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中原麻衣インタビュー

『ひぐらし』のヒロイン“レナ”役の中原麻衣さんに直撃インタビューを決行! 本作の見どころや感想などをうかがった。

真相にびっくり!
PS2版のみどころは?

――待ちに待った『ひぐらしのなく頃に祭』がいよいよ発売ですね。本作品の制作決定のお話を聞いた時の感想はいかがでしたか?
中原麻衣さん(以下、中原。敬称略): まずPS2っていうことは、規制が厳しいんじゃないかな、発売できるのかなってちょっと不安に思って(笑)。でも原作のテイストをそのまま残しつつ、新しいお話も3話加わるということで、よかったです。
――今回のPS2版に出演して、物語の全体像がわかったかと思いますが、作品への印象はなにか変わりましたか?
中原:そもそも『ひぐらしのなく頃に』のお仕事は『鬼隠し編』のドラマCDから始まったんですけど、冒頭はかわいい女の子たちがキャーキャー遊んでる感じだったんです。でもそこにいきなり不穏な空気が流れ出して、最終的には思いもよらない結末になったので、とても驚きました。『鬼隠し編』だけでも「なんだこの怖い作品は!」って思ってたんですけど、それがどんどん謎解きされていくにしたがって、裏になにか1本の糸があるのが見えてきて。でもその糸の正体は、レナが主役の『罪滅し編』のアニメをやり終えた段階でも、まだよくわからなかったんです。なので、今回のお話で『ひぐらし』世界の謎の真相を知って、「まさかそんなところまでいくなんて!」とびっくりしました。犯人は誰で、なぜこうなったのか、それまでにもいっぱい考えてたんですけど、まさかそんなことが起こっているとは……という感じでしたね。
――ちなみに中原さんは、初めのうちはどんな推理をされてたんでしょうか?
中原:最初に台本を読んだときは、「え、これはどういうこと!?」って感じでした。『鬼隠し編』のラストを見たときは、犯人が誰というか、人が起こした事件なのか祟りなのかというのも、全然わからなかったです。真剣に、レナと魅音はおかしくなっちゃったと思いました。
――PS2版には、これまでと違った結末になる新シナリオも収録されていますね。
中原:私は新シナリオにはあまり出ていないんですけど、「こんな展開になるのか~!」って最初、びっくりしました。このゲームの収録前に段ボール箱4つ分のびっくりする量の台本が届いて、これはちょっと時間もないし全部読めないかなって思ってたんですよ。でも、もし明日収録って言われたら大変なので、とりあえずレナの絡んでる部分だけでも押さえておこうと思ったんですね。で、まぁ、どういうお話なのか、さわりだけ読もうかしら……と読み始めたら、「あら、これおもしろい!」って(笑)。すーごい時間がないのに、朝まで読んじゃった。それくらい、新シナリオも魅力的なお話でした。
――PS2版のお気に入りシーン、注目してほしいシーンはありますか?
中原:やっぱりレナがメインの『罪滅し編』は印象深くて、その中でも特にクライマックスのシーンが印象に残ってます。お家でゲームの台本を読みながらちょっと泣いちゃったくらい、すごく好きなシーンです。アニメでもあった場面なんですけど、ゲームだと「このシーン何ページあるの!?」っていうくらい長かったです。今回、感情の流れを出したいこともあって、このシーンは一気に録らせていただいたんですが、一連の流れでやっていると気分が乗ってきて、息づかいから違ってくるんですよね。で、30ページくらい一気にやれちゃいました。でもずっと激しいシーンだったので、声を張ったり叫んだりしていて、そこはちょっと辛かったですね。
――一番怖かったシーン、痛いと思ったシーンはどこでしたか?
中原:やっぱり『目明し編』の詩音の“ツメ”のシーンですね。あれはもう痛かったー!! アニメの収録の時なんかアフレコを見ていられなくて、雪野さんに「ごめんなさい、外出てます……」って言って出てしまいました。想像するだけで痛かったです。
――ちなみに、怖いシーンと明るいシーンではどちらがお好きですか?
中原:怖いシーンのほうがインパクトは強いんですけど、魅音が圭一と接していて「圭ちゃんのことが好き」って言って赤くなったりするシーンが好きです。あとは明るいシーンだと、綿流しのお祭りに行って、みんなで射的をやったりする部活シーンが印象に残ってますね。
――ありがとうございました。

この他「G's Festival!」本誌では、中原さん的『ひぐらし』キャラの魅力や収録中のこぼれ話なども掲載。『ひぐらし』ファンはそちらも読んで、より深く“レナ”の魅力に触れてみてほしい。

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