3月8日、名古屋高裁において、テクモの『ギャロップレーサー』シリーズに関する訴訟の判決が下された。
この裁判は、テクモがPS用ソフトとして発売したジョッキーレーシングゲーム『ギャロップレーサー』と『ギャロップレーサー2』に実名で登場する競走馬について、馬主が馬名使用の許諾料を求めていたもので、競走馬に著名人と同じような「パブリシティ権」が認められるかどうかが争点となっていた。
今回の判決では、競走馬のパブリシティ権を一定の要件のもとに認めるという第一審判決を支持しつつも、その対象を「G1レースに出走して優勝したことがある馬」のみに限定。原告側が請求していた1,900万円の賠償請求に対し、234万円の支払いを言い渡す結果となった。テクモは今後の対応について、弁護団と検討したうえで決定すると表明している。
なお、この判決の対象となった馬は最新作の『ギャロップレーサー5』には登場しないため、『ギャロップレーサー5』は予定通り3月29日に発売される。
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シリーズ4作品で累計100万枚以上を出荷する人気ソフトだ(写真はPS2用ソフト『ギャロップレーサー5』)。 |
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