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2019年2月23日(土)

『機動戦士ガンダム EXVS2』対戦を楽しむためのポイントを掲載。今から始める人に向けてのオススメ機体も

文:イズミン

 バンダイナムコアミューズメントのアーケード向け対戦アクション『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』の初心者向け記事第2弾をお届けします。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 本作は、2on2のチーム対戦アクションゲーム『機動戦士ガンダムVS.』シリーズの最新アーケードタイトルです。従来の基本的な遊び方や楽しさを踏襲しつつ、新基板・新筐体の採用により、グラフィック表現やバトルシステムが進化。参戦作品は総勢36作品となり、新規参戦機体を含め、160機以上のMSが登場します。

 長く続く人気シリーズとなるとプレイ人口が多いことや難解なシステムがあることから、対戦相手の成すがままに攻撃を受けてしまい、負けてしまう初心者も多いと思われます。

 今回はそんな初心者のために、まずは対戦を楽しむ(そして、できれば勝つ)ためのポイントを3つに分けて紹介していきたいと思います。なお、本記事では、プレイヤーにのみ通じるような用語をいくつか使用しています。聞き覚えのない単語を目にした時は、先日掲載した用語集を活用してください。

目次

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』企画記事リンク

その1:対戦の奥深さを知ってみよう

 “敵を知り、己を知れば百戦危うからず”という言葉があるように、対戦で勝つためには、まずは自分は何をするべきなのか、対戦相手やパートナーは何を考えているかを理解することが必要不可欠です。

 本項では、プレイヤーが何を考えて対戦しているのかについて解説していきます。

対戦は2対2の“チーム”バトル。協力して敵の“スキ”を突け!

 本記事の冒頭にも書いてありますが、本作は“2on2チーム対戦アクションゲーム”であり、それを念頭に置いてバランス調整が行われているため、たとえ自機がEXバーストを使った3000コストの機体で、相手が1500コスト機だったとしても、1対2の状況で勝利するのは簡単ではありません。

 そのため、対戦で勝つためには2人の協力が不可欠となります。パートナーと同じ敵を攻撃したり、敵チームの両方に襲われそうになった僚機に助けを求めたりして、数的不利の状況を作らないように戦いましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲画像は俯瞰視点のもの。2人で攻撃すれば攻撃が当たる可能性も上がります。

 対戦では、攻撃する時は、基本的に相手のスキ(硬直)を狙って行います。これは、“ブーストダッシュ”や“ステップ”などのアクションにより、停止した状態からならば、ほぼすべての機体があらゆる攻撃を回避できるためです。

 そこで、相手に攻撃を回避させないために、けん制して相手のブーストゲージを消費させ、“もうブーストダッシュもステップもできない!”という状態にしたり、相手の攻撃にあわせてカウンターのように攻撃を仕掛けます。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 移動は基本的に“ブーストダッシュ”で行われることを利用して、慣れないうちは“相手の着地にあわせて攻撃する”ということを意識してみるといいでしょう。

プレイヤーは画面に見えるもの以外も意識している

 画面には、戦力ゲージや機体の耐久値、EXバーストゲージ、武器の弾数、ブーストゲージ、レーダーと、多数の情報が表示されています。

 自機と僚機の耐久値は勝敗に直結するため当然重要。レーダーは視界の外にいる敵機体の位置の確認に役立ちますし、武装の状態は自機が攻撃できるか、こちらに接近してきた敵機体を迎撃できるかにかかわるのでつねに把握しておく必要があります。

 しかし、対戦中は、ここに表示されていない情報にも気を配る必要があります。例えば、“初心者からレベルアップを狙う記事 その1”で言及されていた、敵のEXバーストゲージについて。敵のEXバーストゲージは確認できませんが、敵の耐久値の減り具合から予測を立てられるので、耐久値が減っている敵=EXバーストを使用できると考え、警戒する必要があります。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲耐久値が減っているダブルオークアンタ。ここまで減っていると、確実にEXバーストを発動できるでしょう。

 また、時限換装などの強力な武装を使用した後はその武器がリロード中である、ブーストダッシュを連続して使用している敵は相応にブーストゲージを減らしているなど、相手のコンディションを把握できると、攻撃するチャンスがグッと増えます。

プレイヤーを支えるテクニックの使いどころ

 本作には、システム・機体・武装を活用した多数のテクニックが存在します。攻撃の手数を増やすものから相手からスキを突かれにくくするものまでいろいろあります。使えるテクニックが多いほど戦況を有利に進めていくことができるでしょう。

 ただし、念頭に置いておきたいのは“テクニックはあくまで勝利するための手段”ということです。テクニックを活用することを意識しすぎて、そのスキを攻撃されてしまっては本末転倒ですし、最終的に勝利することができれば、攻撃が多少ぎこちなくても問題ありません。

 テクニックを活用する時は、“敵のスキを見つけたから攻撃テクニックでダメージを伸ばそう”、“ダブルロックを受けたからスキをなくすテクニックを使おう”といった目的意識をもって行うのがいいでしょう。

 ここでは、ゲームを始めたてのプレイヤーでも比較的マスターしやすく、使用タイミングが多いテクニックを紹介するので活用してください。

ズンダ

 単発射撃方式で1回のヒットでダウンにならない射撃武装を、ブーストダッシュでキャンセルして連続で発射すること。基本的には相手がダウンするまで(大体3回)続けて出します。

 おそらく本作で行える連続攻撃(コンボ)のうち、もっとも多くの機体が行えて、かつシンプルなもので、ほとんどの機体にとって基本の攻撃となります。これを相手の硬直に合わせて行えるように、“ズンダ”を行う武装の弾数には気を配っておきましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲画像はモンテーロでの例。メイン射撃武装のビーム・ライフルとブーストダッシュを交互に行います。
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲するとビーム・ライフルが連続で相手に飛んでいき、続けざまにヒットします。

キャンセルによる自由落下(アメキャン・サメキャンなど)

 一部の武装を組み合わせたキャンセルを行うと、自由落下の挙動をとることができ、相手へのけん制と着地の際のスキの軽減を同時に行うことができます。“ズンダ”が攻撃の際の基本だとすれば、こちらは立ち回りの基本と言えるでしょう。

 主に、動きを止める武装から移動しながら発射できる武装へキャンセルすることでこの挙動を行うことができますが、“アシスト→メイン”、“メイン→サブ”、“メインの振り向き射ち→サブ”のようにキャンセルルートは機体によって異なります。

 自分が使う機体はどのような流れで使えるのか、トレーニングモードで調べてみましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲画像はレジェンドガンダムでの例。まずは特殊格闘の“デスティニーガンダム 呼出”を発動。
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲すかさずメイン射撃のビームライフルを発射すると……。
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲機体が自由落下の行動を行います。敵はアシストのデスティニーガンダムによる攻撃の対処を行っているので攻撃できません。

シールド

 本記事で紹介する中では、唯一基本動作としても紹介されているテクニックです。レバーを“↓↑”の順に入力するという簡単な入力方法ながら、特定の状態を除いて全機体が発動可能、成立までが非常に早い、成功すればほとんどの攻撃をダメージ0で防御できると、防御手段としてかなり高い性能を持っています。

 また、1回目の攻撃を防いだ時にEXバーストゲージが増加する(敵の攻撃のみ、1回のシールドにつき1度)他、ブーストゲージの残量が少ない場合はブーストゲージが少量回復するなど、基本動作の中でも重要なテクニックになります。

 爆風を伴う攻撃は防ぎきれないことがある他、照射ビームやマシンガン系の武装で断続的に攻撃されると、ガード状態を解除できず背後をとられてしまいますし、Fバースト中の敵機体の格闘をガードすると“ガードブレイク”が発生し、短いよろけ状態になってしまいますが、多くの場面で頼れるテクニックです。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲全方位からの攻撃を防げるガードを持つ機体もあります。

EXバーストについて

 5種類のEXバーストはそれぞれ特徴が異なります。自機や僚機、敵機体によって使うべきポイントが変わってくるので、それぞれの効果を覚えておくことが必要です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 初心者にとって一番の悩みである使用タイミングについては、ゲームの駆け引きに慣れないうちは”攻撃or回避時にブーストゲージを回復したい”というタイミングで使用する認識でOK。

 この使用方法で“ズンダ”を決めたり、撃墜されなかったりすれば、EXバーストを発動した分の仕事はほぼできたと思っていいでしょう。

 ちなみに、より詳細な内容をレベルアップを狙う記事 その1で紹介しているので、あわせてチェックしてください。

ファイティングバースト格闘の追従性能が大幅に上昇
格闘攻撃で相手がダウン状態になりにくい
格闘攻撃でガードブレイク可能
射撃攻撃を格闘攻撃でキャンセル可能
エクステンドバーストEXゲージが50%以上あれば被弾時でもEXバーストが使用可能
斜め方向にステップ可能
シューティングバースト一部の射撃攻撃をステップでキャンセル可能
ロックオン距離が大幅に延長
リロード速度が大幅に上昇
射撃攻撃を射撃攻撃でキャンセル可能
モビリティバースト機体の移動速度が大幅に上昇
一部の射撃攻撃をステップでキャンセル可能
リンケージバースト僚機の弾数とブーストゲージが回復
僚機のEXゲージ量が増加

初心者向けEXバースト効果解説

ファイティングバースト

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 格闘攻撃に関する性能が上昇する他、ブースト回復量も多めですが、“EXバーストが使える状況=ダメージをある程度受けている状況”であり、敵に接近する必要があることから、EXバースト中に撃墜される危険があります。また、MバーストとEバーストの存在によりチャンスをつぶされることもあり、玄人向けです。

 しかし、普通に格闘を決めるだけでもかなりのダメージを与えられるため、試合の展開をひっくり返す力を持つ、ハイリスク・ハイリターンなEXバーストと言えるでしょう。また、格闘やアクションの移動量が多い機体は、Mバーストよりこちらの方が敵を追いやすくなることもあります。

エクステンドバースト

 EXゲージが50%たまっている時でも、敵の攻撃を受けていても発動可能なので、相手の連続攻撃から脱出することができ、3000コストと組んだ際、後衛の機体で効果を発揮します。

 防御力もある程度上昇するので、攻撃を受けた際の緊急回避だけでなく、ローリスクで敵に攻撃を仕掛けたり、敵機からの攻撃を安全にしのぐために発動したりするのが理想の使い方です。

シューティングバースト

 “射撃攻撃を射撃攻撃でキャンセル可能”という特徴から、動きながら発射できる単発射撃武装を持つ機体ならボタン連打で弾幕を張れ、初心者でも効果を実感しやすく攻めやすいEXバーストです。

 足の止まる武射撃武装を足の止まらない射撃武装でキャンセルすることで落下テクニックを一時的に使えるようになるのですが、機動力はそこまで上がらないうえに、武装の性質そのものも変わらないため、逃げることを目的に使うのにはあまり向いていません。

モビリティバースト

 “大幅な移動速度の上昇”というシンプルかつ優秀な効果により、敵を追い詰めるのにも、敵から逃げるのにも使用でき、さまざまな状況で使うことができます。特に基本性能が高い3000コストと好相性です。

 なお、“移動速度の上昇”は格闘武装や特殊なアクションの移動には適応されないため、モビリティバースト使用時はブーストダッシュで移動するのがよいでしょう。

リンケージバースト

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 機体の強化量がもっとも少ないかわりに、発動時に“僚機のEXバーストゲージ・弾数・ブーストゲージを回復する”という独特な効果を持っており、主に低コスト機体やEXバースト中に特別な強化(トランザムなど)がある機体に向いています。

 その効果から、“自機のLバーストによってパートナーがEXバーストを使用できるようになる”、僚機がEXバーストを発動後にあわせて発動する”という状況が理想であり、Lバーストを選択したプレイヤーだけでなく、僚機への理解も必要という、やや上級者向けのEXバーストです。

自分に合った機体を見つけよう

 『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』は、総勢36作品より160機以上のMSが登場する、いわゆる“キャラゲー”であり、遊ぶ本人にとって思い入れのある機体が一番のオススメ機体といえます。

 とはいえ、自分のプレイスタイルや戦術を考慮したり、各種テクニックの習熟やパートナーとの連携といった技術の会得を目的とすると、選択すべき機体は変わってきます。

 本作では、トレーニングモード中に機体を変更できる他、さまざまな条件(全体・コストごと・お気に入り機体)でランダムに機体を使用する“機体ランダム”を選択できるので、積極的に活用して自分に合う機体を探しましょう。

 本項では、ゲームを始めたばかりの人に向けて、操作・テクニック・対戦時の役割などの基礎を学んでいくのにオススメな機体を下記で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

 なお、“機体ランダム”を選択する時は、他のプレイヤーに迷惑が掛からないように、前もって了承を得ておくか、“CPU優先”などのモードを選択しておくようにしましょう。

Ξガンダム

 扱いやすい強力な武装を持つ射撃寄りの機体です。“取り回しのよい武器でけん制し、ブーストゲージを消費したところに本命の攻撃を当てる”という攻撃時の基本の動きを覚えられる他、見た目がハデで、本ゲームの華である3000コストの魅力を体験できます。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 連動してミサイルを発射するメイン射撃のビーム・ライフルとオールレンジ攻撃を行うサブ射撃のファンネル・ミサイルで敵に回避行動を強要し、当てやすくダメージが大きい特殊射撃のメガビーム・キャノンを当てる……という動きがわかりやすいうえに強力です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲見た目がハデな特殊射撃の“メガビーム・キャノン”。それだけに、相手からも警戒されるので、放つタイミングを見極めましょう。

 機動力と射撃武装が強化され、特殊な移動アクションも追加される特殊格闘の“ミノフスキー・クラフト・ユニット【展開】”も強力です。ファンネル・ミサイルとメガビーム・キャノンは弾数が増えるうえに最大まで回復するので、使える状態になったら積極的に活用しましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 とっさに出しにくいものの、格闘CSの“メッサー呼出”からメイン射撃のキャンセルによる自由落下が可能で、弾を避けることも可能です。狙って当てる武装が少ない、機体が大きいため攻撃にひっかかるという欠点はあるのですが、わかりやすい強みを持った機体となっています。

G-セルフ(パーフェクトパック)

 近距離では、ビームを対象としたバリアを展開するうえに自身を中心として球状にレーザー攻撃が可能な特殊射撃、踏み込み時にスーパーアーマー効果がある特殊格闘、中距離では、当たり判定が大きいサブ射撃と、敵に向かっていき攻撃を放つファンネル系武装の射撃CSで戦える万能機です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲サブ射撃の“アサルトモード”は、前(↑)方向に入力しながら出すことで、射撃を防ぎつつ、相手に向かいながら放つように。弾数が2発と少なめなので、無駄打ちをしないようにしましょう。

 前述のバリア装備に加えて、ブースト時の速度をはじめとした機動力が良好なため、生存力が高いのは心強いです。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 基本は射撃CSを撒いて回避行動を強要しつつ、被弾した後や着地のスキをサブ射撃で攻撃。この動きを起点に相手の苦手な距離に位置取り、弱点を突くように戦いましょう。接近戦が有効な相手には、リフレクターモードでバリアを発動して強引に攻めていくのも有効です。

 使用するうえで注意すべき点は、武装の種類が少なく弾切れを起こしやすいことです。コンスタントに射撃戦に勝たなければいけないので、相手にペースを握られてしまわないように注意しましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 使いやすさに加えて対応できるシチュエーションが多いという点は長所なので、3000コストの機体に初めて触れる際の1機としてオススメです。特に前(↑)方向入力時のサブ射撃は頼れる性能ですし、格闘CSの“フォトントルピード”もこちらを見ていない中距離の相手には有効です。

ガンダムAGE-1 フルグランサ

 強烈な誘導性能を持つサブ射撃のミサイルランチャーや、ビームが太く着弾時に爆風が付く照射ビームの特殊射撃“一斉射撃”、アメキャンにも使える特殊格闘のアシスト、射撃バリアの付いたカウンターなど、便利かつ高性能な武装を多く取りそろえた射撃機体です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 主力となるミサイルランチャーはかなり誘導するため、ステップなどの回避行動をとらない相手に命中しやすいです。命中しなくとも回避するたびに相手はブーストゲージを消費するので、攻撃のチャンスにつながります。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲ミサイルランチャーは、レバーを横方向に入力すると誘導が多少落ちて発射数が減る代わりに弾速が上がります。

 弱点は、機動力に少々難があり、接近戦が不得手という点です。前述のようにアメキャンとカウンターこそ持っているものの、即座に敵をダウンさせられる武装は射撃CSのみでとっさに出すことは難しく、機動力の高い機体に接近されるとつらい状況になります。

 距離を開けた状態での射撃戦が本領というわかりやすい後衛機体なので、僚機とつかず離れず、敵機に寄られないようミサイルランチャーやメイン射撃武装をばらまいて味方を援護したり、回避のためにブーストゲージを消費したところに、一斉射撃を打ち込んでダメージを与えたりしていきましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲レバーを後ろ(↓)方向に入力してバーストアタックを使用すると発射できる“プラズマダイバーミサイル”。覚えておくと活躍してくれるかもしれません。

インフィニットジャスティスガンダム

 ブーストダッシュの性能がよく、特殊格闘のアシストからアメキャンを行えることに加えて、ブースト速度が上昇してブーストゲージが半分ほど回復する“SEED発動”を所持しており、機動力に優れた汎用機となっています。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 特殊射撃のビームブーメランは、相手に押し付けるように使えるだけでなく、格闘機体への対処にも活躍してくれます。サブ射撃の“リフター(ファトゥム-01)【射出】”を使うと、機動力は下がるのですが、相手を単発でダウンさせることが可能です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲“SEED発動”の効果中は被ダメージが1.5倍になるので注意が必要。「絶対に被弾しないぞ!」と思うくらいの意気込みで使いましょう。

 欠点は、射撃武装の射線が総じて直線的で、アシスト以外の有効射程が長くないという点。遠くからビームライフルと射撃CSを出しているだけだと、味方を援護することができず、戦況が不利になってしまいます。

 また、射撃武装を使用するコンボのダメージが低いという点も無視できない弱みです。ダメージレースで打ち勝つためには格闘を使えるチャンスがあれば、狙いたいところ。ビームブーメランや相手を引き寄せる効果を持つ後格闘のグラップルスティンガーによって、格闘武装で攻撃できるチャンスはあるので、余裕があれば仕掛けていきましょう。ただし、体力調整にはくれぐれも気をつけてください。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲グラップルスティンガーは、「少し遠いかも?」と感じる距離の敵でも捕らえてくれます。

ガナーザクウォーリア

 メイン射撃のオルトロスは単発ダウンで高威力かつ当てやすく、CSの照射ビームはよく曲がるので援護に最適。3連射するサブ射撃、アシストの特殊射撃、弾切れのない後格闘により弾幕形成が可能で、敵が接近してきた際には特殊格闘でいなせる……と、後衛機体として優秀な性能を誇る機体です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 本作での攻撃の基本となる“ズンダ”こそ学ぶことはできませんが、ダウンを奪って2対1の状況は作りやすいため、味方との連携の基本を学ぶのにオススメです。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 味方の攻撃で被弾、あるいは回避した相手にメイン射撃を撃ち込んだり、味方を狙って自機を見ていない相手にCSで不意打ちを仕掛けたりして、ダメージを与えていきましょう。武装のキャンセルルートは、“メインからサブ”、“サブから後格闘”、“後格闘からサブか特殊射撃”があるので、立て続けに攻撃して相手にブーストゲージを使わせて、味方にその隙をついてもらうのも有効です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲特殊格闘のハンドグレネイドはレバー入力により投げる距離が変化。距離によって、爆弾の密度が変わるので慣れておきましょう。

 弱点は、すべての射撃武装で足が止まるうえに、キャンセルを使用した落下行動ができないこと。ファンネルやアシストなどを持ち、かつ手数が多い機体や、ケルディムガンダムのようなこちらの射程外から素早く攻撃できる相手は苦手です。無理をせずに回避に専念しましょう。

ガブスレイ

 スキのない射撃武装と変形機能により高い機動力を発揮する機体。特殊格闘の“急速変形”で即座に変形できるため、変形入力が苦手な人でも変形の魅力を楽しめる機体です。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 相手に背を向けていても相手のほうに振り向かずに攻撃できるサブ射撃や、ステップと同じく敵の攻撃の誘導を無効化する“急速変形”を駆使することで、相手を追いかけたり、逆に相手から逃げたりといったことを行えます。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 反面、武装の弾数および種類が少なく、アシストやミサイルのようなけん制で活躍する武器も持っていないため、考えなしに弾をバラ撒いていると、あっという間に弾切れを起こし僚機の負担が大きくなってしまいます。

 格闘は追従性能がよい横格闘と発生と判定が強い後格闘(変形中のN格闘)を持っており、格闘戦においても中々優秀。時には機動力を生かして相手の懐に飛び込むことも選択肢に入るでしょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲変形時の機動力を生かして、相手に奇襲を行うのも有効です。

 こちらからガンガン攻めていくのに向いた射撃武装は持っていないのですが、生存力が高いため、3000コストの機体がパートナーとして好相性。その場合はEXバーストにLバーストを選択して、僚機を援護する用途で使用するケースが多くなります。

スキルアップを目指してみよう

 ここまでで、対戦のセオリーや扱いやすい機体を紹介してきました。ここからさらに対戦を楽しむとなると、“機体をよりうまく動かす”、“敵への対応力を上げる”といったスキルアップが視野に入ってきます。

 しかし、プレイスタイルが人それぞれ異なるように、スキルアップするための方法もそれぞれ異なってきます。ここでは、プレイヤーごとにスキルアップするための方法を探すコツの一部を紹介します。

トレーニングモードを使おう

 トレーニングモードでは、好きな機体やステージを選択して、制限時間内にさまざまな動きや武装の確認・練習を行えます。

 CPUの動きはもちろん、EXバーストゲージまで細かく設定できるので、地上や空中、ブーストゲージの状態やEXバーストの発動時などのさまざまな条件におけるコンボを研究できます。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 その他、本モードでは各種武装のダメージが表示されるので、「普段自分が行っている攻撃は有効なのか?」という点のチェックをはじめとした、普段の対戦中における自分の行動の見直しにも使えます。うまく活用して、機体ごとの強力な行動、コンボを見つけてみましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

経験を積んでみよう

 トレーニングモードでコンボの研究や自分の動きの見直しを行ったら、実際の対戦で動きを試してみましょう。

 対戦相手がCPUではなく自分と同じ人間となる実際の対戦では、“どこにいると有利か”、“どの程度攻撃を当てる、受けるとEXバーストを発動できるか”、“自分はどの機体が苦手なのか”といったトレーニングモードとは違うことを学べます。

 慣れないうちは、攻撃を受けたり負けたりすると熱くなってしまいがちですが、ダウン中に攻撃を受けた理由を探してみたり、自分のチームが優勢な時に試合中の自分と僚機の動きを思い出してみたりするとより早く上達できるでしょう。

 特に、初心者にとって大きな壁であり、上達のための試金石でもある格闘機の対処は、実戦でないと身につきません。“どうやって追い詰められたか”、“どうやって撃退するか/したか”といったことをしっかりと考えながら戦ってみましょう。

ライブモニターとモバイルサイトを活用しよう

 ライブモニターでは、機体の使用率・勝率を確認できるだけでなく、オンライン対戦のリプレイを見ることもできます。自分が使っている機体のリプレイを見てプレイの参考にしたり、人気・苦手な機体のリプレイを見て対策を立てたりするのに活用しましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』

 リプレイ時は、さまざまなアングルから観賞できるので、俯瞰視点にして僚機の位置取りに注目してみたり、1機体ごとに絞って武装のリロード速度やブーストゲージの消費具合に着目してみたりすると、普段プレイしている時とはまた違った発見を得られます。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲俯瞰視点では、それぞれのプレイヤーの立ち回りをより明確に確認できます。

 “ガンダムVS.モバイル”では、モニターと同じく機体の使用率を確認できる他、“機体別戦績”で機体ごとの自分のプレイ傾向を、“戦績”からは1試合ごとの詳細な結果を見ることができます。

 “戦績”で確認できる試合の詳細は、被撃墜やEXバーストの発動可能タイミング、EXバーストの使用タイミングなど。特に、発動タイミングが重要となるEバーストとLバーストは、本機能でうまく活用できているかチェックしておくのがオススメです。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
▲ヤクト・ドーガのLバーストの発動タイミングに注目。1度目はすでにユニコーンガンダムがEXバーストを使用可能なので、大局的に見て損をしていますが、2回目はLバーストの発動によりユニコーンガンダムもEXバーストを発動可能になっており、うまく効果が発揮できています。

おまけ:初心者ユーザーにとって本当に必要なものとは?

 今回、初心者向け企画として本作をプレイするうえでのコツを紹介してきましたが、実際のところ、初心者ユーザーにとってもっとも必要なものがあるとしたら、それはテクニックよりも“一緒にプレイする相手”であると思います。

 現在、本作のメインコンテンツがオンライン対戦で、競技性のあるランクマッチの要素を有している以上、満足な結果を残せず心が折れてしまうことはどうしてもあると思います。そんな時に、パートナーでもライバルでもいいので一緒にプレイする人がいると、勝ち負け以外にも目標や楽しみ方が見えてきて、モチベーションを保ちやすくなります。

 周りにプレイヤーがいないという人は、前回の記事で紹介した、“ガンダムVS.リンク”を活用してみてはいかがでしょうか。

 登場機体のカッコよさや対戦の奥深さをここまで説いてきたとはいえ、やはりゲームは娯楽。楽しんでプレイしたいというもの。友だちやライバルと楽しく本作をプレイしていきましょう。

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS
※掲載内容は記事作成時のもので、アップデートなどで変更になる可能性がある。

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