セガゲームスは、米・サンフランシスコで3月20日に行われた“Game Developers Choice Awards 2019”において、同社の小玉理恵子さんがパイオニア賞を受賞したことを発表しました。

　“Game Developers Choice Awards”は、ゲーム業界のクリエイターによって構成される団体“International Choice Awards Network（ICAN）”の選考により、発表されたゲームを、創造性、芸術性、技術的な観点から評価し、功績をあげた開発者やゲームに対して年次で表彰するアワードです。2001年に1回目の表彰が行われ、今回が19回目となります。

　今回受賞したパイオニア賞は、革新的な技術やゲームコンセプト、ゲームデザインを行うことでゲーム業界の発展に貢献し、先駆的な役割を果たしたゲーム開発者個人を対象に贈られる特別賞です。なお、日本人ゲーム開発者では史上3人目、女性としては史上初の受賞となります。

　この度の受賞は、小玉さんが女性ゲーム開発者の先駆者であるとともに、ゲーム開発者としての長年にわたる功績が評価されたものです。

　小玉さんは、今まで『ファンタシースター』シリーズ、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『エターナルアルカディア』などセガを代表する数多くのタイトルに携わってきた他、過去のタイトルを現代によみがえらせる“SEGA AGES（セガエイジス）”シリーズのリードプロデューサーを務めています。

小玉さんからのコメント

　この度はパイオニア賞という栄誉ある賞に選んでいただき、ありがとうございます。思いがけず長年の活動について、ICANの皆様にこのような形で評価していただいたことを大変うれしく思っています。

　また、一緒にゲーム制作でかかわっていただいた皆様、そして、これまでゲームを愛してくださった皆様がいらっしゃったからこその受賞だと思っています。この場をお借りして皆様に御礼申し上げます。

　現在はセガの名作タイトルを現代によみがえらせる“SEGA AGES”シリーズのプロジェクトに携わっていますが、今後も世界中の皆様に楽しんでいただけるようゲーム作りに取り組んでいきたいと思います。

(C)SEGA

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