2019年2月26日(火)
編集「お仕事の依頼です。『ニーア オートマタ(以下、オートマタ)』の公式生放送の取材に行って、レポートお願いします!」
ライター「ストーリア観覧の抽選にはずれた私は、家でのんびりニコ生のコメントを楽しみながら参戦しようと頭を切り替え、既に当日用のドリンク類とお菓子・つまみを買い込みました。だから私のことは気にしないでくれたまえ」
編集「後ろ向きかよ!! もっと!! やる気を!! 見せて!! 関係者席からとはいえ、生で見られるんですよ!?」
ライター「出演予定メンバーが豪華すぎて、生で見たらただのファンと化して取り乱すから!! 涼やかに関係者の顔をしていられないから!! ひゃ~ってなるから!! 画面越しでいいです!!」
編集「こじらせライター、扱いづらい!! プロなら素直に行ってきて! そしてレポートを書いて! ストーリアの豪華なごはん付きだから!!」
ライター「ごはん……だと」
そんなわけでごはんに釣られつつ、緊張しながら現場に取材に行かせていただきました、ライターのサガコです。好きすぎるものが近すぎると、うろたえませんか、取り乱しませんか? 私は取り乱します。
特にストーリアでのイベントは、ステージと客席の距離感がギュッと詰まって密な感じがたまらないわけでして、近い。とにかく近い。イメージ的には小さい頃におばあちゃんに連れられて行った、健康ランドの大衆演劇の距離感に近い。客席とステージに大きな段差がないから、より近い気がするってやつです。
【出演者】
プロデューサー:齊藤陽介氏
ディレクター:ヨコオタロウ氏
コンポーザー:岡部啓一氏
ゲームデザイナー:田浦貴久氏
【スペシャルゲスト】
『FFXIV』プロデューサー兼ディレクター:吉田直樹氏
2B役:石川由依氏
9S役:花江夏樹氏
ポッド042役:安元洋貴氏
パスカル役:悠木碧氏
【飛び入りゲスト】
ポッド153役:あきやまかおる氏
『Weight of the World/壊レタ世界ノ歌』歌唱担当:河野万里奈氏
サガコ「うう、関係者席ですら近い……パシフィコ横浜レベルの距離をください……」
編集「声優の方々に対して初対面の取材とかで緊張するってのは理解できるけど、田浦さんにも『オートマタ』で何度かインタビューしてるし、齊藤さんやヨコオさん、岡部さんに至っては『ニーア レプリカント/ゲシュタルト(以下、『レプリカント』)』の頃から、やまほど近距離で取材してきたでしょうが」
サガコ「いや、あの、普通の取材はそこまででもない……そして昔は「好きなゲームのクリエイターさんだ!」って気持ちで緊張してたんだけど、最近は「あっ、メディアでよく見かける人が目の前で喋ってる」「世界の〇〇が、私の前に」というのに気がつくと、別の緊張が発動するんだよ……あのおじさんたちは、私にとっては名作を作ったり、名曲作ったりして泣かせに来るアイドルみたいなものなので。そういう意味ではもうすっかりトップアイドルなので、今やとても ま ぶ し い」
編集「わかるような、わからんような……たしかに皆さん『オートマタ』の大ヒットで露出がものすごく増えて、すっかり世界のゲームファンに認知されてるクリエイターだからなあ」
サガコ「にもかかわらず、ヨコオさんもよーすぴ先輩もベーオカさんも、昔と変わらずフランクに話してくださるわけでして」
編集「なるほど、変わらない、昔ながらの距離感で逆に緊張するってことか」
サガコ「立場でどうのこうのと偏見があるわけじゃなくて、単純に「取締役」とか「350万本を売り上げたゲームのディレクター」とか「パシフィコ横浜が完売したコンサートのコンポーザー」とかって言われたら、やっぱりキュッと引き締まっちゃう部分はあるのですよ。周りにいるスタッフさんや関係者さんの数も、昔とは比べ物にならないし」
編集「たしかになあ、取材に行ったらメディアは電撃の僕たちだけっていうようなことが昔はあったりしたもんなあ。350万本って改めてスゴいし、発売から2年で、完全版的な立ち位置となるGOTY版が発売されるなんてことも、ビッグタイトルだからこそ実現できる偉業だよな」
サガコ「もはや『ニーア』関連は、なんでもポンと開催されたり発売されたりして次々に軽々と成功してるイメージ。だけど舞台といい、オーケストラコンサートといい、その上映会(新宿と日比谷の映画館で開催。チケットは完売)といい、この生放送といい、よくよく考えたらそんなにカンタンなことじゃないんだよね」
編集「そうだな。齊藤さんが「やりまーす!」ってやっちゃうこういった生放送はともかく、なんでもかんでもやりたいからやりましょ~、ってわけにはいかないものだろうからな。オケコンなんてその最たるもので、当たり前だけど規模も大きくて、人手も手間もかかってたしねえ」
サガコ「『オートマタ』はゲームそのものがおもしろくて魅力的だった、というのはもちろんだけど、この2年間ずっとファンの人たちの応援と愛情がすごくて、いろんな側面からコンテンツを支えてるんだと思う。こういうイベントのたびに、客席にいてひしひしと感じるんだ。」
サガコ「そして規模は違っていても『レプリカント』の時代からこの感覚はしっかりと感じていて、その純度みたいなものは変わらないんじゃないかな、と思う。だから、現場にいるからには全力で吸収せねばならないというか、どうしても必死になっちゃう。まだ『オートマタ』の速度感に慣れ親しめてないこの感じ、わかってもらえるだろうか……」
編集「『レプリカント』の民の、息が詰まるような必死さがまだ抜けないというんだな(笑)。で、毎回のイベントごとに緊張したり、感情が荒ぶりすぎてロクにメモもとれないダメっぷりを発揮すると」
サガコ「六本木のコンサートイベント以来、全部聞き漏らさずに味わわなければ~ってなっちゃうんだよなあ。だけど、今日はさすがに大丈夫。歌が流れたり、芝居や朗読があるわけじゃないから泣かない。だからちゃんとメモがとれる……楽しめる、はずです」
それでもいよいよ放送が始まるよ! という段階になって、齊藤さんや岡部さん、田浦さんがステージに現れるとジワジワ勝手に緊張してまいります。(ヨコオさんの本体であるヘッド部分は、放送の数十分前からステージ上でスタンバっていました)
大丈夫! ごはんも食べた! メモはとれる!
▲緊張してたので全部ペロリと食べました……。ごちそうさまでした。 |
台本にないやりとりと乾杯からスタートした、楽しい宴。和やかな雰囲気のなか、さまざまな新情報が次々と発表されていきます。
まずは新しい『オートマタ』のLINEスタンプ配信の情報から!! アダムとイヴの狂気がほとばしっていた前回のスタンプとは雰囲気が一転して、吉田明彦さん描き下ろしのめちゃくちゃかわいい2Bちゃんスタンプに、会場からも歓声があがります! その場で買った!! sugu ni [K]atta!!
▲ちっこいかわいい。 |
続いて、いよいよ発売となった『ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション』、通称GOTY版のさまざまな特典を田浦さんからご紹介。DLCやアバターセット、ポッドスキンなど各種特典がついて、4800円+税という、お得感がアストラルチェイン!!
これはもう未プレイの人にオススメする大チャンスです。既にプレイした人も、コレクションとしてもうひとつ買う大チャンスですね。だってパッケージイラストも新しいバージョンですから! 新しく買えるものが次々に出てくる、遠慮なくお布施ができるアイテムがある……なんてうらやましくて幸せなんだ、『オートマタ』ってやつは!!
ちなみに、会場にはまだ『オートマタ』をプレイしたことのない人がおひとりいらっしゃいました。ここから新しくフルに『オートマタ』体験ができるなんてうらやましすぎますよ。ぜひGOTY版を手に入れて、心乱れながらプレイしてみてくださいね!
続いては『シノアリス』で展開される『レプリカント』コラボについての情報が公開されました。この日はまだコラボの配信直前だったのですが、なんらかの理由でAppleの審査に時間を要していて「予定通りに配信できるかどうか」という瀬戸際のタイミングでもありました(結果的には無事に予定通りの配信となりました)。そのあたりの不安定さもいかにも『レプリカント』らしい……さすがです。
また今回のシナリオはヨコオさんの監修の元、以前に実施された『ニーア』関連作品のシナリオスタッフ募集で採用されたシナリオライターズのデビュー的な仕事でもあるとの発表がありました。
怪しい仮面をつけた5名のスタッフ“サディスティックヨコオボーイズ”こと“齊藤喜ばせボーイズ”ことSYBの面々がステージで紹介され、会場からは拍手が。既にそれぞれ、いろいろな仕事が割り振られているそうで、今回は岩永幸紀さんが『シノアリス』コラボのシナリオをメインで担当したそうです。
▲たくさんの応募の中から選ばれしSYBの面々。 |
ニーアやエミールらの参戦はもちろんのこと、特別シナリオ“落丁シタ夢”は新規書き下ろしということで、内容にも注目が集まりますが、ヨコオさんからはこんなコメントが。
ヨコオ「今回の『レプリカント』コラボシナリオは、いよいよ叩かれる気がしています」
齊藤「えっ、今まで叩かれてる認識がなかったの!?」
漫才か。
ロッカーに入れられ慣れているヨコオさんが「いよいよ叩かれる」と発言してしまう『レプリカント』コラボのシナリオ……果たしてどのくらいひどくて、どのくらいプレイヤーがツライ想いを体感することになるのか、気になる人はぜひプレイしてみることをオススメいたします。
あとは運次第のガチャがね、懐がどんどん寒くなる新しい悲しみを呼ぶこともございますので……ひたすら叩け、つぶせ、頭、とれろ! と祈りながらがんばりましょう。
ヨコオ「暴利を貪ります!! お金使ってください!!」
……そこまでダイレクトに言われると「はい」としか言えない。みんなして、貪られましょう。
そして、待ってました……個人的に超絶に待ってました! 岡部さんから語られたのは2月27日発売となるBlu-ray『NieR:Orchestra Concert 12018』の詳細情報です!!
Blu-rayの映像から『終ワリノ音』をご紹介。ヨコオさんは「帆足さんの曲です!!」と、相変わらずどこまでも岡部さんにヘビーアタックを仕掛けていくスタイル。
▲工場の生産体制を、エミエヴァンスさんの歌声とともに。なにこれ。 |
2018年の秋に、ファンの皆さんを膝から崩れ落ちるほどの感動の渦に叩き込んだパシフィコ横浜でのオーケストラコンサートが、いよいよBlu-rayで発売されます。こちらは生中継用に収録した映像をただ繋げて収録しただけではない、というのがなによりの注目ポイント。
ホールで披露されたスクリーンの映像やテキストとオーケストラの演奏を、映像作品として味わうのに適するように手間ひまかけて細かな編集を施したという熱の入れようです。スクリーン映像だけを見たりもできるので、BGVとして利用したり、さまざまな楽しみ方ができるようになっています。かゆいところに手が届いてるんですね。
ひと足先にサンプル版を拝見する機会があったのですが、まあこれがこだわりすぎというくらいの繊細な編集が施されていて驚きました。
現地のホールで見たのとも、生中継で見たのともまた違う……また別の完成形、という印象です。ゲームのオーケストラコンサートと演出を映像で楽しむ、という点において、100点以上の仕上がりだと断言できます。
ある種、現場のホールで見た以上の没入感すら得られるかもしれません。「こんなに丁寧にやっていただいてありがとうございます!!」とお礼を言いたい。きっと『ニーア』シリーズファンなら必携の1枚と語り継がれることでしょう。それぐらいオススメいたします。聴いて、見て、泣けばいい!!
また買うのならば、絶対に早めがオススメ! なぜなら早期購入特典として“NieR:Orchestra Concert 12018 台本”がついてくるからです(公式サイトにて対象店舗一覧を確認ください)。
コンサートでの朗読『エミールの言葉』『2Bの言葉』の台本はもちろん、スクリーンに投影された言葉たちも余すことなく掲載! しかも!! この台本だけでしか読めない、2ページの書き下ろしがあるんです! サービスが過剰!! ズルい!! 買わざるを得ない!! 読んで、泣くがいい!!
ここで満を持して『FFXIV』プロデューサー兼ディレクターである吉田直樹さんが登場です。
2019年7月2日発売予定の新拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ』で実装される、新たなアライアンスレイド“YoRHa:Dark Apocalypse”について語ってくださいました。
パリで行われたファンフェスで発表された際、かなりの反響があったという今回のアライアンスレイド。
吉田「2年がかりでやっていくシナリオです」
齊藤「ぜひ遊んでもらいたい。今からはじめても大丈夫なのかってことが、不安な方もいると思うんだけど」
吉田「初心者の方はレベリングがスムーズにできるようになってるので、問題なく追いつけますよ」
齊藤「自分でやってみてるけど、サクサクやれてます」
吉田「MMO初心者で不安だなって方でも、大丈夫ですよ。光の戦士たち(略称「ヒカセン」。『FF14』のプレイヤーを指す総称のように使われている)は初心者にとっても親切。いろいろとサポートしてくれるはずです」
齊藤「『FFXIV』はスゴいよね。麻雀いれて、さらに『ニーア』までぶっ込もうと。内部崩壊するんじゃないか(笑)」
なんとも壮大なコラボレーションですが、『FFXIV』ユーザーは来たるべきアライアンスレイドの実装に先立ってGOTY版を購入してプレイし、『オートマタ』ユーザーは『FFXIV』へと参戦するという、相互作用にも期待できそうです。
ヨコオ「『オートマタ』を知らなくても楽しめる内容にします。『オートマタ』をプレイしていれば「なるほどね」となってもらえるはず」
齊藤「『FFXIV』ユーザーが遊んでくれたら、『オートマタ』は次の大台が見えてくるかもしれない」
ヨコオ「steamで99%オフとかやって、買えー!!ってやったらいい」
ちなみにヨコオさんは『FFXIV』は、まだ未プレイとのこと。
ヨコオ「僕、『ドラクエ10』やってスクエニの仕事を遅らせてから、以降MMO絶ちしてるんです」
齊藤「俺がタンクやってるから、ヨコオさん、白魔道士やってよ」
ヨコオ「光のおじさん……」
吉田「レベル60までは、オトナの力で課金すればラクにいけますから」
齊藤「シノアリスみたいに暴利を貪るわけじゃないから」
ヨコオ「シノアリスは、暴利を、貪っています(断言)」
かつて光の戦士だったという田浦さんは?
田浦「ゲーム内で友達ができなくて、辞めちゃったんですよね……これを機に復帰しようかと」
そして、岡部さんが巻き込まれるお約束の事態に。
吉田「岡部さんにはぜひ曲をつくっていただきたいんですよ」
岡部「『FF』シリーズは聖域すぎて……祖堅さん(祖堅正慶さん。『FFXIV』サウンドディレクター)に怒られないかな」
ヨコオ「祖堅さん、報酬がからあげくんで曲書いてたそうですよ」
岡部「ええっ!?」
果たして岡部さんの報酬はどうなるのか……定かではないものの「がんばっていい曲を書きたいと思います!」という言葉に、会場からは大きな期待の拍手が送られました。
吉田さんからは、最後に『FFXIV』についての告知が。まだ未プレイの方に朗報なのは、ひとまず「レベル35まで無料で遊べる。ずっと麻雀してたりすることもできるよ」ということ。
最終的にアライアンスレイド“YoRHa:Dark Apocalypse”をプレイしようとすると、もちろんその後のレベル上げなどが必要となりますが、ひとまずは無料プレイで「オンラインのMMORPGってどんなものなのかな?」というのを体験するのはアリだと思います。
そしてこれからもアライアンスレイド“YoRHa:Dark Apocalypse”についての情報は、順次発表予定とのこと。
吉田「できるだけヨコオさんの提案をかなえようと、いろいろと考えています。ご期待下さい!」
3月23日・24日に千葉・幕張メッセで開催される“FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO”でも、『漆黒のヴィランズ』についての新要素などが発表されるそうなので、気になる人は要チェックですね!
そして、もうだいぶ情報が飽和してきたところでやってきました、すごいのが。
齊藤「ヨコオタロウVtuber化計画~!」
▲このヘッドで歌ったり、実況したりするのか……。(今とあまり変わらない説) |
齊藤さんがプロデュースしているアイドルグループ・GEMS COMPANY(通称ジェムカン)のなかに、ヨコオタロウを放り込むんだそうです。どんな化学反応起こすのか、楽しみだと斉藤さん。
ヨコオ「家で練習してますから。『アストラルチェイン』の実況を」
……田浦さんが冷や汗をかいているのを想像しながら楽しむ実況が予想されますね。
そんな田浦さんからは、『オートマタ』関連の新たなファッションアイテムの情報がお知らせされました。残念ながら受注が終了したものも多かったのですが、パーカーやジョガーパンツの新色、ブーツなど春に向けて普段遣いできそうなアイテムが目白押しです。ちなみに9Sチョーカーを愛用している田浦さんに対しては、
ヨコオ「性の匂いがします」
とのコメントが寄せられました。わかる。
最初は鳥貴族で実施予定だったという、今回の生放送。蓋を開けてみれば、どえらい豪華キャストな後半戦へと突入します。
ここからは『オートマタ』が今日に至るまで、どのような経緯を辿って発売に至り、イベントなどが催されてきたのかを振り返りながらのトークとなりました。
『ニーア』シリーズの続編開発がはじめて発表され、最初のPVが公開。まだほぼアートしかなく、タイトルも未定の状態だった。
Paris Games Weekでタイトル公開、プレイ映像初公開。ゲームの新規情報が少なかったためか、齊藤さんとヨコオさんが大阪のプラチナゲームズを訪ねていくという旅情あふれるドラマ形式のムービーが公開され、アルティメットセクシービースト田浦ことUSB田浦が爆誕する。
六本木にて“NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノシロ 再生ノクロ”が開催。石川さんが2B役として初登場。チケットは即完売の人気ぶり。田浦さんによる実機プレイにも拍手喝采が。
安元「これで味を占めて、表舞台に出るようになったと」
ここで、Q&Aコーナーへ。キャストの皆さんが演じるうえで意識したことなど、細かなニュアンスのお話がとてもおもしろかったので、このくだりはぜひ! アーカイブの動画でご堪能ください。
発売日や限定版のブラックボックスについてなどが発表された。ステージにてマネキンが倒れ、ヨコオさんのマスク初号機が破損。しばらくは修理して使用していたが、その後、現在使用としている弐号機にモデルチェンジ。
体験版が配信開始。アクション性が話題となり、大人気に。また、花江さんのベリハクリアも話題になった。そしてそれ以上に、2Bのお尻のセクシーさに人気が集まった。
“NieR:Automata meets amazarashi”発表。「命にふさわしい」のPV公開。ドールが次々と廃棄される映像がかなり衝撃的だったこともあり、話題をさらった。
ヨコオ「あまりにもライブが素晴らしくて、このままだと『ニーア』のほうが負ける。ちょっとイキって頑張らないと負ける! と思って、絵本つきの企画を出した」
『ニーア オートマタ』発売日。プラチナゲームズから発売記念の生放送。だがこの当日、田浦さんをはじめとする開発スタッフはバグ修正のことで頭がいっぱいで、かなり笑顔が硬く、張り付いていた。
売上が100万本を突破。記念生放送も実施。ゲストの松田社長にアジを食べさせようとしたが、未遂に終わり、代わりに田浦さんがaji wo [K]utta。
“NieR Music Concert 人形達ノ記憶”開催。朗読劇のメンバーやシナリオが公演ごとに異なったため、ファンが慌てた。しかもゲーム本編では語られなかった前後のエピソードや、新キャラも登場するなどしたため、更にファンが慌てた。また急遽最終日に花江さんが来られることになり、台本が変更になって、ハッピーエンドになったというエピソードも衝撃的。
ヨコオ「ゲームをプレイした方には、ぜひ見ていただきたい」
ネタバレディナートークショウ開催。狂犬たちによる、濃すぎるネタバレトークが展開される。
ポッド153役のあきやまかおるさんと、音楽劇で歌唱担当の河野万里奈さんもステージに飛び入り参加。
全員がそれぞれに舞台ヨルハの良さを熱く語る。音楽劇ヨルハで主演した石川さんは、1回のステージを終えるたびフラフラになるほど体力を消耗しながら演じていたとのこと。素晴らしい膝や、素晴らしい太ももの再現性にも賞賛が集まりましたが、やはり演技、演出、音楽……「何度見ても泣いてしまう」と舞台そのものを全員が高く評価。
Blu-rayが売り切れてしまったため、現在はストリーミング配信を計画中とのこと。これでいろんな人が、あのすばらしい舞台を見られるようになりますね。
豪華ゲストを迎えて『オートマタ』をリレー形式でクリアまで生放送。延べ349万人が視聴した。
パシフィコ横浜でのオーケストラコンサート、5000人収容のホールでの2回公演にもかかわらず、チケットは瞬く間に完売。誰もが泣いたというコンサートについて、岡部さんいわく「『ニーア』の曲は悲しいというより切ない……ちょっと希望のある感じで作っている。悲しい、楽しいだけじゃない、それらの中間にある、人間らしい感情を表現している」とのこと。
齊藤「『ニーア』で5000人のホールが満員になるんですよ。人生、もういいやと思ったでしょ」
岡部「思いました、思いました」
内容の素晴らしさと同時に語り継がれる伝説となったのは、岡部さんの大遅刻! 前日に気持ちが高ぶりすぎて眠れなくなった結果、いつの間にか寝入ってしまって……本人も「びっくりした」と苦笑い。
ちなみにサブタイトル“12018”の意味について、ヨコオさんから説明がありました。
ヨコオ「2Bとエミールがいつしゃべっているのか、という時代を示している。つまり12018年。2Bは“人形達ノ記憶”の朗読劇で9Sを救出した後のことを話していて、エミールのほうも思い出し語りになっている。12018年は“人形達ノ記憶”の朗読劇より、さらに後の世界。エミールは、コピーされて壊れていくエミールのひとりが語っています」
▲とりあえず今は、GOTY版をよろしくね!!!! なUSB田浦氏。 |
そして今後の展開のひとつ、舞台ヨルハの最新情報も公開されました。“舞台ヨルハ ver1.3a”は今年7月に東京と大阪で上演予定。演者はなんと、全員男性!! 「脚本はまだ1行も書いてない」ということですが、ベースとなるのは真珠湾降下作戦。けれども、かなりシナリオは変わってくるとのこと。
「音楽劇ではなく、パワー感のある舞台になる」とのことで、こちらも目が離せません。また『ドラッグ オン ドラグーン3』に登場したキャラクター「アコールが登場する」とも明言されました。それだけでイヤな予感がひしひしと……楽しみですね。そしていつか実現してほしい、「中年ヨルハ」に「オネエヨルハ」……。
▲地味に数字が気になるヨ。 |
舞台といえばヨコオさんが原作を手掛けた舞台 『君死ニタマフ事ナカレ 零_改』のBlu-rayも発売決定。少年ヨルハや音楽劇ヨルハに出演したメンバーが多数集結したこちらの舞台も、狂気にまみれて見応え満点です。予約が開始されているので、お見逃しなく!
なにかと情報が詰まりすぎていた今回の生放送も、ようやくエンディングへ。既に齊藤さんの心は、次の展開へと向かっているようです。
齊藤「なんかやりたいですね。コンサートとか」
ヨコオ「ホントに来年、やるんですか?」
齊藤「やる!」
ヨコオ「それって、俺がタイヘンになるだけじゃ……」
齊藤「そのあたりは配慮して、ヨコオさんには脚本に注力してもらえるような企画ができればと。たとえば僕や岡部さんで、というようなこともあるかもしれない」
岡部「箸休め的な企画がやれたらいいですね」
今後の『ニーア』関連の盛り上がりに期待しつつ、今回のレポートを締めくくりたいと思います。
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