ナムコ、新作ダンスゲームに「人工網膜センサモジュール」使用


 ナムコは、非接触式入力システム「人工網膜センサモジュール」を使用した新作ダンスゲーム『恋のパラパラ大作戦』(ナムコ/アーケード)を発表した。全国のナムコ直営店を中心に、7月24日から導入が開始される。
  このゲームは、画面のキャラクターが示すお手本通りにダンス(パラパラ)を踊ることができれば、プレイが延長されていくというもの。もちろん、失敗が続けば、そこでゲームは終了する。基本的なゲーム進行は馴染み深いものだが、特殊なコントローラを持ったり、つかんだりすることなく、プレイヤーの踊り(動き)を人工網膜センサモジュールが読み取るという最新技術が採用されているところが(人工網膜センサモジュールに関しては下記)、従来のダンスゲームとの違いだ。また、通信機能も搭載し、筐体2台を使って2人で対戦することも可能。女の子同士で競い合う姿が目に浮かぶようだ。
 考えてみれば、この『恋のパラパラ大作戦』は、コントローラを必要としないゲームともいえる。これまでにない解放感を、ぜひ一度楽しんでもらいたい。

■関連ホームページ

ナムコ・アーケードゲーム情報
http://www.namco.co.jp/home/aa/index.html

ナムコ・アーケード店舗情報
http://www.namco.co.jp/home/ar/index.html

■人工網膜センサモジュール

  今回、『恋のパラパラ大作戦』で使用される人工網膜センサモジュールは、三菱電機株式会社が開発(筐体は株式会社タムラ製作所、ソフトは株式会社タクミが開発)したもので、アーケードゲームに採用されるのは初めて。「人工」的な「網膜」が人の目のようにプレイヤーの動きを読み取り、それが正しいかどうかを認識するという仕組みだ。しかも、それを真正面から1つのセンサモジュールで読み取れるというのだから、その精度、性能の高さには驚かされる。ナムコでは、今後もさまざまなダンスに対応したゲームを企画中とのことだが、場合によってはダンスだけでなく『タイム・クライシス』のアクションをこのセンサモジュールで読み取るといったことも可能かもしれない。今後の展開に期待したいところだ。

筐体は当然ながらかなり大きい。アーケードでは入り口付近に置かれることが多いだろう。また、7月13日から3日間、INTI渋谷で先行設置無料体験イベントも開かれる(15:00~21:00)。興味のある人は、チェックしてみよう。
画面も、これまでのダンスゲームにあったような「(入力)方向指示」はない。画面の表現自体も楽しいものになっている。

恋のパラパラ大作戦
ナムコ
ビジュアル系ダンスゲーム
アーケード
7月24日より導入開始
(C)2000 NAMCO LTD.
(C)TACMI CO.LTD.