あの“バンジョー”と“カズーイ”がXbox 360で帰ってきた!『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』特集ページ

家に帰る時間も惜しい! 中毒性の高い本作に村田(仮)が挑戦!!

 仕事とゲームなら、即答でゲームを選ぶ村田(仮)です。こんにちは。自分で言うのもなんですが、ゲーム業界にいなかったらどうなっていたんでしょうね。
  さて、それはさておき先日の話ですが、プレイレポート用にと『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』が編集部に届きました。「好き勝手に自分好みのマシンが作れるゲーム」と聞いては放っておけず、プレイレポート担当として立候補。周囲のスタッフからは「普段の仕事と両立できる?」と心配されましたが、「無理ですがやります!」という村田(仮)の意気込みに打たれ(もしくは諦め)、めでたく担当を任されることとなりました。
  そんなわけで、今回のプレイレポートは村田(仮)がお届け! なお、ほとばしりすぎて、だだ漏れな本作への意気込みをしっかりと消化するべく、前後2回に分けたいと思います。……まぁ、2回に分ければそのぶん長くゲームをプレイできるだろうって魂胆なだけですけどね!

ムービーパートには、微妙にブラックなネタも

 早速ゲームを起動してみると、まずはムービーパートがスタート。あらすじは世界観のページに掲載されているので簡単にまとめてしまいますと、主人公の“バンジョー”と“カズーイ”が「クルクルやま」の所有権を賭けて、“グランチルダ”と勝負することになります。勝負の方法は、謎の人物“ログ”が用意した「チャレンジ(ミッション)」というゲーム。「チャレンジ」は多数用意されており、すべてクリアできれば主人公の2人は「クルクルやま」の正式な所有者になることができるのです。こういった話が非常にゆるく、時にはブラックなネタをちりばめながら進行していくので、見ていてあきません。

『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真

“ログ”が“カズーイ”に「このマニアしか知らないトリのキャラめ」と言い放つシーンがあるなど、微妙に毒のあるセリフも多いムービーパート。そういったノリが好きな方には、ぜひ一度見てもらいたいところです。ちなみに、ムービー中では前作までのあらすじがダイジェストで紹介されるので、前作を知らない、もしくはプレイしたけれど内容を忘れてしまったという人も安心ですよ。

ゲームの舞台は大きく2種類

 本作の舞台は、大きく「ドタンバたうん」と「ゲーム ワールド」の2つに分けられます。「ドタンバたうん」は、マシンの設計図やパーツを購入できる「ウンバの店」や、ゲームに役立つ情報を教えてくれる「観光あんない所」など、さまざまな施設があるゲームの拠点。街の各所には隠されているパーツもあるため、こまめに探索しておく必要があります。
  一方の「ゲーム ワールド」は、「チャレンジ」を受ける場所。「ゲーム ワールド」には、「ゲームホスト」と呼ばれるキャラクターがいて、彼らと話すことによって「チャレンジ」が開始されます。なお、ゲーム開始直後に行くことができる「ゲーム ワールド」は1種類だけ。「チャレンジ」をクリアすると手に入る「ジグソーピース」を集めるごとに、行ける「ゲーム ワールド」が増えていきます。

『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真

「チャレンジ」の舞台となる「ゲーム ワールド」。ゲーム機の内部や農場など、特徴的なステージが用意されています。

いよいよマシンの組み立てです!

 “ログ”から基本操作を教わり、周囲に固定されていない物であれば、なんでも持ち上げることのできる「魔法のレンチ」を受け取ると、いよいよ「チャレンジ」の開始です。ちなみに、村田(仮)はこの「魔法のレンチ」を「荷物をマシンに乗せるためだけのアイテム」と思っていましたが、後で意外な活躍をすることになります。

 まず受けたのが、「ココナッツ サーキット」というレース勝負。「ゲームホスト」である自信家のレーサー“トロフィートーマス”と勝負することになりました。早速レース! と言いたいところですが、まずはレース用のマシンの組み立てです。まぁ、ゲーム開始直後はパーツが少ないので、あまり工夫する余地はないんですけどね。
  最初の勝負からこだわっても仕方がないだろうということで、外見は気にせず、「エンジン」と「燃料」と「タイヤ」しかないマシンを作成して勝負! レースゲームが苦手でドリフトもできない村田(仮)ですが、何度もやり直すことでどうにかクリアできました。「チャレンジ」は、途中で最初からやり直すことができるので、根気よくプレイしていれば苦手な形式の勝負でもきっとクリアできるでしょう。どうにもならない時は、勝負が有利になりそうなパーツが手に入るまで放置するという手もありますしね!

『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真

「乗り物を自分で組み立てる」というとなんだか面倒くさそうなイメージがありますが、本作では「エンジン」と「燃料」と「タイヤ」さえ搭載しておけば、他のパーツは適当でもとりあえず動きます。

『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真

……とは言うものの、あんまり何も考えないで組み立ててしまうと困ったことに。こちらは、レース用にエンジンをたくさん搭載した、スピード重視のマシン。速いには速いのですが、山を越えようとするたびに勢いあまって宙を舞うことに! まぁ、現実のレースでもオフロード用とサーキット用では、仕様が違いますよね。それで納得してください。

 ちなみに、「チャレンジ」には自分の組み立てたマシンが自由に使える「自由選択」と、“ログ”が指定したマシンしか使えない「ログ指定」の2種類があります。「どんなマシンを組み立てるか」というアイデア勝負の印象が強い「自由選択」に対して、「ログ指定」ではプレイヤーのスキルが問われることになるってわけですね。

アイデア勝負とは言いましたが……

 さて、試行錯誤を繰り返しながらいくつかの「チャレンジ」をクリアしていくと、“グランチルダ”が「ゲームホスト」をやっている「チャレンジ」を発見しました! 内容は、“グランチルダ”が奪った大きなココナッツの実を取り返すというもの。「チャレンジ」前に表示されるヒントを読むと、「パワーがある重いマシンをぶつけてココナッツを落とそう」的なことが書いてあったので、言われた通りにマシンを組み立ててチャレンジ開始!
  やることは単純なので、そんなに難しいものでもないだろうと思っていたら、重量のあるマシンは加速性能が低く小回りも利かないので、なかなか狙ったところにうまくぶつけることができません。そうこうしている間にも制限時間が迫ってきます。ココナッツは、敵マシンの上に載せているだけなので、上手にぶつかれば落とすことができそうな感じなんだけどなぁ。……って「載せているだけ」?

 ふと思いついたことがあったので、自分のマシンを降りて“グランチルダ”のマシンを待ち伏せ。敵が近づいてきたところで「魔法のレンチ」を使用してみました。ココナッツは、敵マシンのカゴに入っているだけなので、案の定「魔法のレンチ」で持ち上げることができました。あとは、ココナッツを敵マシンのカゴから放り出せば、めでたく「チャレンジ」をクリア。……というか、これってマシンの性能は関係ないじゃん!

『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』画面写真

「魔法のレンチ」で、ココナッツを無理やりゲット! さすがにマシンを使わないというのは極端ですが、課題に対していかに柔軟に対応できるかが、本作攻略のカギを握るでしょう。必ずしも「チャレンジ」開始前に表示されるヒントに従うことが最善とは限りません。

パーツが集まってきてからが本番ですね!

 “グランチルダ”の「チャレンジ」をクリアすると、スリップしにくくなるタイヤパーツ「ハイグリップ」をゲット! クリアすると、パーツがもらえる「チャレンジ」もあるようです。「ハイグリップ」を搭載すれば急な坂もラクラク登ることができます。そういえば、「ドタンバたうん」の中にはすべって登れない坂道があったような……。早速「ハイグリップ」を搭載してその場所に向かってみたところ、思った通り坂を登ることができました。さらに、登った先にはパーツが入った木箱が! 新パーツが手に入ったら、やはり実戦で試してみたいと思うのが人情というものでしょう。そんなわけで、別の「チャレンジ」をプレイ……とかやっていると、「気づかないうちに何時間もたっていた」なんてこともザラですよ!

 「チャレンジ」のクリア、行動範囲の拡大、新パーツの獲得という流れが非常にスムーズな本作。なまじ1回の「チャレンジ」やマシンの組み立てにかかる時間が短いために、「もうちょっとだけ続けてみよう」と思ってしまいます。自制心があるか、ゲームにあてられる時間が多い方には、ぜひプレイしてもらいたいところです。自制心のない人間がうっかり本作に手を出してしまうと、徹夜明けで会社や学校に行くことになるかもしれません。……まぁ、村田(仮)のことなんですけどね! というか、家に帰る時間も惜しいのですが、どうにかしてください!!

 といったところで、プレイレポート前編はここまでにしたいと思います。12月12日公開予定の後編では、いよいよ村田(仮)が作成したマシンを公開しますので、お楽しみに! (村田(仮))

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