2019年3月31日(日)

『夢現Re:Master』インタビュー。吉岡麻耶さん、井澤詩織さん、亜咲花さんが“女の子同士の恋愛”を語る

文:電撃オンライン

 工画堂スタジオが6月13日に発売予定のPS4(ダウンロード専売)/PS Vita/Nintendo Switch(ダウンロード専売)/PC/Steam用ソフトADV『夢現Re:Master(略称:ゆりマスター)』。本作のキャストおよび主題歌アーティストのインタビューをお届けします。

『夢現Re:Master』

 『夢現Re:Master』は、同社のしまりすさんちーむによるゲーム制作会社を描いたアドベンチャーゲーム。帝都東京の都心からほど近い街“虹園寺(こうえんじ)”にある小さなゲーム開発会社“ユリイカソフト”を舞台に、ゲーム制作者や声優たちの努力と葛藤が描かれます。

 2018年9月23日、千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2018において、本作のステージイベントが開催されました。イベントには、本作のディレクターを務めるみやざーさん、大鳥あい役の吉岡麻耶さん、太刀花なな役の井澤詩織さん、主題歌を歌う亜咲花さんが登壇。トークやライブを行いました。

『夢現Re:Master』

 このステージ終了後に、みやざーさん、吉岡さん、井澤さん、亜咲花さんの4名にインタビューを敢行。『夢現Re:Master』についていろいろとお話を伺いましたので、ぜひチェックしてください。なお、インタビュー中は敬称略。

ステージで感じたユーザーの熱気

――まずはステージの感想をお願いします。

『夢現Re:Master』

井澤:ここ最近ずっと雨が続いていたのでお天気が心配だったんですけど、今日はすごくよいお天気でよかったです。朝からたくさんのお客さんに集まっていただいて、ステージ出た瞬間、とてもビックリしました。たくさんの方にステージを見ていただけて、うれしかったです。

吉岡:私もすごい熱気でとても楽しかったです! プレゼント抽選会で、私の引いた番号が少年に当たったので、これからが楽しみですね(笑)。ぜひ本作をプレイしてほしいなと!

『夢現Re:Master』

亜咲花:私は主題歌を歌わせていただいたんですけど、事前に「初披露するよ」とお伝えしていたので、観客の皆さんを見て、すごく楽しみに待っていてくださったんだなと感じました。

 なにより私はゲームが大好き。ゲームショウはゲームが大好きな方が集まるイベントなので、まるでホームに帰ってきたような安心感があって、とても気持ちよく歌うことができました。

――本作と、ご自身が演じられるキャラクターの第一印象を教えてください。

井澤:最初に説明していただいた世界観が、男の子が登場しない女の子同士で恋愛するのが普通というもので、そこが“百合(ゆり)作品”では珍しいなと思いました。わりと女の子同士で恋愛する葛藤を描く作品が多いなか、本作では気軽に恋愛ができそうな感じがとてもおもしろそうだなと。

 あと、ゲーム会社でのお仕事というのがどういう感じなのか私たちも実際にわからないので、そういうところが見られるのも楽しみですね。

『夢現Re:Master』

吉岡:大鳥あいちゃんのキャラデザを初めて見た時に、ピンクのトップスに下がグリーンだったんですけど、私ピンクも緑も大好きなんですよ。部屋もピンクのカーテンに、緑の家具というデザインにしているので、一緒の趣味だなってすごく共感しました。第一印象からすごく共感したので、このゲームへの期待が高まりました。

『夢現Re:Master』

井澤:太刀花ななちゃんは、属性がもりもりだなと! 事務をやって、声優をやって、さらにメイドという、おいしいキャラですよね。他にも凝った設定があるので、楽しみですね。

――演じられるキャラクターとご自分で似ていると感じた部分はありましたか?

吉岡:先ほどお話しした服の趣味以外では、ロングヘアが好きなところですかね。

井澤:最初から売れっ子声優じゃなくて、下積みをしているというところでしょうか(笑)。

――収録はこれからとのことですが、演じられるキャラクターにもしご自身で設定を付けられるとしたら、どのような設定がいいですか?

『夢現Re:Master』

吉岡:私は“食べること”が好きなんですけど、あいちゃんにも「これが好き!」って、これだと目が輝くみたいなものがあるといいなって思います。結構ほんわりしている娘なので、あいちゃんのギアが入るシーンを見てみたいですね。

――なるほど、ちなみに吉岡さんの好きな食べ物というのは?

吉岡:桃です! 桃とシャインマスカットですね。果物が好きなんですよ。あとはレンコンですね。

――井澤さんはななちゃんにどのような設定を付けたいですか?

『夢現Re:Master』

井澤:ななちゃんは声優さんなので、憧れの先輩に会うシーンがほしいですね。

吉岡:あー、確かに!

ゲーム制作の現場を体験できるソフトを楽しみにしてほしい

――亜咲花さんに伺います。本作の第一印象はいかがでしたか?

『夢現Re:Master』

亜咲花:最初にイラストを見させていただいて、その時は「かわいいな」という感想でした。ただ、私自身が百合作品の主題歌を歌うのが初めて。普段はクールな曲を歌うことが多いので、「女の子が女の子を好きになるってどういう気持ちなんだろう」と考えていました。

――主題歌『Place of promise』を初めて聞かれた時の印象は?

亜咲花:耳触りが柔らかいと言いますが、春にピッタリな曲ですよね。歌詞は恋愛ソングになっているので、いろいろなとらえ方ができるように歌いたいなって思っています。

――歌う際、気をつけたこと、苦労したことはありましたか?

『夢現Re:Master』

亜咲花:歌詞の中に“あい”と“こころ”という単語が散りばめられているんですけど、実は登場キャラクターの名前なんですね。キャラの名前が入っていることによって、作品のファンの皆さんが楽曲を聴いていただくときにより楽しんでいただけるのではないかと思っています。

 ですから、歌う際は“あい”と“こころ”に思いを込めて、意識して歌いました。レコーディングはこれからですが、すごく楽しみです!

――それでは最後に、ディレクターのみやざーさんから『ゆりマスター』のアピールポイントをお願いします!

『夢現Re:Master』 『夢現Re:Master』

みやざー:『ゆりマスター』は、『白衣性恋愛症候群』、『白衣性愛情依存症』に続く、しまりすさんちーむの3作目にあたります。今作では、皆さんが見たことがないであろうゲーム制作の現場を体験できる形になっています。ゲームで、ゲームの制作現場を体験できる作品というのはなかなかなかったと思いますので、ぜひかわいいキャラクターや主題歌、そして声優さんの演技などを楽しんでいただければと思います。

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