セガは、本日23日に行われたAOUショウ(千葉県幕張メッセ、24日まで開催)内で、人気3D格闘ゲームの最新作『バーチャファイター4(VF4)』の制作を発表した。発表会ではディレクターの鈴木裕氏が出演、本作の内容や特徴などを語っている。
午前11時30分から行われた発表会には、早くからギャラリーが多数詰めかけ、注目度の高さをうかがわせた。ゲームのデモ映像が流れると、映像の美しさや動きのリアルさに、会場からため息も。その後鈴木裕氏による『VF4』の説明が行われ、その中でも今回、新キャラ2体の追加と、記憶媒体、ネットワークへの対応などといった新情報も発表し、ユーザーに期待してほしいと呼びかけた。
■鈴木裕氏のコメント
Q.『VF4』を作ることになったきっかけは?
A.『VF3』を作ってから5年たち、続編を求める声が高くなってきた。他のプロジェクトなども動いていたので、なかなかチームが組めなかったが、今回スタッフを揃えることができたので、作り始めることになった。
Q.基盤がNAOMI2になったことで、理想に一歩近づいたのでは?
A.NAOMI2はバランスのよいシステムなので、非常に作りやすい。かなり自分の思い描く表現を盛り込めている。
Q.音楽面ではどのような意識を?
A.リンプ・ビズキットのようなイメージで、ややバイオレンスさが感じられる、迫力のあるものを作っている。
Q.キャラクターはどのように変化しているか?
A.今までのキャラクターはもちろん出てくるが、新キャラとして男性1体、女性1体をそれぞれ用意する予定。男性の新キャラは、「羅漢拳」の使い手だが、名前はまだ未定。女性キャラの方はまだ発表できる段階ではない。
Q.操作系に変更はあるか?
A.基本に立ち戻り、3ボタン仕様になる予定。またレバー操作面では、奥行きや手前に対して自由に移動できるようにする。これによって、今まで以上に戦略性があがると考えている。
Q.その他の新要素については?
A.外部記憶媒体に対応する。磁気カードのようなものを利用して、段位や経験値などの個人データを記録していく。これに加えネットワークにも対応する予定。これは携帯などとリンクしてリアルタイムなデータをゲットできる仕組みで、これを利用して『バーチャファイター』コミュニティを形成してほしいと思っている。
Q.最後に一言
A.『3』から時間があいてしまったので、その分丁寧に作りこんでいきたい。
■関連サイト
AM2研
http://www.sega-rd2.com/
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『VF』シリーズ生みの親、鈴木裕氏も駆けつけ、生まれ変わった『4』について熱く語ってくれた。 |

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見た目の質感も大幅にアップしたゲーム画面。新キャラの登場も発表され、期待は高まる。 |

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「1Pキャラは従来のイメージだが、2Pキャラには我々の新しいチャレンジを盛り込むつもり」と、鈴木氏の意味深な発言も。
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