2019年2月26日(火)

ADV『ナイト・イン・ザ・ウッズ』日本語版がPS4/Switchで2019年春配信。“ローカライズ”のこだわりを紹介

文:電撃オンライン

 アクティブゲーミングメディアが運営する“PLAYISM”は、『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』の日本語版をPS4/Nintendo Switchで2019年春に配信します。価格は1,980円(税込)です。

 なお、PC(Steam)版はFinjiより同時期販売予定、Xbox One版は発売時期未定です。

『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』

 『ナイト・イン・ザ・ウッズ』は、2017年2月にPS4/PCで発売された、北米のInfinite Fallが開発し、数々の名作を扱ってきたFinjiがグローバル販売を行うアドベンチャーゲームです。

 従来のゲームが描いてこなかった、リアルな人間の感情、独創的な物語、特徴のあるセリフ回しで独自の世界観をつくり上げた本作。“Independent Games Festival 2018”でグランプリに輝くなど、世界各国の数々の賞を受賞し、インディーアドベンチャーゲームの名作として世界中で名高い作品となっています。

ストーリー

 とある田舎町のポッサム・スプリング。大学を中退し帰ってきた主人公のメイは、日々、地元の友人とバンドしたり、いたずらしたり、パーティーに参加したりと楽しくも刹那的に過ごしています。

 でも、彼女を含め、取り巻く人たち・環境は昔と変わらず、というわけにはいきません。メイも友人もさまざまな問題を抱えて生きています。

 メイは人々との交流を通じて、それぞれの問題と向き合います。その中で、ポッサム・スプリングで発生している失踪事件に巻き込まれ、さらなる大きな問題と対峙することになります。

文章だけではなく世界そのものを翻訳する意味

 『ナイト・イン・ザ・ウッズ』のおもしろさは、スラングを含む生きた言葉、セリフや話し言葉、手書き文字のデザインなど徹底的に細部までこだわり抜かれた世界観にあります。

 数々の海外タイトルのローカライズを行ってきたPLAYISMでは、今までの実績と経験から、難易度の高い本作を、文章だけではなく、世界観そのものを日本語化することを試みました。

 今回は開発中画面から、成果の一部が公開されています。なお、次回更新ではPVやキャラクター紹介が公開予定です。

会話シーン

 日本語で作られたゲームであるかのような翻訳を目指し、スラングのニュアンスを損なうことなく、世界観そのままの会話を実現できるよう丁寧に翻訳されています。

『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』

メイの日記

 イベント内容、キャラクター紹介などが記録されるメイの日記。落書きを描いたメイの感情をできるだけ忠実に表現するため、こだわった翻訳が手書きで再現されています。

『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』

掲示板

 街中で見られる掲示物もポッサム・スプリングの雰囲気をつかむフレーバーテキストと考え、張り紙もデザイン性を変えることなくローカライズされています。

『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』

新聞

 ポッサム・スプリングの歴史・背景を補完可能な新聞も翻訳されています。

『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』

データ

▼『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
■メーカー:PLAYISM
■対応機種:PS4
■ジャンル:ADV
■配信日:2019年春
■価格:1,980円(税込)
▼『Night in the Woods(ナイト・イン・ザ・ウッズ)』
■メーカー:PLAYISM
■対応機種:Switch
■ジャンル:ADV
■配信日:2019年春
■価格:1,980円(税込)

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