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2019年4月1日(月)

“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI”『グランツーリスモSPORT』の茨城県特別代表が決定!

文:電撃オンライン

 3月31日に茨城で、“『グランツーリスモSPORT』茨城県特別選考予選大会”が開催されました。

『グランツーリスモSPORT』

 本予選大会は、第74回国民体育大会“いきいき茨城ゆめ国体”で実施される文化プログラム“全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI”の茨城県特別代表を選出する大会です。

 “国民体育大会(国体)”は、1946年以来、毎年都道府県持ち回りで開催されている日本最大の体育・スポーツの祭典。『グランツーリスモSPORT』の茨城県特別選考予選では、少年の部、一般の部よりそれぞれ抽選で48名(計96名)が選出。3月31日の予選会当日は、少年の部、一般の部よりそれぞれ先着12名エントリーされ、合計120名で予選会が実施されました。

 大会日程は以下の通りです。なお、詳細は公式サイトで確認できます。

【大会日程】
47都道府県予選エントリー期間:3月1日~4月21日
茨城県 特別先行予選大会 事前エントリー期間:3月1日~17日
47都道府県オンライン予選期間:4月1日~21日
茨城県 特別先行予選大会(オフライン予選)開催日:3月31日(本大会)
都道府県代表決定戦(オフライン予選)期間:5月11日~8月12日予定
国民体育大会 本大会:10月5日~6日

『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
▲会場には、専用のコントローラで遊べる試遊台が設置されていました。
『グランツーリスモSPORT』
▲“全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI”のロゴが入ったフォトスポットも。
『グランツーリスモSPORT』
▲ポストカードにタイムを記せる記入エリアでは、記念のスタンプを押印できました。

歓声や拍手が起こるスポーツらしい大会に

 多くの観客が見守る中、6歳以上~18歳未満が参加できる少年の部、18歳以上が参加できる一般の部で、つぎつぎとレースが繰り広げられます。

『グランツーリスモSPORT』

 実況としてSUPER GTの実況で知られる中島秀之さん、解説には開発に参加しているのYAMさんが参加。車種の解説やレースの見どころなどを説明していたため、モータースポーツに詳しくない人も、本レースの盛り上がりを実感できていた様子でした。

『グランツーリスモSPORT』
▲画像左から中島秀之さん、YAMさん。

 勝負を仕掛けるポイントでは、観客から歓声や拍手が。国体のさまざまなスポーツではそういった場面を見ますが、eスポーツも競技であることを改めて感じさせられました。

 “富士スピードウェイ”で行われる激しい戦いに、実況・解説・観客は大盛り上がり。実況の中島さんは、「普段見ているレースと変わらないハイレベルなレースでした」と語っていました。参加者の中には、専用のコントローラーではなく、通常のDUALSHOCK4を使用して参加している人も。他にも靴を脱ぐ、グローブを装着するなどさまざまなスタイルでのプレイが見らました。

『グランツーリスモSPORT』

 少年の部では、18歳未満という年齢制限があり、参加者の後ろには保護者の姿も見られました。さまざまな年齢のユーザーがゲームと向き合う様子を確認できました。

『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』

 しかし、一般の部で機材のトラブルが発生。専用コントローラの問題でうまく走行できない選手が出てしまいました。本大会では、機材トラブルへの対策として、レース本番前にプレイヤーがテスト走行をするのですが、レーススタートを過ぎての機材の交換は認められず、レースの中止も既定の人数が機材の不調を申告しない限り行われません。

 実際のモータースポーツでもマシンのトラブルはつきものですが、皮肉にもそれをなぞってしまう結果に。eスポーツ界隈は発展途上であるため、今後はこういったトラブルへの対策がより整備されていくことでしょう。

『グランツーリスモSPORT』

少年の部では11歳の選手が入賞。一般の部には他の大会で活躍する選手も

 少年の部では、箕輪卓也選手(17歳)が1位、小林陽樹選手(11歳)が2位となり、一般の部では綱島優太(22歳)選手が1位、植木俊輔選手(20歳)が2位となりました。

 箕輪選手はレーシングカート経験者ということもあり、一般の部も含めて本大会最速タイムをたたき出して文句なしの1位を獲得。小林選手はわずか11歳で2位を獲得。年齢や体格によらずに結果を出せるところは、eスポーツならではの特徴と言えるでしょう。

『グランツーリスモSPORT』

 綱島選手は、『グランツーリスモSPORT』の大会“グランツーリスモワールドツアー 2019 パリ”のマニュファクチャラーシリーズにおいて、BMWのスポンサードのもと走行しており、もっともプロに近い参加者でした。レースでは2位に抜かれないように1位をキープ、植木選手は、1位との距離を詰めて終始攻める姿勢を見せ、1位には届かずとも、2位という結果になりました。

 以上の4名が、国民体育大会本大会で『グランツーリスモSPORT』茨城県特別代表として歩を進めます。

『グランツーリスモSPORT』

受賞者インタビュー

『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』

――レース中はどのようなことを考えて走行していましたか?

箕輪選手:とにかくミスをしないことを大前提に走っていました。

小林選手:コースアウトやペナルティを起こさないために、油断しないようにしていました。

綱島選手:レース中は、ショートカットの際のコースアウトなど、初歩的なミスはしないようにしていました。植木選手とは終始バトルを繰り広げていたので、抜かれないように意識していました。

植木選手:とにかくミスをしないことです。「1位を抜きたい」という気持ちもありましたが、平常心を保つようにしていました。

――今後の目標を教えてください。

箕輪選手:最終的には、お父さんと一緒に車の仕事(整備関係)をできたらいいなと思っています。

小林選手:今回実況として参加された中島秀之さんのようなカーレースの実況をやりたいです。

綱島選手:最近eスポーツが盛り上がりを見せていますね。去年から『グランツーリスモSPORT』の大会も開催されていて、現場に行って参加させていただきました。いずれは、『グランツーリスモ』からリアルレーサーという道もありますが、ひとまずは『グランツーリスモ』で功績をあげていきたいです。

植木選手:綱島選手のように、オフラインの大会に早く自分も参加してみたいです。

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