[2011.10.04]まずはゲームの基本的な部分を知っておこうじゃないか!
どうも皆様コンニチワ。電撃オンラインでDXラジオなどのコンテンツを担当しております、てけおんです!
さて本日より、11月23日発売のPS3/Xbox 360用ソフト『バットマン:アーカム・シティ』の魅力をお伝えするこのページが始まったワケですが、まだ本作のことをよく知らない方も多いのでは? ということで、作品の魅力を掘り下げていく前に、まずは本作がどういう作品なのかをシッカリと紹介したい思います。「もう知ってるよ!」という方も、まぁまぁお付き合いくださいませ。
■ そもそも『バットマン』とは? ■
何をおいてもまず紹介しなければいけないコト。それは『バットマン』とはどういう内容の作品なの? というものですよね。今回はココにスポットを当てて説明していきます。この作品は、アメリカの出版社である"DCコミック"が刊行している作品で、誕生から70年以上もファンに愛され続けてきたダークヒーロー作品なのです。
物語の舞台は、ゴッサムシティという犯罪都市。昼は大富豪として知られる主人公ブルース・ウェインは、その立場を利用して夜の街を飛ぶコウモリ姿のヒーロー・バットマンに変身し、悪と戦うのです。普通のヒーローものと異なる点は、あくまで彼は法に従わず、自分のルールで悪を裁いていくのです。警察などの公的機関からすれば、彼もまた法を犯す存在なのです。『バットマン』がダークヒーロー作品であるゆえんですね。
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▲ゲームの舞台となるアーカムシティは、ゴッサムシティの中に作られた都市であり、また広大な刑務所でもあります。 |
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▲アーカムシティの前身にして、以前制作されたゲームの舞台であったアーカム・アサイラムは、精神病院兼監獄という施設でした。ここには、バットマンが捕らえた悪党たちが収監されていましたが、今では閉鎖。アーカムシティでは、逃げ出しさえしなければ悪党でも自由に行動できるようです。 |
『バットマン』はこれまでに何度も映像化されており、実写映画やドラマの他にアニメ化もされています。日本でも上映・放送されているのでご存知の方も多いでしょう。特に下記6作品は監督(ティム・バートン、ジョエル・シュマッカー、クリストファー・ノーラン)や出演俳優の豪華さなどで大変有名です。お近くのレンタルビデオショップに行けば、必ずどれかを目にすることができることでしょう。左の数字は、各作品の興行収入(1ドル=80円換算)です。
『バットマン』(1989年)……41,100万ドル(約330億円)
『バットマン・リターンズ』(1992年)……26,700万ドル(約214億円)
『バットマン・フォーエヴァー』(1995年)……33,700万ドル(約270億円)
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)……23,800万ドル(約190億円)
『バットマン ビギンズ』(2005年)……37,300万ドル(約298億円)
『ダークナイト』(2008年)……100,200万ドル(約802億円) |
この6本の中でも『ダークナイト』はとりわけ評価が高く、北米圏における歴代映画作品の興行収入が2011年時点で第3位。ジョーカーを演じた俳優のヒース・レジャーは"アカデミー助演男優賞"を受賞しているほどです。
来年夏には『ダークナイト』の続編にして、『バットマン ビギンズ』から始まる3部作の完結編『ダークナイト ライジング』が、日本でも公開される予定です。「ダークヒーローは好きだけど、まだ『バットマン ビギンズ』や『ダークナイト』を見ていない」という人は、今のうちに見ておくといいでしょう。きっと楽しめると思いますよ。
ちなみにてけおんは、1989年の公開当時に『バットマン』を見に劇場へ行きましたが、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーの壮絶すぎる最期は、今でも鮮明に記憶から引っ張り出せるほど焼き付いています。
■ どんなキャラクターが出てくるの? ■
ここで話をゲームに戻して、『バットマン:アーカム・シティ』に登場するキャラクターたちを紹介していきましょう。
バットマン(ブルース・ウェイン)……コウモリをイメージした黒いスーツに身を包んだヒーロー。鍛え上げた肉体と卓越(たくえつ)した体術、先端技術で作られた数々の兵器を駆使し、犯罪者たちを震え上がらせています。人々を守り、罪人は捕らえますが、いかなる理由があっても殺しはしないという厳格なルールを自らに課しています。
ジョーカー……バットマンのライバルにして、狂気に犯された男です。過去の経緯から、バットマンに対して強い怒りを覚えており、復讐を誓っています。また何らかの病気に侵されているようなのですが、彼にとって特別なナースであるハーレークィン以外の治療は断り続けているようです。『バットマン:アーカム・シティ』では、映画『スター・ウォーズ』でルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルがジョーカーの声を担当しています。
キャットウーマン(セリーナ・カイル)……猫を模したスーツに身を包み、機敏さと鋭い爪を武器にした女怪盗です。時としてバットマンに味方することもあったりと、その気質は気まぐれな猫のようです。余談ですが、来年公開の映画最新作にはアン・ハサウェイ演じるキャットウーマンが登場するみたいですよ。
リドラー……謎というものに異常なまでに執着する奇人ですが、非常に高い知性も持ち合わせています。犯罪を行う際には、ナゾナゾの形で手がかりを残すことで知られています。バットマンと知力対決で敗れたことから、彼に対して強く敵意を燃やしています。
ペンギン……紳士然とした格好に、モノクルとペンギンをあしらった傘で身を固めた悪党です。バットマンと同じく表の顔を持っていて、高級レストランを経営する街の名士として知られています。
トゥーフェイス……もともとは優秀な検事でしたが、法廷でマフィアのボスに硫酸を浴びせられたことでトゥーフェイスと名乗るように。アーカム・シティのギャング同士を争わせるために、いろいろとたくらんでいるようです。彼の戦略は常にコイン投げで決まるので、行動が誰にも予測できません。
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ここで紹介しているのは『バットマン:アーカム・シティ』に登場するキャラクターのほんの一部に過ぎません。どんなキャラクターが登場するのか知りたい人は公式サイトをご覧ください。
さて、今回は『バットマン』とはどういう作品なのか? という点に多くのスペースを割きましたが、次回はもっと詳しく『バットマン:アーカム・シティ』に触れていきたいと思います。更新は来週となりますので、しばしお待ちくださいませ。
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[2011.10.12]ゲームとしての『バットマン:アーカム・シティ』
どうも皆様こんにちわ。てけおんです。先週から、11月23日発売のPS3/Xbox 360用ソフト『バットマン:アーカム・シティ』の魅力をお伝えする企画をお届けしています。皆さん、第1回はご覧いただけましたでしょうか?
■ 本作のジャンル、そしてストーリー ■
さて、今回はいよいよ本作がどんなゲームなのかという部分にスポットを当てた記事をお届けしていきたいと思います。最初はジャンルから。このゲームはオープンワールドタイプのアクションです。プレイヤーはバットマンを操って、ゴッサム・シティの中に作られた刑務所都市、アーカム・シティの中を動き回っていくことになります。それでは、物語のプロローグを紹介しちゃいましょう。
精神病院にして堅牢な監獄であったアーカム・アサイラムの所長、クインシー・シャープ。ゴッサム・シティの新たな市長となった彼は、ゴッサムのスラム街をアーカム・シティという巨大な刑務所に生まれ変わらせた。
そこには、閉鎖されてしまったアーカム・アサイラムに収監されていた犯罪者たちが入れられた。しかし、あまりにも広大な街ゆえに、犯罪者たちには“逃げ出しさえしなければ”という制限付きではあるものの、自由が与えられたのだった。
そんな状況の中、多くの犯罪者たちがそれぞれの目的のために動き出していく……。 |
こうした流れで、アーカム・シティの中は、暴力や陰謀のニオイで満ちている状態です。プレイヤーが操るバットマンは、街の中で犯罪の捜査を進めたり、前回紹介したような悪党たちと渡り合っていくのです。まさに正義の味方のために用意された舞台、状況といえるでしょう。時には、正義に味方として苦悩するバットマンの姿も描かれますので、こうしたドラマ部分にも注目したいですね。
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▲アーカム・シティの中は、犯罪者たちであふれかえっています。また、元軍人や元SWATのメンバーで構成された屈強な男たちがバットマン捕獲のために街に潜入しているというウワサも。 |
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▲ジョーカーズ ファンハウスと銘打たれた怪しげな建物。中でバットマンを待っているのは、やはり? |
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▲本作ではメインストーリー以外にも多数のサイドミッションが用意されており、より『バットマン』ワールドのフレーバーを感じられるようになっています。ゲームのディレクター・Sefton Hill氏によるとサイドミッションまで含めたプレイボリュームは40時間以上になるようです。 |
■ 本作のアクションについて ■
映画などで『バットマン』をご覧になった方はご存じのことと思いますが、バットマンは闇にまぎれて密やかに近寄り、音もなく犯罪者たちを無力化するステルスアクションを得意としています。こうしたアクションには独特の緊張感がつきまといますが、それこそがこの作品の真骨頂なのです。
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▲音もなく相手の頭上から忍び寄る姿は、まさにコウモリそのものですね。 |
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▲バットマンに欠かせない最新技術を使用したガジェットの数々も、もちろん登場します。スモークペレットは、絶体絶命のピンチに陥った時などに目くらましの役割を果たしてくれそうですね。 |
とはいえ、時としてバットマンも多数の敵を相手に大立ち回りを演じる場合があります。そんな状況も本作ではしっかりと再現されています。大勢とのバトルとだけ聞くと、複雑な操作と高い反射神経が要求されるアクションなのかと思いがちですが、そんなことは決してありません。本作では、簡単な操作でシームレスにコンボをつなげていけるフリーフローコンバットシステムが採用されています。これによって、大人数を相手にした時でも簡単な操作で爽快感のあるコンボを繰り出せるようになっています。
詳しく説明すると、このシステムによって、戦闘時にはスローモーション演出が織り込まれて次の動きを考える時間や周りの状況を確認する余裕が生み出されます。また、次のアクションに使用するボタンを画面上で知らせてくれるので、迷うことなく最適なアクションを繰り出せるのです。このように本作では、アクションが苦手な人でも爽快感をそぐことなく派手なアクションを楽しめる工夫が凝らされています。
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▲大勢に取り囲まれたこんな状況でも、バットマンなら華麗なアクションで切り抜けることでしょう。本作では、プレイヤーがその華麗なバトルを演出することになるのです。 |
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▲1人の敵に対してのアクションだけでなく、複数の敵に対するカウンターや同時攻撃なども可能になっています。また、各種攻撃アクションのバリエーションは実に多彩で、“見ているだけでも楽しいアクション”に仕上がっています。 |
■ キャットウーマンでプレイすることも! ■
本作ではキャットウーマンを使って遊ぶことがが可能です。キャットウーマンは商品封入のパスコードを入力、ダウンロードすることで使用可能になるコンテンツになります。能力や技、ガジェットなどは彼女独自のもので、バットマンとはひと味もふた味もちがったアクションが体験できるようです。
また、ただ単にキャットウーマンとしてアーカム・シティの中を動き回るだけでなく、本編ストーリーと密接にかかわりを持つ独自のストーリーになるとのことですので、こちらもぜひお楽しみに!
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▲猫のようにしなやかで機敏な身のこなしが取り柄のキャットウーマン。パワーよりもスピードを重視したアクションが期待できそうです。 |
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▲バットマンの腕の中で向き合う形となったキャットウーマンですが、これはどういう状況なのでしょうか? |
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今回は、ゲームとしての『バットマン:アーカム・シティ』に迫ってみましたが、いかがでしたでしょうか? さて、次回からは、皆さんに動画を紹介しつつ、より深く本作の魅力に迫っていきたいと思います。更新は来週を予定しておりますので、皆さんお楽しみに~。
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[2011.10.20]大人気ダークヒーロー・バットマンの活躍を映像でチェック!
全世界30億人の『バットマン』ファン(想像)の皆様、こんにちは。ライターのスズタクと申します。ここでは、11月23日に発売予定のACT『バットマン:アーカム・シティ』の魅力を、これから4回にわたってムービーと一緒にお伝えしていきます! さあさあACT好きの人も『バットマン』ファンも、みんな寄ってらっしゃい見てらっしゃい~。
ゲームの概要や「そもそも『バットマン』てなんぞ?」という人はいない……と思いますが、もしいるようでしたら、この連載の第1回と第2回を読んでみるといいですよ。てけおんがそこそこ詳しく紹介してくれていますんで。
さてさて、今回ピックアップする動画は“:15 Teaser”と“Hugo Strange Trailer”の2本です。それではまず最初に動画を見ちゃってくださいませ。
実はですね、僕は前作『アーカム・アサイラム』は未プレイなのです。というより、『バットマン』のゲーム自体が初体験だったりします。だから、動画を見る前は『バットマン』のゲーム版がどんな内容になるのか想像もつきませんでしたが……。ハッキリ言ってド肝を抜かれましたね。“:15 Teaser”も“Hugo Strange Trailer”もイベントシーンのトレーラーですが、パッと見はまるで実写映画のようです。もしもゲームだということを伏せて、この動画を道行く人に見せたら、「バットマンの最新映画出るんだ!?」とカン違いされるほどじゃないでしょうか。ハロウィンも近いことだし、そんなイタズラを実行してみるのもおもしろそ……おっと、話がそれましたね。とにかく! それくらい、映像美という点でクオリティの高さがうかがえます。
2本の動画のうち、“:15 Teaser”の内容は“Hugo Strange Trailer”にすべて含まれているので、ここでは後者に焦点を当てて見どころを掘り下げていきましょう。まず注目すべきは、動画タイトルにある“Hugo Strange”。これはバットマンの敵である犯罪心理学者、ヒューゴ・ストレンジのことですね。映像の中でも兵士らしき男にムリヤリ薬品を注入するなど、いかにもマッドサイエンティストといった雰囲気がプンプンとただよっています。
原作のヒューゴはバットマンの正体を知ることに情熱を注ぎまくっている人物ですが、それは本作でも変わりないようです。映像の中の行動やセリフを踏まえると、どうやらヒューゴは捕らえた兵士を使ってなんらかの人体実験をしていた様子? あわれ、兵士さんは犠牲になったのだ。ヒューゴが抱くバットマンへの興味……その犠牲にな。
さらにバットマンと謎の部隊の交戦も大きな見どころです。鍛え上げたマッスルボディを生かし、体術をメインに戦う様子は、まさに映画の『バットマン』を見ているかのよう! スコープで視察していた兵士が、いつの間にかバットマンに背後を取られるシーンも、シリーズの伝統的な演出だった気がします(“Hugo Strange”の0:35と0:50あたりです)。ラストまで見ると、謎の部隊はヒューゴに命令されてバットマンを襲ったことがわかりますが、はたしてヒューゴの目的とは? ……ちなみにどうでもいいことですが、1:25のシーンでバットマンにやられている兵士の方には、男性として同情申し上げます。
『アーカム・シティ』は、動画で流れたようなカッコイイバトルを実際に体感でき、バットマンになりきって遊べるのが魅力です。舞台となるゴッサム・シティはオープンワールド型で、街のすみずみまで探索できるのも大きな特徴ですね。カンタン操作で繰り出せる爽快なコンボや、ガジェット(装備品)を使ったアクションも豊富に用意されており、ACTが好きな人も『バットマン』ファンもみんなまとめて楽しめることウケアイです!
ところで『バットマン』といえば、インパクトあるヴィラン(悪役)の存在も欠かせないところ。今回の映像で登場したヒューゴ・ストレンジは、この『アーカム・シティ』で新登場となるヴィランですが、他にもキャットウーマンやトゥーフェイス、前作の『アーカム・アサイラム』から続投するジョーカーやハーレー・クィンなど多数のヴィランが出演します。自分のお気に入りのヴィランが登場すれば、それだけでモチベーションが上がるってもんですよね! ちなみに僕が大好きなのは、やっぱりジョーカー!! 映画『ダークナイト』を見て、ジョーカーに心をわしづかみにされてしまったので。もちろん本作でも彼の狂人っぷりに注目しています。むしろダウンロードコンテンツで『ダークナイト』版のジョーカー配信されないかなぁ(笑)。ああ、でもジョーカー役のヒース・レジャー氏は亡くなられてしまったから中の人の問題がブツブツ……。
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と、ここまでお伝えしたところで第3回は終了となります。本作の魅力は感じられたでしょうか? 次回は、“Batman:Arkahm City 2009 Teaser”と“Gameplay Trailer March 2011”の2本の動画を中心にお届けする予定です。皆さんお楽しみに~!
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[2011.10.28]バットマンのアクションを実際のプレイ動画で確認!!
どうも全世界40億人の『バットマン』ファン(妄想)の皆様、こんにちは。ライターのスズタクです。11月23日発売のPS3/Xbox 360用ソフト、『バットマン:アーカム・シティ』の魅力をお伝えするこの特集ページ。今回も動画と一緒に、楽しくゲームの要素を紹介していきますよ!
■アーカム・シティの事件開幕を予感させる映像■
まずスポットを当てるのは、ティザートレーラーの“Batman:Arkahm City 2009 Teaser”。第3回で取り上げた動画では、ヒューゴ・ストレンジというキャラクターがフィーチャーされていましたが、この動画ではアーカム・シティ全体の雰囲気が描かれています。
ちなみにアーカム・シティとは、『バットマン』でおなじみのゴッサムシティの中に新設された巨大刑務所。前作『バットマン:アーカム・アサイラム』の舞台であったアーカム精神病院の、実に5倍もの規模を誇る犯罪者監獄施設です。以上、プチおさらいでした。
このアーカム・シティでは、逃亡さえ図らなければ犯罪者はほぼ自由の身になります。動画の中では、燃え上がる車体や犯罪者が暴れ回る姿、路上のゴミと同じように人々が転がる様子などが確認でき、まさに地獄絵図といった光景が広がっています。
ある意味犯罪者たちにとって楽園とも言えるこの場所で、はたしてどのような事件が巻き起こるのでしょうか? 1人でさえ大事件を起こすヴィラン(悪役)が何人も集うくらいですから、イメージとしては“混ぜるな危険”の各種洗剤をフルミックスするような感じでしょう。人種のるつぼならぬ犯罪のるつぼといった感じですね。
さて動画では、そんなアーカム・シティの危険きわまりない現状が描かれた後、“SIONIS”と書かれた建物へカメラが移動し、我らが悪のカリスマ・ジョーカーが登場! バットマンの最大のライバルにして狂気の権化である彼は、アーカム・シティの混沌ぶりをむせ返るほど笑いながら見下ろしています。その隣には看護婦さんであるハーレークィンの姿も。どうやら治療中だったようですね。ジョーカーの大きな挙動と表情にばかり目がいきがちですが、左腕をよく見ると輸血しているのがわかります。
相変わらず危険なニオイがプンプンするこの男は、アーカム・シティでの暮らし心の底からを楽しんでいる様子。過去の経緯からバットマンに強い恨みを抱いており、本作でいかなる復讐に転じるのか目が離せません!
■バットマンらしいアクションの数々が展開!!■
次に“Gameplay Trailer March 2011”を見ていきましょう。待望のプレイシーンが盛り込まれたこの動画では、バットマンが闇に包まれたゴッサムの街を飛躍したり、犯罪者を華麗な動きでなぎ倒したりする姿が楽しめます。本作の特徴であるフリーフローコンバットシステムや、ガジェットを使ったアクションも描かれ、短時間の映像の中に見どころがギュッと詰まっています! 前作未プレイの僕でも、“オラわくわくしてきたぞ!”状態になっちゃいました。このような演出を自らの手で行うことができ、まさにダークナイトになりきれるのは、本作最大の魅力といえます。
バットマンの信念が、“いかなる時でも人殺しをしない”こと。ゆえに殺傷能力の高い武器は使わず、体術をメインに戦います。その設定はゲームでも忠実に再現されており、悪人とのバトルでは格闘技を使っていますね。そして注目したいのが、動画時間の0:55あたりで表示されるスローモーションの演出です。アクションのカッコよさが存分に押し出された部分ですので、忘れずにチェックしてくださいね。
もう1つはずせない見どころとして、ガジェットを使ったアクションが挙げられます。映像では高所に登るためのグラップルガンを確認できます。また、捜査モードで使えるレントゲン写真のように人を透視する装置なども『バットマン』らしさが感じられるアイテムですね。子どものころ、『ドラえもん』の未来道具や戦隊ヒーローが使うアイテムに心を奪われていた僕にとっては、魅力的な要素です。本作にはバットラング(ブーメラン)、暗号シーケンサー、スモークペレットなど多彩なツールが登場し、幅広いアクションを行うことが可能になっています。
ところで動画を見て気付いた人も多いかと思いますが、本作では基本的にステルスアクション(隠密行動)がメインとなるようです。相手の背後から音もなく近づいたり、物陰に隠れながら犯罪調査を進めたり……。ゴッサムシティの闇にまぎれながら、静かに大胆に行動するという『バットマン』独特の緊張感を味わえます。また、動画の1:23では空を飛びながら銃撃を避ける派手な空中戦も。動画を見ると、さまざまなシチュエーションの戦闘が楽しめそうなことがわかります。
■個性的な新キャラクターも登場!■
今回ピックアップした動画にはジョーカーやハーレークィン、キャットウーマンにトゥーフェイスなど重要キャラが続々登場します。個人的にはパンクな化粧にダイナマイトバディのハーレークィンと、プレイアブルキャラでもあるキャットウーマンが印象に残っています。ん? 女の子ばかりに注目してるって? イヤだなあ、ちゃんとジョーカー様も崇拝していますよ(笑)。
登場キャラの数は前作『アーカム・アサイラム』を大幅に上回り、まだ公表されていないキャラも多数存在するとのこと。コミックや映画を少しでも知っている人ならば、必ずやピンとくる人物が発見できるでしょう。彼らが織り成す、正義と悪のドラマも大きな見どころとなりそうです。
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これにて第4回は終了となります。第5回は“Batman and Catwoman Gameplay Trailer”の動画をメインにお届けしますよ~。12分オーバーという大ボリュームの動画なので、注目ポイントも多そうですね。次回更新は来週を予定していますので、皆さん楽しみにお待ちください!
【追記】いい機会なので『バットマン』の映画を振り返ってみることにしました。レンタルショップで過去作のBlu-ray Disc版を見つけ、思わずたくさん借りてしまったけど見る時間がががががが……。
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[2011.11.08]ネコ女とコウモリ男が、ゴッサムの闇夜を華麗に舞う!
どうも、全世界70億人の『バットマン』ファンの皆様、こんにちは。ライターのスズタクです。PS3とXbox 360で発売されるACT『バットマン:アーカム・シティ』の魅力を、今回もプレイ動画とあわせて掘り下げていきます。11月23日の発売に備え、本作の知識とお財布の中身を蓄えておきましょう!!
■ キャットウーマンのアクションシーンがお披露目 ■
さて今回取り上げるのは、公式サイトでも公開されている“Batman and Catwoman Gameplay Trailer”の動画。本作の主人公であるバットマンのプレイシーンだけでなく、キャットウーマンの活躍も描かれているのが見どころです。ちなみにキャットウーマンはダウンロードコンテンツとなり、商品封入のコードを入力すると使用可能になるようですね。彼女については特集の第1回でも触れているので、参照してみてください。
実は先日、キャットウーマンが出演する映画『バットマン リターンズ』を鑑賞したばかりだったので、彼女がゲームに登場するのを見て興奮が抑えられませんでした(エロイ意味ジャナイヨー)。皆さんも、まずはキャットウーマンの美麗なアクションシーンを動画で確認してみましょう!
深夜にとある建物で怪しい行動をしている男たち……。そこに颯爽(さっそう)と参上するキャットウーマン! 緊張感あふれるイベントシーンから、シームレスでバトルに移行し、視聴者の目を離しません。まるで映画のようなわかりやすい展開で、グイグイ引き込んでくれますね。
バトルが始まって最初に気付いたのが、HP(ヒットポイント)や各種ゲージ・アイコンなどがほとんど表示されていないこと。ゲージは、ダメージを受けると出る仕組みになっています。システム的な表示が少ないぶん、本当に現実世界で戦っているようなリアリティが味わえます。
キャットウーマンは女性ですが、身のこなしは超人そのもの! 豪快で力強いバットマンとは対照的に、身軽でなめらかなアクションが可能になっています。敵の合間をヒョイヒョイ駆け抜けるその動きは、その名の通り猫を思わせますね。腰に下げたムチで敵をなぎ払ったり、引き寄せたりするアクションもあり、バットマンのガジェットのような使い方が期待できます。また、動画の1:16では画面がアップ&スローモーションになり、大技を繰り出す場面も!! 見た目が派手で爽快感もあるので、プレイ中はぜひ狙ってみたい攻撃です。お色気モーションも拝めるしね♪
これだけスピーディで目まぐるしい戦闘シーンを見ると、「操作が難しそう」と敬遠してしまう人もいるかもしれませんが、その点はご安心を。アクション部分の操作は簡単なボタン入力になっており、しかも特殊なアクションが可能な時は画面に入力表示が出ます。多人数の敵が相手でも手軽な操作で爽快なコンボが可能……これぞ本作の“フリーフローコンバットシステム”の醍醐味なり!
瞬く間に敵を一蹴し、男たちが狙っていた金庫の中身を横取りしたキャットウーマンですが、そこに新たな魔の手が忍び寄ります。そして舞台は24時間後へ……。
■ バットマンのミッションの流れをチェック! ■
キャットウーマンの勇姿を堪能したところで、我らがダークヒーロー・バットマンが登場。今回の動画では、トゥーフェイスに捕まったキャットウーマンを救出するというミッションが描かれます。なおバットマン操作時は、暗号シーケンサーなどのガジェットを使うことで次の目的地の情報を得られるので、行き先に迷うことはなさそうですね。僕の英語力の乏しさのために通信内容ははっきりわかりませんでしたが、どうやらトゥーフェイスに関することを話している雰囲気でした。通信相手は執事のアルフレッドだったりするんでしょうか?
ちなみに本作はオープンワールドタイプのACTで、広大なアーカム・シティを自由に駆けめぐれるのが魅力です。正直なところ、方向音痴の僕にとって広すぎるマップは不安でしたが、プレイ中は次にするべき行動がマップ上に“!マーク”で表示されるんですね。とりあえず物語を進めたいという人は、この目印に従えば安心というわけです。
バットマンには通常の移動とは別に、マントで飛行したりグラップルガンで高所に登ったりといった移動方法があります。広い街中をスムーズに渡り歩くには、これらのアクションの活用が重要になりそうです。高いところに登れば、敵を発見した時に“グライドキック”による不意打ちが可能になり、バトルの主導権を握ることも。思った以上にバットマンのグライドシーンが気持ちよさそうなので、早く試したくてウズウズします(笑)。
さて、トゥーフェイスの隠れ家に潜入する前に、情報収集の目的でワルそうな男たちを締め上げるバットマン。バトルの雰囲気は前述のキャットウーマンと似ていますが、モーションの1つ1つがダイナミックでパワフルなのはバットマンならではですね。というか、言葉を飾らずにぶっちゃけてしまうと“カッコイイ”の一言!! 立ちはだかる敵を次々に倒していく姿は、男でも女でもあこがれるスーパーヒーローの象徴です。ゲーム越しとはいえ、自分がそんなヒーローになれると思うと心がくすぐられます。
戦闘中のアクションは格闘技がメインですが、時にはガジェットを使うシーンもあります。こちらもキャットウーマンの時と同じく複雑な操作は必要ないので、ACTが苦手という人でもスタイリッシュにバットマンを動かせます。さらに敵をただ倒すだけでなく、捕まえて尋問するといったことも可能なようです。尋問は原作『バットマン』でもおなじみの行動なので、ファンなら思わずニヤリとできるでしょう。
バットマンに十分スポットが当てられたところで、場面はヴィラン(悪役)のトゥーフェイスへ。焼けただれた左半身を持つことで有名なトゥーフェイスですが、ゲームでもリアルに再現されていてビックリしました。僕のなかでは、映画『ダークナイト』でアーロン・エッカートが演じたトゥーフェイスが印象に残っていますが、本作の彼もイイ味が出ていますね。あ、映画をご覧になっていない方はぜひ観てみることをオススメします。正義と悪の二面性がよく描かれている名作ですので!!
先ほど活躍したキャットウーマンはトゥーフェイスに捕まり、バットマンは彼女が酸の海に落とされる前に救出することになります。8:40では見張りを気付かれないように昏倒させる場面があり、バットマンらしいステルスアクションの一部が確認できます。ところで、もしここで見張りに気付かれたらどうなるんですかね? まさかミッション失敗になってキャットウーマンが……。いや、考えないことにしよう。
この動画ではトゥーフェイスと直接対決するシーンはありませんが、本編の中ではそういった場面があるかもしれません。他にヴィランだけでも大勢の人数が登場するので、かなり奥深いストーリー展開が期待できそうですね。
■ 事件は一件落着! に見えたものの……? ■
トゥーフェイスを捕縛してミッションは解決したかのように思えましたが、何者かによる狙撃がキャットウーマンを襲います。犯罪者だらけのアーカム・シティでは、一時も気を抜けないというのが感じられますね。狙撃した犯人はどうやらジョーカーと絡んでいるようですが、いったいあの男はなにを考えているのやら……。
これまでアクションについて多く触れてきましたが、本作ではグラフィックも緻密(ちみつ)に作りこまれているのが特徴です。キャットウーマンが引っかいたキズがトゥーフェイスの顔にちゃんと残るなど、リアルなクオリティがところどころで確認できます。本作をプレイする時は、ぜひその点にも注目しながら遊んでみましょう!
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というわけで“Batman and Catwoman Gameplay Trailer”の見どころを紹介したところで、第5回は終わりです。今回のページは、筆者である僕の血と汗と涙と、締め切りをブっちぎられた電撃オンライン編集者(いやもう本当にゴメンナサイ!!)の怨念が詰まってできています。読んでくれた方が、1人でも多く楽しんでもらえれば幸せですね。
第6回は“Can you defeat a mind such as mine?”の動画についてお届けする予定ですので、皆さんお楽しみに!
【追記】映画の『バットマン』と『バットマン・リターンズ』を観ました。昔の作品だけど、Blu-ray Disc版だったので映像がキレイキレイ。今ではチープに感じられる演出やギミックも、微笑ましくていいですね。ジャック・ニコルソン演じるジョーカーは、ヒース・レジャーとは別の意味で病みつきになりました(笑)。
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[2011.11.16]THE・ナゾナゾタイム in アーカム・シティ!
どうも全世界の『バットマン』ファンの皆様、こんにちは。ライターのスズタクです。“バットマンLOVE”な人たちが待ちわびるPS3/Xbox 360用ソフト、『バットマン:アーカム・シティ』。とうとう発売がそこまで迫ってまいりましたね! 今回は前夜祭のような気持ちを込めつつ、本作の見どころを紹介していきますよ!!
■『S●W』じゃないよ。リドラーだよ■
今回のテーマは“Can you defeat a mind such as mine?”の動画。公式サイトで観られる6本の動画のうち、最新のティザートレーラーとなっています。これまでにジョーカーやヒューゴ・ストレンジ、キャットウーマンのプレイシーンなどいろいろ取り上げてきましたが、今回はナゾナゾ先生ことリドラーが主役になります。
ここでリドラーについて軽くおさらいしておきましょう。まずリドラーとは、『バットマン』シリーズに登場する有名なヴィラン(悪役)であり、謎に対して異常なまでの執着を見せる怪人です。身体能力が高いワケではないけど、天才的な頭脳を持ち、過去にバットマンと何度も知恵比べをしています。緑のスーツにハット帽、“?”マークのプリントなど外見もかなり個性的ですね。他の犯罪者と同様、バットマンに強い敵対心を抱いており、本作でどんな悪だくみを展開するのか注目です。
映像ではリドラーと思われるナレーションが流れる中、断片的なキーワードや謎の化学記号などが映し出されます。最後のほうには絶体絶命状態の隊員をバットマンが助けるシーンもあり、どうやらリドラーを追跡しているときのワンシーンが描かれているようです。映像全体が不気味な雰囲気で、かつ緊張感をあおるような演出になっているので、僕は観ているだけなのに心拍数がバクバクでした(汗)。
余談ですが、この映像を観て有名スリラー映画『SAW』を連想したのは僕だけでしょうか? なんというか、効果音の数々や画面全体がグリーンカラーな点、あと危険なニオイがプンプンするギミックとかマッチしすぎ(笑)。これでリドラーが「やあバットマン。ゲームをしよう」とか「生きるか死ぬか、選択はお前次第だ」とか言い出したら完璧ですね。はッ!? もしかしてリドラーの正体はジグ……ゲフンゲフン。
■断片的なキーワードが意味するものとは?■
先述のように、“Can you defeat a mind such as mine?”の動画にはさまざまなキーワードが英語で散りばめられています。ここではそれらをまとめてみたので、ぜひともチェックしてみましょう。キーワードは現段階では意味不明なものばかりですが、きっと本作をプレイするとこれらが1本の線になってつながる……はず! まずは動画のタイトルから見ていきましょう。
“Can you defeat a mind such as mine?”
このタイトルを日本語に訳すと「私の謎を打ち破れるか?」といった感じでしょうか。リドラーからバットマンへの挑戦状と取れる内容ですね。
“I SPY(動画の0:20)”
直訳すると「私は見張っている」。リドラーがバットマンを常に見ているという意味かと。
“WITH MY RIDDLE EYE(0:26)”
上記のI SPYの直後に表示されるキーワード。連続して読むと「私はこの目でお前を見張っているぞ」となるのかな?
“CAN YOU SEE...(0:39)”
訳は「お前には見えるか……」。直後のキーワードとつながっていきますね。
“WHAT I SEE?(0:41)”
CAN YOU SEE...から続けて読むと、「お前には私が見ているものが見えるか?」とつながります。なんとも謎かけをされているような感じです。
“THERE’AN...(0:52)”
こちらも直後とつながるキーワードですね。訳すなら「そこには……」とか。
“AMUSING TRANSFUSION(0:54)”
直訳すると「ユニークな注入」。……ちょっと意味が通りませんね。僕の英語力の限界です。TRANSFUSIONには“輸血”や“輸液”という意味もあり、映像の雰囲気を考えるとこちらのほうがしっくりくるかもしれません。そういえば、第4回で紹介した映像の中にジョーカーが左腕に点滴らしきモノを受けている姿がありましたが、それと関係あるのでしょうか?
“CAUSING CONFUSION(0:58)”
そしてこちらは「混乱を引き起こす」という意味。“THERE’AN...”からつなげて読むと、そこというのは、リドラーのアジトもしくはアーカム・シティのことで、“AMUSING TRANSFUSION”――“ゆかいな輸液”が“CAUSING CONFUSION”――“混乱を引き起こす”といったところでしょうか。リドラーが、この街で起こりうる大きなハプニングを予見しているように読み取れます。
“EVERYTHING AT STAKE(1:28)”
こちらは映像終了後に表示される謎のメッセージ。直後に文章がEVERYONE AT RISKに変化します。ものすっごい意訳をすると、「なにもかもが危険に瀕している」という意味合いになるのでしょうか?
というわけで、謎に満ちたキーワードばかりでしたが、個人的にAMUSING TRANSFUSIONが何を示しているのかが気になります。単純に考えちゃうと、前作にも登場したヴィランの1人・ベインのことが頭をよぎります。彼は、筋肉を強化する薬液・ヴェノムを使い、恐るべきパワーでバットマンを苦しめた悪党。来夏公開予定の映画最新作『ダークナイト ライジング』にも登場するようですが、はてさて……?
おっと! ちょっぴり話がズレましたが、今回はリドラーの映像にスポットを当ててお送りしてまいりました! 彼は、映画『バットマン・フォーエヴァー』でコンピュータの知識に長けた開発者として登場します。ゲームとはひと味違うキャラクターになっていますので、プレイする前にチェックしてみるのもイイと思いますよ!
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これにて第6回は終了となります。次回以降は、本作発売を記念した、とあるゲストのインタビュー企画やプレイ動画を用意していますので、皆さんお楽しみにっ!
【追記】前回に引き続いて『バットマン』の映画を借りました。ところが光陰矢のごとし、あれよあれよと別作業に追われる間に期限は終了。レンタルDVDを観ないまま返却したのは人生初めてだよ……。
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[2011.11.19]『バットマン』が大好きな“アノ人”のインタビューをお届け!
どうも全世界の『バットマン』ファンの皆様、こんにちは。てけおんです。いつもいつも“バットマンLOVE”な人たちに、PS3/Xbox 360用ソフト、『バットマン:アーカム・シティ』の情報をお届けしてまいりましたが、今週は『バットマン』が大好きだというこの方にお話を伺ってまいりました!
「こんにちは、椿姫彩菜です」
というワケで、今回は椿姫彩菜さんのインタビューをお届けしていきます! 電撃オンラインのニュースを見てご存じの人も多いかもしれませんが、椿姫さんは数々のゲームイベントにゲストとして出演したり、司会を務めたりするほどのゲーム好き。そんな椿姫さんが、本作をプレイしてどう感じたのか? そもそも椿姫さんが『バットマン』を好きになったのはどういう経緯だったのか? そんなお話などを聞いてみたいと思いますよ。
――それではまず最初に、椿姫さんが『バットマン』を好きになった経緯について教えてください。
小さいころに父が映画の『バットマン』を見せてくれたんです。それが『バットマン』を好きになったキッカケですね。
――映画ですか。どの作品だったか覚えていますか?
はい! ティム・バートンさんが監督されていた作品ですね。それと、父だけでなく母も好きだったんですよ。母がよく見ていたのはドラマシリーズでした。
――家族そろって『バットマン』がお好きだったんですね。では、ティム・バートンさんが監督をされた作品では、どちらが好きですか?
キャットウーマンが好きなので、彼女が活躍する『バットマン・リターンズ』が特に好きですね。
――キャットウーマンのどういったところが好きなのか教えていただけますか?
それはやはり、カッコよくてセクシーなところですね! 来年の夏に『ダークナイト ライジング』が公開されますが、この中にアン・ハサウェイさん演じるキャットウーマンが登場するんでとても気になっています。『ダークナイト』3部作のラストということで、ストーリー自体も気になるところなんですが、アン・ハサウェイさんがどんなキャットウーマン像を見せてくれるのかにも注目したいです!
――ちょっと順序が逆になってしまいましたが、椿姫さんが思う『バットマン』の魅力について聞かせてください。
なんと言っても、『バットマン』の独特な世界観ですね! 他の作品だと、ヒーローが特殊な能力を持っていたり、大勢の仲間と一緒に行動していたりして、どちらかというと明るい世界観になっている場合が多いと思うんです。それに比べると『バットマン』の世界観はとてもダークで、彼に味方する仲間もとても少なくて、特殊な能力もなく素手やガジェットを駆使して敵に立ち向かっていくことになります。そこが大きな魅力ですよね。
それに、財閥の御曹司として生活する普段の姿もおもしろいところです。いわゆる“お坊ちゃん”然とした姿だけでなく、いろいろなことに悩む弱い一面を見せてくれるところもいいところだと思います。
――先ほどキャットウーマンが好きだとおっしゃっていましたが、いわゆるヴィラン(悪役)で好きなキャラクターはいますか?
トゥーフェイスが好きですね。本来はいい人だったのに、ある事件がキッカケで、すべてをコインの裏表で決めてしまうような性格になってしまうんです。その変化の経緯などが、とても人間らしいなぁと思いました。
――それでは、続いてゲーム『バットマン:アーカム・シティ』について質問したいと思います。このゲームの第一印象を教えていただけますか?
そうですね……。言葉を選ばずに言ってしまうと、これまで外国の映画をゲーム化した作品って、映画自体のネームバリューに頼って勝負するような印象があったんです。ゲームとして見ると、歴史に残るような作品は本当に少ないと思います。ですから、不安はありました。
――“ありました”ということは、今は違うということでしょうか?
はい! インタビューの前に少し遊ばせていただいたんですが、とてもおもしろかったです。アーカム・シティの中を自由に、本当に自由に行き来できるんですよ! ワイヤーで一気に高いところに昇ったり、グライドで滑空したり……。動かしているだけで楽しいゲームでしたね。
『バットマン』に興味がある人でも、ゲームを遊び慣れていない人は大勢いると思うんですが、この作品は、そうしたゲームに不慣れな人たちへの配慮もしっかりとしているな、と感じました。
――どのあたりにゲームに遊び慣れていない人への配慮を感じましたか?
アクション部分ですね。とても簡単に技が繰り出せます。しかもその技も単調なモノの繰り返しではないので、触っていて飽きないんですよ。私自身も前作はプレイしていませんでしたが、まったくと言っていいほど気にならず、すんなりと『バットマン』の世界に入り込んで楽しむことができました。少ししか触れませんでしたので、もっとプレイしたいですね。あ! それと私の好きなキャットウーマンも自分で動かすことができるんですよ! これは大きなポイントですね。
――ありがとうございました! それでは最後に、この記事をご覧になっている皆さんにメッセージをお願いいたします。
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今回は椿姫彩菜さんのインタビューをお届けしてまいりましたがいかがでしたでしょうか? 話しているだけでも、本当に椿姫さんが『バットマン』を大好きで、このゲームをおもしろいと思っていることが伝わってきました!
さて、そんな椿姫さんの話を聞いて、てけおんも実際にプレイしてみたくなっちゃいました! というわけで、次回は本作のプレイ動画をお届けします。お楽しみに~。
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[2011.11.25]まだ『バットマン』を遊んでない人のためにプレイ動画を掲載!
どうも全世界の『バットマン』ファンの皆様、こんにちは。てけおんです。いつもいつも“バットマンLOVE”な人たちに、PS3/Xbox 360用ソフト、『バットマン:アーカム・シティ』の情報をお届けしてまいりましたが、今週でなんと最終回! 最後はまだ本作を遊んでいない人のために実況プレイ動画をお届けいたします!
実況プレイ動画は全部で3本。それぞれアクションシーンにスポットをあてたもの、街を飛び回るシーンに注目したもの、そしてトゥーフェイスやキャットウーマンが登場するものの3本となっています。プレイしているのは、ワタクシてけおんとXbox 360専門情報サイト“XNEWS”の管理人・西井さんです。
動画でも言っていますがこのゲーム、お世辞抜きにおもしろいです! 基本的に攻撃ボタンとカウンターボタン、そして方向キーの入力だけで戦闘アクションはこなせるようになっているのですが、まったく単調じゃないんですよ。……って、言いたいことはすべて動画の中で言ってしまっているので、ここで書くことがほとんどありません(笑)。そんなワケで、次の動画にいってみましょ~!
こちらの動画には、移動するシーンを入れてみました。しかしこれまた気持ちいい! グラップネル(ワイヤーガン)を使って一気に高所へ上昇し、地上の敵に向かって高所から舞い降りる……移動だけで本当に楽しいし気持ちいいんですよ。そして空中を滑降している時にもグラップネルで他の障害物に捕まって移動できるんですよね。これがまた気持ちいいっ! 各種アクションはそんなにタイミングがシビアではないので、アクションがあまり得意でない人でも、十分にバットマンを動かす楽しさを味わえると思います。それでは続いて、3本目の動画を見てみましょ~!
最後はちょっと長めに遊んでみましたが、撮影が終わった後もしばらく遊んじゃいました! だって本当におもしろいんですよコレ! アクロバティックな箱庭タイプのアクションゲームはいろいろとありますが、本作のアクションは屈指のデキだと言って過言でないと思います。単なるキャラゲーだと思って敬遠していたという人だけでなく、『バットマン』を知らないからという理由でスルーしてしまった人もまずは動画を見て、そしてぜひ遊んでみてくださいね。
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