コナミ株式会社は1月29日、経営再建中のマイカル子会社である株式会社ピープル(フィットネスクラブ「エグザス」を展開する業界最大手)の公開買い付けを1月30日から開始することを取締役会の中で決議した。公開買い付けは発行済み株式を1株あたり6,700円で、60%をめどどに開始され、最終的には800億円近い買収となる見込みだ。親会社となるマイカルは、この子会社売却によって約700億円を調達。連結有利子負債圧縮の足がかりとする。
完全な異業種企業であるコナミがなぜピープルを? という疑問もあるが、すでにコナミは『Dance Dance Revolution
3rd MIX』などでピープルと共同開発を行った経緯があり、昨年には「遊んで元気!遊んで健康!」をテーマにHE(ヘルスケアエンタテインメント)事業部も立ち上げている。コナミは今後、ピープルが持つフィットネスエクササイズのノウハウを元に、家庭用ゲーム機向けなどに「フィットネスゲーム」といった新ジャンルを展開していく予定。また、フィットネスクラブ「エグザス」自体のエンタテインメント化、会員増加も狙っており、「フィットネス・スポーツ・エンタテインメント」をキーワードに海外市場にも進出していく方針を明らかにしている。このままいくと、「エグザス」のフィットネスメニューの中に『Dance
Dance Revolution』を利用したものが登場する、なんてことがあるのかも知れない。
■関連ホームページ
コナミホームページ
http://www.konami.co.jp
ピープルホームページ
http://xax-net.com
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