2019年4月15日(月)
絵本をゲーム化したADV『Rain City』の雰囲気がいい。最新PVを電撃オンラインで先行公開【TOKYO SANDBOX】
4月6日・7日に、都内のベルサール秋葉原で開催されていたインディーゲーム展示会“TOKYO SANDBOX”。会場に出展されていたゲームの中から、ライターの気になるタイトルをピックアップし試遊レポートをお届け! ということで今回は、新作ソフト『Rain City』を紹介するとともに、最新トレーラーを電撃オンライン独占で先行公開します。
『Rain City』とは
『Rain City』は、中国のアートスタジオであるBIG PINEAPPLEと、ゲームデベロッパーであるCotton Gameが共同開発する新作アドベンチャーゲームです。ORENDAがパブリッシャーを担当し、PS4/Nintendo Switch向けに国内で梅雨ごろ発売予定とのこと。両機種とも同時発売となります。
本作はBIG PINEAPPLEが制作した『Rain City』という同名の児童向け絵本を原作としていて、ゲーム版は、絵本と世界観を同じくしながら、キャラクターと物語の舞台は新たに創り起こされています。
▲こちらは開発中のゲーム画面です。温かくも切ない雰囲気が印象的。 |
なお、ゲーム版『Rain City』のアートデザインは原作を手がけたBIG PINEAPPLEが担当しており、TOKYO SANDBOXの来場者投票によるアワードでは、ベストアート賞を受賞しました。
▲ベストアート賞を受賞した時の様子。 |
原作絵本『Rain City』のアート
下に掲載しているのが、原作絵本のアートです。やや明るめのタッチやキャラクターなど、ゲーム版との表現の違いも発見できると思います。
ゲーム内容がわかる『Rain City』最新トレーラーを掲載
概要を確認したところで、次は最新トレーラーをご覧ください! 絵本の世界をゲーム化した独特の雰囲気だけでなく、本作のあらすじやゲーム内容がわかる動画になっています。
ビジュアルから伝わる雰囲気がよく物語にも期待したい作品
わずかな時間ながら、イベントの会場で試遊する機会も得られたので、ここからはそのプレイレポートをお届けします。
本作の主人公は、連絡が取れなくなった妹を探すためにレインシティを訪れたネコ。ゲームは彼がレインシティへ向かうシーンから始まり、街に着くと妹が暮らしていたマンションを訪ねます。
そこからは実際にプレイヤーが主人公を操作可能で、絵本の世界を探索するように、手描きの温かみがあるマップを歩くことができます。試遊ではマンションの中だけ歩けましたが、製品版は、街の中にある他の場所も探索できるようです。
▲開発中のゲーム画面。街の中には、いろいろと不思議な場所があるようです。 |
なお、体験できる範囲では、マップのいろいろなところを調べてアイテムを入手し、そのアイテムを使って問題を解決しながら、ストーリーを先に進めることができました。アイテムを探す際やその使い道については、ちょっと頭を使う部分もあります。
▲手に入れたアイテムを使うことで他のキャラクターが抱える問題を解決したり、変装をしたり。試遊の短い時間でも、アイテムを活用する場面がたくさんありました。 |
また試遊はできなかったものの、ミニゲームがところどころに盛り込まれているのも特徴で、往年のレトロゲームのような雰囲気を感じるシューティングゲームなども遊べます。
▲開発中のゲーム画面。ミニゲームに夢中になって、寄り道ばかりしてしまうかも? |
とはいえ、やはりアドベンチャーゲームとしては物語が楽しみなところ。妹を探す主人公が、さまざまなキャラクターと出会い、その思いを知る。ビジュアルから伝わる温かみや切なさは、シナリオもきっとプレイする人の心を動かしてくれるのではないか、と期待してしまう雰囲気を放っています。
プレイは約6時間ほどになる想定とのことで、アドベンチャーゲームとしては、短すぎず長すぎずというストーリーを堪能できそうです。トレーラーの映像を見てピンと来た人は、注目しておきたいタイトルでしょう。
(C)2019 BIG PINEAPPLE / Cotton Game.
Published by ORENDA Inc.