏木):バトル中にSPスキルを発動させて、HUDなどが全部消えた状態で撮影した写真がよく投稿されているのを見まして。であれば、いつでも好きな瞬間にその状態で撮影できるようにしようと思った次第です。
加賀純さん(以下、加賀):あとは、お客さまの声を聞いていると、バトル中の撮影に関する要望が多くありました。すでに長く『アリスギア』を遊んでくれている方も多いので、皆さんに向けて新しい遊びを提供できれば、と思ったのがきっかけです。
柏木:新しい遊び要素の1つということで、シューティングに疲れた時に撮影で遊んでもらえればと思います。また、これまでもバトル中に撮影を試みた方も多いと思いますが、この機能が加わったことで、今では撮れなかったような絵が撮影できるのではないでしょうか。
――ただ撮影するだけでなく、カメラのアングルや距離などを変えられるというのが魅力ですよね。
加賀:「キャラクターの正面から写真を撮れる」というのが新しい部分ですね。今まではどうしてもキャラクターの後ろからの視点しか撮影できなかったので。
柏木:正面から撮影をしたい場合は、ぐるっとカメラを回転させて敵の背後まで周りこんでもらえば、キャラクターを正面に捉えたいい写真が取れると思います。
敵が画面から見てすぐ目の前に居る、というだけで、今までのキャラクターの後ろからの視点と比べるとだいぶバトルの臨場感がありますよね。
――実装する際に苦労した点などはありますか?
柏木:実は、“強制的に止めて動かす”という動作はこれまでなかったんです。今回のカメラモードだと、完全に停止していると言っても、カメラは自由に動かせます。
これまでのままだと、カメラを動かすとエフェクトも動いてしまうという問題がありまして、そういった部分を解決する必要がありましたね。
加賀:カメラを止めるだけだったら普通の一時停止で問題ありませんからね。ゆくゆくは、演出加工機能だったり、いろいろ拡張していきたいとは思っていますが、まずはカメラを自由に動かせる機能のみということで。
柏木:さらっと実装したようにお話をしてしまいましたが、この機能を実装するために優秀なプログラマーが数カ月前からずっと準備をしていました。今回の機能も、その土台の上に成り立っています。まだまだ改善の余地はありますが、こだわり続けていてはいつ実装できるかわからないので、一旦この形で皆さんに楽しんでいただくことになりました。
――撮影をする時に、カッコよく撮れるコツなどあれば教えていただきたいです。
柏木:敵が入り乱れてるところに攻撃を撃ち込んで撮影をすると、いい感じのエフェクトの状態で撮影ができると思います。サポートキャラを呼んだ瞬間の、サポートキャラと並んでいるシーンもいい絵になりますね。
あとは、中型ヴァイスの“ミニサーペント”はユニークな軌道で動くので、ロックオンした状態で撮影すると、斜めになったり天地がひっくり返った状態で撃ったりしているカッコいい写真が撮れると思いますよ。
加賀:SPスキルを使っているところもカッコよく撮れます。発動した瞬間は一時停止ができないのですが……。
柏木:そこは、サポートキャラクターがSPを使っているところを狙いましょう。サポートキャラがSPを発動したところでカメラモードを使えば、疑似的にSPスキル中の撮影ができるようになっています。
――ちなみに、際どい衣装の場合、角度によっては色々見えたりとかは……。
加賀:ハンガー画面とは違う謎の帯が出る新しいシェーダーをプログラマーが実装してくれました。ですので、このモードでもパンツは見えないようになっています(笑)。サポートキャラで仲間を呼んだ際もそっちにモザイクはちゃんとかかりますので、基本的に見えないような仕組みになっています、健全なゲームですので。
――“あんなのクイズでぴょん!ぴょん!”を実際にプレイさせてもらいましたが、予想以上の難問が出題されて驚きました。
加賀:このイベント実施にあたって、各所にクイズ提供を行っている会社から、ガチのクイズを提供してもらっています。実装したクイズの種類は5,000問を超えていて、内容も『アリスギア』に関係なく、社内でも「難しすぎてどうしようか」とプランナーが苦労していました。
柏木:シューティングゲームだったはずなんですけど、気がついたらクイズゲームになっていたという(笑)。
――中には『アリスギア』関連のクイズもあったりするんでしょうか。
加賀:ないです……。提供を受けた問題の中にはゲームジャンルに関する問題はありますが、『アリスギア』の問題を追加したりはしていません。
▲クイズの難易度はなかなか歯ごたえあり。クイズゲーム好きな方もバッチリ楽しめます。 |
――前半は選択肢も少なく腕試しという感じですが、後半になると選択肢も増えて難易度も高くなりそうですし、クリアが難しそうと思われそうですが……。
加賀:クイズの難易度は高いですが、全問正解する必要はないので、序盤のほうはクリア自体は誰でもしてもらえると思います。
全問正解を必須としなかったので、問題自体の難しさと選択肢の数やライフ数という、比較的シンプルな形で難易度が調整されています。
柏木:あと、実はこのイベントではクイズに正解するごとに報酬のゴールドが何度でももらえる仕様になっており、クイズを遊んでゴールドを稼ぐことができるようになっています。以前にミニゲームとして2Dシューティングを入れた際はプレイによっての報酬がなかったので、今回はしっかり遊ぶとメリットがある、という感じにしてもらいました。
――アクセサリーの仕様変更にはどういった経緯があったんでしょうか。
柏木:最初は、“アニバーサリーリング”というキャラクターを選んでプレゼントできる特別なアクセサリーを実装した時です。
せっかくの特別なプレゼントだったのに、アクセサリーは2カ所までの制限があり、リングを付けるといつものアクセサリーが外れてしまう仕様でした。これがお客さまに大変不評だったので、プログラマーに無理を言ってシステムを抜本的に直すことになりました。
加賀:もともと2個までとなっていたのでは、システム的な制約が大きくありましたので、ならばその根本に手を入れようという話ですね。
柏木:制約となっていたのはテクスチャーや処理負荷だったので、それが小さいものはコストを小さく、大きいものは高くと設定することで、物によっては複数装着も可能な仕様になりました。髪型などは例外的に低いコストで変更できるようになっています。
――コストの最大までうまく装着すれば、どのくらいアクセサリーをつけられるのでしょうか。
加賀:眼鏡を外したり、頭の前方と後方にそれぞれ被り物を付けたりと、うまく装備する場所を調整すれば6個くらいは装備できると思いますが……、色々付けすぎてもあまり見た目はよくならないので、実際は3~4個くらいに落ち着くとは思います。
柏木:とはいえ、ほとんどのキャラクターが、今までとは比較にならない自由度でアクセサリーを身に付けられるようになったと思います。
▲今回の機能拡張でアニバーサリーリングをつけた状態で、さらに眼鏡やイヤリングを装備できるようになりました。 |
――アクセサリー機能で、こだわった部分などはありますか?
加賀:装着部位として、目の部分が片目ずつ分かれてるんですよね。片方に眼帯を付けて、もう一方に片眼鏡を付けてみたりできます。需要は……あるのかわからない状態ですが(笑)、こういったように組み合わせの幅があるという感じですね。
組み合わせられるアクセサリーについても、これからいろいろ増やしていけるといいなと思っています。
柏木:ただ、アクセサリーは意外に作るのが大変で、同じアクセサリーでもキャラによって形状を変えないといけなかったりします。1つのアクセサリーでも5パターンくらい必要な場合もあり、特に髪に沿った形状のカチューシャなどはデザイナーからも「とにかく大変なので」と言われております。
――最後に、柏木さんから今回のアップデート全体に関してコメントをお願いします。
柏木:『アリスギア』はアップデートのたびに機能実装を頑張っていると思います。また、今後もそれを続けていきたいし、せっかく作った機能は広めて行ければと考えております。大昔からゲームを作って来たメンバーが運営しながら機能開発もしているので攻めの姿勢を崩さずに機能を増やして行きたいです。
今回も、普通だったら“大型アップデート”という感じでやってもおかしくない内容だったと思います。実装も確認も大変でしたが、自分たちも欲しくて作った機能ですのでアクセサリー、バトル中カメラモードを組み合わせて、両方楽しんでいただければと思います。
――ありがとうございました。
バトル中のカメラモードは、これまで見ることができなかった角度でキャラクターを愛でられるファン必見のシステム。「こんな写真が撮れた!」とSNSで見せ合うという楽しみ方もできそうです。
“あんなのクイズでぴょん!ぴょん!”のクイズは知らないと答えられない難問ばかりで、もはや1つのしっかりとしたクイズゲームとして楽しめます。ぜひ腕試しに挑戦してみてください!
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